シリーズお爺ちゃん(第11話):自分撮り全裸写真(By爺ちゃん)


(1)

爺ちゃんは、お友達が欲しくて、でんでん虫に友達募集と呼びかけた。

名乗りをあげたA爺ちゃんとメール交換を始め、A爺ちゃんから会ってみタイとの文面と共に、野外で撮影した全裸全身写真を送ってきた。

律儀な爺ちゃんが、同様な写真を送り返したいのだが、写真がなかった。

無いどころか、野外で全裸の写真など、取ったことが無いのである。

(2)

意を決し、撮ってみることにした。

どこが、良いのか、場所の心あたりが無い。

爺ちゃんの家の近くに里山があったが、その全てが宅地化されてしまったが、所々に緑地が残されている。

遊歩道が作られ、途中にベンチが置かれ、休み処が設置された所もあるが、獣道みたいな散歩道が残されているだけの所もある。

そんな緑地のどこかに適地があるのではないかと考えた。

(3)

里山には有名な精密機械メーカーの研究所がある。

その裏の北斜面にも緑地があった。

緑地は下の平坦地まで続いていて、横断する道と、何度か屈曲して、下の平坦な場所におりる道がある。

研究所の際は、緑地に隣接していて、殆ど窓がない。

従って覗かれることはないだろう。

下の平坦地からは、見上げても、木々に邪魔されて人影は見えないと思われる。

上の道からは、下りの道は見えるが、上の道は研究上に近接している。

下におりる道の途中にやや広い平坦地があり、大きな木が何本か道沿いにある。

爺ちゃんは、その場所が気に入った。

(4)

先ずは、試し撮りをすることにした。

カメラと三脚を持って、散歩と称して、家を出た。

折悪しく、婆ちゃんが、三脚をめざとく見つけ、

「三脚なんか持って、どこにいくの」と問いかけた。

爺ちゃんは、答えに窮したが

「邪魔だし、必要な時に使えるように、車に入れとくのさ」

と答えて、家を出た。

(5)

選択した平坦地で三脚、デジタルカメラをセッティングして、試し撮りをしてみた。

ちょっと暗いが、ストロボ焚くのは目立つので憚れた。

爺ちゃんのカメラはリモコンが付いていないので、セルフタイマーで撮ることになる。

セルフタイマーをセットして、撮ってみた。

(6)

何度か夢中で撮っていると、50代ぐらいのおばちゃんが、物珍しそうに眺めているのに気がついた。

犬が駆け回っているので、散歩をさせているらしい。

幸い、爺ちゃんは裸にならず、試し撮りをしていた。

「ここで、モデルの撮影会を企画しているので、試し撮りをしているんだよ、モデルが替わりに撮らせて頂けませんか。」

「嫌よ」

「それでは、撮って頂けませんか」

「わたしは、カメラは得てでないの」

そう言いながら上の道に登って行った

時々、立ち止まって、爺ちゃんの挙動を伺っているので、興味を持ったようだ。

すぐ引き上げるのは、疑いを呼び込む可能性があるので、何枚かセルフタイマーで自分撮りをして、その日は引き上げた。

(7)

おばちゃんの出現で、緑地には、殆ど人が入らないと決め込んでいた爺ちゃんは、びびってしまった。

何度も何度も緑地に出かけ、どの程度人が入り込むのか、何時が良いのかを観察した。

その結果、正午から午後2時頃が、良いことが分かった。

(8)

婆ちゃんは11時近くに昼食を用意し、12時半には済む

爺ちゃんは、脱ぎやすい、そして着やすい服装にした。

そのため、越中を外し、トランクスにした。

三脚は車から取り出し、件の平坦地に出かけた。

カメラをセルフタイマーにセッティングして、素早く素っ裸になり、撮った。

心臓が早鐘を打って、口がカラかカラになった。

少し、画像が小さいので、ズームにセットして撮った。

3枚撮って、爺ちゃんの心臓は止まりそうになったので、止めた。

(9)

爺ちゃんは元気なオチンチンで撮るつもりだったが、そんな余裕は全くなかったので、写真のオチンチンは幼時のように縮こまっている。

爺ちゃんは仮性包茎である。

爺ちゃんは、してやったりと、3枚のうちのベストの1枚をA爺さんに送った。

しかし、A爺ちゃんからは何の返事も無く、会うことも無かった。

爺ちゃんは、3枚の写真を後生大事に保管しているが、門外不出にしている。

終わり

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・「スリーズお爺ちゃん(第12話):痴漢のお父さん」に続く。

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シリーズお爺ちゃん(第11話):自分撮り全裸写真(By爺ちゃん) への1件のフィードバック

  1. サムファン より:

    この爺ちゃんの野外撮影は、僕もよく似た体験をしているので、とても実在感がありました。
    どんなに、人気が無いような所でも、突然、見知らぬ人が現れると言う恐怖感?でドキドキ!
    それこそ、チンポを勃起させるヒマも無い。すばやく撮影を済ませて、すばやく片付けるのが精一杯なんです。

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