上野新平シリーズ第35話:むつごろう捕り名人のお爺ちゃん(By源次郎)


視界の右側がパッと明るくなり広い干潟が目に飛び込んで来た。
その遥かかなたにさざ波が夕日にキラキラ光っている。
逆光線だが人影が一人干潟に突っ立っているのが見える。
確認できないが、上が半袖の襦袢を着て、下は越中ふんどしのようだ。
なんとなく牧歌的でしっかり絵になっている。
国道から外れ細い道を誘われるように海岸まで入ってサイドブレーキを引く。

長崎県諫早市(いさはや)の現場からの帰り道だった。
高速に乗れば時間も掛からないが何となく無機質な冷たい表情にしか感じない道路。
それに視界を遮る防音壁が嫌いなため、小長井(こながい)から鹿島経由で佐賀市に入る有明海が時々見える一般国道を走って来た。

干潟に立つ人影がハッキリ見えて来た。
シルエットの人影は干潟に突っ立ったまま釣竿をビュンと唸らせて釣り糸を投げている。
投げた瞬間、釣竿を立てて釣り糸を引き寄せ、その先に引っ掛けた獲物を手に取り近くに置いた盥(たらい)に投げ入れている。

これはテレビで観た事がある。たしか「むつごろう」というハゼ科の魚捕りじゃなかっただろうか。
しばらく干潟を見つめ、釣竿をたてて糸を投げる。
さっと引き寄せ獲物を(たらい)盥に投げ込む。
百発百中で獲物が掛かっているようだ。
面白くなって見とれてしまう。
踏ん張った足は柔らかい干潟に膝近くまで埋まっている。

夕日が有明海の西の天草方面に沈み、海面と空の境目も判断出来ないように暗くなり始めてきた。
じっと佇んで獲物が干潟の穴から顔を出し辺りをキョロキョロとうかがう。
それを確認すると垂直に立てた釣竿の糸を振り子のように投げて獲物の体に引っ掛けて手元に引き寄せる。
一連のこうした様子が、モノトーンの水墨画にも見える。
一時間近くも飽きずに見入ってしまっていた。
気が付くと周囲に7,8人が来てその釣り人を見ていた。

「凄いですね、獲物を見つけたら百発百中ですよ。」
新平が呟くように話し掛けるともなしに感歎していると、居酒屋のおやじ風の咥えタバコの男が、キリっと絞めた向う鉢巻の日本手拭いを絞め直しながら新平を見てきた。

「兄さん、あの親爺さんは有名なムツゴロウ名人なんじゃ、最近は干潟も狭くなって、こうした名人も少なくなったがのぉ。」
「そうだったんですか、それにしても凄い命中力です。」
新平が立っている足元の岸壁に海水がピチャピチャと打ち始めている。
満ち潮の時刻なんだろう。

名人と言われている親爺さんの方はまだ海水は迫って来ていないようが、どうやって戻って来るんだろうか、ちょっと心配になる。
親爺さんの影が動いた。
傍に置いていたのだろう尺幅で長さが六尺くらいの板に腹這いになり、両手で潟を平泳ぎのように器用な手つきで櫂(かい)にして、スッスゥーと滑らせて近付いて来る。

「わ、泥人形だ。」
ほっかぶりした手拭いや半袖の襦袢らしい着物、それに越中褌まで、泥まみれで上がってきた。
顔も泥まみれで確認できないが、結構なお歳よりだ。
越中褌も用をなしていない。
泥まみれのちんぽと金玉を恥ずかしげも無くブランブランさせている。

「おやっさん、お疲れ、」
「どうじゃったかのぉ。」
岸壁で見学していた男達が、フタが付いたタライを覗き込みに行く。
「ああ、駄目じゃぁ、すっかり少のうなってもぅた。そんでも店に出すくらいは、あっじゃろう。少しワシのを残して皆で分けてくれ。」
「値は何時ものでよかったかのぉ。」
「ああ、そうしてくれ。明日は潮が悪いから次は明後日じゃな。昨日からシゲ爺が見えんが誰か知らんか。」
「シゲさんは熱出して寝込んでるらしい。店も閉まってた。」
「そりゃいかんのぉ。サダっ、お前んち通り道じゃろ、その鰻を届けてくれ。」
「おぅ、判った。今日も鰻が捕れたんか。おやっさんは相変わらずやさしいのぉ。シゲ爺も喜ぶぞ。」
見物人と思っていたが買い付けに来ていた居酒屋の親父達だったようだ。
代金を支払って軽トラックや乗用車で帰って行った。

佐賀、長崎、福岡のナンバーが付いていた。
結構遠くからのお馴染みさん達だったのだ。
腰を降ろした泥人形の名人は、口の周囲の泥を手で拭って差し入れられたのだろうかカップ酒を飲んでいる。

「見せてもらいました。凄い技でびっくりでした。」
新平が名人に近付いて声を掛けると名人は、ジロっと足元から頭まで見上げてニッコリ笑った。
「何だ、まだいたのか。先刻から長いこと見ていたようじゃったが、仲買だったらお断りじゃ。」
「仲買って・・・あ、違います。諫早からの仕事の帰り道です。」
「そうじゃったか、熱心に見ていたようじゃが、面白かったか。」
「はい、初めて見ました。私が見ているのわかっていたんですか。」
「わっはっはっ、ワシの守備範囲は360度じゃからな。釣りながら買い付けに何人来ているか計算している。そんで釣ったムツと相談して止めている。乱獲すると後がこまるからのぉ。」
「へぇー、そこまで計算していたんですか。自然保護までですか。」
「そうじゃ、限り有る資源じゃ。栄養作る森も少なくなったし、干拓だかなんか知らんが、山からの栄養を運んでくれる川を堰とめやがって困ったもんじゃ。」
「ふぅーん、感心しました。」
「どれ引き上げるか・・・どっこいしょっと。」
「お疲れ様、私も帰ります。お爺ちゃん、お元気でね。」
「うん、有難う。どこまで帰るんじゃ。」
「博多です。」
「これからだと、3時間余り掛かるのぉ。用心して帰れや。」
「はい、どぉも。明日は休みですからボチボチ帰ります。」
車に戻りエンジンを掛けていたら泥人形の名人が、タライと釣竿を持って車のほうに近付いてきていた。

「どうじゃ、食ってみるか。」
「食うって、どうやって料理するんですか。」
「煮ても焼いてもええが、やっぱ蒲焼がうめぇじゃろ。」
「そうですか、何かムツゴロウの顔を見ていたらグロテクスって言うか可愛い目をしているので食う気にはなりません。」
「それじゃ、ワシが作るから寄って食って帰れや。」
「わ、良いんですか。一度は食ってみたいとは思っていましたが、自分では捌けないと思っていましたので、お邪魔していいんですか。」
「ああ構わん、すぐそこじゃ、後から付いて来い。」
「有難うございます、これに乗りませんか。」
「こんな泥だらけじゃ車が迷惑するじゃろう、ボチボチ後を転がして着いて来いや。」
「はい、着いて行きます。」
誘われるまま岸壁から五百メートルほど、泥まみれの褌姿を観賞しながら付いていく。

「車は裏に置けるから、そっちに回って裏から入って来い。」
家の裏に回ると修理中らしい小船が二隻入れられた物置小屋があった。
その前庭に井戸があって、エンジンを切って降りようとしている新平の目の前にお爺ちゃんが荷物を家の中に置いて出て来た。

「泥を落とすから家に入って茶でも飲んでてくれ、誰も居ないから遠慮せんでええ。」
そう言うと、ほっ被りの手拭と襦袢それに期待のふんどし全てを脱ぎ捨て井戸の水を手押しポンプで汲み上げて、勢い良くぶっ掛け始めた。
「手伝いますから。懐かしい汲み上げですね。」
新平は、確かに懐かしい手押しポンプだったが、お爺ちゃんのちんぽをもっと見ていたい気持ちで井戸水の汲み上げを手伝った。

白いものが多い藪から一本ずつをシゴクように引っ張って泥を落としている。
「ご立派なちんぽですね。」
干潟から上がって来た時より、少し縮んで小さく毛の中に隠れてしまいそうだったが、次第に膨らみが増してもいるようだ。
金玉の袋は相変わらずダランとぶらぶらと垂れ下がっていた。

「お世辞はええ、冷たくて萎ぼんでしまってる。」
「金玉もでかいし・・・。」
「ああ、金玉は誰にも負けん。これは遺伝だ。」
「あら、遺伝するんですか。」
この話題を続けてもらいたかった新平だ。
「うん、親父のもデカかったし、二人の息子達も歩くのに邪魔だって言ってるくらいじゃ。」
「羨ましいですね。邪魔になりますか。」
「ああ、座る時なんぞは無意識で手を添えて抱え上げている。そうしないとケツで踏み付けてしまうからの、そりゃぁ痛いのなんのって涙が出るくらいじゃ。」
「へぇー、そんな悩みがあるなんて初めて聞きました。」
「ま、自慢したって何にもならんから、あんまり人には喋らんからのぉ。」
「私には喋ってくれましたが。」
「兄さんはチンポが好きなんじゃろう。」
「ま、嫌いでは無いですが。普通のつもりです。」
何を根拠に普通とか異常と言えるのか。新平は、ずばり当てられてしまったが平静を保った。

「ワシが干潟から上がる時も、ずっとちんぽを見ていたじゃろう。」
「バレていたんですか、恥ずかしいなぁ。」
「恥ずかしいのはワシの方じゃぁ、泥んこのちんぽじゃから、あっはっはっはっ。」
「泥んこでも恥ずかしいちんぽじゃないでしょう。立派な金玉だったので見とれてしまいました。」
「わっはっはっはっ、お前って正直じゃなぁ、後で綺麗になった金玉見せたるわい。待っとれや。」
「嬉しいですね、約束ですよ。」
「判った判った、満足するまで見せたる。」
「触ってもいいですか。」
「ああ、触るなり、しゃぶるなり好きにしてええ。」
「早く洗い終えて下さい。」
「そう急かすな。その代わり風呂を沸かしててくれんか。今日は風があったから身体が冷えてしまった。」
「はいはい、風呂でも家でも沸かします。」
「こらこら、家は沸かさんでもええ。」
賑やかな期待を膨らませてくれる井戸端での会話だった。
「うっわぁ、五右衛門風呂ですか、懐かしいなぁ。ところで、お爺ちゃん薪は何処にあるんですか。」
「薪なんか無いぞ、そこの小屋に廃船が有ったろ、あれを燃やすんじゃ。まだ、取り壊して細かく切って乾したのがあるはずじゃ。」
「ああ、有りました。それにしても原始的って言うか遅れていますね。」
「遅れてはいないわい。ここは入り組んだ湾が多いので廃船や流木が流れ着く
んで処分せんといかんのじゃ。」
ちょっと、ムッとした返事だった。

「成るほど良い考えですね。小屋の中のは廃船だったんですか。」
「うん、漁業する若いモンが少なくなって廃船が増えて困っている。それに最近はFRP船に変えるからのぉ。」
「メンテも、し易いでしょうからね。」
「そう、船大工の技術を継ぐのもいないんじゃ。」
とんだところで漁業事情まで聞かされてしまう。

「どのくらいで沸くんでしょうか。頃合が判りませんが。」
「後は、その内沸くじゃろう。兄さんご苦労じゃったな、こっちに来て一杯やらんか。」
「いいえ、私は車が有りますので遠慮します。」
「明日は休みって言ってたろう。泊まって行け、それとも帰らんと奥さんが心配するのかのぉ。」
「いいえ、一人者ですから心配してくれるのは居ませんがご迷惑でしょう。」
「一人モンか、そうじゃったか・・・、迷惑なことは無い。さっき言ったろう誰も居ないからって。」
「はい、聞きましたが・・・奥さんとか。」
「ババァは先月入院した。三ヶ月は帰れん。」
「それは寂しいですね、でも私が泊まったってご近所に知れたら、まずくないですか。」
「何、ごちゃごちゃ言ってるんだ、飲むのか飲まんのか、泊まるのか帰るのかはっきりせろや。」
「じゃぁ飲みます。そして泊まらせてもらいます。」
新平にとっては嬉しい誘いであった。こんなにうまくお爺ちゃんと飲めるなんて考えても見なかったことだ。

むつごろうは前日捕れたのが泥を吐かせたのを料理してくれた。
味は、これまでに舌で味わったことの無い珍味であったが、新平には裸のお爺ちゃんが褌一枚で、そのふんどしから覗くちんぽを眺めながら飲む焼酎が堪らなく美味かった。
また、この後、どす黒い飴色にも似たちんぽを触らせてくれる約束だ、
飲みながらもソワソワと何度も湯加減を見に行く。

お茶漬けで簡単に晩飯も済ませた。
「湯は逃げんからゆっくり座って飲まんかい。落ち着きの無い兄ちゃんだ。」
「何か言いましたか。湯加減も善いようですが。」
「そうか沸いたか、えろう早かったな、兄さん先に入ってくれ。」
「何言ってるんですか、一緒に入りましょう。背中ながしますから。」
「おう、そうか。でも狭いぞ。」
「大丈夫です、浴槽には交代で入ればいいことですから。早く来て下さい。」
「そんなに急かすな、いま行く。」
先に脱衣場で服を脱いで一番上に見えるように褌を置いて洗い場で待った。
掛け湯をしようとしたが熱くって湯を掬えない。
風呂の蓋で浴槽を掻き混ぜていたら、お爺ちゃんが脱衣場に入って来た。

「お、兄さんも褌じゃったか。それにしても洒落た褌じゃぁ。ワンポイントの刺繍入りとはな。」
にこにこ笑ったお爺ちゃんが浴室に入って来た。
「変だな・・・。」
不思議そうに浴槽を覗き込む新平の傍に焼酎臭い息をしながら一緒に覗き込む。
「どうした・・・死体でも浮いてたか。」

「いいえ・・・へんだなぁ、まだ水なんです。上は手が浸けられないくらい沸いていたんですが。」
「馬鹿だなぁ、五右衛門風呂沸かしたこと無いんじゃろ。」
「子供の頃手伝ってやっていましたが。」
「しょうもねぇなぁ・・・薪を差し込んで無いんだろう。」
言われて風呂の焚口に行って見ると薪の先端だけが燃え尽きて手前は火も消えそうにチョロチョロ燃えているだけだった。
慌てて焚口の薪を奥に投げ込んで火の勢いを確認して浴室に戻った。

「全くガキみてぇな仕事しか出来んのか。」
水風呂状態の浴槽に浸かったお爺ちゃんに笑われてしまった。
「寒いな、一緒に浸かって良いですか。」
自分の両肩を抱いて浴槽のお爺ちゃんに聞いてみる。
下から見上げたお爺ちゃんがニコニコしながら、新平のチンポに手を伸ばしてきた。
「立派なちんぽじゃ、ワシが若かった時のに似て居る。」
強引に五右衛門風呂のフチを跨いでお爺ちゃんの後ろに回り抱えるようにして腰を落としていく。

「狭いから無理だって言ったのに仕方無いなぁ。ほれほれ、勿体無い湯が溢れてしまう。」
『ザザァー、ザァー』
と派手な音で湯が溢れ出て半分ほどになってしまった。
「お、元気になったのか・・・気が早いな。」
お爺ちゃんの尻に当たった新平のちんぽが起き出して突っついている。
お爺ちゃんの背中に顔を埋めて首から耳の後ろえと舌先で舐めていく。

「おい、何か変な気持ちになってくるぞ・・・あ、あぁー。」
お爺ちゃんを横向けにして顔を両手で包み唇をつけていく。
「こ、こらこら・・・変になって・・・あ、あうっ、そ、そ、そんなこと・・・ふひっ・・・、や、やめろ・・・あ、あぁ・・・ぐっ。むむ・・・。」
唇を塞いで黙らせてしまった。
舌先でお爺ちゃんの唇を舐め、徐々に抉じ開けるようにして舌を入れていく。

「や、やめろ・・・ワシ男だぞ・・・変態か・・・はっ、うむむむ・・・ちゅるっ、ちゅるっ・・・。」
口を大きく開けさせ舌を絡ませ始めると、逃げ腰だったお爺ちゃんが新平の方に向き直って抱きついて来た。
舌に唾液を乗せて入れてやるとゴクンと飲んでしまった。
そのまま口を付けていると積極的に舌を絡ませて来る。

お爺ちゃんが舌を新平の口に押し戻すように入れてくる。
唾液をいっぱいのせた舌だった。

「アチッ・・・アッツゥー。」
新平の背中に五右衛門風呂の鉄の釜が付いてしまい飛び上がってしまった。
「わっはっはっはっ・・・大丈夫か。」
新平の背中に回って手で擦ってくれる。
「おおぅ、真っ赤になって可哀想に・・・。」
お爺ちゃんも浴槽で立ち上がった。
再びお爺ちゃんを抱きしめてキスをする。もう何も言わなくなった。
むしろ積極的に新平のちんぽに手を持っていきシゴいたりしてくれる。

洗い場に立たせてお爺ちゃんの足元に座り自慢の金玉を見せてもらう。
目の前の金玉は邪魔になると言うだけあって流石にデカい。
手にとって裏表を観賞する。
たまらず片方の玉袋を咥えて舌の上で転がす。
とても二個一緒には咥えられない。
左右の玉袋を交互に咥えて楽しむ。
同じ人間でこんなにも違うんだろうか。

「もう満足したろう、ちんぽがむずむずしてきた。」
そうだった肝心のちんぽを味わっていない。
やおらちんぽに手を持っていき揉んでいると柔らかかったちんぽが膨らみ出し口の中でしっかりした重量が伝わってくる。
芯があり、このままシゴクと立派に勃起しそうだ。
立ち上がってキスをしにいくと、新平の首に両手を巻きつけて抱きつき口を吸ってきた。

「悪い奴じゃ、ワシのスケベ根性に火を点けてしまったわい。」
「いいじゃないですか、お互いスケベなんですから。」
「そんでも男同士じゃから、いまいちスイッチが入らないもどかしさがなぁ・・・。」
「大丈夫です、ぼちぼちスイッチを入れますから。」
可愛い小さな椅子に座らせて石鹸をつけたナイロンタオルで背中を擦る。
尻の割れ目は指を滑らせるように入れて肛門付近まで撫で洗う。

「う、うっ。」
菊座に指が触れると小さく呻いて腰をあげる。
前に回って胸板からデップリした太鼓っ腹もタオルを使わず掌で撫でるように石鹸を塗って洗い流す。
当然チンポも石鹸を付けた掌でシゴクようにして洗う。

「あらら、お爺ちゃん気が早いですよ、勃起し始めたじゃないですか。」
「うん、もう・・・あ、ああ、どうでもええ、好きにしてくれ。あ、ああ、気持ちええなぁ。ソープの姉ちゃんよりうめぇ・・・。」
「ソープに行くんですか。まさかね。」
「10年も前のことじゃぁ。」
「え、10年前って、今お幾つですか。」
「あ、あぁ。78じゃぁ。」
「うっふぁぁ・・・そんなお歳でしたか。」
「もっと老けてみえたかのぉ。」
「いいえ、せいぜい70そこそこかと・・・。」
「そうか若く見えてたか。もっとも今でもカカァと月に何回かマンコしているが最近は嫌がるんで、週に2,3回せんずり掻いている。」
「ご立派です。」
「内緒だがな、町内の後家さんとも2人契約している。」
「契約ですか、お元気ですね、お若い後家さんでしょう。」
「若くは無い。同級生と、もう一人は88になる。」
「そんな婆ちゃんと出来るんですか。」
「ああ、たじたじで逃げ帰ることもある、うっ、な、何おした・・・あ、あへ
っ・・な、な、そこは・・・あ、ああぁー。」

五右衛門風呂の鉄釜の周囲をセメントで固めたフチに両手を付かせて双丘に顔を埋めて舌先で菊座を舐めていたら床に崩れるようにヘタってしまった。
「後はお布団に入ってから盛り合いしましょう。」
「なに、盛り合うって、まだ何かやるのか。」
「本番はこれからですよ。男同士で絡み合って官能の世界に行きましょう。」
「ふぅーん、本番か・・・、ちょっと不安じゃが、官能の世界って怪しいようだが、楽しみじゃなぁ。むふふ・・・。」
判っているのかチョット不安げな顔をしながらも何かを期待しているのがわかる。
最大限楽しませて泣かせてやろう。
新平の頭の中の悪魔が薄笑いを浮かべたようだ。

脱衣場でお爺ちゃんの身体を拭いてやっていたら玄関に誰か来たようだ。
お爺ちゃんは、洗い込んだ新しい褌を締めて玄関に出て行った。
顔を合わせたくなかったので新平は身体を拭き終えふんどしを締めただけで脱衣場を出らずに玄関の会話を聞いた。

「誰かお客さんか。」
「ああ、遠縁の子がカカァの見舞いに来た。酒飲んだんで泊まっていかせようと話していたとこじゃ。」
「悪いのぉ、車で来てたんじゃろに酒のませたんか。諫早の子か。」
「いや親父の兄弟の何だったか、婚礼や法事で会うんじゃが・・・、まぁ懐かしかったからの。」
「そうか、これこの惣菜じゃがのぉ嫁が作ったんじゃ、結構美味かったので持って来た。」
「すまんのぉ、婆さんには何時も気にかけてもらって、カカァも喜んでいた。宜しく言ってくれってな。」
「そんな、ええってことよ、このくらいしか出来んから。」
「いやいやご馳走になる。嫁さんにも礼いっといてくれ。」
お爺ちゃんは早く帰らせようとしているのが判る。
うまいとこ騙しているようだ。
新平は脱衣場で苦笑していた。
肩をすくめて、舌を出しながら戻ってきた。

「隣の婆さんじゃ、ワシに気があるようなんじゃが、脳梗塞で半身麻痺の旦那はいるし、なんせ隣に住んでるから手がだせない。」
「お爺ちゃん、もてるんですね。」
「いやな、いつだったか、カカァが、いい歳してて、まだ乗ってくるって喋ったらしいんじゃ。その頃からワシを見る目が・・・なんか潤んでるようでな。いやなんじゃ。色気づいた婆はな。」
「でも同級生と88歳の人も、しっかり婆さんでしょう。」
「ああ、これはまた別じゃ、若い頃、憧れてたし、88の婆さんは、夜這いに行って童貞捧げたんだから。」
「夜這いの相手とそんなに続いていたんですか。」
「いやな、5年前旦那が亡くなってからじゃ。」
「それにしても、その時は83歳の婆さんだったんでしょう。」
「そうだけど・・・ちょっとしたきっかけがあったんだ。そんな話を聞いても面白くないだろう。恥ずかしくなったじゃねぇか。」
「そんなはなしですから興味があるんですよ。」
「いやっ、もう喋らん。寝るぞ。早く官能ってのやろう。」

食卓の上を片付け、ちょっと流し台の食器を洗ってやった。
二人とも素っ裸で布団に入り抱き合ってキスを始める。
新平の股間にお爺ちゃんのちんぽに元気がでたのかゴツゴツ当たってくる。
最初は新平のちんぽを顔を背けていたお爺ちゃんだったが、自分のちんぽを尺八されて気分が乗ってきたようだ。
シックスナインでも、うまいテクニックで新平を責めてくる。

お爺ちゃんのチンポもしっかりなって来た。
確信した新平は持参のポセットからゼリーを取り出して、自分の菊座とお爺ちゃんのチンポに塗り、ゆっくりしごく。
上向きに寝ているお爺ちゃんに跨り腰を落としていく。
ちょっと性急だったか新平の菊座が悲鳴を上げる。
それでも我慢してお爺ちゃんの雁が収まった。
何をするのかと新平の顔を見ていたお爺ちゃんが納得したのか腰を持ち上げて挿入を手助けする。

「お、おぉー・・・な、何だ・・・けっけぇー、凄い、凄い・・・わ、わわぁー・・・マンコより・・・あ、ああ、気持ちええ・・・。」
新平の腰が上下するのに合わせて、お爺ちゃんも尻を持ち上げて深く吸い込もうとする。
「お、おおぉー・・・ミミズがいっぱいワシのちんぽに・・・巻きついて、あ、あぁー・・・ええなぁ・・・。」
「お爺ちゃん、足元の方に身体を向けますから、抜けないように立ち上がってください。」
「うん、わかった、はっはっ、はっ、はっ・・・。」
言われるまま、膝立てた状態で四つん這いの新平を攻撃してくる。

『パン、パン、パン・・・。』
リズミカルな乾いた音と
『ヌッチャ、ヌッチャ、ヌッチャ、ヌッチャ・・・。』
と濡れた怪しい快音が響く。

その上
『ペッタン、ペッタンペッタン、ペッタン・・・』
とお爺ちゃんの金玉袋が新平の金玉の裏を打ちつける。
これは、お爺ちゃんより先に爆発してしまう。年齢的にも屈辱だ。

しかし快感は停められない。
「お、お爺ちゃん・・・ごめん、いっちゃう・・・」
脱ぎ捨てたふんどしを拾いちんぽに巻きつけて我慢したが身体中を走り回る電流がちんぽの根元でショートしてしまった。

「あ、あ、あ・・・。」
ふんどしで巻きつけて握っている掌にまで
『ドク、ドク、ドク』
と波打つ快感が伝わって来た。

「お、お、お、絞まる・・・うん、うん、絞まるぞ、気持ちええなぁ。」
余韻を楽しむ時間も無く、新平の感じる金玉への攻撃が続いている。
「お爺ちゃん、ごめんね、先に出てしまった。これから片足を上に回して上向きになるからチョット抜けないように腰を掴んでてね。」
「うん、うん、ワシも・・・いきそうじゃぁ。」
「ふぅー・・・お待たせ、これで思いっきり出し入れしていいよ。」
正上位になって、お爺ちゃんの荒い息遣いを顔に受ける。

口を真一文字にしてだしいれ、また荒い息をして出し入れする。
それにしても驚きだ。新平にしたら、まだ25年も先だ。これだけの元気を保てるんだろうか。
「うっわぁー・・・いぐぅー、いぐぞぉー・・・んが、んが・・・いったぁー、でたでた・・・出たぁー。」
大声で天井に向かって吠えるノンケだった筈のお爺ちゃんだった。

おわり

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(本作品は、旧「老いのときめき」に掲載されたものを、庵主さん、源次郎さん及び、新「老いのときめき」オーナーのご了解を得て、転載させて頂いたものです。)

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