シリーズお爺ちゃん第7話:3ヶ月に1度のデート(By爺ちゃん)


(1)

爺ちゃんの趣味の一つはインターネットでの交流である。

幾つもの組合員向けのSNSに登録している。

各々のSNSには二日に一度は日記を書いている。

初めは、お仲間の日記にチャチを入れていたが、時々、日記を書くようになった。

その結果、多くのメル友ができた。

その中に武爺さんがいる。

(2)

武じいさんは、ジョギングが好きで、SNSにジョギング中の写真を載せている。

自己紹介はプロフと好み、そして千葉在住しか書いていない。

好みは同年代の中肉中背の丸みを帯びた褌常用者とある。

その武爺ちゃんが、じいちゃんに、毎日、毎日あし跡を付けてくる。

爺ちゃんが日記を書き込まなくてもあし跡をつけてくる。

(3)

爺ちゃんは、律儀だ。

あしあとは必ず、踏み返している。

その内に、武爺さんから

「3ヶ月に1度ぐらい合ませんか?」

とのメッセージが来た。

(4)

爺ちゃんは

「3ヶ月に1度とは、ちょっと変わったお誘いですね、武爺さんには、毎日あし跡をつけて下さるので、親近感を持っていますが、あなたのことは存じ上げませんので、3ヶ月に1度会おうといわれても、判断のしようがありません」との返事を書いた。

(5)

武爺さんからは

「一度、会えば、継続的にあうかどうかすぐ判断できます。会うことになったら3ヶ月に1度ぐらい会うことにしましょうとのご提案です。一度あって、次に会うまでに、メールや写真のやり取りをして、これは、手練手管では無いか?とか、様々に神経を使うのは、お互いに無駄だと思います。どうせ、会うのですから最初にお会いしたとき、SEXの相性を含めて確認すれば、その後も含めて、手間が省けるのではありませんか」

とのメールが来た。

(6)

好奇心の強い爺ちゃん。

でも、必ず、合体することは約束できないので、双方、異論がなければ、SEXの相性も確認しましょうと、武爺ちゃんと会うことにした。

(7)

武爺さんは、短髪小太りで、いつもニコニコしている人だった。

爺ちゃんは、にくからず思ったが、どのように話を進めて良いか分からなかった。

武爺ちゃんは、そんな爺ちゃんに構わず、さっさと爺ちゃんをシティーホテルに案内した。

「ここで待っていて下さい。チェックインしてきますから」

爺ちゃんが言葉を挟む暇を与えずに、武爺ちゃんがてきぱきと行動する。

「8階です。」

「ここは、いつも利用しているのですか?」

「いやー初めてです。初めてお会いするのですから、きちんとしたところと思って、シティーホテルを予約しました。」

「高いのでしょう」

「デェーユースですから、3時間で、5千円です。部屋料金ですから二人分です。」

「さあ、どうぞ」

(6)

808号室はツインベッドの部屋であった。

「さすがに、ダブルベッドの部屋は、男二人で予約するのは、気が臆しましたので、ツインにしました。」

そう言いながら、武爺ちゃんは爺ちゃんを抱きしめ、キスを迫った。

爺ちゃんは何が何だか分からないまま、唇を合わせると、舌が差し込まれてきた。

武爺ちゃんは、爺ちゃんを抱えながら、右手で、爺ちゃんのジッパーを押し下げ、手を差し込んできた。

爺ちゃんのオチンチンは、正直に、既に固くなっている。

「やあ。越中ですか、私も締めたいのですが、女房の顔が浮かんできて、踏み込めません。」

そう言いながら、爺ちゃんを素っ裸にしてしまった。

(7)

それ以来、爺ちゃんは武爺さんと3ヶ月に一度逢瀬を重ねている。

会う度に、別れ際に、次回のデートの日を決める。

武爺さんは、セクフレは、SEXだけの友達で良い。なにやかやとメールのやり取りや、デートをすると、面倒だし、無い頭を絞らなければ行けないし、気持ちが高揚したり、冷えたりしてしまう。そんな恋愛ごっこは年寄りの付き合いには不要だ。だから、付き合いは密室の中で、ベッドの上だけにしましょうとの提案をし、爺ちゃんが同意したのだ。

(8)

2回目のデートから、場所はシティーホテルから、武爺ちゃんが探し出したラブホというのはおこがましい、連れ込み旅館、住宅街のラブ旅館となった。

入館すると、おばちゃんが、

「1階にしますか,2階にしますか」

と聞く。

靴を脱ぎ、部屋に案内されると、温度調節が全くされていない部屋に通される。

そんな旅館だが、爺ちゃんは気に入っている。

今ではおばちゃんと顔見知りになって、入館時、退館時、世間話を交わすようになっている。

終わり

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シリーズお爺ちゃん第7話:3ヶ月に1度のデート(By爺ちゃん) への2件のフィードバック

  1. 僕は以前から相性は素っ裸になって抱き合ってから判ると思っています。
    いくら体裁を繕っても裸になれば長く付き合い出来る人か?解ると!
    でもこんな考え方はスケベ過ぎと恥でいました。

    • 管理人 より:

      回を重ねたらさん
      コメント有り難うございます。
      この作品は爺ちゃんの体験談なのか、捏ねくりだしたものかわかりませんが、密室だけの交際にするのか、日常的な交際を交えるのかによって、相性の判断がかわってきます。
      SEXが交際の大きな要素であるならば、抱き合ってみないと相性は分かりません。
      重要な部分で相性が良ければ、他の相性の悪さは我慢できますからね。
      武爺さんは、その点をドライに判断しているようですね

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