駐在さんも真っ裸(By 裸武道家♂)


蒸し暑い晩だった。ペダルを踏むたびに、新たな汗がどんどん流れてくる。
還暦近いこの俺が、ひたむきな若い巡査のように汗かいて……ついさっきも、
飲み会の帰りだという村役場の男たちと出くわし、親しい顔ぶれも見えたので
自転車を停めて立ち話をしたところだが、ほろ酔いの出納係長に「駐在さん、
今日は汗くさいよ」と顔をしかめられてしまった。風呂に入ってさっぱりして、
ビールでも飲みたいだろうにねぇと、同情してもくれたが。
なんせ、やせないとな……やりとりを思い出しながら、植村隆造は苦笑した。
汗かきなのは太り過ぎのせいだ。そうひどい肥満体ではないものの、昨年の春、
腰を痛めてから柔道の稽古をサボりがちになり、同時に体重が増え始めた。
非番の日、町のスポーツジムにでも通ってみるか……自転車を走らせながら
そんなことを考えていると、植村は思わず目を見張る光景に出会った。
ここら辺は民家がまばらな地区だ。植村の目線を捕えたのは、集会所の建物
――村の農家の男たちの寄り合い場所で、しょっちゅう酒の席が催される――
正確に言うと、その建物の前にいる中年男の姿だった。

「石本さん、何やってるんだよ!」
近所の稲作農家の主人である。植村とはもちろん知り合いだ。
石本は、素っ裸だった。パンツ一枚はいてすらいない。そしてあろうことか、
その格好で「イチ、ニ、イチ、ニ」と声を出しながら、体操をしているのだ。
「よおっ、駐在さん。今夜は暑いねぇ!」
植村に気付き、石本は陽気に挨拶をよこした。体操を中断するわけではない。
素っ裸で仁王立ちして、両手を腰に当て上体を反らせる、両腕をぐるりとまわす、
ピョンピョンと軽く垂直にとび跳ねる……路上灯もすぐ近くに設置されていて、
夜闇のなかでも男の裸体はしっかり眺めることができる。農作業で鍛えられた、
なかなか筋骨たくましい肉体である。
そしてまた……股間のイチモツも立派なものだ。大きさはさほどでもないが、
ずるむけの亀頭がえらく雁高なのだ。しかも、節操なく半分勃起している。

「なんだよぉ、駐在さん」石本は悪びれない。どうやら酔っているようだ。
「俺が真っ裸で体操して、チンポぶらぶらさせてるのが面白いのか?」
「ああ、面白いね。男の裸踊りってヤツは、滑稽でさ」植村は笑ってみせた。
「それもこんな道のまん中で。ただ、その使い込んだチンポを女の子に見せて
喜んでもらいたい気持ちはわかるけどな、こんな遅い時間に女子供は通らんよ。
包茎の男どもが2、3人、通りすがりに羨ましがってくれるかもな」
へへっ、と、フルチンの石本はいたずら小僧のような笑いを返してきた。
「そんな危ねぇことするかよ。酒飲んでたら暑くてもうどうしようもないから、
チンポに風を当ててただけだよ。だから駐在さん、逮捕しないでくれよな」
「そうだなぁ。俺が粗チンなら、嫉妬して手錠かけるところだが」
なんとも愉快になってくる。植村は笑いながら、石本の股間を指差した。
「しかし、豪快だね。石本さんの、勃ってきちゃってるよ」
汗まみれの警察官と素っ裸の男は、大声で笑い合う。そして、集会所からも
男たちの笑い声が洩れてくる。今夜もやはり寄り合いの名目で酒の席が開かれ、
今は12、3名がここに泊まるつもりで飲み続けているという。
「それで、猥談で盛り上がっちまって。こう、ムズムズっと……な」
石本はニヤけながら、半勃ちのサオに手を添え、やわやわと揉んでみせる。
そしてそのまま、センズリをおっ始めたのだ。

もう勝手にしろ……植村は自転車の横で腕組みして、石本が勃起したものを
懸命にしごき立てるのを見ていた。まあ、楽しくていいじゃないか、とは思う。男は
こうしてバカになりたいときがある。
「ああっと……出そう、出そう……出るぞっ!」
上ずった声で呟きながら、石本はチンポの先端から白い液体を宙に飛ばした。
制服を汚されてはかなわないと、植村は反射的に2、3歩退く。しっかしまあ、
ピューピューよく出すな――と、呑気に感心しながら。
「ご苦労さん。えらい気持ちよさそうだったな」
そう茶化すと、石本はさすがに照れたような顔でひとつ頭を下げた。射精し、
冷静になったのだろう。だが、相変わらずチンポを手で隠したりはしない。

駐在さんも1杯、酒とは言わんが麦茶ぐらい飲んで休んで行ってくださいと
石本に誘われ、植村はその言葉に従うことにした。ちょうどいい、挨拶をして、
あまり無茶な飲み方はしないようにやんわり注意を促しておこう――
「これはこれは、植村さん。夜間勤務、ご苦労さまです!」
ジャガイモ農家の婿養子、熊田という親父が立ち上がって最敬礼をしてくる。
警察官を真似た、額に手刀を当てるポーズだ。他の連中も愛想よく「よおっ」
「オッス」と、きちんと顔を上げて挨拶を返してくれる。二十畳の部屋には、
男たちの体臭と汗臭さと酒の匂いが立ちこめていた。
部屋の光景を見た途端、植村は予想どおりの状況に笑い出してしまった。
「なんだなんだ、俺は間違って銭湯に来ちまったのか?」
石本以外にも、5人の男が全裸になっていた。股間をまったく隠そうとせず、
キンタマ袋とサオを丸出しにして歩きまわったり、あぐらをかいたりしている。
熊田もその1人で、敬礼はフルチンでやってのけたのだ。サツマ芋農家を営む
松崎という小太りのおっさんなど、小さめの仮性包茎を箸で突つかれながら、
「おい、勃っちゃうよ、勃っちゃうよ」などと豪快に笑っている有様だ。
実際、センズリ披露に至った石本ほどではないが、数名は軽く勃起している。
経験豊富な大人の男ばかりの酒席で、さぞかし露骨で濃密な猥談が交わされた
ことだろう。素っ裸になった連中を勃起させて恥ずかしがらせて楽しむために、
ことさら下品な俗語なども使われたにちがいない。

この農村の駐在所に配置されて2年。ここいらの男たちは元気者で豪傑だが、
品性に欠けるという評判は何度も耳にしてきた。新年会で誰それが裸になった、
花見でマラの大きさ較べをやった、という笑い話もめずらしくなかった。
しかし、植村はこれまでに何度か農家の男たちと酒を飲む機会はあったのに、
そうした「裸宴会」を目の当たりにするのは正真正銘、今夜が初めてのことだ。
たまたまなのか、それとも今までは、ある程度まで親しくなっても俺は警察官、
同席で裸になるのは遠慮があったということか。だとしたら今夜、こうやって
男たちが無防備でいてくれるのは、実にうれしいことだ。

全裸の6人以外は、上半身裸か、パンツひとつ。いや、ふんどし一枚という
男気のある猛者が1人いる。仲間内で「長老」と呼ばれる、河野のじいさんだ。
還暦をとうに過ぎ、今は畑を息子に譲って年金で暮らしているご隠居である。
「どうもこんばんは、長老」最敬礼しながら、植村は笑顔で近付いていった。
「長老のふんどし、拝見させていただいて光栄です。武道家の衿持ですね」
河野は剣道の有段者である。高校時代に通っていた剣道場の師範に影響され、
普段から越中ふんどしを締めるようになったという話は、植村も知っていた。
「いやはや、これは……こんな薄汚いものを駐在殿にお見せしてしまって」
長老はニヤニヤ笑いながら立ち上がった。年齢のわりに筋肉が衰えていない。
畑仕事を引退した分、剣道に熱中しているのだ。色黒で張りと艶のある裸体に、
短く刈り込んだ白髪頭。武道家然とした外見に、白の越中は似合っている。
「小汚いふんどしなんざ、お見せするものではないですな」
そう言いながら、長老は植村の真正面に立ち、するりとふんどしをはずした。
苦笑する植村の目前で、褐色の大きなマラがごろんと転がり出る。

「おっ、ふんどしはずした! 長老がふんどしをはずしたぞ!」
熊田が大げさにはしゃいで喧伝する。男たちは笑い混じりの歓声を上げる。
拍手する者さえいる。石本と松崎が雰囲気に乗じ、フルチンで裸踊りを始めた。
これに備えたのか、松崎はいつのまにかサオを勃たせて仮性の包皮をむき上げ、
今や亀頭をしっかり露出させている。裸芸にも体裁が必要ということか。
「おお、チンポぶらぶらさせて気持ちよさそうだなぁ!」
裸踊りする2人を、長老が大きな声で囃し立てる。そして植村に向き直ると、
自分のマラを軽く握りながら、ぐいと見せつけるように腰を突き出してきた。
「駐在さん。ここでチンポさらけ出しても、逮捕されませんわな?」
「まあ、気心の知れた男同士ですからね」
その返事にニヤリと笑うと、長老は何を思ったか、あお向けに向寝ころんだ。
真っ裸でゆうゆうと手足を伸ばし、大の字になる。
「いい気持ちだ。キンタマまる出し! チンポまる出し! 俺は男だぁ!」
男たちが笑って喝采すると、長老はそれに応えるように、手を触れることなく
マラをくいっ、くいっと小さく動かしてみせる。
「長老……頭に血が昇りますよ、そんなに興奮しちゃ」
長老の羞恥心のなさと、本気で心配する植村の表情に、男たちが大声で笑う。

やがて、長老は勢いよく起き上がり、石本、松崎に加わって裸踊りを始めた。
3人とも両手を掲げ、足をばたつかせ、豪快にマラとキンタマをぶらつかせる。
マラの大きさは、松崎が幕下、石本が小結、長老が大関といったところか。
「駐在さん、暑かったでしょう。麦茶でもどうぞ」
笑い続ける植村に、小柴という上半身裸の男がコップを差し出してくる。
「これはどうも……いただきます。小柴さん、あんたは上品ですな?」
裸は上半身だけで、パンツ一枚ではなくズボンも穿いている。それを言うと、
小柴は人の好さそうな顔にいくらか困惑したような色を浮かべた。
「そうですね。でも、長老がふんどしをはずしたんだから、やっぱりね……」
やけに神妙な言い方だ。そして、何やら「よし!」と、ひとつ大きく頷くと、
自分のズボンのベルトに手をかけて、パンツごと膝まで押し下げた。
「おい、長老がチンポ出したんだ。もう全員、素っ裸になるしかないぞ!」
小柴が声を張り上げる。植村は笑いながらコップの中身をぐいと喉に流した。
その途端……すぐに気付いた。麦茶ではない、こりゃ焼酎だ!

小柴のひと声に、真っ裸にならずにやり過ごしていた数名が、立ち上がって
苦笑まじりにパンツを脱ぎ捨てる。最後の一枚を取り去る男たちの羞恥心など、
瞬時にして猥雑な陽気さのなかに吸い込まれてしまう。
これで植村を除いて、この宴席にいる男全員が、フルチンの素っ裸になった。
いい眺めだ。極端に小さいサオや真性包茎は見当たらない。仮性包茎の松崎も
今は亀頭がきちんと顔を出している。どれも立派な大人の男のマラである。
裸踊りの3人組は下品さを増し、女の腰を抱くように両手を前に出しながら、
股ぐらを突き出したり引っ込めたりする動きで大いに笑いを取ったりしている。
「駐在さん、何やってるんだ。あんたもさっさと真っ裸になれよ!」
石本が裸踊りを続けながら、怒鳴り声で指図してくる。植村は目を見張った。
「あんた、勤務中なのに酒飲んだじゃないか。署長に報告されたくなかったら、
裸踊りの一つ二つやれよ。そしたら俺らの仲間だ、チクったりしないからさ」
そう意地悪くもなく、小柴が同調する。むしろ親しみの込もった口ぶりだ。
まったく何てこった……植村はしばし狼狽したが、決して不快ではなかった。
あの焼酎は麦茶だと騙されたんだ、などとまっとうな反論をする気もなかった。
石本の気持ちよさそうなセンズリ、全裸で大の字になってみせる長老の男ぶり、
裸踊りにぶらつくキンタマ……俺も馬鹿をやりたい、心底からそう思った。

「わかりました。それじゃ失礼します!」
汗くさい制帽を取って足もとに置くと、ワイシャツ、丸首シャツ、ズボンと、
植村はどんどん脱いでいった。ほどなく、くたびれたトランクス一枚になると、
それすら大した躊躇もなく脱ぎ捨て、真っ裸で仁王立ちしてみせた。
「おおっ、駐在さん、とんでもない大っきいチンポ持っとるなぁ」
「ほんとにすげぇや、馬並みだぞ。キンタマもタヌキ並みだしな」
「亀頭がテカテカ黒光りしてるぞ。よく出し入れするから磨かれるんだな」
どよめきと拍手に乗じ、男たちは露骨なことを言い立てる。それらの言葉に、
植村は羞恥心ではなく、自尊心がくすぐられるのを感じた。そしてその思いは、
股ぐらを心地よくむず痒くさせる。真っ裸で両手を腰に当て、股間を突き出す。
植村のサオは、衆人環視のなかで、むくむくと頭をもたげていくのだった。
「おいおい、駐在さん。そんな露骨に勃てるなよ。こっちが恥ずかしいよ」
長老が茶化し、笑いが起こる。植村もさすがに少しばかり照れ笑いをした。

新米巡査の頃、柔道の稽古後の道場で、先輩に余興を命じられたことがある。
非番日の自主稽古だったこともあり、酒が入っていた。全裸芸をやらされるのは、
新米としてはありがちな災難だったかもしれない。当時の植村は恥ずかしさで
ベソをかきながら、逆らえずに素っ裸になって、盆を両手に裸踊りをした。
だが、盆で少しは隠せる裸踊りは最初だけで、どじょうすくい、阿波踊りと、
むくつけき大勢の先輩方の目前で、とにかく陰茎をさらけ出すよう命じられた。
勃起させた陰茎で卵を割らされたあと、センズリをかかされ、若かっただけに、
自分でもこりゃ小便じゃないかと思うほど大量の精液を放った。
あげくのはてに、新米のくせにチンポでかくて生意気だ、と因縁をつけられ、
床に放った自分の精液をチンポに塗りたくられて、背中に墨で「センズリ快感」
と書き殴られた真っ裸のままで廊下を歩かされた。
あのとき辱めが終わったあと、屈辱とともに妙な感情が湧き起こったことを、
植村は忘れられないでいる。
俺のデカマラを、もっと大勢に見られ、驚かれ、羨ましがられたい――

「駐在さん、チンポ出して突っ立ってるだけじゃダメだ。何か芸やれよ」
石本に促されて、植村は裸踊りを始めた。滑稽な盆踊りのような動きをする。
それを勢いづけるように、長老がのんびり手拍子を付けながら民謡を歌い出し、
男衆たちがそれに唱和する。陽気な男衆たち十数名分の歌声と手拍子に合わせ、
植村はいい気分で素っ裸の身体を動かす。途中の「ヨイヨイ!」のところでは、
リズムに合わせて股ぐらをグイグイッ、と突き出してみせた。
陰茎は最大限に膨れ上がり、青筋もここ数年にないほどくっきり浮いている。
それを指差され、茶化され、呆れられながら、恥ずかしがることなく突き出し、
むしろ見せつけるようにして裸踊りをする。これが男というものだ。

手拍子を打つ男たちの股間をそれとなく眺めまわすと、石本と松崎をはじめ、
半数以上が勃起している。1番大きいのはやはり長老で、半勃ちだというのに、
完全に勃起している石本たちよりも長く、太い。
だが、それでも俺の平常時並みだ――子供じみた優越感だが、それを実感し、
植村はまた股間にむず痒さを覚えた。勃っている俺のマラにかなう奴はいない。
それを丸出しにして裸踊りをする。いい気分だ。俺は男だ。益荒男だ。
あまりの興奮に一瞬、頭がクラッとした。よろけそうになるのを立て直して、
裸踊りを続ける。と、手拍子に混じって、また新たな笑いがはじけた。
「駐在さん、汁! チンポから汁が出てるよ! 先走りの汁!」
小柴が指差して笑う。見ると確かに、植村のビンと勃起したマラの先端から、
ツーッと糸が垂れている。裸踊りの動きにつれて、それが細い振り子のように
頼りなくプラプラとゆれているのだった。
クラッときた瞬間、もしかしたら自分は射精したんじゃないかと思っていた。
だが、その数歩手前だったわけだ。

「よっしゃ、駐在さんを囲め! 素っ裸でぶつかり合うぞ!」
長老の声に、賛同のどよめきが湧いたかと思うや、素っ裸の植村に向かって、
素っ裸の男衆たちが突進するようにいっせいに近付いてきた。そして次の瞬間、
植村は全裸の押しくらまんじゅうの中心で身動きできなくなっていた。
「それ、それ、もっと肌をこすり合え。裸に裸をこすり付けろ!」
男の体臭と腋臭にまみれ、植村は呼吸困難になりそうだった。だがそれより、
屈強な男の裸がぶつかり合う押しくらまんじゅうの迫力に、人肌のぬくもりに、
たまらない幸福感を覚えていた。ああ、男っていいもんだ。汗臭くて、温かい。
裸の腹、胸、背中に、同じく裸の肉体がこすり付けられる。肌を密着させると、
自分と相手の汗が一緒くたにされてベチャベチャと湿った音を立てる。熱気で、
さらに汗の量が増す。
そしてそれ以上に――植村の勃起したチンポは、男たちの太ももに、下腹に、
こすり付けられて高められる。時には、勃起したチンポ同士が絡み合う。また、
自分の尻ぺたに誰かの陰茎がへばり付くのを感じる。
たまらなかった。植村はすでに先走りを流している。ちょっと気を抜いたら、
あっというまに射精してしまいそうだ。だが――恥ずかしさよりもプライドが、
それを拒んでいた。まだ駄目だ。瞬殺は駄目だ。こいつら、俺が気をいかせて
精を放つのを見たいんだ。それなら、こらえて、こらえて、極限までこらえて、
最後にめいっぱい気持ちよさそうなツラをして、思いきりぶっぱなしてやろう。
たちまち洩らしたりしたら、まぬけというものだ。

「おいおい、ケツの穴にチンポが入らんよう、それだけは気を付けような!」
石本の言葉に、全裸の男たちがいっせいに笑う。その笑い声に混じって、
「やべ……俺、出そう」「俺も……俺も……いきそう」切迫した呻きが洩れる。
「あっ、ああっ……出るー!」小柴が声を上げた。その瞬間、植村は尻ぺたに、
生あたたかいものを感じた。同時に、生ぐさい臭いが漂い始める。
「駐在さん、すみません。あんたのケツぺたに精液ぶちまけたよ」
押しくらまんじゅうの群れから離れながら、小柴がさほど悪びれずに詫びる。
射精したばかりの証として、勃起したチンポの先端から白い糸が垂れている。
それから何人かが次々と果て、植村は下腹や太ももに彼らの精液を受けた。
栗の花の匂いがどんどん強烈なものとなる。
石本とはチンポとチンポを絡め合う形になり、早々に射精した石本の精液は、
植村の陰毛の繁みをべったりと汚した。
「石本さん、あんたさっきもセンズリかいたくせに。たまってんだろ?」
相手を茶化して気を紛らわせることで、植村は射精の衝動に耐える。だが、
ついに限界が来た。石本が抜けたあと、今は長老とマラが絡まり合っている。
長老は器用にマラの先っぽを使い、植村の鈴口付近を突いてくるのだ。

「長老……すんません、すんません、もうたまんねぇ……ううっ……」
植村は低くあえいだ。そして今まさに、という瞬間だった。長老の合図で、
いっせいに押しくらまんじゅうが解かれたのだ。密着していた裸体の群れが
一瞬にして離れ、植村は1人取り残されたようになる。
射精寸前の勃起したマラを突き出し、植村はしばし呆然と突っ立っていた。
そんな植村を、真っ裸の男たちは向き合う位置からニヤニヤと眺めている。
「駐在さんの射精するところ、しっかり見たいもんな」と、長老が言った。
「押しくらまんじゅうの最中にイッたんじゃ、見えなくて面白くないもんな」
長老と松崎が進み出てきて、植村の両脇でそれぞれ中腰になった。そして、
右側から松崎が左手を、左側から長老が右手を、股ぐらに伸ばしてきた。
松崎にキンタマをやわやわと揉まれ、長老にサオをしごきたてられ、植村は、
頭がボーッとなるのを感じた。わずかに残っていた理性、羞恥心もとうに薄れ、
射精の快感を待ち望む下半身のむず痒さだけが生々しく実感される。

他の男たちは、そんな植村を楽しそうに見ている。全員素っ裸ではあるが、
今は植村だけに好奇の視線が注がれている。すべてをさらけ出したくなって、
植村は足を肩幅に開き、両手をバンザイさせた。いい気分だ。
長老が指3本で、鈴口付近を何度もつまみ上げるようにしてこねくりまわす。
キンタマを揉む松崎の指が、裏筋を這う。もう、ひとたまりもなかった。
「出る! 出します! 出します!」
下腹から突き上げる何かが、脳天に届きはじけた。植村は勢いよく射精した。
サオの先端から白い液がひと筋、またひと筋、びゅうびゅう噴き出されるたび、
植村は快感に気を失いそうになった。
大量の精液が床に、男たちの足もとに、湿った音を立ててぶちまけられる。
栗の花の匂いも男たちの体臭も、笑い声も拍手も、すべて遠くに感じられた。

(了)

(Posted by Ichi : 裸武道家♂さんの了解を得て熟年男性専科2に掲載されたものの原稿を頂戴し掲載致しました。)

*「Ichi&お仲間の作品(禁18歳未満)」に戻る。

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閲覧回数

2012年04月 427回/月 14回/日

2012年03月 155回/月 31回/日

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駐在さんも真っ裸(By 裸武道家♂) への4件のフィードバック

  1. こう より:

    こんな地域にいきたいです。
    また、なかなかすばらしい

  2. こう より:

    いいなあ

  3. 和樹 より:

    駐在さん 村に 溶け込んでますね〜!

    犯罪抑止にも イイですよね (o⌒∇⌒o)

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