(上野新平シリーズ)第2話:うなぎの蒲焼(By源次郎)


(本作品は、旧「老いのときめき」に掲載されたものを、庵主さん、源次郎さん及び、新「老いのときめき」オーナーのご了解を得て、転載させて頂いたものです。)
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ゴールデンウイーク前になってやっと休みがとれた。
年度末は、いつもの事だが、祭日は当然、土曜日曜も休めない。

四月に入っても、遅れた作業や手直し作業でクタクタである。
官公庁の工事など、もっと余裕を持って発注してくれればいいんだが、手持ちの予算加減で年が明けてから発注してくることも多い。

机上では充分完了出来る計算なんだろうが、業者としては、それだけを施工するんじゃないんだ。

ここで、お役所の作業姿勢を愚痴ってもどうしようも無いことだけどね。

上野新平は溜めていた汚れ物を洗濯していた。

思いついた時にこまめにやってはいたが、毎日着替えるシャツやパンツでも、気が付けば籠から溢れている。

昨夜、久し振りに笹本静雄から携帯にメールがあった。

約束していたドライブの断りだった。
奥さんと博多の娘さんに強制的に面会させられるらしい。なんでも嫁いでいる娘さんが、二度目の流産の危機とのことだった。

その前は、ロータリークラブの仲間からボランティア参加の人数が足りないからとの依頼で断れなくなったそうだ。あれ以来まだ会えない状態だ。

ちょっと寂しさを感じながらも静爺の気持ちもわかる。
なんせ自分と全く違った生活環境なんだ。
そう思ってやらなければ…。
でも虚しい。
封じ込めてた空想の世界を教えられてしまったのだ。

あんなコトが無かったら今でも仕事一筋の生活だったろう。

2週間という時間が、とてつもなく長く感じられた。早く、あのおとうちゃんのちんぽを食べたい。
あの甘美なひと時を知ってしまって幸せだったのか、それとも不幸を背負っていくんだろうか。
上野新平は悩んでいた。

(ウナギでも食いに行ってみるか…)
思い立ったらすぐ行動に移せる身軽さだ。
たまにしか動かしていないワゴン車のエンジンをかけた。

キャンピングカーに改装して8ナンバー登録してみようとも思ったが、なんせ一人暮らしだし家族旅行なんてコトもないのに会社の連中に何を言われるかわからない。

こんなところで、自分を殺して、普通の生活をしていると思ってもらいたいのかもしれない。
それでも独り寝可能な寝室にされるし小型の冷蔵庫や炊飯設備も載せている。発電機も1000ワット位までなら充分可能だ。

しかし準備して5年も経つが一度も使ったことは無かった。
暇に任せて準備しただけで満足している。

土曜日でも国道3号線は混んでいる。
K市外にでるまで一時間近くも掛かってしまった。
途中ユーターンして帰ろうかとも思ったが、ここはガマンと頑張った。

郊外にでると、どうにか法定速度で走れるようになった。前方の路肩に白いクラウンが停車している。

(…ったく、何やってんだ、渋滞しちゃうだろ。せっかく快適なスピードに乗れたっちゅうのに)

上野新平は、目を凝らして前方を見た。かげろうの中で、おじいちゃんが車の陰で立ちしょんべんをしているようだ。

年寄は近いからなぁ。それにしても、次のGSまでガマンできなかったんだろうか。

(あれ、車が左に傾いている。路肩といっても段差があるような道路じゃないんだが、パンクしたのかな)

ワゴン車を徐行させてクラウンの後ろにつけた。
若い兄ちゃんだと、そのまま通過するところだが、老けの様子を見るとなんとなく近づいてみたくなった。

「どうしました、パンクですか」

「あぁ、世話のやける車だ」

年寄は、ちんぽをプルンプルンと振って腰を曲げてしまいこんだ。

その際、意識的だったのか亀頭部をチラッと見せつけたような気がした。
それは完全に剥け切った赤黒い、おいしそうなちんぽだったのを見逃さなかった。

思ったよりデカイがたいだ。
175有りそう。85kgで、還暦は過ぎているようだ。

「98年ですか」

「96年だ」

「綺麗にワックスしていますね」

「わかるかのぉー、毎日の手入れが日課だけんのぉー」

整備状態を褒められてニコニコしてタバコに火を付けている。

「やるかっ?」

老けは、セブンスターの箱をポンポンと叩いて数本飛び出させて突き出して来た。

「え、あぁ持っていますから…」

「そう言わんで、ほれっ」

「じゃ一本だけ」

「うん、2本一緒には吸いにくいだろうで、わっははは…」

礼を言って口に咥えると、ジッポーをカキンと鳴らして火を付けてくれた。
上野新平が慌てて手をかざすと、その手の上に老けも手を被せて来た。
ぶっとい手の平だ。肉厚の五本の指が、かすかに震えているようにも思った。

「ふぅーーーっ」

「ぷっふぁぁー、うめぇなぁー」

「はい」

老けは、上野新平が何故ワゴン車を止めたのか気になっているようだ。

ちらちらと観られているのを上野新平は感じていたが、そしらぬ振りで煙を吐いていた。

二人は無言でタバコを吸い終わり、顔を見合わせてニッコリ笑いあい、靴で揉み消した。

「手伝いましょうか」

「ヒマかっ?」

「別に急いで行くこともないし…」

「そっか、ヒマか。じゃ頼む、わしゃ、タイヤ交換苦手なんじゃ」

そう言うとリヤトランクの荷物を整理しはじめスペアタイヤを取り出した。

「これをはめてくれや」

「ハイハイわかりました。」

上野新平は手際良くパンクしたタイヤを取り外し、スペアタイヤを取り付けた。

「これで大丈夫です」

ホイールキャップを握り拳でトントンと嵌めてたちあがった。

「さすが若いモンは要領がええなぁ、なんか礼をせんバいかんな」

「礼なんていりませんよ。それより、このあたりで美味いウナギ屋教えて下さい」

「なんだ、昼飯まだか。だったらオレの後から来いや」

パンクしたタイヤをリヤトランクに入れて発車した。

国道から狭い道を通り目的のウナギやの駐車場に着いたようだ。

「どこでんえぇから、適当に止めて来い」

老けは、そう言うとクラウンを降りて、さっさと暖簾を潜って店に入っていった。

「たか坊、2階あいてるか」

幼な友達だろうか、気安く声をかけている。

2階に上り、部屋に入る。広い部屋に4人座れるテーブルが4台ある。

窓際のテーブルに座った。用意されたおしぼりで顔を拭いている老けにことわって、洗面所に行く。

油が付いた手を石鹸で洗い部屋に戻った。

「ところで名前聞いてなかったなぁ、わっははは」

「そうでした、上野新平、43歳、独身です」

(面接試験でも無いのに、余計なこと言ってしまった…)

「上野君か、わしゃ園田厳、72歳」

「え、72ですか、お若い…。見たトコ65・6くらいかと思っていました」

「ま、若く見られるのは、この歳になると嬉しいもんじゃ。蒲焼定食で良かったかなぁ、注文すんだぞ」

「ハイ構いません」

昼時を過ぎていたので他に客が見えなかった。

出された料理は、茶色の蒲焼用の分厚い陶器皿に8切れ、肝の吸いモノ、酢モノ、高菜の漬物、それにご飯だけの一般的な定食だった。
デザートのスイカも出て来た。

さすがに美味い。舌先で溶けそうな油がのったウナギの蒲焼だった。

「おや、サイダーが来てないな」

「え、サイダーですか?」

「車だけん、ビールは飲めんじゃろ、口直しにはサイダーが良いんだ」

なるほど、油でドロドロした後、口にサイダーは合う。

「そんでもビールが呑みたいのぉ」

「えっえぇ…でも…」

「ま、ここは我慢だなぁ」

悲しそうな顔の園田巌老人は、ちょっと間を開けて、はにかんだ顔をした。

「暇か?」

(なんだ、この爺さん、さっきも聞いてたなぁ…怪しい、むふっ) 

「えっ、えぇー、別に」

「そっか、うんうん、そんじゃワシんとこ、来い。すぐそこじゃ」

伝票を掴むと園田老人は、さっさと降りて行った。

「あのぅ、幾らでしょうか」

上野新平は後を追いかけながら財布を出して聞いてみた。

「ここは、えぇんじゃ。ほれ、さっきのお礼だ」

「そうですか、有難う御座います。ご馳走になります」

勘定を済ませて出てくる園田老人を玄関の表でタバコを咥えて待った。

「おっ、待たせたな。あとから付いて来い」

(また、これだ。他に、言い方知らんのか…)

上野新平は、ちょっと不満顔でワゴン車に乗って、園田老人のクラウンが出発するのを待った。

狭い道に入って随分走ったようだ。園田老人は走り馴れた道でもあろうが、器用なステアリング操作で走っている。
見失わないようにしっかり後を追う。
ワゴン車がバックミラーに映るのを確認しながら走っているようだ。

時々左に寄せて待っててくれる。 静かな住宅街に入った。2階建ての大きな住宅の前で園田老人は一旦停車してガレージのシャッターをリモコンで開けているようだ。

ガレージに入る前に窓から顔を出して声を掛けてきた。

「新平っ、庭の方に車いれとけ」

(なんだ、いきなり呼び捨てか…)

ちょっとムカつく。なんとなく付いては来たが今更帰るのもイヤだ。

上野新平は言われるままに庭に、ワゴン車を入れてエンジンを切った。

玄関にまわって開いている扉を覗いてみた。

「なんば、突っ立ってる。ハヨ、あがらんかいっ」

「お邪魔します」

扉を閉めると「ガチャッ」とオートロックの音がした。
用心深い玄関だ。

「ま、上がれ上がれ」

言われるまま靴を脱いでオズオズとあがった。

「すみません突然お邪魔しまぁーす」

奥の家人に聞こえるように声を大きくだしてみた。

「誰も居ないぞ」

「お出掛けですか、奥様とか…」

「カカァは10年前に死んだ。一人暮らしじゃ、気兼ねいらんぞ」

園田老人は、上着とズボンを脱いで応接室の椅子にかけた。

ランニングシャツにステテコだ。下着は期待していた越中だった。

「暑いだろ、お前も脱げっ!」

(わっ、今度は、オマエかよ…)

上野新平はブルゾンを脱いで手に持った。

「どこでんよかから、座れ」

「ハイ」

応接のソファーに腰を下ろす際に、股間を掴んで見せ付けるようにした。

園田老人は、その動作をしっかり見ていたようだが、そそくさと応接室をでて、台所に向かった。

(あいつ確かにオレの股間見てたな…)

「ほれ、ビールだ。呑もうや。」

「いいえ、車ですから…」

「いいんだ、ゆっくりして酔いを醒まして帰れ」

強制的だ。またまたムッとなったが、上野新平は何かを期待してビールを飲んだ。

「おぉー、素直だな。わっははは…」

薦められるまま500mlの缶ビールを飲み干した。

「あれ、つまみ忘れとったな。すまんすまん」

園田老人は酒の勢かはしゃいでいる。

再び台所に行って缶ビールとサキイカを持って来た。

「何にも無かった。これでも摘まんどけや」

ビニール袋を引き裂いて、サキイカを出して来た。

「歯が丈夫なんですね」

「いやいや、しゃぶってるだけじゃ。とっくに全部着脱式なんじゃ、わっはは」

クッチャクッチャと、サキイカをしゃぶっている。上野新平もサキイカを口にいれた。

「サキイカって、ちんかすの臭いがするじゃろ。わっはは」

言われて見れば中学生の頃、友達とそんな話をしたことを思い出した。

(なんだ、他にもそう思っているのが居たんだ…)

「汗かいたじゃろ、シャワー浴びて来いや」

「いいえ、着替えも無いし…」

「水洗いして乾燥器に入れといたらすぐに乾く」

上野新平は園田老人の顔を見た。ニコニコして頷いている。

「なっ…」

懇願するような目つきに変わっている。

どうしてもシャワーを浴びさせたいようだ。
その後で何かを要求してくるんだろうか。

この目の前の園田老人と笹本静雄の顔がダブって見えて来た。
瞬間、あの時の笹本静雄との絡みが浮かんでくる。
股間が疼く感じがした。

ここは素直に聞いてやろう。
期待出来るかもしれない。パンクしたクラウンの後ろで停車した時から淫乱な気持ちがあったのは確かだ。

脱衣室でシャツとトランクスを脱いで洗濯機に入れて全自動のボタンを押した。
浴室の壁はパールピンクのタイルで仕上げた明るくて広い。

シャワーの温度設定を確認してカランを捻った。
勢い良くお湯が出てくる。

その時上野新平のちんぽは既に半勃起していた。
頭を洗い流して、ボデーシャンプをスポンジに取って体に擦りつける。
そのスポンジを鼠径部に塗りつける。

しっかり泡立てて、指で輪っかをつくり、竿から雁を扱く。

すっかり勃起したちんぽは、20代の頃としたら、ちょっと劣るが上向きに反りあがっている。
このまま扱いて抜いてみたい。

「バタン」

脱衣室のドアーが開いて園田老人が入ってきた気配だ。

(うぅーん、まずい。どうしよう…)

「失礼すっぞ、背中流してくれや」

返事も聞かずにスッポンポンで入ってきた。

「あ、あのぅ…」

「なんだ、気が早いな、おったてて待っててくれたんか」

いきなりシャワーを取り上げて、ちんぽを握って来る。
お湯を掛けてちんぽのシャンプーを落とし、
「あっ!」
と言う間に咥えられてしまった。

期待していたコトだがあまりにも素早い行動だ。計算していたのだろう。

(あれっ、なんか気持ち良さが違う…歯があたらない…)

雁を歯茎でグリグリ噛んでいる。気持ち良過ぎる。

「あふぁぁー、き、気持ちいい…、き、気持ちいいですぅー、ふぁふぁあぁー」

園田老人は立ち上がって抱きしめてきた。

「む、む、むっ」

唇を押し付けて一気に舌を入れてくる。

「期待しとったんじゃろ…、わかっとったんだ」

「・・・・・」

「いい子じゃ、いっぱい可愛がってやっから」

「・・・・・」

唾の出し入れを繰り返し、再びちんぽを咥えられた。

「くくっ、く、く、あっ、あぁー」

「ええか、気持ちええか?」

「は、はい、き、気持ちいい…あ、あ、…です」

浴室内はシャワーが流れ出るお湯の音と上野新平の喘ぎ声、それに、園田老人がじゅるじゅる尺八する音が続く。

「あ、あっ…も、もう…だ、だめ…で、出る、出る…でます…」

「だぁーめだっ、もっと苦しめてやっから…」

園田老人は、ちんぽから口を離して立ち上がり抱きしめて口を吸ってきた。
上野新平は、初めて園田老人の股間に手を持っていきちんぽを握った。

それは、まだ勃起していないがコリコリした芯が確認された。そっと手を下に滑らせて金玉を掴んだ。

「でかい…」

手の平で掴みきれない。垂れ下がった玉が独立してぶら下がっている。
まるで信楽焼きのたぬきの金玉みたいだ。

上野新平は園田老人の金玉を手の平で転がしながら唾の出し入れに懸命だった。
くるっと体を回転させられ、背中に顔を押し当てられ、そのまま、したの方え、舐めながら尻の割れ目に舌が割り込んでくる。

「両手を床について腰をあげろ…バカ膝も下ろすんだ」

言われるままに、一旦正座して両手を床のタイルに付けた。

「ケツを上げるんだ…」

(わっ、この姿勢って…もしかして犯される…それだけは駄目だ)

上野新平は、気が付くのが遅かった。

園田老人の両手で双丘を広げられ鼻先で肛門をまさぐっている。

蕾を探り当てた鼻の頭がグリグリと摩られ、舌が押し当てられた。
ベロベロと舐められ、蕾の中に舌先を押し込んでくる。

腰部から脊髄を抜け大脳の中心部まで一本の電気が流れたようだ。

体をブルブル震わせながら逃れようとしたが尻をしっかり掴まれて動けない。

(もう、こうなったら…されるままだ…気、気持ち…い、いい…)

「あっはぁー、ふぃっひぃー…、い、いたっ」

中指が蕾に押し付けられ、ぐいっと浸入してきた。ぶすぶすっと遠慮なく入ってくる。
第2関節まで入っているようだ。一休みして再び押し入れてくる。

(ん?痛みが余り感じなくなった…)

「ひっ、ひっ…そ、そんな…あ、あぁー」

指で直腸内を捏ね回している。
腸壁が擦られる。
前立腺にもぐりぐりあたる。

「スポッ!」

中指が突然引き抜かれた。

(抜くなら抜くって断ってくれよぅー、折角気持ち良かったのにぃ…)

「前奏曲第一章は終わりだ、汗流して上がってこい」

自分だけさっと体を流して浴室を出て行った。

(第一章ってナニ?)

上野新平は、シャワーを掛けてシャンプーを落とした。

(まだ続きがあるようないいかただったな、次を期待しよう…)

まさかとは思うが、有り得るかもしれない。肛門にシャワーを押し当て

て湯を直腸内に貯めて、肛門に力を込めてりきんでみる。

「ブリッ、ブリブリッ…」

勢いよく湯と僅かに固形物が排出された。2,3回繰り返してすっきりなった。

(無いとは思うけど…あるかもしれない。経験してもみたいし…、こうした心遣いが
最低限のエチケットだな…)

脱衣室では、園田老人が、水洗いが済んだ洗濯物を乾燥器に入れている。

「バスタオルここにあっから、これ使えっ」

そう言って先に出て行った。

体にバスタオルを巻き付けて脱衣室をでた。

酔いの勢もあるのか頭がクラクラする。

(あれ、右だったか左から来たんだったか…)

「おいっ、新平、なにキョロキョロしてんだっ、こっちだ」

見ると園田老人が何も付けずに手招きしている。

「広くって迷いました」

頭を掻きながら園田老人が立っているドアーに向かった。

「新平、もう酔ったか…」

バスタオルを剥ぎ取り両手を広げて抱きついてくる。

そのまま抱き込まれて部屋にはいった。

「えっ、ここは…」

寝室だった。セミダブルとシングルベットが置かれ、枕もとのナイトテーブルには、大きな布製のランプセードが付いた、電気スタンドが固定されている。

淡い茶色の重そうなカーテンとピンク色のレースのカーテンが、部屋を上品に、暖かく見せている。

「凄い油絵ですね」

「なに、大きいだけだ。銀座の画廊で薦められて買ったんだが安物だ」

ちょっと自慢っぽく聞こえるが、数万円程度の単位ではなさそうだ。

「新平、スキだ」

園田老人は、そう言って両肘で抱き込み頭を両手で掴み口付けしてくる。
自由が利かない両手を下げていたが、なんとか園田老人の太鼓腹のしたの茂みをまさぐって、ちんぽを捕まえた。

そのまま二人はセミダブルベットに崩れるように倒れこんだ。

(キッスが好きな爺ちゃんだ…む、む、むっふぁぁー)

いつの間にか上野新平は園田老人に負いかぶさられて太鼓腹でちんぽを潰された格好だった。
むにゅむにゅと、ちんぽにあたる柔らかい腹が、気持ち良かった。

「ぽいっ!」

園田老人は上野新平の両足のアキレス腱を掴み、赤ん坊がオムツを換えられる無様な格好にしていた。

尻の割れ目に鼻先を割り込ませ肛門付近を舐め始めた。

上野新平は膝の裏側に両手を回して抱え込んだ。

すかさず枕を腰に入れて来る。

(あ、あぁー、やっぱりこんな格好にされるんだぁー)

アナルにたっぷり唾液を付けてジュルジュルいわせて舐めている。

指が入って来た。ズンズンとハイって来て直腸のカベをグリグリする。

これだけで気が遠くなりそうだ。

(ん?冷っこい…なんだろう…ラブオイルってやつかな…)

指の出し入れが気持ちよくスムーズな感じだ。それだけで、もう充分気持ち良い。

ベッドがバウンドした。園田老人が体の方向を変えて、目の前に半勃起のちんぽが口先に押し当ててくる。
腰を上下させるたびに金玉が顔にペタペタ打ち突かれる。

口を開けて顔を持ち上げ、園田老人のちんぽを捕まえ、咥え込む。

「しっかり舐めとけっ!」

「あふっ!」

シックスナインでしゃぶり合う。
だんだんと園田老人のちんぽが膨らみを見せてきた。

(く、苦しい…鼻が金玉でふさがれている…)

横向きになって呼吸空間が出来た。

口いっぱいに勃起したちんぽが出し入れされる。

「あ、あぁー、きゅう…ぬねっ…き、きたぁー、で、でま…、あ、あっあー」

上野新平が堪らず射精してしまった。

「うっめぇなぁー」

「す、すみませ…あ、あっ、あぁー、こそばゆい…ひ、ひっ…」

「まだまだ、これからだっ!」

そう言うと再び尻の方にまわってアナルに指を入れてくる。

ゆで卵みたいな物がアナルに押し付けられた。

(なんだ…小道具でも準備してて、遊ぶんかな…お、ち、ちがうぞ…ちんぽだ…)

ズズッと押し付けられるが浸入出来ないようだ。

「ちからを抜いて深呼吸しろっ」

下半身のことを忘れて、言われるままに息を吸い込んで吐く。3度目くらいのとき、アナルの菊紋文が「ブリッ」と音がしたようであった。その瞬間、菊紋の花びらが直腸内に捲り込まれていく感じがした。

「新平、入ったぞっ」

汗を流した園田老人が、満足そうな笑顔で、眺め下ろして上野新平をみている。

肛門括約筋の細胞たちが悲鳴をあげている。

《おいっ、一方通行のとこを逆に浸入してくるのがいるぞっ》

《何だこれは、おまけに普段のよりデカくって硬いぞ》

《取り敢えずがんばれ》

肛門括約筋の声が「メリメリ」と翻訳されて聞こえて来る。

雁をいれたまま一息ついて、再びじゅわじゅわと竿が浸入を開始した。

窮屈そうに前立腺を押しのけ膀胱の裏側を擦り突き進んでいく。

圧縮された空気が出口を求めて「S字結腸」「下行結腸」と逃げあがったようだ。
下腹部が張ってくる。

「ふっ、ふっ、ふっ…」

園田老人は、何かに憑(つ)かれたように同じリズムで腰を打ち付けてくる。

「パン、パン、パン…」

「ジョボッ、ジョボッ、ジョボッ」

痛みは無くなったが気持ち良いって感じはなかった。
むしろ、腸内に入った空気が鳩尾(みぞおち)付近で押し付けられ、嘔吐したい気持ちになる。

「お、お、おっ、来たぞ、来た来た…えぇか…新平っ、いくぞっ…」

園田老人の息遣いが激しくなり、腰の動きが、

「チャッ、チャッ、チャッ…
と早くなってきた。

「し、新平…えぇぞっ、えー、えぇなぁー、あうっ…」

(実況アナウンスは、いいから…早く終わってくれ…)

上野新平は、それだけを願った。

ブルブル震えながら園田老人が上野新平の腹に負い被さってきた。

口を吸いにくる。

「はぁ-、はぁー、むぐむぐ…新平よかったぞ…あぁー、えぇなぁー。新平が国道で車止めたときから、こうなるんを、予感してたんじゃ、良かったなぁー。」

(なんだ、やっぱり同じこと考えていたのか…この爺ちゃん)

至福のひと時、巡り合いってあるんだ。お互いが精一杯のフェロモンを出し合って、目が会えば、こうして数時間前までは通りすがりの他人だった二人が裸で抱き合える。
だから人生って楽しいのだ。

上野新平は天井の照明器具を眺めながら出会いの不思議さを感じていた。

「新平、攻守交替だっ!」

「えぇっ…?コウタイですか?」

「そうじゃ、今度はワシに入れてくれ」

園田老人は、両膝を下に腹ばいになり、尻を持ち上げ、両手で双丘を左右に開いて、アナルを見せて来た。

(わっ、初めて見るアナル…綺麗だ…)

目の前に無防備にピク付かせてピンク色の花びらが咲いているようだ。

(舐めてみたい…)

そう思った瞬間、唇を押し当てていた。

(あぁー、アナルって美しい。今まで誰にも見られないトコで密かに息づいて生きて
きた生物に会った思いだ。日陰で育った蕾が愛おしい…)

上野新平は、自分の股間がムクムクと臨戦態勢に準備されていくのを不思議に感じた。
一人暮らしの寂しさのなかで、男女の絡みをビデオをオカズに、せんずり掻いて満足していたが、時間を置かずに二度も続けて勃起した記憶がない、

さきほどの園田老人がやったのを復習するようにアナルを探りチンポを押し入れた。
そこは、なま暖かく広い部屋だった。

腰を打ち付ける度に、自分のアナルから水飛沫が飛んでいるようだ。

直腸内に放出された園田老人の精液が飛び出しているんだ。

そう思うと益々淫乱な考えが浮かび、激しく腰を打ち付けていた。

「はへ、はへ…ふっふぁぁーふっふぁぁー」

園田老人の喘ぎ声に一層燃えていった。

翌朝、上野新平は園田老人宅で目を覚ました。
裸のまま抱きついた状態だった。
殆ど同時に目をさましたのか、そこには、ニコニコ笑った可愛い爺ちゃんの顔があった。

(おわり)

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★第3話:片思いの上司に進む。

カテゴリー: 上野新平シリーズ, 作者:源次郎 パーマリンク

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