シリーズお爺ちゃん(第10話):ナオさんからのスカイプ(Byお爺ちゃん)


(1)
爺ちゃんは好奇心が旺盛である。
わからない言葉に出会うとメモしておく。
まず、インターネットで調べる。
それでも理解できないと、その言葉を知ってそうなお仲間を捕まえては聞く。
主たる手段はSKYPEである。
メールは、面倒だ。
特に、何を聞きたいのか伝えるのが難しいので、使わない。
聞くついでに、経験談、噂話、そしてお仲間の常識、を聞き出す。
だから爺ちゃんの耳は大きい。
蓄積した知識は、量としては組合の幹部クラスになってきたが、質が伴っているかどうか自信がない。
(2)
爺ちゃんにSKYPEの呼び出しがあった。
つい先日、交信希望が届き、承諾したナオさんである。
爺ちゃんは、呼び出しがあったときに、聞き逃しがないように、音声はコンピュータ本体のスピーカーから取るようにしている。
慌ててヘッドホンのジャックを差し込んで応答した。
(3)
オチンチンの大写しの画像が飛び込んできた。
そして、そのオチンチンが激しく扱かれている。
「見える?」
「見えているよ」
「爺ちゃんを想像したら、催してきちゃった。」
「有り難う」
「興奮する?」
「するよ」
爺ちゃんは、興奮していないのに、社交辞令でそう言ってしまった。
爺ちゃんは、こなさなければ行けないメールが山ほどある。
だから、適当に相槌を打ちながらメールの返信を書いている。
単に大写しにされたオチンチンの扱きを見続けたくないからである。
(4)
「爺ちゃんもチンポを出せ。」
「出したよ。」
「扱け」
「扱いているよ」
と命令口調の声が耳に響く。
「舐めたいのか?」
「まあね」
「舐めたければ『舐めさせてくれ』言え」
「何で黙っているのだ、このくそ爺!」
爺ちゃんは、無言でナオさんからの交信を切断した。
爺ちゃんは画像を送信していない。
(5)
翌日もナオさんから呼び出しが有った。
「昨日は有り難うございました。思いっきり放出できました。」
「爺ちゃんはどうでしたか」
「俺も出しちゃったよ」
「え、本当ですか、それを聞いて元気になってしまいました。今日も見て下さい」
そして、昨日と同じことが繰り返された。
(6)
翌々日もナオちゃんから呼び出しがあった。
「昨日は有り難うございました。思いっきり放出できました。」
「爺ちゃんはどうでしたか」
「良かったよ!」
「それでは、今日もお願いします。」
きょうも、シコシコと扱きだした
「やい、爺、見ていか、入れて欲しいか」
「見ているよ」
「ところで、トロイの木馬って何? コンピュータに入りこむそうだけど」
爺ちゃんがいつもの調子で質問した。
「え!」
SKYPEが切れた。
それが、SKYPEで聞いたナオさんの最後の声だった。
(7)
爺ちゃんはナオさんからの答えを待っているが、まだ答えは返ってきていない。

(終わり)

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シリーズお爺ちゃん(第10話):ナオさんからのスカイプ(Byお爺ちゃん) への2件のフィードバック

  1. 二丁目の枯れ葉 より:

    質問・オナさんとナオさんがいますね。

    • 管理人 より:

      ご指摘有り難うございます。
      最初は「オナ」さんにするつもりだったようですね。作者の爺ちゃんに確認し、「ナオ」さんに統一致しました。

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