(上野新平シリーズ)第9話:ラーメン屋のお爺ちゃん(By源次郎)


寝苦しい夜だった。深夜に聞いたCDが、何となく気になり、そのままウトウトまどろみながら朝を迎えた。

CDは数年前に買っていた物だったが、あまり聞いていなかったようで、昨夜ラックの中から偶然取り出した物だった。
音楽分類では、ラップだろうが、内容は演歌ではないかと思われる。
三木道三(みきどうざん)の歌で、作詞作曲も彼だったようだ。

ダンスビートに合わせてリズミカルに早口の語りを乗せていくスタイルの音楽。
1970年代後半ニューヨークの黒人街で流行し始めたらしい。
早口で字余りの唄で、なかなか歌詞が掴めない。
しかし、うんちくのある内容だった。
男が女を口説いているが、そのまま、男と男のラブソングに聞こえてしまう。

タイトルは「Lifetime Respect」だったと思うが、もっと長いタイトルだったかも。
「ええかげんそうな俺でも、しょーもない裏切りとかは嫌いねん、尊敬しあえる相手と、共に成長したいねん。」
・・・・・。
「一生一緒にいてくれや、みてくれや才能も全部含めて、愛を持って俺を見てくれや。今の俺にとっちゃお前が全て、一生一緒にいてくれや、ひねくれや意地っ張りなんかいらない。」
「ちゃんと俺を愛してくれや、俺を信じなさい。いつのまにか本気になった俺は、お前の優しさ強さに惚れた。お前だけは手放しちゃいけないと思えた。」
「今は湧いてくる愛おしさに溺れたい、歌うで大切な人へ幸せになりたいんなら任しとけ。俺の夢と胸ん中はバラ色で、溢れるのはお前の笑い声。」
・・・・・。
「こんな気分が運命って気がすんねん、大事にすんで、だから一生一緒にいてくれや。上がったり落ちたりもひっくるめて、ありのまんま俺を見てくれや。」
「愛しあいたいお互いの全て。一生一緒にいてくれや、甘ったれたいだけの関係ならいらない。」
「ちゃんと俺に愛さしてくれや。俺を信じなさい。お前がもしも、ボケた時も、俺が最後まで介護するで心配ないぞ。」
「限りある人生にいっぱい、楽しい時間をお前と生きたい。一緒に料理したり、映画見たり、愛のあるセックスに精ェだしたり、何があるかこの先わからへんけどお前を絶対離さへん。マジで。」
・・・・・。
「俺はきっとずっとお前を待ってた、誰も信じられなくなってた。俺の特別な一人になってや、きっと一丁前の男になってやる。仕事も遊びも、つらい時もまた楽な時も、一緒に泣いて笑いたい。」
・・・・・。
「ええかげんそうな俺でも、しょーもない裏切りとかは嫌いねん。尊敬しあえる相手と、共に成長したいねん。」

所々を思い出しながら唄ってみるが、これを曲の流れに遅れないように歌うのは無理な歳かとも思う。

作業服や下着を一週間分、洗濯機に投げ込みながら、歯を磨く。
遅い朝食を摂っている時、洗濯が終了したアラームが出た。
「ほいほい、解かりましたよ。」
一人暮らしだと、いろんな物と会話する。それが自然な成り行きだろう。

決してボケたわけでは無い。
洗濯物を乾燥器に移しながら、これからの予定を考えてみたが、特別急いでするものもなかった。

部屋の掃除も昨夜済ませていたので、郊外の家電量販店に行くことにした。
「なんだ、土曜日の昼間も結構な渋滞だな。」
休日が増えて、予定のない人がマイカーを一斉に道路に出して来たようだ。
家電量販店の駐車場も時間待ちさせられた。
順番待ちでエンジンかけたままで、イライラしてくる。

(油だってタダじゃないんだけど…。)
窓から通りを眺めていた。

大きい買い物を下げて、バス停の方に歩いている老人が目に入った。
初老の男は、短髪で白髪だった。

(だれだったかなぁー、会ったことがあるような・・・。)
そんな気がして老人をみていた。
車の流れを見ながら道路を渡るタイミングを計っているようだ。

(あ、そうだ笹原家の貞吉爺さんだ。自宅に帰るんだろうがバスできたのかなぁ。)
そう考えていた時、駐車場に入られる順番が来ていた。
「徐行して奥に進んで下さい。向こうに係員がいます。」
駐車場整理の兄ちゃんが声を掛けて来た。

「あ、忘れ物したから、出直すわ。」
上野新平は、そう言って列から外れ、通りを、少し行ってユーターンした。
笹原家の貞吉爺さんの後を追いかけた。
以前から気になってた、おじいちゃんで、時々寄っているラーメン屋の調理場の人だ。
近付いて徐行して確認した。
普段は和服でカウンターの中に立っているので、洋服着ているのを見たのは初めてだった。

「お買い物でしたか。」
左側のウインドウガラスを開けて声を掛けたが、
「・・・・・?」
怪訝な顔で見ている。

「送りますから乗って下さい。」
「おう、上野さんか、誰かと思っただ。」
やっと気付いてくれたらしい。
「家に戻るんでしたら送りますから。」
「そりゃ、すまんのぉ、頼みます。」

ワゴン車は、ちょっと車高が高いので、ステップに足を乗せるのがやり難いらしい。
手を差し出して引き上げてやった。
「いやぁ、助かった。相変わらず暑いのぉ。」
ニコニコして、顔や首の汗を拭いている。

「大きい荷物ですね。なに買ったんですか。」
「あ、これか。電気釜だ。今つかっているのが、時々調子悪くなってのぉ。」
「そうですか。でも、ガス釜じゃなかったのでわ。」
「これは、オレんちの釜じゃで、店のが、ガスじゃ。」
「店とは別に炊いているんですか。」
「あぁ、3年前に店を出て、近くの借家住まいしている。」
「そうだったんですか。いつだったか住み込みだとか聞いていましたので。」
「あぁ、先代が引退した時に出たんじゃ。」

何となく複雑ないきさつがあるようだ。あまり聞き出すのも悪いようだったので話題を変えてみた。
「笹原屋って、昔は、一流料亭だったそうですね。」
「ああ、参勤交代の宿場街だった頃の創業でな、佐賀の鍋島藩主や、松浦藩主の直筆の句が書かれた色紙が、今でも残っている。」
「凄い歴史ですね。」
「太平洋戦争後、一旦閉めてたのを先々代が復活させたんじゃが、巧くいかんかった。」
「そうでしたか、それでラーメン専門店として建て直されたんですね。」
「まぁな、そんまでも色々あったんじゃが、先代が換えてしまったんじゃ。」
「でも、今では有名なラーメン専門店になったんですから。」
「ワシも最初は、戸惑ってな、先代と喧嘩ばっかやっとった。わっはははっ。」
「先代は亡くなられたのではないんでしょ。」
「うん、元気になっているが、大腸癌で人工肛門を付けている。」
「それで、引退されたんですか。」
「食いモン屋が、人工肛門じゃのぉ。」
「そんなモノなんですかねぇ。」

いつもは、カウンターの中で黙々とラーメンを作っている貞吉爺さんだったが、良く喋っている。
「今は何とか軌道に乗ったが、先はどうなるのか。」
ちょっと顔を曇らせて黙り込んだ。
「大丈夫ですよ、貞吉爺ちゃんが元気なんだから。」
そう言って、左手で定吉爺さんの、太ももを叩いた。

貞吉爺さんの全身のぬくもりが伝わってくるようだった。その手を乗せたまま離すタイミングが取れなかった。
たいした時間では無かったが、そのままというのもヘンな感じがしたが、逃げようとしない態度が気になった。

それでも長くなって嫌われてしまうと怖い。
ごく自然に離さなければと、掌を膝頭の方に滑らせ、2.3度揉むよう
にして離した。沈黙したままの時間が流れた。

何か、喋ろうにも、頭の中が空っぽになったようで焦ってくる。
「おう、そこを左折してくれ。道が狭くなるが。」
その言葉に救われた。
「店から結構離れていますね。」
「ま、散歩代わりにもなるからのぉ。それに、マンションとかが嫌なんじゃ。」
「一戸建ての借家ですか、良くありましたね。」
「あぁ、先代の昔の知り合いが貸してくれたんじゃ。」

確かに狭い道路だった。
「ここじゃ、庭には、たいした花や野菜も植えてないから、車を入れて寄っていけや。えぇじゃろ。」
『えぇじゃろぅ』
が嬉しかった。

「わ、こんな街の中で庭付きですか。すごいですね。」
「何年か後は防災なんとかで道路拡張されるらしい。それまでは、庭も何か植えたいんだが、時間が無くってのぉー。」
「勿体無いですよ、花でも植えてみませんか。」

家は、たいして広くは無かったが、綺麗に片付けられていて、掃除も小まめにされているようだ。

居間の壁に幼稚な絵が大袈裟な額に入れられたのが掛かっていた。
「可愛い絵ですね。お子様が描かれたんですか。」
聞いてしまって後悔した。一人やもめ暮らしであることは、ラーメン屋で、何度か聞いて知っていたからだ。

「あぁ、それか。一人息子が5歳の時、幼稚園で描いたやつだ。」
「息子さんがいらっしゃったんですか。知りませんでした。」
「ああ、それを書いた日に交通事故で死んだ。それから半年後に妻と離婚した。」
「離婚されてたんですか。」

既婚者だったのは知らなかった。悪いこと聞いてしまったようだ。
「その翌年、年度末に幼稚園の園長が持って来てくれたんじゃ。妻には内緒でオレがもらって飾っている。ま、連絡先も解からんかったし…。」
「すみません、余計なこと聞いてしまって。」
「いいんじゃ、気にせんで。それより、失礼してワシ着替えるぞ。シャツとズボンってのが相に合わん。」

「どうぞどうぞ、普段が和服ばっかりでしょうから解かる気がします。」
「暑いから、上野さんも脱いだらえぇ。」
「あ、これ脱いだら裸ですから・・・。」
「若いモンは、汗取りのシャツ着てないそうじゃなぁ。」
「はい、若くは無いんですが。洗濯物が増えるだけなもんで。」
「わっはははっ、洗濯物か・・・。」
貞吉爺さんは、一気に薄手のブルゾンとアンダーシャツ、それに、ズボンも脱いでしまって、ステテコ一枚になった。
裸の貞吉爺さんは、着やせするタイプなのか、とっくに還暦過ぎているはずだが結構、歳のわりに筋肉がついていた。

汗を拭いて、クレープシャツを着ている。ステテコの下は褌のようだ。
そっちの話題をしてみたかった。

「やっぱり下は褌ですか。」
「ああ、結婚してた頃はブリーフだったが、あれはイカン。それに和服が多いので、やっぱり褌じゃないと具合が悪い。」
「ふんどしは良いですよね。私も、ずっと褌です。」
「そうか…、ふんどしか・・・。」
それだけ言うと黙って台所に行ってしまった。

冷蔵庫から麦茶を持ってきたようだ。
上野新平は、居間の窓の側に立って通りを眺めていた。

「ビールも有るが、車じゃから麦茶で我慢してくれや。」
「あ、すみません。戴きます。」

「そこの通りに塀でも造ろうかと思っているんじゃが、歩行者が車を交わす時に庭に入れなくなるんで、そのままにしとるんじゃ。」
「道路が狭いですから危ないでしょうね。」
「それとな、夜中に酔っ払いがションベンするんじゃ。」
「迷惑ですね。」
「その代わりタダでチンポが見れるんじゃ。」
「わ、チンポが見れるんですか。」
「そう、デカイのやソレナリの大きさなど色々なっ。」
「あっはははっ、それなりのおおきさですか。そりゃいいなぁ。」

(ちんぽが好きなんですか…。)
って聞きたかったがやめた。

貞吉爺さんも、喋った後で後悔しているようにもみえた。
「良く冷えてておいしいです。」

気を使って麦茶を飲んで話題を変えた。
「そうじゃ、せっかくだから電気釜のセットをしてくれや。タイマーが、どうだこうだ言ってたが解からんので、よく聞いてなかったんじゃ。」
「ああ、そうしましょう。最近の電気製品は私たちも理解出来ない機能を色々付けてサービスのつもりで押し付けますから困るんですよ。」
「それそれ、それが困るんじゃ。予約だの何だのってついててのぉ。」
「一応、時計は合わせておきましょう。予約炊飯とかの設定はセットしていません。」
「それで充分じゃ、炊きたい時スイッチ入れたらいいんじゃから。」

洗面所を借りて手を洗わせてもらった。
横にある洗濯機を覗いて見たが、期待していた汚れ物などは入ってなかった。

「すみません、しょんべんさせて下さい。」
「おう、しょんべんはこっちじゃ。」

男性用の小便器にも造花だったが可愛いスイートピーが置いてあった。
トイレから出て居間にきたが、貞吉爺さんの姿がなかった。
炊事場にいる気配だ。

もう少し話もしたかったが、これと言って共通するような話題も思いつかない。
「そろそろ失礼しますから。」
引き留めてくれないかと思ったが返事がなかった。

炊事場に行って、再び声を掛けた。
「そろそろ失礼しますから・・・。」
「急ぎますか。昼飯でも食べていってもらいたかったがのぉ。」
「いいえ、急ぐわけでも無いですが・・・。」
「そんじゃ、ゆっくりしていってくれんか。なかなか、お客が来ることも無いんで。すぐ準備すっから、なっ。」

寂しそうに言った貞吉爺さんの言葉で胸が詰まってしまった。
愛おしいとも思った。
流し台で、じゃがいもを洗っている貞吉爺さんの後ろに、そっと歩み寄って行った。

貞吉爺さんの肩に顔を乗せて背後から両手を廻して抱きつく。
(怒られても・・・嫌われても良い・・・。)

一瞬ビクっとしたようだったが、じっとして動かない。
(あれ、怒らない・・・。)

そう思って両手に力を入れてみた。
「すまん、そんな趣味ないから・・・。」
か細い声で言ってきた。

(あぁ、やっぱり・・・駄目か・・・。)
手を離そうとして項(うなじ)に唇をつけた。

「あ、ああ、あぁー。」
小さい声で悶えるような声を聞き逃さなかった。

緩めた両腕を、腹のほうまで下げて、耳元に囁いた。
「好きです・・・。」
それだけ言うのが精一杯だった。

貞吉爺さんを見たら、目を瞑り、顔を上向きにして、口を少しあけていた。

(逃げない・・・どうしたんだろう・・・趣味がないって・・・。)

腹に廻していた両手を股間まで下ろして、ちんぽを触ってみた。
「あ、ああ、あぁー、や、やめて…。」

力なく拒否しているが、嫌でもないようだ。逃げない。
払いのけるでも無い。
構わず、ちんぽを数回揉んでみる。
「あ、ああ、あぁー、い、い、いぃー。」
確かにハッキリ聞こえた。
それを聞いて、上野新平のチンポが一気に勃起していった。

定吉爺さんの腰の上付近に押し付けたまま、コリコリさせてみる。
薄いステテコを通して、何が押し付けられているか充分わかっているはずだ。

「あ、ああ、あぁー、大きくしている…あ、ああ、気持ち…い、いい・・・。」
「すみません・・・。」
「い、いや・・・ワシに勇気が無くって…恥かかせたようで…。」
「そんなこと無いです。怒られるかと・・・。」

貞吉爺さんのステテコの中に手を入れて褌の横からちんぽを引き出した。
「ちょ、ちょっと待ってくれ・・・。」
そう言って、自分でステテコを脱ぎ、褌の前垂れを紐から抜いた。

クレープのシャツも脱いで素っ裸になり、上野新平に抱きついてきた。
恐る恐る唇を付けて舌を入れてみる。
貞吉爺さんは、小刻みに震えながら舌を吸ってくる。

キスしたまま、上野新平もシャツとズボンを取ってしまった。
貞吉爺さんは、それを感じて新平のチンポを握ってシゴキだした。
「あ、ああ、あぁー、気持ちいいです…で、でも…もすこし優しく扱いて下さい。」
「す、すまん…要領が…あ、ああ、あぁー、気、気持ちえぇー。」

上野新平は、定吉爺さんの股間に座り込んで尺八を始める。
「わ、や、や、あ、あぁー、汚いから…あ、ああ、ふっひゃぁー、あん、あん、あ、ああ、あぁー。」

尻を持ち上げ、割れ目に顔を持っていく。
排出されたものの拭き残しが付いているのかも。
軽く匂うが、これもまた堪らない。
鼻先でアヌスをクリクリさせる。

「じょ、じょうだんは…あ、、そこは…ぐが、ぐが、ぐぐが…。」
鮮やかなピンクの菊紋に唾を落とし舌で舐めまわす。

「だだだ・・・駄目だって・・・く、く、くっ・・・。」
人差指で軽く撫でて、挿入してみる。指先に、しっかり締め付けて来るのが心地よい。

「く、くぁ、く、くぁ、く、くぁ、ひ、ひ、ひぁ、ひぁ…。」

貞吉爺さんは、腰が萎えたように床に崩れ落ちた。
「そ、そ、そんな…あふ、あふ、あふ、あ、あぁー。」
「気持ちいいですか…。」
「あ、ああ、ど、ど、どうなるんじゃぁー、こ、こ、こわれるぅー。」

特別大きくは無いが、しっかりした形の雁が熟した李(すもも)のように、赤黒く艶々輝いている。

唇で雁を噛みながら
「すぽんすぽん」
と出し入れする。

「や、や、や、あ、ああ、あぁー、そ、そ、そんな…い、い、いぃー、あ、あぁー、あ、あ、あっ…。」
体勢を入れ替えシックスナインにの形に持って行く。
ふんどしの横から、ちんぽを取り出し、貞吉爺さんの顔の上に持っていく。

(あれ、しゃぶってくれない・・・。)
腰を上げて、貞吉爺さんの顔を見てみた。

ビックリして見とれているようだ。構わず口先に押し付けてみた。
慌てて口を開けて咥え込んでくれた。
それでも、舌を使ったりしてこない。
腰を上下させて出し入れを試みる。
やっと唇を開けたり閉じたりやりだした。
うまく咥えきれないようで、すぐ飛び出してしまう。

貞吉爺さんの顔が、新平の先走りでグチョグチョに濡れている。
それだけで卑猥だ。
それでも尺八しようと顔を持ち上げて、ちんぽを咥えようとしている。
腰を落として貞吉爺さんの口を捜す。
やっと捕まえたようだ。
両手でちんぽを掴んで逃がさないように吸い出した。
赤ん坊が哺乳瓶を抱えてミルクを飲んでいるようだ。

「あ、ああ、あぁー、だ、だめ、い、い、いくぅー、は、は、離して…、あ、ああ、あう、あう、あふぅー。」
貞吉爺さんのチンポが一段と膨らみ腰を持ち上げてきた。
逃げようとする腰をがっちり掴んで、喉の奥までちんぽを吸い込んだ。

「だ、だ、だめ、あ、あああ、あぁー、い、いい、あ、あ、いくぅー。」
言い終わらない内に、ドクドクと精液を新平の口の中に噴出してきた。

「あ、ああ、す、すみません…。え、?」
噴出した精液を飲まれているのがわかったのか、起き上がろうと、も
がいている。
そのまま、ちんぽを押し込んで爆発したかったが、貞吉爺さんは、どうみても初めての経験のようだ。

ショックを与えてもいけないだろうとがまんした。
体を離して、顔の前で扱いてみせた。

「どびゅっ、どびゅっ、どびゅっ…。」
爆発した精液が貞吉爺さんの顔に飛んでいった。

気が付かなかったが、貞吉爺さんも褌つけたままで前垂れを抜いていただけだった。
紐を解いて褌を取って、それで顔を拭いてやる。

「す、すまん…、あ、あぁー、よかったぁー。」
申し訳ないと、何度も言っている。

顔を見合わせて、どちらからとも無く唇を付けた。
先程より、大胆に舌を出し入れしてくる。

「あ、あ、ありがとう…、この歳で初めてじゃったので、何が何やら解からず…ありがとう…。」
涙声で口を吸いながら感謝している。
「いいえ、こちらこそ…。有難う御座いました。」
「また、会って、してくれますか。」
「こちらこそ宜しく。」
貞吉爺さんは、うまいカレーを作ってくれた。
「これは凄い、うまいカレーですね。最高だぁ。」
「ふぉっふぉっふぉ、そりゃ良かった。ワシのカレー食ってもらったのは、上野さんが初めてじゃで。よかった、良かった。」
嬉しそうにハシャイでいる、貞吉爺さんと再び絡みたかったが、昼過ぎに玄関をでた。
電気量販店に行くのを止めて自宅に戻って、一眠りしたくなった。

足の捻挫を応急処置した牛尾お爺ちゃんと会った公園の横を通る時、ベンチに座っている牛尾お爺ちゃんの姿があった。

木立に隠れるところに停車して携帯電話にかけてみた。
「ぷるぷるる…。」
呼出音が3回で繋がった。

「牛尾です。」
「そんなトコで何してんの、不審者に見えますよ。」
「お、新平。何処にいる。」
キョロキョロと周囲を見回している。
「あ、ああ、自宅ですよ。いま起きたんです。」
「そんなぁ、うそだ。」
「どぉうして、ウソ?」
「ケイタイも家の電話にも出なかったから、出張でも…。」
「なに、泣かなくてもいいじゃない。」
「泣いてなんかいないぞぉ。」
「泣いているようだけど。」
「こらぁ、新平。どこだ。」
「西口の入り口だよ…。」
言い終わらない内に電話を切って、牛尾お爺ちゃんが小走りに来るのがみえた。
息堰ってワゴン車に乗り込んで来た。

「どこ行ってた。」
「内緒。」
「あ、そう…内緒で悪いことしてたんだ。ワシ帰る。」
動き出した車から降りようとドアーに手をかけている。
「お客さん、運転中は席を立たないで下さい。」
「はい、はい。で、何処に…。」
「自宅に帰ります。どちらに送りましょうか。」
「そうだな、新平の家に暫く拉致してもらおうかな。」
「残念でした。拉致監禁するのは、若い女性に限らせてもらっています。」
「あ、そう…。そんでは、スカートはいて居座ってやっから。」
「頭が禿げてスカートはいた変態じじいも見てみたい気もしますが…あ、痛い、や、やめ
て、わかったから…。」

尾お爺ちゃんに、太ももを涙が出そうに、抓(つね)られた。
「そんで…。」
「関門大橋でも見にいきましょうか。」
「おぉ、関門海峡か…いいなぁ、連れて行ってくれ。」

都市高速に載り、九州自動車道の高速に入る。門司インターで降りて
一般国道を走る。
「新平、関門大橋に行くんじゃなかったのか。」
「そうだよ、見に行くの。」
「高速降りたら行けないだろう。」
「だから、降りたんです。橋を見るんだから、山の上からが良く見れるでしょう。」
「おぉー、そうか…なるほど、そうじゃのぉ。」

国道から脇道に入り山の頂上に向けて走る。
ここは、関門国道トンネルの交通量が増大したため 、九州と本州を結ぶ第2ルートとして昭和48年に完成した吊り橋で、完成当時は東洋一の長大吊橋であった。
全長1km余りの吊り橋なのです。

橋桁下高さは、船舶の大きさを考え、61mだ。
中国自動車道と九州自動車道の高速自動車道の接続場所でもある。

眼下には、開門海峡が、夕日を受けてキラキラ輝き、遠くには、宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘したと言われる巌流島が浮かんでいる。

「凄い眺めじゃのぉ。」
感嘆した牛尾お爺ちゃんは、両手を合わせて拝むように眺めている。
展望所用の駐車場を抜けて、山を下る。

「新平、もう帰るのか…勿体無い。」
「まだ帰りませんよぅだ。」
「・・・・・?」

さらに下ると、道が急に狭くなる。対向車が来ると交わせないほどだ。
少し進んで脇道をバックで登る。

木々がワゴン車の屋根や側面に当たってザワザワ擦る。
「大丈夫か、傷が付きそうだぞ。」
牛尾お爺ちゃんが心配そうにキョロキョロ見回している。
「うぐぐ…な、なに…あ、ああ、あぁー。」
突然のキッスに驚いていたが、しっかり腕を廻して抱きついてくる。
一枚ずつ脱がせていく。

「と、突然だから…お、おお、おぅー。」
押し殺したような声で牛尾お爺ちゃんが善がっている。
「ここは、誰も通る心配なさそうだから…。」
「でも、この間みたいに…。」
「CDも消してエンジン切っているから、外の音も聞こえる、心配ないって。」
「そうか、あ、ああ、あぁー、い、いい、いぃー。」

「爺ちゃん、尺八うまくなったね。」
「いやいや、新平が…、あ、あぅ、ああ、あぅー、いきそう…。」
帰路は、すっかり陽が落ちて暗くなり始めていた。
「今日は、かぁちゃんが帰って来るんだ。」
都市高速を降りる頃、ぼそっと言ってきた。
「え、奥さんの話は初めて聞くようですが…。」
「わざわざ言うことも無かったし…。」
「帰って来るって、どちらに行かれてたんですか。」
「あぁ、次男坊がカナダに行ってる。2人目の子供が出来たんで、3カ月ほど行ってたん
だ。嫁はフランス人じゃ。」
「そうだったんですか…、寂しくなりますね。」
「どうしてじゃぁー。ワシ達は今迄通りで逢えるじゃろ。」
「でも…。」
「心配無いって、な、な、今迄通りで逢ってくれや。」
「はいはい、解かりました。でわ公園のトイレで約束しましょう。」
「うん、うん。約束だ。」
牛尾お爺ちゃんは、ニコニコしながら鼻歌を歌いだした。

(おわり)

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(本作品は、旧「老いのときめき」に掲載されたものを、庵主さん、源次郎さん及び、新「老いのときめき」オーナーのご了解を得て、転載させて頂いたものです。)

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★「第8話:天草のペンギンちゃん」に戻る。

★上野新平シリーズ(BY源次郎)に戻る。

★第10話:乞う、ご期待(2012-7-9掲載予定)

カテゴリー: 上野新平シリーズ, 作者:源次郎 パーマリンク

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