(上野新平シリーズ)第8話:天草のペンギンちゃん(By源次郎)


出かけるときは晴れていたが、天草五橋の最初の橋を渡り終える頃から本降りになり、前を走る車のテールランプがなんとか確認出来る状態の大雨になった。

(まずいなぁー、こんな状態だと対向車が突っ込んででも来たらアウトだな…。)

それでも他の車は法定速度で走っている。
流れに逆らうと、かえって危ない。目を凝らして前方に注意しながら走る。

橋の上は特に危ない。霧がかかって殆ど路面も見えてなかった。
なんとか無事に五橋を渡り終えた。

こんな時に来るんじゃなかった。
後悔しても遅いけど、出かけるときは想像も出来なかったんだから仕方ない。

同期入社の大和田が53歳で孫が誕生した。
今は、設計課長になっている。
数人でお祝いするからとの誘いを断り逃げて来た。

お祝いの割り勘分だけは渡して、
「親戚の法事だから」
が言い訳にした手前、長距離を走ることにした。

出世に先を越されたからではない。孫が出来た幸せな家族に対する嫉妬でもない。
50過ぎてもバツイチのレッテルを貼られているからでもない。
好き勝手に、今の生活を楽しんでいるからだ。

人はそうは思わないかもしれない。

(ほっといてくれ…。)
それが正直な気持ちなのだ。

中学・高校の同窓会でも同じだ。なんとなく
「変わったオトコ」
として見られてしまう。
そんな一般常識的な考えを、押し付けられたり、判断されるのが嫌なのだ。

目的先は決まって無かったが、何となく天草に渡ってしまった。
ここは、何度か来ていたが、特別楽しい思い出があった訳でも無かった。
マイカーは、一応キャンピングカーなみの装置を積み込んでいるから適当な場所があったら泊まっても見たい。

道路マップには、何箇所か温泉マークが載っていた。
しかし、最近では、第三セクターだとかいったものや、都会の業者が進出して近代化
されたホテルなみの設備がされているので、あまり興味が無い。

ひなびた温泉が好みだが、なかなか見つからない。
近くの老人が露天風呂でリュウマチとか痔の治療で通ってくるような場所が好きだ。

ふと、燃料ゲージに目をやった。
(あれ、ヤバい状態だ。)
ゲージの針がエンドに近付いていた。

GSは田舎道でも結構あるから心配無い。
最初に目に付いたスタンドは右側だったので通過した。

(お、暇そうな小奇麗なスタンドだ…。)
やはり、燃料入れるのもフィーリングだ。

薄汚れてはいるが、白のツナギの上に雨合羽を着たコロコロしたお爺ちゃんが、事務所の出入り口に立って通過する車を眺めている。
客も少ないのだろう、手持ち無沙汰で欠伸をかみ殺した顔つきだ。

上野新平がハザードを点滅して徐行したのを目ざとく2,3歩足を交わして出て来た。

注油ホースの方に行かず左側の洗車機前のトイレ前に駐車した。
それを見たお爺ちゃんは、ガッカリした様子で引っ込んでしまった。
エンジンを切って車を降り、雨を避けて小走りに事務所に飛び込んだ。

「ジロジロ」
と上野新平を見ている。
「ションベンなら、入り口は外からだ。」
無愛想に声を掛けて来た。

「あ、ションベンもですが、コーヒー下さい。」
「自販機でどうぞ。」
「あれ、ホットは無いんですか。」
「ホットは、この時期は、あまり出んし、電気代が高いから、置いて無い。兄ちゃんは、ホットがえぇんか。」
「出来れば…。」
「ちょっと待っとけや…。」

そう言って奥に引っ込んだ。

(奥にだったら有るんだろうか…。)
「インスタントじゃが、タダだ。」
「あ、すみません、わざわざ入れてくれたんですか。戴きます。」
「砂糖とクリームは勝手に入れろや。」
「有難うございます。ブラックがいいですから。」
「遠慮すっこたねぇんだ。これはオレんのじゃから。」
「あ、遠慮じゃ無いんです。砂糖はあまり入れないんで。」
「そうか、コーヒーに砂糖入れんって変わっとるのぉー。」
「そうですかね。あぁ、おいしいぃ。」

そんなに、美味しい訳無いんだけど、インスタントだし。
「で、こん雨ん中、どこに行くんじゃ。」
「別に目的って無いんですが…、雨が降ってなかったら露天風呂なんかに入れたらって思っています。」
「露天風呂なら雨は構わんじゃろ、わっはは。」
「まぁ、そうですよね。あっははは…どこか静かな露天風呂知りませんか。」
「いや、知らん。」
何かを警戒するような目つきで言葉を強めて答えてくる。

(隠しているな…。)
直感的に、そう思った。あまり荒らされたく無いって思って警戒しているようだ。

「もう少し走って、下田付近まで行ってみます。」
「あぁ、あそこだったら色々あっからなぁー。」
「すみません、ご馳走様でした。ついでに油を満タンして下さい。トイレ借ります。」
「お、そうか…毎度どぉーも。」
態度が一変して、差し出すキーを持って出て行った。

「あ、おじさん、軽油ですから…。」
「入って来た時から解かってる。ガソリンとディーゼル車くらいの音の区別は専門家だぞ、わっははは…。」

しょんべんを終わって出て来ると、フロントガラスにホースの水を掛けて、泥を洗い流してくれていた。

「兄ちゃん、タンク、空じゃったぞ。」
「えぇ、だから寄ったんんです。」
「そうか、しょんべんだけかと思ってたんじゃ。」
「そんな時もありますけど。」

金を支払い、キーを受け取る時に、「粗品」と書かれたタオルをくれた。
「有難うございます。」

エンジンを掛けて、ワイパーとハザードランプを確認していたら、
「窓を下げろ」
といったジェスチャーをしてくる。
「なんでしょうか。」

「ここを3キロばかし南に走ると右に下る山道があるから、10分くらいで露天風呂が有る。あまり知ったのが居ない。部落で作ったんだ。スタンドの鬼塚の甥っ子って言って入っていけ。」

「へぇー、有難う。探してみます。」
「他人に喋らんでくれ。」
「はい、わかりました、どぉーも…。」
にっこり笑ったお爺ちゃんの手をとって握手をした。

ちょっと長めに握っていたが
「離したい」
って指からの信号が伝わって来た。

これ以上は変態視される。お爺ちゃんの手の甲に
「チュ」
と唇を付けて離した。

微かにオイルの臭いがした。
通りに出る誘導したあと、走り去る車を見送ってくれてる姿を、しばらくバックミラーで見ながら走った。

雨は、小降りになったが止む気配が無い。

(お、ここから降りるのかな…。)
そんな道が2箇所くらいあったが、デコボコの山道でもあり、雨も降ってたので、そのまま通り過ぎた。

また、帰りにでも天気が良くなっていたら降りてみようと考えて、南下して来た。

漁港みたいな海岸に出て来た。
2メートル幅くらいの防波堤があり、雨の中数人が釣竿を挿していた。

(釣りかぁー、雨でも止んでくれたらやってみたいな…。)
趣味と言うほどでは無いが、瀬釣りくらいなら道具は積んでいた。
船で出かけるのは弱いが、気が向けば唐津や呼子などにも出かけていた。

数年前、唐津の海岸で釣竿を出してて横になってたら眠ってしまい、周囲の大声で起されたときは、竿が海面から消えていく直前だった。

「兄ちゃん、今のはデカかったぞ、おしかったなぁー。」
「えぇ竿、残念だったのぉー。」
と言った羨望や悔やみの言葉が聴かれた。

そんな中、怖い顔したお爺ちゃんに怒られた言葉が忘れられない。
「兄さん、あまり見かけたこと無い人じゃが、釣りは、もっと真面目にやってくれんと、魚の方も迷惑じゃ。あいつは、いずれ死んでいくじゃろうが、可愛そうに苦しむことじゃろう。ワシ達は真剣勝負の積もりでやってんだ。わかったら帰ってくれ。二度と会いたく無い。」

その時は、どうやって車に戻ったか覚えていない。恥ずかしくって、逃げ帰って来た。

雨は、ひどくはならなかったが、ショボショボと降り続いていた。

100メートル以上もある一直線の防波堤の先は霧で見えないくらいだった。

入り口は、車止めのポールが2本立てられている。

手前に停車して釣り人を眺めていた。

(おやっ、防波堤をペンギンが歩いている…。)

海岸であったからそう思ったのかもしれないが、あれじゃ、ペンギンだ。
黒っぽい雨合羽を被り、両手を斜めに下げて、ちょっと後ろに引いた格好でチョコチョコ歩いて行った。

突端まで行ったのか見えなくなったが、すぐ戻って来た。時々、釣り人のビグを覗き込んだり、何か話しかけたりしながら戻ってきた。

(おやっ、また出て来た…。)
動きが何となく怪しい。車の横を通る時、チラチラ伺っているようにも思える。エアコン点けたままで駐車していたためガラスが曇ってしまった。

外が見えなくなったが外からも見えないだろうからと、シートを倒してウトウトしていた。

聞いていたCDも何回かリバースしたままだったが、いい加減飽いてきた。取り替えようとシートを起していたら
「トントン」
と窓ガラスを叩く音がした。
ウインドウガラスを降ろしていたら、あのペンギンの顔が見えてきた。
目をクリクリさせて睫毛の長い可愛いお爺ちゃんだった。

「あ、こんにちは…何か?」
「半日もここで何してるんかのぉー。」
「すみません、邪魔でしたら動かしますから。」
「いや、邪魔じゃ無いが…。良かったらウチに来て茶でもどうかのぉー。すぐそこなんじゃが。」
「有難う御座います。お邪魔じゃないでしょうか…。」
「邪魔だったら声かけんが…わっははは。」
「そうですね、はっははは、では、お邪魔します。」
エンジン止めて、ペンギンお爺ちゃんの後をついて行った。

「なんじゃ、傘も持たんで、濡れるじゃろ。」
小走りに通りを渡って、取り敢えず近くの家の軒下でペンギンお爺ちゃんを待った。

「そこじゃ、勝手に開けて入っとけ。」
言われるまま玄関ドアーを開けて中に入った。
「すみませーん、お邪魔します。」
「あはは、誰もいないぞ。」

玄関を入ると広い土間があった。差し出されたタオルで顔を拭いて洋服についた水滴を落とした。

すすめられた茶を啜りながら、自己紹介をした。
「上野新平です。美味しいお茶ですね。」
「そうじゃろぅ、自家製の上等茶じゃぁー。」
ちょっとお世辞のつもりだったが、自慢話を始めた。

(困ったなぁー、話が長くなりそうだ…。)
後悔し始めた時、電話が鳴った。

「ちょっと待ってくれ。」
ペンギンお爺ちゃんは

「どっこいしょっ」
と腰を上げて電話にでた。

「うん、うん、そんで…うん、うん、バカだなぁー、うん、うん、解かった、ゆっくりして来い。そんな予感がしてたんじゃ、わっははは。」

電話を切ってからも
「バカもんが…言わんこっちゃない…ぶつぶつ…。」
「どうかされましたか。」

聞くんじゃなかった。話が長い。要約すると、こうだった。
ペンギンお爺ちゃんの奥さんは、9人の姉妹で、一番上の姉さんの7回忌の法事に、近所に住む甥っ子が車で連れて行ってくれたが、姉妹の話が終わらなくなり、薦められるまま酒をのんでしまって帰れなくなった。
それで泊まって来るとのことだった。

延々と続く話の途中で、堪らず腰を上げて帰ることにした。
「帰るって、今から何処にいくんじゃ。」
「車ですから、この先の温泉にでもとまります。お世話になりました。」
五杯目くらいの茶で、腹もガブガブだった。
おまけに昼食も摂っていなかったのを思い出した。

「そりゃぁ勿体無い。ここに泊まっていけ。」
「え、泊まるったって…。」
「オラ構わん。カカァも帰らんから丁度えぇじゃろ。」
「ボクは、良いんですが…。」
「んじゃ決まりじゃ、さぁ揚がれ。」
強引に泊まらされることになった。ちょっと望んでいたのも確かだけど。

車に戻って着替えと、まさかのためのポセットをバックに詰めて来た。
「よし、そうと決まったら、まず焼酎じゃ。」
伊勢えびの刺身と、鯵のタタキを手早く作ってきた。
「エビの解禁は、まだ先じゃが、成長具合を調査のため昨日獲って来てたんじゃ。」

飲み始めて1時間ほどした頃、上野新平に声を掛けた理由を喋り出し
た。
2年前に、防波堤の入り口に停車していた軽四輪が、ポールを抜いて浸入して、そのまま突っ走り突堤から車ごと飛び込んで自殺したのがいたらしい。
そんなこともあって警戒していたらしいのだ。

「そうでしたか、なんだか監視されている気配は感じていましたが寝てしまって…。」
「これも何かの縁だからのぉー、わっははは。」
簡単な夕食を出してもらった後、再び飲みだした。

「上野君っていったかのぉー。」
「はい、新平って言います。」
「新平ドンか…。」
「ドンは要りません。新平って呼んで下さい。」
「おぉー、新平か…。」

その後、何故か、お喋りペンギンが黙り込んだ。

(何、考えてんだろう…。また長い話するのかな…。そろそろ眠くなって来たんでシャワーでも薦めてくれないだろうか…。)

「新平。」
(きたきた、また長い話に…。)
「新平。」
「あ、はい…眠くなって来ました。」
「寝るのは、まだじゃぁー。お前ケツボボ知ってるか。」
「えっ、け…けつ…ボボ?」

言葉の雰囲気で解からないコトは無いが、唐突過ぎる。
「そうだ、ケツボボ。やったことあっか。」
「いいえ、知りません。聞いたことはあるようですが…。」
ここは、取り敢えず惚けておこう。
「そうか、知らんか。あれは、えぇもんじゃぁー。」
誰が作ったシナリオだ。こちらの考えを見透かしたような流れになってきた。

「ワシもカカァも18の時じゃった。裏の畑でボボしたんじゃ、そんで毎日のように抱いてやってた。一日4,5回ボボしたこともあってのぉー。」

「元気だったんですね。」
「そりゃぁー、暇さえあったら、ボボしてたんじゃぁー。そしたらカカァの腹が出て来てしもうたんじゃ。」
「妊娠ですか。」
「そうじゃ。でなっ、祝儀挙げさせられてしもうたんじゃ。」
「出来ちゃった結婚ですね。」
「ま、今ふうに言うとそうじゃが…。すぐ召集があって戦地に行った。」
「すぐ終戦になって帰ってきたんじゃが…病気みたいにボボしたんじゃ。」

(そうか、ボボってオマンコの方言だった…。)
「食料事情が良くないって時に子供ばっか出来てこまったんじゃで、わっははは。」
「それで、何人。」

「7人生まれた。そんな時、青年団で夜警をしていたんじゃが、先輩にケツボボおしえられてのぉー。」
「良かったですか。」
「いや、痛かっただけじゃ。」
「痛かったんですか。」
「そうじゃぁ、ホラれたんじゃ。」
「やられたんですか、残念でしたね。」

「それがのぉ、あんまり先輩がヨガっていったんでな、ワシもカカァを口説いて掘ったんじゃ。最初は痛がって実家に戻ったりされたが、なんせ子供が多いから、二度とやらんからって戻ってもらった。」

「約束守ったんでしょ?」
「わっははは…駄目じゃったわい。」
「奥さん怒られたでしょう。」
「それがのぉ、ケツのアナの傷を治すからって、軟膏塗ってやってたんじゃ、そしたら指くらいって入れたら、ヌルッと入ってのぉ。その内傷も治ってて、痛がらんのじゃ。」
「へぇー、良かったですね。」
「うん、偶には前のボボでもしてやったが、一旦ケツボボ覚えたら駄目じゃ。ゆるゆるで気持ち良くならんのじゃ。」
「そんなものですか。」
「うん、あれを早く教えてもらってたらボロボロ産まんでよかったんじゃ。」
「しかし、一般には知りませんから。」
「えぇもんじゃぞぉ、子種、いくらぶち込んでも子が出来る心配ないからのぉー、わっははは。」
「そうなんですか、そんなに良いんですか。」

話の途中で、
「53歳のバツイチ」
ってことも言ってた。

「新平。」
「はい?」
「ケツボボやってみんかい。」
顔に近付いて小声で言ってくる。目つきも怪しい。
「やるって、痛いんでしょう、いやですよ。」
「バカ、ワシんとは、入れるように立たんのじゃ。だから新平は痛くない。気持ちえぇだけじゃ。」
「え、入れるんですか。」

「そうじゃ、ワシも75までは、カカァとケツボボ出来てたんじゃが、若い時みたいには硬くなってくれんのじゃ。そん後、尺八やせんずり掻いてもらっとったが、最近は疲れるって断り続けられて寂しいんじゃ。」
「でも、大丈夫なんでしょうか。」
「なんも心配いらん。それとな、50年前に掘られた時、痛いって他になにか別の快感みたいのが有ったような気がしてたんじゃ。それが何だったのか知りたいんじゃ。」
『据え膳喰わぬは…。』
さっそく、二人で浴室へ行く。

「お爺ちゃん、洗濯機の給水ホース、ちょっと外します、後で嵌めますから。」
「あぁ、えぇが…何すんだ。」
石鹸でお互いを洗い合い、やおら口付けする。
「う、う、うっ…新平は…キスがうめぇのぉ…う、う、うっ…。」
「お爺ちゃん、入れ歯外しましょう。」
「あ、あぁー、そうじゃ…忘れとったわい。」
体の石鹸を落としてやって、尺八から始める。

「お、お、おぉ…カカァより、うめぇや、あ、ああ、あぁー。」
ペンギンお爺ちゃんも、負けずにお返しの尺八をしてくる。
歯茎で「コリコリ」と雁から竿を噛んでくる。
「ふっふぁぁー、あ、あぁ…そ、そのくらいで…あ、あぁー、あ、あ。」

(危ないとこだった、今いってしまったら、ケツボボ出来なくなる…。)

お爺ちゃんの前に座って片足を肩に乗せ、直腸洗浄に取り掛かる。

「し、新平…なんばすっとかぁー、ひ、ひ、ひっ…。」
「ジャッ、チョロチョロ…。」
アヌスから吐き出される湯と固形物を驚いた目つきで見下ろしている。
「あ、ああ、あぁー、をいっ…腹が、パンクするぞ…や、やめろ…。」
構わず数回洗浄して、バスタブに両手をつかせて、双丘に顔を埋める。
「きへっ、こらこら…あ、ああ、あぁ…き、汚いから…あ、あ、あっひゃぁー。」

アヌス周辺に石鹸の泡を塗りつけ、中指を挿入する。
「あ、あ、あふっ、あふっ…何?」
穴の入り口は意外と硬かった。
ゆっくり馴染んだところで、人指し指を加えて、直腸の壁を擦っていく。

ちょっと深めに押し込むと前立腺に触る。
「あ、あ、あっ、ちょっと…待てっ…あ、ああ、あぁ、い、いぃー。」

上野新平は、自分のちんぽにも石鹸を付けてシゴく。
お爺ちゃんのアヌスに押し付けてジワジワ挿入してみる。

「あ、ああ、い、い、痛い…ぬ、ぬ、あ、ああ、抜いてくれ…。」
「ちょっと我慢してて下さい。すぐ痛みなくなりますから。」
「で、でも…ち、ち、血がでるぅー。」
「大丈夫だから、静かに動かないで…。」
雁を入れたまま待つことにした。

「新平。」
「はい?」
「抜いたのか…なにか、詰まってる感じじゃが。」
「抜いてないよ…ほれ。」
お爺ちゃんの手を尻に廻し、新平のちんぽを掴ませる。
「お、おお、おぉ、突き刺さってる、ふぉっほほほ。」

ゆっくり出し入れをしてみる。
「あ、ああ、あぁー、え、えぇぞ…なんだこれは…あ、ああ、あぁー。」
「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、はぁ、はぁはぁー。」
「あ、そ、そこっ、そこんとこ…もっと、もっと、あ、ああ、あああ…はやく…。」
「ずぽっ!」
「あ、あ?何すんだ…ぬ、ぬくな、いったのか?」
「これ以上は、あとで、ゆっくりやりましょう。」
「せっかくだから…ここで…。」

「いってしまったら寝てしまうでしょう。だから、ゆっくり何回もやるんです。」
「ほうかぁー。いきたかったんじゃがなぁー。」

すっかり主導権を握った上野新平は、ゆっくり、湯につかった。
「ワシも入ってえぇか。」
「あ、どうぞ。ここはお爺ちゃんの家ですよ。遠慮せんと入って下さい。」
「わっははは、そうじゃ、ワシが遠慮するこたぁねぇんじゃ。」

溢れる湯をはしゃぎながらペンギンお爺ちゃんが体を沈めてきた。
「向かい合わせってのは照れるのぉー。」
「今更、照れても遅いでしょう。」
「くっ、くっ、くっ…。」
両手を広げて引き寄せキスをする。

「む、む、む…カカァとは、こげなコトしたことなかったなぁー。」
「明日っから、やったらいいでしょう。」
「うんにゃ、いまさらシワクチャなトコ見せたがらんじゃろのぉー。」
後ろ向きにさせ股間の上に乗せて抱っこする。

「おっほほ、ケツにちんぽがこすって、こそばゆいのぉー。」
胸に手を廻して乳を揉んでみた。

「ひ、ひ、ひっ…や、やめろ…あ、ああ、ああざー。」
(何?乳も感じるんだ…。)
第2ラウンドの攻めの計画が閃く。

体を拭き終わって、二人とも、ふんどし一枚で飲みなおした。
当然、コップは1個だけしか使わない。
飲みたい方が、口を尖らせると、一方が口に含んで飲ませてやる。
何度か繰り返していたが、とうとう重なり合って口を吸い始めてしまった。

「あれ、入れ歯を風呂に置いたままじゃった。」

「飲むのに歯はいらんでしょう。」
「いや、つまみを…。」
「そんなことでしたら…はい、どうぞ…。」
噛み砕いて口移しする。

「むにゅ、むにゅ…こりゃー噛まなくてラクじゃぁー。わっははは。」
「お爺ちゃんって、相当なスケベェですね。」
「新平ほどじゃないがのぉー。わっははは。」
「お爺ちゃん、布団に寝ましょう。どこにありますか。」
「布団は押入れじゃろぅ。新平は冷蔵庫にでも仕舞ってるのかのぉ。」
「はいはい、押入れですね、解かりました、はい、立って下さい。」

「いやじゃぁ、抱っこしてくれぇー。」
「このスケベ爺っ。お尻ペンペンするぞぉー。」
なんとか布団に寝かせて抱き合った。

「新平、キスだぁー。」
「キスも良いけど、ケツボボの準備しますからね。」
「準備って何だ。」
「だから、痛く無いようにね。」
そう言って、アヌスを舐めまわす。

「きゃはっはは…、い、い、いぃー。」
乳を揉んでも悲鳴に似た声でヨガる。その声を聞くだけで興奮も高まり勃起してくる。

「うっひゃ…また何か塗ったか。」
ラブオイルにも悲鳴をあげる。

「お爺ちゃん、いれるよ…ほれ、ほれ…。」
「うっ…つ、詰まってる…、あ、ああ、入ってくる…。」
すんなり入っていった。

しばらく時間をあけて注送する。
「あ、あふ、あふ、あ、ああ、あ…よ、よかぁー、新平、い、い、いぃ…。」
「はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、あ、ああ、あぁー、はっ、はっ、はっ…。」
「きた、きた、きたぁー、お、お、おお、あっひゃぁ、う、う、う…。」
正常位から横になり再度、出し入れを繰り返す。

「む、む、むむ…あ、ああ、お、おお、おぉー。」
「すぽっ。」
「こ、こらぁー、抜くなぁー、殺すぞぉー。」
上向きになって、お爺ちゃんを腹に跨がせる。

「ど、どうするんだ?」
「自分で入れて下さい。」
「え、い、い、入れろって…。」
「そうそう、静かに腰を落として…、あ、ああ、あぁー、入った。」
「お、おぉ、茶臼か…はっ、はっ、はっ、はっ、おっぅ、おぅおぅ…・」
「帆掛け舟とかも…、あ、あ、ああ、あ、あ、あぁー。」
「え、えぇのぉー。ワシャ死んでもえぇぞぉー。」
「あれ、あれ、と、とめて…、い、い、いっちゃう…こら、こら…。」
「ん?」

「あぁあっ…、いってしもうた…。」
「ワシは、とっくに、いってたぞ。」
そのまま、お爺ちゃんが追い被さって倒れ込んだ。

「ちょっと寝てから、またやりましょう。」
「まだ、出来るのか。」
「お爺ちゃんのリード次第だからね。」
「お、おぉー、リードか。わっははは。」

その約束は、明け方行われた。
「新平。」
「はい?」
「ワシを連れて逃げてくれ…。」
「奥さんを、もっと愛してあげたら、ご褒美に、また来てあげます。」
「わかった、約束だぞ。」

潤んだペンギンお爺ちゃんの涙を吸ってあげた。

(おわり)

******************************************************************

(本作品は、旧「老いのときめき」に掲載されたものを、庵主さん、源次郎さん及び、新「老いのときめき」オーナーのご了解を得て、転載させて頂いたものです。)
*****************************************************************************

★「第7話:簡易水道のお爺ちゃん。」に戻る。

★上野新平シリーズ(BY源次郎)に戻る。

★第9話:乞う、ご期待(2012-7-9掲載予定)

カテゴリー: 上野新平シリーズ, 作者:源次郎 パーマリンク

以下にコメント・投稿を記入下さい。お名前は必ず記入下さい(匿名可)。メール情報(非公開)は必須ではありません。既コメントに対しては、当該コメント下部の返信をクリックし、記入下さい。

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中