シリーズお爺ちゃん(第13話):雑巾がけ(By爺ちゃん)


(1)

爺ちゃんが組合に入ったきっかけは発展映画館である。

爺ちゃんの通っていた高校は新宿にあった。

そこに、成人映画館があって、見に行くと、男に触られるとの評判があった。

爺ちゃんは、その当時、何度も、その映画館の前を通ったが入ることはなかった。

大学の頃、友人が、成人映画を見たいとので、つきあってくれと誘われ、その成人映画に入った。

爺ちゃんにとって、初めての成人映画だったが、友達の手前、見飽きている振りをした。

画面に引きつけられ、口の中がカラカラになってしまい、場内がどんな雰囲気だったか、触られたかどうかは全く覚えていない。

この映画館は、現在も健在である。

(2)

爺ちゃんは男が嫌いでは無かったが、女より好きになることはなかった。

ラッシュアワーでは男に囲まれた方が良かった。

押し競饅頭で、お互いが密着させられ、男の体温を感じ合うのは嫌いではなかった。

50代になって、婆ちゃんとのSEXが殆ど無くなって、五本指を使うことが多くなった。

インターネットでおかずを探したが、♂×♀のおかずより、♂×♂のおかずの方が、爺ちゃんにとって、おいしいことが分かった。

それがきっかけで、ハッテン場を研究した。

その結果、最も手っ取り早く、最も敷居が低そうなのは映画館のように感じた。

しかし、昔の成人映画館の思い出から、上野地下劇場は上映されているのが♂×♀の成人映画なので、それほど、期待はしていなかった。

爺ちゃんが50代半ばの頃の話である。

(3)

予想に反して、上野地下劇場が、組合に入るきっかけとなり、雑巾がけが始まった。

最初の課題のオチンチンの弄り合いは難なくクリアした。

初日から、積極的に弄り合い、扱きあった。

おっぱいの愛撫、舐め舐めも問題は無かったが、爺ちゃん自身はおっぱい感度が殆どないことも自覚し、雑巾がけの課題として残っている。

最初の関門はキスであった。

しかけられると、どうして避けてしまうのだ。

「嫌か」と囁かされて、

「ゴメンネ」と答えていた。

タバコ臭さや、歯磨きをしてなさそうな口臭が乗り越えるべき課題であった。

(4)

次の課題はおしゃぶりだった。

しゃぶることは勿論、しゃぶられることもできなかった。

病気が怖い、怖いとすり込まれていて、上野地下は、感染者、保菌者がうろうろしているとの先入観があったからである。

爺ちゃんは、しゃぶることは、課題から外している、というよりは、自分に禁じている。

相手がどのようなSEXライフをしているか不明な状態では、病気が怖いからである。

しゃぶられるのは、相手次第にしている、いかにも遊び人で、しゃぶることを趣味にしているような相手からの誘いは断ることにしている。

アナルは触ることはできるようになったが、触られると鳥肌が立った。

また、上野地下劇場の後部通路は、魔窟のようで入り込めなかった。

(5)

何度も何度も、雑巾がけをする内に、いつの間にか違和感がなく溶け込んでいるよう感じになってきた。

雑巾がけが終わったわけではないが、雑巾がけを苦痛で無くできるようになった。

そうなると、まだ、初心者にも拘わらず、裸で抱き合いたくなった。

そこで、駒健をトライした。

(6)

なかなか、駒健には入れなかった。

誰かが見ていると感じたら、とたんに足がすくんでしまった。

何度も、行きつ戻りつした。

最初は見るだけだった。

自分から、誘うこともできなかったし、触られると体を硬くしてしまうので、なかなか抱いて貰えなかった。

基本は元気なオチンチンだが、緊張の余り、風呂で元気になったオチンチンが、3階に上がると萎えてしまうのだ。

その、しぼんだオチンチンを触っては、美味しそうではないと、それ以上のことはしてくれなかった。

(7)

しかし、地道な努力は成果を生み出すもので、雑巾がけ段階を終了したと自惚れだした頃、駒健でも、適度に楽しめるようになった。

そうなると、行きずりで無く、心も含めて裸で抱き合える♂が欲しくなった。

そこで、出会い掲示板の「恋人求む」の投稿に立候補した。

(8)

立候補を何度しても、答えが返ってくることはなく、有ったとしても、まずはメールでの交際からと、画像を要求された。

そこで、写真を用意した。

爺ちゃんが見ても、六尺を締めた写真が魅力的だったので、インターネットで六尺の締め方を練習した。

何度締めても長さが合わない。

締めては解き、解いては締めることを繰り返し、やっと何枚かの写真を用意した。

すると、相手からはオチンチンが見たいと要求された。

(9)

いくら撮っても、元気の良いオチンチンが撮れない。

やむを得ず、越中を履いているもの、黒猫を履いているものを用意した。

そんなこんなで、卒業したと思った雑巾がけが続いている。

終わり

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シリーズお爺ちゃん(第13話):雑巾がけ(By爺ちゃん) への1件のフィードバック

  1. 二丁目の枯れ葉 より:

    何だ、爺ちゃん爺ちゃんと人ごとの様に言っているけど、よく読んで見れば此れを書いた張本人の体験談ね、なんの事はない、唯単にお面を被って変装して書いてるのね、上野地下の映画でも駒健でも実は案外慣れっこで、ベテランの域に達している様に思えるわよ。

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