上野新平シリーズ第36話:基礎工事のお爺ちゃん(By関爺)


「な、何をするんです・・・あ、ああ、あぁー、い、いいです・・・あう、あう、ど、どうしよう、ひふっ、ひふっ、ひふっ、い、いい、あ、あぁー・・・もう、もう、でます、ね、ね、あう、あう、でます・・・。」
汗だくで新平がお爺ちゃんの腰を両手で掴み、膝立ての姿勢で突きまくる。
お爺ちゃんの喘ぎ声にのせられ、一層早く出し入れを繰り返す。
浅く、深く、時には直腸の奥を突き破るかと思われるくらい突き上げる。

「そ、そんな、あ、ああ、こわれます、あ、あ、いい、あ、あぁ、もっと、もっと突いて、が、ふが、ふがが・・・あ、ああ、し、しぬっ・・・もっと早く、そ、そうそう、あん、あん、あ、あ、・・・だ、駄目だって、抜いちゃいいやっ・・・。」
新平のチンポの先がヒリヒリ痛みを感じ出した。
お爺ちゃんの腰を掴んでいた手を胸の方に持って行き、顔を背中に押し付けて抱きしめる。
「あ、ああ、も、もう・・・死んじゃうぅー・・・。」
悶え狂ってたお爺ちゃんが、新平の腕の中から、スゥーっと消えて行く。

「あ、お爺ちゃん、どうしたの・・・え、ど、どこに・・・。」
起き上がって部屋を見渡すがお爺ちゃんの姿は何処にも無かった。
たった今までお爺ちゃんを抱いていた布団の上には、愛用のダブル用蕎麦殻入り枕があるだけで、新平のちんぽが、その枕の上でいきり勃っていた。

新平のちんぽの先は乾いてヒリヒリしている。
先走りは吸収性のいい枕に吸い込まれそこに擦り付けていたのだろう。
夢から現実に覚める境目が何処だったのか、何時ものことで、ガックリする。
あのお爺ちゃんは誰を想像していたのだろうか、
夢では勿体無い感度の良いお爺ちゃんだった。

朝食もそこそこにマンションを飛び出し出勤する。
今日は北九州のマンション建設現場への直接出勤だった。
北九州市の北側海上に北九州空港の建設が始まり、それに伴って空港にアクセスする大橋の手前にホテル建設やマンション建設ラッシュが始まった。

ここの空港は海上を埋め立てて建設され、開港すると24時間運用される。
これは長崎空港や関西空港などのように付近住民えの騒音被害を少なくするのが第一目的だが、土地買収などに掛かる費用調達、建設時間の短縮が計られるメリットが大きい。

この都市は東京オリンピックの前年の昭和38年に小倉、八幡、若松、門司、戸畑の工業都市の五市が合併してできた。
洞海湾という良港と背後には筑豊炭鉱に恵まれ、製鉄都市として栄えてきた。
製鉄業は、日清戦争の賠償金で作った官営八幡製鉄所の1号炉からの古い歴史を持つ。
現在の新日本製鉄戸畑製鉄所は、埋立地に作られているが、戸畑区の面積の半分を占めるほど大きさでもある。

市内には、JR鹿児島本線の駅名にもなった「スペースワールド」がある。
これは、新日鉄などの出資により設立されたテーマパークである
が最近は、当初の賑わいも鉄鋼不振と同じような衰退の影を思わせる。
しかし、それに反発するかのように元気な街だ。
海は北に響灘、東には周防灘という豊富な漁場を擁し、海峡越しにふぐの水揚げ港としても有名な下関港がある。
こうした環境から市内には魚市場があり、安くておいしい魚が食べられ、また、沢山の青果市場もあることから、食には恵まれた都市である。
隣の福岡市には旅客を主にした福岡空港があるが、貨物を主体としていた北九州空港も、これを機会に貨物はもとより国内外への旅客運送の巻き返しに出る公算だろう。

上野新平は、ホテル建設現場の事務所整理に出掛けて来ていたが、大方は副主任がやってくれていたので、建設基礎工事が始まり大型重機が搬入されるのを見学していた。
建物基礎に打ち込まれるコンクリート製のパイルが搬入され、それらを敷地内に配置するクレーン車の真っ黒い煙を吐き出すジーゼルエンジン音と排水ポンプの音が地底から、地響きと一緒に沸き上がる。

足元を覗き込むと地階があるので結構深く掘り下げてある。
「うえのぉー・・・。」
誰かに呼ばれたようだったが、新平を呼び捨てにする心当たりが無い。
普段は、さん付けか主任が付けられるから自分では無いと確信して現場事務所に引き返そうとしていたら再び呼ばれた。
「うえのぉー、新平ーぃ、・・・こっちだ。」
新平って呼んでるから自分だと判ったが、何処から誰が呼んでいるのかはっきりしない。
キョロキョロ見渡し、下の方のクレーン車から手を振っているのが見えた。
誰だったのか確認出来なかったが、手を振って応えた。
声を出しても騒音で下には届かないだろう。

現場事務所の2階に戻り、ヘルメットを掛ける板の配置を指示したり、搬入されたままのデスクの配置を打ち合わせていたら、今度は事務所の外から呼ばれた。
窓から下を見ると見かけない男が此方を見上げて手を上げて立っている。
安全帽に作業服それに安全靴を履いた、見ただけで現場作業員だと判るが人相に覚えが無い。
チョットまずい思いが頭の中を駆け巡る。どこかで寝たことのある男だったら仕事場でもあり部下達の前だからトボケル他ないだろう。
「上野ですが、私をお呼びですか。」
迷惑そうに顔を覗かせた。

「おお、新平。久し振りだな、忙しいかチョット降りて来い。」
「え、その声は・・・。」
慌てて階段を下りて作業服の男の所に駆け寄って顔を見る。
「土谷部長、どうしたんですか、その格好は。」
新平を先程から名前を呼び捨てにしていた男は、数年前まで関連会社の建設部長で定年後の消息が判らなかった土谷部長だった。
「どうしたは無いだろう。新平、元気そうだな。」
「お久し振りです、お元気そうですね。でも、鼻髭も無いし、第一部長はスーツ姿しか知りませんでしたから。」
「話は後でゆっくりしよう。クレーンは助手に任せて来たから時間無いか、お茶でもどうだ。」
「はい、時間なんて無くても部長の為ならすぐ作ります。」
「そうか相変わらず物分りがええのぉ、あっはっはっはっ。」
副主任に出かけることを伝えて軽トラックに土谷部長を乗せて国道に出る。

「どちらへ行きましょうか。」
「そうだな静かなホテルがいいな。」
「え、ホテルですか・・・。」
「冗談に決まってるだろう。それとも本気にしてくれたのか。」
「まさか、そんな訳無いでしょう。でも部長だからヒョットして本気かと。」
「有り得るってか。」
「冗談ですよ。」
「そうだよな、真面目な新平ちゃんだから。あっはっはっ。」
土屋部長の右手が新平の太腿に乗せられた。
「駄目ですよ、運転中ですから。」
言葉では拒否したが、部長の手を取って、新平のモッコリに持っていく。

「おお、相変わらず元気だな。」
嬉しそうに股間を柔らかく揉みだす。
現場事務所から10分ほど走ったところに喫茶店があったので取り敢えず駐車場に入れてドアーのカウベルを鳴らして入った。
「田舎にしては小洒落た喫茶店じゃな。」
「聞こえますよ・・・。」
「いいじゃないか褒めたんだから。おう、先にションベンしてくるからレモンティー頼んでてくれ。」

店内はカウンター席が8脚と2人用テーブルが4個だけのこじんまりしたものだった。
BGMには静かなクラシック音楽だったが曲名は知らない。
通りに面した窓側に座って土谷部長を待つ。

ココのオーナー兼マスターだろうか、長めの白髪で真紅の蝶ネクタイを絞めたワイシャツの上にエプロンを掛けたお爺ちゃんがメニューを脇の下に挟み、コップ2個、それにオシボリを左手に、水が入ったボトルを右手に持って近付いて来る。
なかなかの、新平にとっては好みのお爺ちゃんだ。
残念なことにエプロンが邪魔で、ちんぽのモッコリが確認出来ない。

「いらっしゃいませ。」
と言って、コップに水を注いでくれる。
「アイスコーヒーとレモンティーをお願いします。」
「承知しました。」
そこまでの会話で部長が席に着いた。

『パンッ』
とオシボリの袋を叩いて破り顔や首を拭き出した。
「相変わらず汗っかきですね。」
「うん、脂肪が多いからな。」
関係あるのだろうかと思ったが口には出さなかった。

上野新平の会社は一応総合建設会社だが、それは官公庁の業者指名を有利にするためで実質社内では完全に別人事になっている。
同じ社屋ビルに建設関係、土木関係、空調給排水工事の機械関係、電気設備関係それに商事関連と5部門に別れている。
土谷部長は建設関連の建設部長だったので社内で会うことは少なかっが、気になる存在の一人だった。
7,8年前の忘年会で、別室での宴会をしていた二人が、たまたまトイレで会って、互いの存在を意識し始めたのが最初だったと思う。
便所で先に用を済ませてチンポの先の雫をプルンプルンと振っているときにヨロヨロと入って来た土谷部長が新平の小便器を覗き込んで
「お、デカイちんぽだ。」
と言って握ってきた。
その時、酔いも手伝って新平も土谷部長のちんぽを握り返した。

二度目は会社の便所で会った時、互いに握ってシゴキ合い、唇をチョット付けたが、ほんの数秒で、いずれも人が入ってくる気配で止めてしまった。
その後は二人になる機会がなく、土谷部長が定年退職する数日前、社内のエレベーターで二人っきりになったとき、先に降りかけた部長がドアーが開く前に新平の股間をムンズと掴んで
「ゆっくりやりたかったな。」
と言って別れたきりだった。
新平が独り者だから何か探られていたようにも思って自己嫌悪にかられたりもした。

「忘れていませんよ、あの言葉。」
ちょっと攻撃してみる。
「え、なんだったかな。」
「ゆっくりやりたかったなって言った言葉ですよ。」
「お、そんなコト言ったか。でも本心だったろうな。新平を好きだったのは本当だったし。ま・・・な、判るじゃろ。」
二人の飲み物が運ばれて来て会話がとぎれた。

「お待たせしました。ごゆっくりお寛ぎ下さい。」
白髪のお爺ちゃんは一礼して下がった。
甲高い若い女の子のウエイトレスより、奥床しい雰囲気をかもし出している。
こうした雰囲気が好きだ。
新平がテーブルの下で部長の足の間に片足を伸ばして見ると、しっかり挟んでくれて締めたり緩めたりしてきた。

「新平は、部長になったのか。」
「いいえ、課長待遇ですが、肩書きは主任のままです。」
「要領がわるいからな。」
「その気が無いってのもあります。何だかんだと煩わしいし第一、現場から外れたくないんです。」
「ああ、そんなコト聞いたようじゃったな。」
「ところで部長は何しているんですか。クレーン車なんかを運転して。吃驚しましたよ。」
「まぁな、話せば長いんだけど・・・。」
「その長い話を聞かせて下さいよ。」

確かに話としては長かった。
一時間ほど一人で喋り、新平は頷くだけのようだった。
定年退職し、天下りのつもりもと、再出発の意気込みで下請けの土木屋に入社したが、毎日が新聞を読むかパソコンでネットをまわって一日が終わる。
たまに接待ゴルフや麻雀の頭数合わせに呼ばれるくらい。
それも半年もしたら、人生の先が見えて来たようで我慢出来ず退職した。
その後、家でゴロゴロと過ごしたが、これも三ヶ月で飽いてしまった。

何か身体を動かしたかった。
それで職業安定所にも足を運んだが、有っても夜警か倉庫番くらいだった。
倉庫番だったら身体も動かせるからと家内に相談したら頭っから反対されてしまった。
「家のローンは、とっくに済ませてるし、子供達4人とも独立しています。退職金も殆ど手を付けていない、生活費は年金で充分やっていける。みっとも無いから止してください。」
ってな。

そんな時、車の運転免許証に特殊大型免許を持っていたのを思い出した。
若い頃、会社の仲間と免許取りに行ったのを忘れていた。
免許更新もやっていたのだが、日常必要無かったのもあって、記載されているのを気にかけることも無かったからだ。
そこまで一気に喋った土谷部長がレモンティーのカップを取って残ったティーを音を立てて啜った。

「失礼します。当店のサービスですがホットコーヒーを沸かしました。如何でしょうか。」
タイミング良くって言うのか、部長が音を立てて啜ったのを聞かれたような気がした。
「ほう、サービスですか、それじゃ一杯もらおうか。新平もどうじゃ。」
「え、はい。頂きます。」
白髪のお爺ちゃんは、ニッコリ微笑み「
お代わりも有りますからお声掛け下さい。」
と言ってコーヒーカップに2杯注いで立ち去った。

「サービスが良いのぉ。」
土谷部長は、サービスと言うのが嬉しかったようで沈んでいた顔をほころばせている。
「それで大型特殊免許はどうなったんですか。」
「そうじゃったな。ま、そんなに急かすな。コーヒーもらったんだから冷めないうちに新平も飲め。」
「わ、これは・・・うぅーん、美味しいですね。」
その感想をすぐに伝えたくてカウンターの方を見たがお爺ちゃんの姿は無かった。
厨房にでも入ったのだろう。

「それでな、部長をしてた頃、目を掛けてやってた下請けの基礎工事屋の社長に頼み込んで3年間オペレータ助手をさせてもらって最近一台任せてもらえるようになったんだ。」
「それは良かったですね念願が叶って、それで。」
「それでって、それだけじゃぁ。」
「お住まいは久留米だったでしょう。通勤が大変でしょう。」
「そう、カカァの実家の隣に家を建てたからな、新平は知ってたのか。」
「ウォシュレットが故障したって大騒ぎしたでしょう。配水管が詰まったとか、その時取替えに行きましたよ。」

「なんだ、新平が来てくれてたのか。家内に言わせると感じの良い青年だったらしいが。その時お礼言っててくれって言われてたなぁ。」
「何ですか、10年以上も前のコトですよ。綺麗な奥さんですね。」
「その奥さんも、歳相応のババァになって、今ではカラオケだ、お茶だ、お花だ、やれ温泉旅行だと言って毎日お出掛けマンだ。
お陰で家に居ても単身赴任状態。」
「お元気で良いじゃないですか。それでマイカーですか。電車だと結構時間掛かるでしょう。乗り換えも何度もあるでしょう。」
「おお、それで今回の工事は会社がウィークリーマンションの半額負担してくれてな、助かってる。」
「贅沢ですね。」
「快適な住まいなんじゃが寂しい。」
「好きで始めたんですから我慢しないと駄目ですよ。」
「それでな、新平。相談なんだが暫らく一緒に住んでくれんか。」
「その話で声掛けたんですか。残念でしたね、わたし結婚したんです。」
「え、聞いてなかったなぁ、残念・・・そうじゃったか、おめでとう。」
「そんな悲しい顔でお祝い言われても嬉しくありません。ウソですが。」
「なにっ、ウソって・・・結婚がか。」
「はい、ちょっと苛めて見たかったんです。」
「この野郎、騙したな。地獄に落ちるぞ、あっはっはっはっ。」
話がチョット途切れたのを察知したのか、マスターガ近付いて、冷たい水を持ってきてコップに継ぎ足してくれる。

「失礼します。コーヒーのお代わりをお持ちしましょうか。」
「ワシは、もう結構じゃが。新平はどうだ。」
「有難うございます。私も結構です。マスターですか、美味しいコーヒーでしたよ。」
先程伝えたかったコーヒーの感想とお礼を言った。
「有難うございます。小さな鉄工所を退職後、勉強して始めたんです。喜んで頂き嬉しいです。」
「でも、サービスに出されてたら儲かるのも大変でしょう。」
「はい、儲かりません。でも何か身体を動かしていたいって気持ちで趣味の延長ですから皆さんがお出で下さるだけで嬉しいんです。」
二人のお爺ちゃんの定年後の行き方を聞かされ、逞しく生きる老人達の一面を勉強させられた感があった。

喫茶店を出るとき勘定を済ませた後、マスターがわざわざカウンターから出て来て新平の右手首を掴み微笑みながらマッチを掌に握らせてくれた。
その時の手の感触が、今朝の夢に出て来たお爺ちゃんを思い出させた。

「おう、待たせたな勘定済んだか。」
部長がトイレから出て来たからなのか、お爺ちゃんマスターは、コソコソとカウンターに入っていった。
何かしら強い信号を受けたようで一瞬放心状態であった。
「おい、何突っ立っている、戻るぞ。」
部長、正確にはクレーン車運転の土谷お爺ちゃんに催促されて店をでた。

「何か言われてたのか。」
「え、いいえ何も・・・。」
「あの爺さん、新平を見る目が違ってたからな。プロポーズでもされたんじゃないのか。」
「あっはっはっ、一目惚れですか。だったら嬉しいですが、でも別のお爺ちゃんにプロポーズされたばっかりですから。」
「その別のって、ワシのことか。」
「ホカにいないでしょう。」
「うん、それで一緒に住んでくれるのか。」
「無理ですよ。会社も遠くなるし。」
「それじゃ、ワシが新平の近くのマンションに移るから。な、な。」
「駄目でしょうね、でも週末くらいでしたら時々掃除洗濯のお手伝いに行けるでしょう。それで如何ですか。」
「わかった、そうしよう。で、明後日から良いか。」
「せっかちですね、明日電話します。」
「うん、きっとだぞ。」
目を潤ませんばかりで懇願される。

約束の金曜日、退社後自宅に寄って着替えなどを詰め込んだバックを持って出かけた。
何となく遠足にでも出かける気分だ。
なにせ部長との初夜だ、
何があるか判らない。
電話で聞いていたウィークリーマンションはすぐにわかった。
外観は普通のマンションと変わらない。
玄関ロビーでセキュリティーインターホンを押そうとした時、背後から声を掛けられた。

「新平、遅いじゃないか。心配して表まで迎えに出ていた。」
「すみません、遅くなりました。この時間だと何処も渋滞していますね。」
部屋に入るなり引き寄せられ、よろける新平に抱きつきキスをしてくる。
「長かったな・・・ワシの片思い・・・新平・・・。」
「あれから何時だって会えたでしょう、連絡してくれないんだから。」
「そうじゃ無い、何度もダイアル回しかけて途中で止めてた。」
「どうしてですか・・・。」
「ワシの地位と立場上どうしても出来なかった。」
「待っていたんですよ。」
「そうか、そうか、悪かったな・・・自信が無くてな、それに・・・。」
「何ですか。」
「性癖がバレるのを恐れてな。」
「そんなこと、あの忘年会の時、トイレで握りあったでしょう。」
「ああ、あれは酔ってたって言い訳出来る。」
「その後は会社のトイレで・・・。」
「そうだったな、あの時は嬉しかった。有難う。」
「赤い糸だか、青い糸だかが細かったんでしょうね。」
「うん、そうかもしれんな。でも、今日から太い糸にしていこうな。」
一言喋って口を合わせ、返事を返してまた口を合わせにいく。長い長

い後悔と反省を込めた口付けだった。
浴室でも口付けは続いた。

新平が部長の肺で呼吸をして、部長が新平の肺で呼吸しているようだった。
「部長、背中流しましょう。」
「お、そうか。頼もうか。でも部長は嫌だな。」
「それじゃ、お父ちゃん。」
「うん、それがええ。」
唇を離し抱き合っていた腕を緩めて身体を離した。
先に頭を洗い、次に背中から尻と洗っていく。前に回って胸毛にも白髪が出ている乳から腹部と洗っていく。
股間部は後回しにして、大腿部から足の指先まで丁寧にシャボンを付けて洗い流す。

「気持ちえぇなぁ、長生きするわい。」
「そんな老け込んだこと言ってどうするんですか。部長、お幾つでしたか。」
「65になった、もうすぐ66じゃぁ。」
「あっはっはっはっ・・・。」
「何が可笑しいんじゃ。」
「80をとっくに越したお爺ちゃんのせんずりを掻いたコトがありますよ。」
「そんな歳でも勃起できるのか。」
「出来ます、でも本人の努力って言うか、毎日いかなくてもシゴイているんだそうです。」
「そうかぁ、せいぜい70位までかと思っていたが、そんな人も居るのか。希望が出てくるのぉ。」
「その代わり身体を動かして散歩などを心がけているようです。」
「そうじゃろうなぁ、ワシも身体を動かすのは好きだから努力しないといかんなぁ、そうか80過ぎても、せんずり掻けるのか・・・嬉しくなるのぉ。」

ちんぽは特に念を入れてシゴキながら洗っていく。
「大きいですね。」
「そうかなぁ、自分ではこれでもコンプレックス持っているんだが。」
「誰だって、このくらいでしょう。」
「どれ新平のは・・・おお、デカイな。」
そう言って
『パクッ』
と咥えられてしまった。

「あ、ああ・・・ふぅー、そこまでですよ。それにしても巧いですね。」
「そうか、鍛えられたからな。」
「え、何のことですか。」
「いやな、クレーン操作を教えてくれたのが、若い奴だったんじゃ、45だったかな。そいつが仕事が済むと毎日のように尺八を強要してな、そのうちワシがしゃぶりたくなってしもうた。」
「へぇー、その人とまだやっているんですか。」
「いや、そいつ社長と喧嘩してな、関西方面にだったか行ってしもうた。」
「寂しかったでしょう。」
「最初はな、でも、腐れ縁だと諦めていたんで、かえって良かったって思えてきた。」
「その兄ちゃん、部長のちんぽも尺八してくれてたんですか。」
「たまにな。」
「後ろは強要されなかったんですか。」
「そいつな、変わった奴で、尺八はさせたが、ワシのケツは要求しなかったなぁ。その代わりワシに入れてくれってオンナ言葉で言ってきた。」
「男っぽいニューハーフですか。」
「そうそう、ナヨナヨしてたトコあったなぁ。」
「でも別れられて良かったですね。」
「そうなんじゃ、ホットしたってのが本心だな。」
「今の部長の助手とは出来ているんですか。」

「それがな、時々ワシの股間を見ているようなんじゃ、でもな若すぎて興味が湧かないんだ。不思議なんだ。」
「わかります。私もそうです。何でしょうね。」
「うん、わからん。」

身体を拭いて裸のままベットに入って、さっそく互いのちんぽを揉み合いながらキスをする。
「久し振りに入れてみますか。」
「え、良いのか・・・出来るのか。」
「さぁ、やって見ないとわかりません。でも部長だから頑張ってみます。」
「うんうん、ワシも頑張る。」
「明日は、攻守交替でね。」
「え、出来るかなぁ・・・。」

取り敢えず腹ごしらえしてから、と言うコトで簡単に食事を済ませて改めてベットに入る。
「私もですが、キスが好きなんですね。」
「ああ、ちんぽの次にな。」
「ゼリーとかは持っているんですか。」
「いや持って無い、スマン買っとくんじゃったな。会えるってことで胸が一杯になってな考えつかなかった。」
「私のがありますから、チョット待ってて下さい。」
唇を離して起き上がり、玄関のトコでキスした時に床に放り投げたポ
セットを取りに行く。
「お待たせ・・・。」
先ずは、自分のアナルにゼリーを塗って、お父ちゃんに指を一本から括約筋を柔らかくしてもらう。

「あ、もっと優しく・・・うん、そうそう、ゆっくり、あ、あぁー・・・。」
「2本入れてみっか・・・。」
「う、う、あ、あぁー・・・いいです。」
「まだ3本は無理かな・・・。」
「う、うう、あ、あ・・・入れて・・・あふっ・・・入れて下さい。」
「もう良いのか、無理するなよ。」
四つん這いになった新平の腰を両手で掴み、菊座付近を探るように雁の先をクルクルさせている。

「あ、そこで・・・押し付けて・・・あ、あ、入ってます。」
「お、おお、入ったぞ、大丈夫だったか。」
「あ、はい・・・ちょっと、そのままで・・・つぅー・・・。」
「切れたりしていないか、お、おお・・・気持ちええのぉ。よく絞め付けて・・・あ、あぅー。」
「ずっと奥に・・・そうそう、あ、ああ、いたっ・・・大丈夫、ずずっと・・・。」
「うんうん、全部はいったぞ・・・あ、ああ、ふっふぁぁー、やっぱ気持ちええなぁ・・・。」
「もう大丈夫。出し入れ・・・あ、ああ、いい、いいです・・・。」
「もっと早くてもええか。」
「う、うん、思いっきり、あ、あぁ・・・。」
「ふっふっ、ふっ、ふっ、ふっ・・・ああ、ええ気持ちじゃぁ、新平・・・あ、あぁー。」
「良かった、気持ちいいですか。」
「うん、最高じゃぁ。」
「お、おお、でそうじゃぁ・・・あ、ああ・・・いぐっ、新平っ、いぐっ、な、なかに・・・あへぇー・・・。」
新平の背中に抱きついて来た。間もなく、ちんぽが菊座を舐めるよう
にして抜けていった。

おわり

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(本作品は、旧「老いのときめき」に掲載されたものを、庵主さん、源次郎さん及び、新「老いのときめき」オーナーのご了解を得て、転載させて頂いたものです。)

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