目覚め(By 南風)


石原雄三60歳。

去年60歳になり、定年退職した。

埼玉から東京に流れる荒川沿いのマンションに一人住まい。

定年までは埼玉の一戸建てに住んでいたが、一人住まいに一戸建ては色々と煩わしいことが多く、年が替わるとすぐに今のマンションに引っ越したのである。

三年前に上さんが急死してしまい、二人の子供も相次いで独立。

一人になった当初は寂しくて堪らなかったものだが、最近は、特に今のマンションに越してきてからは、一人の生活もまんざらでもなくなっていた。

今朝もいつものように荒川土手を散歩してきた。

荒川土手の陽当たりの良い斜面は黄色から薄緑色になりつつある。

今日は久しぶりの晴天。トレーナーの上着を脱ぐとひんやりとした空気を感じると同時に太陽の温もりをシャツの上から感じる。

河川敷でゴルフを楽しんでる人たち。雄三は両手を上に伸ばし、大きく深呼吸した

。手足を何の順序も なく、伸ばしたり屈伸したり。165センチで92キロ。丸く肥満した体躯は、遠くから見ればかなりユーモラスに見えたに違いない。

軽く汗をかきながら自宅マンションに戻った。

20階建ての15階。ベランダに出ればいま歩いた土手や遠くに鉄橋も見える。

雄三はこの景色に満足していた。

ガスストーブを点けてから軽くシャワーを浴び、バスタオルで体を拭きながらタンスの引き出しを探った。

一人の生活になってからの楽しみ、越中褌一枚で過ごすこと。

寒い今の時期は暖房を効かさねばならぬ。

真っ白な越中を身に付け玄関の姿見に映してみる。

「うん、我ながらいい感じだね。」

「もう少し緩めのほうがいいかな。」

玄関前は暖房がないので流石に寒い。

居間に戻ってパソコンの前に座る。

ここまではいつもの通り。

スイッチを入れ、自分のブログを確認。

メッセージが数通きている。殆どが雄三との交際希望である。

雄三はこのメッセージを半分煩わしく、半分楽しみにしている。

振り返ってみれば、自分の人生でこんなに持てたことはなかった。

もちろん現役の頃は会社の部下を連れて銀座に繰り出したりしたものだ。

それなりにチヤホヤされたものだ。

しかし彼女等は雄三のバックである会社のお陰であることも分かっていた。

それが今は正真正銘雄三自身が持てている のである。

但し相手は同性の男であるだけのこと。

「今日はどの画像をアップしようかな。ちょっと褌弛めてムスコを見せちゃうかな。」

一通り作業を終えてネットサーフィン。

久し振りに「パパの隠れ家」でも覗いてみるか。誰か好い人がいるかな。

「うん?なになに、月に一度程度、越中を楽しむ会。全員60歳以上、普通から太目体型。」 何か面白そうだなあ、行くかどうかは別として、取り敢えずメールしてみよう。

「参加希望、詳細知りたい」 そんなメールを出したことも忘れかけていた頃、 「来月第一土曜日に越中の会を開きます。この度は参加申し込み有り難うございます。集合場所、時間等は以下の通りです。」

返事が来てしまうと今度は迷いが出てきた。

迷っているうちに当日になってしまった。

「今さら迷っても仕方ないか、合わなかったら次回は行かなければいいだけなんだから」 約束の駅まで行き、指定された場所に行くと、既に先方は来ていた。

メールにも書いてあった通りの小柄で多少太り気味の初老の紳士。

なかなかいい感じの人だと雄三は思った。

「ユーサンですか?」

「はい、テルオさんですか?」 雄三はメールに書いてあった名前を言った。

「なかなか素敵な方ですねえ、こりゃあ、大人気になりますな。さあ、こちらです。」

大通りに面した洒落たマンションだった。六階までエレベーターで上がり、テルオが鍵を開け、中に入った。

居間と寝室だけの間取りらしい。家具類は小綺麗になっていたが、あまり生活感のない部屋だった。

「そのうち皆集まりますから我々で先にやっていましょうか。」

居間にはカーペットが敷いてあり、真ん中に座敷テーブルが置いてあった。

座布団が五枚、テーブルには焼酎のボトル、紙コップ、枝豆やスナック類も並んでいた。

寝室からテルオが出てきた。もう越中姿であった。

「さあ、ユーサンも着替えてきてください。」

ハンガーを一つ渡された。意を決して雄三も寝室で越中一枚になり、少し前を隠すような姿勢で居間に戻った。

「やあ、ほんとに立派な身体ですなあ、越中がよく似合ってる。」

「いえいえ、ほんとにお恥ずかしい。」

「そのうち、あと三人きますから先に始めましょう、さあどうぞ一杯。」

テルオは冷蔵庫から冷えたカンビールを取りだし雄三に勧めた。

緊張しているせいか、部屋の暖房が強いせいか喉が渇きビールが旨かった。

テルオはすぐ次のビールを取りだし雄三に勧めた。

部屋のチャイムが鳴ったような気がした。その時雄三は仰向けに寝転がり、高いびきをかいていた。

仰向けに寝ている周りを三人の男達が見下ろしていたのを雄三は知らない。
右手首の痛さで目が覚めた。しかし目が開かない。

どうも右手首は何かに繋がれているらしい。

声を出そうとするも口が開かない。苦しい悶え声が出せるだけ。

どうも手も足も拘束されているらしい。

多分ここはベッドの上で、手足を大の字に縛られているようだ。

目と口はガムテープ?

しかしいったい何で?

段々思い出してきた。

そうだ確かカンビールを一本飲んで、、、二本目を飲もうとしたところから記憶がない。

今の状況を考えると、俺は睡眠薬でも飲まされたに違いない。

しかし、何で?俺は殺されるのか、、、いやいや、殺すのが目的だったらこん な面倒臭いことはしないだろう。もうとっくに殺されているはず。

誘拐でもないだろうし、、、。

身体の右側の空気が動いた気がした。

誰かいる。耳をじっと澄ました。

ベッドの右腰あたりがグッと沈んだ。

「誰だ!」と叫ぶつもりだったが、うめき声しか出ない。

じっと身構える。

とはいってもこっちは全く抵抗できない。

開かれた足の間にある玉袋が手のひらで掬い上げられた。

思わず全身に鳥肌が立つような、足を竦めようとするも、足首の痛さに負け、大腿の力を弛めた。

「ああ、何てことだ、今の俺は素っ裸で、全く知らない奴の目に晒されているわけだ。」

まだ奴は隣に座っている。

奴の視線を身体に感じる。

また玉袋を弄びだした。手のひらに乗せ、まるで重さを計るように。

今度は雄三も前のようには反応しなかった。しかし全神経が股間に集中していた。

不意に右乳首に電気が走った。ほんの僅かに、触れるか触れない程度に指先を感じる。

雄三は元々乳首が感じるほうだが、不意をつかれた分、刺激があった。

思わず胸に手を当てようとしたものだから、両手首がひどく痛かった。

今度は股間から胸に神経が集中した。

自然に身構えてしまうのである。

その間も玉袋は揉みしだかれていた。

ただ一定のリズムがあると慣れてしまうのである。

頭の両サイドが同時に沈み込んだ。

ということは俺の胯間を弄っている奴と合わせて三人いるのか。

不気味なのは誰も声を発し ないのだ。

俺の身体の上で目と目で会話しているようだ。

両乳首に電気が走る。

左だったり右だったり。奴等は俺の反応を遊んでいる。

分かってはいるが身体が 反応してしまう。

「あっあっ!」 胯間がいきなり暖かいものの中にすっぽり包まれた。

「絶対反応しちゃ駄目だ。」

思いとは逆にみるみる相手の口の中で膨張していってしまう。

両乳首も舌の攻撃。

「そうかい、そいかい。そんじゃあこっちだって本気で楽しんでやる。」

そう思った雄三の心をまるで読み取ったかのように、奴等の攻撃がピタッと止まってしまった。

側にも人の気配がない。

何か物凄い焦燥感のようなものが湧いてくる。

「おーい、どうしちゃったんだよー」 フガフガと叫んでも誰も来ない。

途中まで噴き上げかけてたマグマが行き場を無くしてしまっている。
雄三の気持ちが収まり、少しうとうとしていると、またしても先程の行為が繰り返された。

一度経験しているため、雄三の身体もすぐに高揚していった。

雄三が登り詰めようとした時、またしても彼らの行為が止まってしまう。

「ちくしょう、寸止めっていうことか」

雄三は自分で出してしまいたいと思ったが、この状況では無理というものだった。

三度目が始まった。今回は今までと違った。両足が解放されたのだ。

雄三は嫌な予感がした。

雄三はアナルの経験は無かった、したいとも思っていなかった。

しかし相手は三人、もう抵抗する気力も無かった。

両足を大きく持ち上げられ、誰かのものが肛門に押し当てられた。

その前に指で油をさんざん塗られていたせいか、また雄三も観念して協力的になっていたせいか、雄三も意外と感じたほどスルッと入ってきてしまった。

勿論、かなり痛くはあったが我慢出来ないほどではなかった。

相手の腰の動きに、痛さの中に快感も混ざってきた。

後の二人が雄三のモノを扱き、乳首を吸い、、、

今度は雄三も一気に果てた。

今回は最後まで行かせてくれた。

挿入していた相手も頂点に達したらしく、雄三から自分のモノを 引き出し、自分で扱きだした。

これに合わせて他の二人がも雄三の横で膝まづき、其々を扱きだした。

流石に三人ともウッと声を発し、雄三の上で果てた

。雄三の胸や腹の上に温かいものが次々と放出された。

それは雄三が放出したものと混じり合い、兄弟の契りのようでもあり ました。

三人は雄三の身体を愛撫しながら、四人のモノを混ぜ合わせ、自分たちの胸や腹に塗りたくりました。

雄三にはその行為は見えなかったが十分に想像出 来ました。

「目隠しを外しますよ、ユーサン」 雄三の顔の上に三人の顔があった。

一人は最初にあったテルオだった。

三人ともニコニコしている。

雄三の手首のロープをほどき、雄三の身体を起こした。

三人が一斉に頭を下げ、 「大変失礼の数々、申し訳ありませんでした。」 三人は雄三に深々と頭を下げた。

「警察に届けますか?私たちはそうされても仕方ないと考えています。でもどうしてこんなことをしたのか理由を話させて下さい。」

「警察に届けるったって、こんなこと届けられるわけないでしょう!」 雄三は形だけ怒って言った。

それはテルオだけでなく、後の二人も温厚な感じで、とても今までの行為と結び付かなかったからでした。

彼等三人は軽いSM同好会的な会を楽しんでいること。

雄三を見てから、どうしても仲間になって欲しかったこと。

でもSMなんて言ったら普通の人は尻込みしてしまう。

そこで一か八かいきなり体験させてしまった、恐らく警察沙汰になることはないと思っていたが、万一そうなっても仕方無い、それだけ雄三に仲間になって欲しかったということだった。

「で、どうされますか?警察に訴えますか?」

「勿論、警察、、、」と言って雄三は三人の顔を順に見ていった。 「、、には届けませんよ。こんなこと説明もできないし。正直、あんたがたの仲間になりたいと思っちゃいました。」

三人が同時に雄三に抱きついてきた。

「ありがとう、有り難う、本当に嬉しいよ。」 一人が言いました。

「うわー、汚いなあ。皆ベトベトですよ。」

「そのうちね、これが汚くなくなるの。」

そう言って一人が自分の身体を擦り、雄三の腹に擦り付けました。

「うわー!」

笑いながら嫌がる雄三に三人の歓迎を込めたベトベト攻撃が続きました。

雄三は自宅に戻りました。長かったようですが、一日経過しただけでした。

凄い一日、でも何となくワクワクする気持ちで荒川土手を行き交う人たちを見ておりました。

(Posted by Ichi : 南風さんの了解を得て熟年男性専科2に掲載されたものを転載致しました。)

*「Ichi&お仲間の作品(禁18歳未満)」に戻る。

カテゴリー: 作者:南風 パーマリンク

目覚め(By 南風) への2件のフィードバック

  1. 中島教之 より:

    うわーすごい、僕もお仲間に入れて、縛られて思い切りやられたいよ~

  2. 僕も経験したいです!

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