上野新平シリーズ(第39話):整理係のお爺ちゃん


郊外の大型量販店で買い物を済ませ、出口専用の自動ドアーからカートを押して出て来た。
ここでカゴとカートを定位置に返して置くと、店内外の整理や駐車場の誘導をしてくれる人が入り口側の方に持って行ってくれる。
新平は、おおかた月に一度は食材や日用品をまとめ買いする為にやって来ている。

開店当初は車の所まで押していって荷物を車に積み込んでからカートを返却出来ていたが、マナーが悪いのが居て駐車場に放置して帰ったり、国道を横断してバス停に放置するのが出て来る始末で、とうとう禁止されてしまった。

買い物袋を両手に提げて歩き出すと、何時も何処から見ていたのかと不思議に思うくらい、そっと新平に近付いて荷物を持ってくれる整理係りの小太りのお爺ちゃんがいた。
でも今日は姿さえ見え無かった。休暇日だったかもと思ったが、土日曜日の煩雑する日だから、病気かもしれない。
丸顔の姿勢のいい可愛いお爺ちゃんで、出口から車までニコニコ笑いながら話しかけてくれてた姿が見られないと寂しい気持ちにさえなる。

買い物袋を愛車のワゴンに積み込み運転席に乗り込む前に周囲を見回したが、それでも期待のお爺ちゃんの姿は無かった。

駐車場係りの兄ちゃんに誘導され国道に出て右折して走り出して間もなく、会いたかったお爺ちゃんの後姿が新平の進行方向の右側歩道を歩いていた。
手には風呂敷包みを下げ、うつむき加減で何となく寂しそうな哀愁を漂わせている。

お爺ちゃんの横をチョット通り過ぎグリーンベルトの切れ目で左側に車を寄せて停車する。
ウインドウガラスを下げて顔を出し声を掛けた。
「こんにちわ、今日はお休みでしたか。」

顔をあげたお爺ちゃんが一度は新平の顔を見たが、誰に声を掛けたのかと後ろを振り返っている。
付近を歩いている誰もが反応していないのを知って、右手人差し指を自分の鼻先に持って来て
「私ですか。」
と口が動いた。
「良かったら乗って行きませんか、送りますよ。」
気付いてくれたお爺ちゃんを手招きして答える。
頻繁に通る車を気にしながら小走りで中央分離帯で一旦安全を確認して横断し寄って来た。

「お買い物でしたか。電車の駅まで送ってくれませんか。」
身体を車に寄せ、通過する車に注意しながら汗が滲んだ顔を運転席の窓から覗かせた。
「はい、どうぞ。わ、危ないですから左に回って乗って下さい。」
「すみませんね、バスでも良かったんだけど時間が空いてたので地下鉄までボチボチ歩いてみようと歩き出したんですが。」
顔の汗をハンカチで拭きながら助手席に乗ってシートベルトを締めニッコリ笑って新平を見て来る。

「こんな暑い日に歩くのは大変ですよ。」
「ああ、暑さは駐車場整理で慣れてたつもりでしたが、助かりました。」
「いえいえ、同じ方向だったようですから。今日はお休みでしたか。」
「いや、先月末で退職して、今日は店長が早番だと聞いたんで私物を取りに来ました。」
「そうだったんですか、まだまだお元気なのに勿体無いですね。」
「ああ、身体は元気なんですが。契約が70まででしたから。」
「お爺ちゃん、70ですか。もう少し若いと思っていましたが。」
「あっはっはっはっ、そうですか有難う。」

「いつも話しかけてくれて荷物持っていただいたので嬉しかったんです。」
「覚えててくれたんですか。」
「忘れませんよ、優しいお爺ちゃんだなぁと、買い物に行くたびに会えるのを楽しみにしていたんですから。」
「嬉しいなぁ、ところで兄さんは、何時も一人で買い物に来ていましたね。
奥さんとご一緒に来られたのを見たことが無かったんで気になっていました。」

「ああ、わたし上野新平って言います。一人暮らしです。」
「上野さんですか、ワシ徳永です。そうですか、やっぱりお一人でしたか。」
「やっぱりって、はっはっはっ、寡(やもめ)って判っていましたか。」
「いやぁ、すみません。他に考えることが無いんで色々想像していました。」
「いろんな人とお会いになるでしょうから想像も確率的には相当高いでしょうね。」
「そうでも無いですが、何時も二人で見えてた人が、ある日から突然一人で来られたりすると離婚だろうか、入院だろうかと勝手な想像していました。」
「面白いっていったら不謹慎でしょうが人生の縮図が見えるようですね。」
「そうなんです、話し掛け易い人には聞くこともあるんですよ、喧嘩して奥さんが、実家に戻られていたとかで、あっはっはっ。」

「あ、そろそろ地下鉄の駅です。どちらに帰られるんですか。」
「家は西区ですが・・・。」
「それじゃ逆方向に来てしまったのでは。」
「いやぁ、どっちでも良かったんです。帰っても家内は一泊温泉旅行で職場の連中と出掛けてて留守ですから。」
「職場って奥さんは働いていらっしゃるんですか。」
「ええ、博多区のホテルの仕事で一日4時間のパートです。」
「今日は日曜ですが、ホテルは暇なんですか。」
「火曜から金曜と、土曜から月曜と2交代でローテーション組んであるとか言
っていました。日曜の温泉地は格安とかで。」

「なるほど日曜の宿泊者は少ないでしょうから安くして客寄せするんでしょうね。」
「パートで稼いだだけ遊びまわって楽しんでいるようです。」
「えっと、この辺りで良かったですかね。地下に降りる階段の場所は判りますか。」
「上野さん・・・。」
「はい?」
「もう少し乗ってていいですか、ご迷惑でしたら降りますが。」
「迷惑だなんて、家に帰っても一人ですから構いませんよ。」
「それじゃ、上野さんの家の近くまで乗せて下さい。そこから地下鉄に乗ります。」
「ドライブに付き合っても善いんですが冷凍食品を買っていますので。」
「すみません、ご無理言って。」
「そんなコトありません、お会いできて嬉しかったんですから。出来たらもっとお話出来たらと思ってたんですよ。」

新平のマンション近くまで来てしまった。折角会えたのに、ここで分かれると二度と会えることは無いだろう。
そう思うとチョット大胆なことをしても笑って忘れてくれるんじゃないだろうかと勝手に考えていた。

「あれ、さっきの交差点を右折しないといけなかったんでしたね。どうですチョット私んとこに寄ってお茶でも飲んで行かれませんか。」
左手を徳永お爺ちゃんの膝に乗せて誘って見た。
『ピクッ』
と身体を硬直させたようだったが、膝を引こうともしないで小さく返事をしてくる。
「はい・・・チョットお邪魔していいですか。」
「ええ、お爺ちゃんさえ良ければシャワー浴びて昼寝でもしませんか。もうお会いするコトも無いでしょうし、もう少しお話が出来たら嬉しいです。」
「何にも予定が無いですから・・・。」
新平の手はお爺ちゃんの膝に乗せたままだったが離そうともしないし、
新平も離す切っ掛けも無かった。
それでもマンションの駐車場に入れる際に、ごく自然に膝から手を離した。
定位置に停めエンジンを切ってシートベルトを外しながらお爺ちゃんを見た。

お爺ちゃんも新平の顔を見てニッコリ笑ているのをみて安心する。
これから何か悪戯でもする子供みたいに目を輝かせている。
「あ、荷物をひとつ持ちますから。」
新平が両手に下げたビニール袋をひとつ持ってもらい自宅に帰る。
玄関に入ったお爺ちゃんは靴を揃えて新平の後から居間に入って来た。

「いま冷たいものを入れますから、お茶かコーヒーどちらがいいですか。何でしたらビールも冷えていますけど。」
「私はアルコール飲めませんから、冷たいお茶が有りましたら。」
「あら、お酒は駄目なんですか。」
「はい、若いときから駄目でした。練習してみたんですが。こればっかりは駄目でしたから諦めました。」
「そうですか、そんな方って偶にいらっしゃいますね。体質が受付ないんですよね。」
「はい、それで人生も損をしましたが。」

新平は缶ビールのプルトップを引き上げ、一口飲んで
『プッファァー』
と息を吐き出す。
「そんなこと有りませんよ。かえって健康で得をしたんじゃないですか。」
「どうでしょうね、家内は結構いけるんで、反対なら良かったのになんておもいます。」
コップに入れてやった冷茶をチビチビ飲みながら恐縮したように話して来る。
残念だ。
惜しいことに、ここで酒でも飲ませて酔わせて犯してやりたい
可愛いお爺ちゃんなんだけど。
「どうです、シャワーでも。汗かいたシャツは洗濯してもすぐ乾きますよ。」
「そうですか、ゆっくりして善いんでしょうか。」
「すみません、私ビール飲んじゃったから夕方まで車動かせません。」

「それでは、遠慮無く汗を流して来ます。」
「どうぞどうぞ、此方らです。」
徳永お爺ちゃんの背中を押して脱衣場まで着いて行く。
「シャツは洗濯機に入れてて下さい、一緒に洗っておきますから。」
居間に戻って飲み掛けていた缶ビールを飲み干し、買い物した物を食卓に広げ冷凍食品を冷凍室に分けて入れていく。
浴室でシャワーの音が聞こえ出した。
今ならお爺ちゃんの裸が見れる。
そう思っただけで新平の股間が硬くなりだした。
脱衣室に入ると、お爺ちゃんのシャツが洗濯機に入れてあった。
それを取り出すと下に褌が入っていた。

嬉しくなって、褌を取り出し嗅いでみる。
汗臭い饐(す)えた臭いが新平の大脳に伝わり一気に興奮してくる。
さっさとシャツとふんどしを脱ぎ捨て素っ裸になり浴室のドアーを開けて入っていく。
ちょっと驚いた顔をしたお爺ちゃんに
『静かに』
と指を唇に当ててウインクする。
「あ、いま出ますから。」
慌てて身体を交わして浴室を出ようとするお爺ちゃんを背後から抱きしめる。
「あっ。」
小さく声を出したが抵抗するようでも無かった。
お爺ちゃんの項(うなじ)から耳たぶの裏まで舐めあげる。
小刻みに震えている子羊の耳朶(みみたぶ)をあまく噛んで囁く。
「いいですか。」
お爺ちゃんは後ろ向きのまま
『こっくり』
頷く。

新平の半勃起のちんぽが威きりだしギンギンになってお爺ちゃんの尻に当たっている。
お爺ちゃんも、その硬くなった生き物のような竿を感じている筈だ。
抱きしめていた手をお爺ちゃんの股間にずらしていきチンポを掴む。
勃起してはいなかったが重量感のある塊があった。
振り向かせて顔を近づけ唇を付ける。
舌先で唇を舐めてやると、お爺ちゃんもチロチロと舌を出して新平の唇をぎこちなく舐めてくる。
唇を舌で抉じ開けお爺ちゃんの舌を捕まえ絡ませていくと、微かに呻き声をだしてくる。

舌を新平の口の中に吸い込み、お爺ちゃんの唾液を舐め取っ手いく。
「あうっ、あ、あうっ・・・。」
お爺ちゃんがぶら下げたままの手を新平の背中に回して
『ぐぐっ』
と抱きしめてきた。力強い腕だった。
シャワーのカランを緩め勢い良く湯を洗い場に放出させる。
小声だが会話や喘ぎ声が廊下に聞こえなくするためだ。
新平がお爺ちゃんを立たせた儘での足元に座り込みちんぽを咥えこむ。
ボディーシャンプの臭いがする半勃起のちんぽだった。

「あ、あれ・・・気持ち善いです、あ、ふっふふ、あ、ふっふふ・・・。」
気分が乗ってきたようだ、竿にも芯が出来てきて口いっぱいに容積を増して来た。
舐め回していた舌が動きにくくなって来た。
シゴクように唇で挟み前後させる。
お爺ちゃんが新平の頭を両手で掴み腰を前後させ出す。

上目づかいにお爺ちゃんを見ると顎を上げて微かに開いた口から涎を垂らしている。
このままでは逝かれてしまう。
ちんぽを口から離し立ち上がって唇を吸いにいく。
残念そうなお爺ちゃんの後頭部を撫でながら囁く。
「ぼちぼち、ゆっくり楽しみましょう。」
お爺ちゃんはニッコリ笑って頷いた。
簡単にシャワーを掛け合って浴室を出る。

お爺ちゃんと新平のシャツとふんどしを洗濯機に入れてタイマーをセットして居間に行く。
バスタオル一枚を腰に巻いたお爺ちゃんが食卓の椅子に座って飲み
かけていた冷茶を飲んでいる。
それを横目で見て新平は寝室に入り布団を敷く。
「おまたせしました、あちらで昼寝でもしましょう。」
手を引いて寝室に入る。
敷かれた布団を見て一瞬立ち止まったお爺ちゃんだったが背中を押されて先に寝転んだ。
横向きで抱き合い唇を重ねていく。
先程よりお爺ちゃんのキスが上手くなっている。
時々唇を離し会話をする。
お互いを何にも知らないし、黙々と吸いあっても芸が無い。

「こんな事って初めてでしょう。」
お爺ちゃんはコックリとしたが慌てて訂正した。
「ガキの頃、近所の兄ちゃんに咥えられて数回やった、ワシも言われる儘に何度か咥えてやった。」
「50年以上も前ですか。」
「そんなになるなぁ。」
「それ以降は無かったんですか。」
「うん、無かった。でもな・・・。」
「なんですか。」
「人のちんぽが気になってた。」
「ちんぽが好きだったからでしょう。」
「うん、確かに好きじゃったが・・・機会が無かった。」
「お会いできて良かったですね。」
「うん、嬉しかった。」
そう言って強く口を吸ってくる。
「徳永さんと、こんなコトしてみたいって夢見ていたんです。」
「ああ、ワシも思ってた。でも思ってただけでも嬉しかった。せんずり掻く時も名前も知らない上野さんの顔を思い浮かべてな。」

「あ、上野さんじゃムードが出ませんから、新平って呼んで下さい。」
「新平ですか・・・、ワシは職場で徳爺(とくじぃ)でしたから、徳爺が善いです。」
キスをしたまま徳爺の股間に手を持っていく。
萎んでいたちんぽに復活の兆しが現れていた。
徳爺も新平のチンポを初めて掴んで来た。
「奥さんがいらっしゃるのに、せんずり掻くんですか。」
「ああ、せんずりの方が気持ちいいから。」
「奥さんが寂しいでしょう。」
「いや、女はそうでも無いようじゃ、アレが上がると嫌がりだしたからな。」

口を合わせたまま横向きの徳爺のちんぽと新平のちんぽを突き合せ2本一緒にシゴいていく。
「お、おお、ワシのも元気に・・・あ、ああ、いい、い、いいなぁ。」
徳爺の身体を反転させ肘を着かせて四つん這いにさせ、腰を持ち上

げる。双丘を両手で押し広げ顔を埋めて舌先で蕾を探っていく。
「あはっ、あうっ、そ、そんな・・・トコを・・・あへっ、あへっ、う、うぅーん・・・あえあえ、くわっ、くわっ・・・ひぃー。」
指にたっぷり唾を浸けて蕾の中央を突っついてみる。
「はっ・・・。」
と言って黙り込んだ。
じわじわと挿入して前立腺のとこで軽く出し入れする。
「あやっ・・・。」
身体を捩って匍匐(ほふく)しながら逃げ回り、部屋の隅で行き止った。

「ごめんね、痛かった?」
「ちょっとな・・・吃驚したんで。」
壁を背にして両腕で曲げた膝を抱えて防御しようとしているが、追い詰めた子羊ちゃんを尚も苛めにいく。
「あ、ああ、たすけて・・・も、もう・・・。」
両足を掴んで引き摺り上向きにして股間のちんぽを咥えにいく。
諦めたのか暫らくは新平の為すがままでしゃぶらせていたが、嬉しいことに突然反逆してきた。
新平を腹這いにさせ、されたことを復習するかのように尻タブを押し開き菊座を舐めてくる。
「わぁー、巧いなぁ、気持ちいい・・・、あ、ああ、徳爺・・・好きです。」
徳爺も興奮して、舌先を菊座に入れてくる。
「す、凄い。あ、あぁーいいです、ふわぁー、気持ちいぃー。」
徳爺の攻めはそれだけでは終わらなかった。
アリのトワタリから金玉の裏側を舐めまわし、玉を片方ずつ咥えて舌の上で転がしてくる。

「あ、ああ、徳爺・・・そ、そこまでで・・・あ、あふっ・・・。」
新平がタジタジで逝きそうになる。身体を起こして徳爺を上向きにして竿を咥えにいく。
徳爺の顔の上に先走りでベトベトになった雁を押し付けていく。
躊躇しているようで顔を横にして避けようとしていたが
『ぱくっ』
と咥えてきた。

初めて新平の竿を咥えてくれたのだ。
シックスナインの形にやっと持っていけた感じだった。
上下反転したり、横向きになったりしてしゃぶり合う。
「あ、あぉー・・・。」
「ねぇ徳爺、あ、あぁー・・・。」
「なんじゃぁ、ふっ、ふっ・・・。」
「ちょっと一休みしましょう。」
「なんでや、折角気分が乗ってきたとこなんじゃがのぉ。」
「だから、ちょっと食事でもして、それからまたやりましょう。」
「おお、そうだな、うん、そうしよう。」
残念そうな顔をする徳爺に軽くキスをして昼食の準備をすることにした。
「大した物は出来ませんがテレビでも見てて下さい。」

何だか申し訳ないなぁ、すっかりお客さんになってしもうて。」
「ははははっ、そうです大切なお客さんですよ。」
DVDをセットして、再生させる。当然お仲間さんの絡みだ。
暇な時間にパソコンで編集した秀作だ。
パラマウント映画のトップスクリーンが出る。
「何だ、洋画か。」
「いいえ、内容は日本映画ですから、ゆっくり楽しんで下さい。」
『電車の駅の改札口から数人の客が出てくる。その中の熟年男性を重役タイプの男性が出迎える。固く握手をして懐かしそうに挨拶を交わし駅を出る。』
『タクシーに乗り込んだ二人は運転手に見えないように手を絡ませている。重役風の自宅前で車を降りて家に入る。』
『玄関に入ってドアーに鍵を掛け、その場で抱き合いキスをする。』
「お、この人たちは・・・。」
徳爺が目をクリクリさせて唾を飲み込んでいる。

「見かけによらないですか。」
「いい歳してるし、二人ともダブルの背広着ているんだ。」
「こんな人って多いらしいですよ。」
「そんでも・・・大会社の重役のようだがのぉ。」
「重役だって男が好きな人もいるでしょう。表面はオンナ好きのスケベ爺を演じて、本心は隠して生活しているんですよ。」
「そんな風には見えないがなぁ。」
「この世界は、皆なそうして頑なに自分を隠しているんですよ。」
「でもなぁ、どうやって自分と同じ考えを持った人と巡りあえるんだろ。」
「それは様々ですよ、男と女の出会いもそうですが、ちょっとした切っ掛けから発展していくんじゃないでしょうか。」
「ふぅーん・・・。」
新平の説明だけでは納得出来ていないようだ。

「徳爺と私との出会いも似たようなものです。お互いが素直に相手を見て、自分もそれ以上に素直な態度で接するんです。」
「そうかぁ、新平との出会いも偶然だったもんなぁ。」
「それとね、一番大切なのはウソが無いことです。言いたく無いことは喋らなければ良いんです。ウソってその場限りで、その内相手が感じ出すものなんです。ウソを言うより都合が悪いことは隠して相手に分かってもらうことが大切なんです。」
「難しい理論になったな。何かあったのかな。」
「ま、そんな話はいいとして。男と女の中でのウソは愛の潤滑油になることもあるでしょうが、男と男の間では、個人的には許せないものです。それが行きずりの関係なら、それで良いでしょうが、長く付き合って行くには重い負担に感じるのではないでしょうか。」
「言われて見ればそうじゃぁ。あ、おい・・・新平、この小父さんたち難しいこと始めたぞ・・・大丈夫なのか。」
『キスしたまま抱き合った二人はシャワーを掛け合って、相手の股間に顔を埋めて交代で舐めあっている。』

「何か変なコトしましたか。」
焼飯作りながらフライパン片手に寝室を覗いた。
「あのな、石鹸付けたちんぽをケツに入れようと・・・あ、入れたっ、ふぅー痛そうじゃぁ。」
「それはね、愛し合っていれば痛みも少ないんです。アナルセックスと言ってゴク自然な行為なんです。」
「でもなぁ・・・あ、ベットに乗って同じこと始めた・・・でも、二人とも善がっているなぁ。気持ちいいんだろか。」
「そりゃぁ、最高ですよ。さぁ、軽く食事しましょう。一旦停止して続きは後でね。」
「うん、悪いな。お世話かけて・・・戴きます。」
バスタオルを腰に巻きつけて食卓に着いた。
「味はどうでしょうか、にんにくが強過ぎましたか。」
「いや、美味い。カカァが作るのより細かい愛情を感じる。」
「それは良かった。何時も一人分しか作っていないんで、二人分だと頃合が不安でしたが。」
「うぅーん、感心した。」
「冷凍してた、お吸い物もどうぞ。」
「ほっほぉ、冷凍してたのか。それにしても椎茸の香りがいいのぉ。」
「これは自信作なんです。手前ミソですが自分でも感心するくらいです。」
「うんうん、それに柚子の香りがまた何ともいえんなぁ。」
「ちょっと中華と和風の取り合わせですが満足してもらえましたか。」
「感心しっぱなしじゃぁ、美味かったのぉ。ご馳走様。」
「喜んでもらって私も嬉しいです。良かったら夕食も作りますよ。」
「そこまでお邪魔しては申し訳無い。遠慮するよ。」
「じゃぁ決まった、夕食済ませてから帰って下さい。」
流し台で食器を洗っている新平の背後に徳爺が足を忍ばせてくる。
何となく気配を感じたが気付かない振りをしていると思いっきり抱きついて来た。

「ちょ、ちょっと。こらぁ、手が濡れていますから・・・。」
そんな新平の声に耳も貸さず背中に顔を埋めて抱きしめてくる。
「どうしたんですか、すぐに済ませますから・・・。」
「そんなの、後で良い。もう待てない・・・新平、好きだ。どうにかしてくれ・・・。」
真剣な告白に、布巾で手を拭いて振り返り、徳爺を抱き返しキスをする。
ハイテイションの徳爺は、腰に巻いていたバスタオルも取っ払って半勃起させたちんぽを新平の股間に押し付けてくる。

「徳爺は心臓病とか目の病気はありませんか。」
「なんじゃぁ、急に医者の問診みたいなこと聞いて。半年前の人間ドックでは何にもなかったが、どうかしたのか。」
「無かったら良いんです。」
「ヘンだなぁ、興奮するなってことかな。」
「これを飲んで見ませんか。」
「何でだ、麻薬とかじゃないだろうな。」
「違います、血液の循環を良くする薬です。」
「大丈夫なのか、新平を信用するけど・・・。」
「信用してもらって結構です。危ない遊びはしません。」
渡された錠剤を眺めていたが、新平の顔を見ながら飲み込んでいった。
「これってもしかして噂のバイ何とかって言うやつか。」
「そうです。30分くらいしたらギンギンになると思いますから、思いっきりビデオで見たようにしてみましょう。」
「あんなの出来っこ無いだろう。」
「ま、出来なくても良いじゃないですか、さあ・・・。」
寝室に手を引っ張っていく。
「リングも嵌めておきましょう。フリーサイズですから大丈夫でしょう。」
「リング?」

不思議そうに新平が嵌めてやるリングを眺めている。

「いろいろ知っているんだな。」
「お仲間さんの本やDVDで知識だけは知っています。」
「おお、そんな本を書店で表紙を見たことあるが、ビニールが巻いてて中まで見れなかったんだ。やっぱり、そうした本だったのか。」
「最近はお仲間さんの本もビニ本になりましたからね。」
シックスナインでしゃぶり合っていたら、新平も負けそうに徳爺の竿が威きり勃ってきた。
「新平、ドキドキして・・・あ、ああ、これってオレのちんぽだろうか、30年も若返ったようじゃ。」
ギンギンの竿をシゴキながら懐かしそうにニコニコしている。
「徳爺、私のアナルを指で拡張して下さい。最初は指一本から馴らして三本入るまで気長に緩めて下さい。」
「おお、さっきテレビでやってた通りにするんだな、わかった。」
四つん這いになった新平の菊座を舐め上げ、渡されたゼリーを塗って
指を入れてくる。
「う、あ、ああ、うまいなぁ・・・徳爺・・・うまいうまい、その調子で、あ、あうっ・・・。」
「おい、新平。そろそろ入れるぞ。」
「ああ、徳爺のちんぽにもたっぷりゼリー塗っててね。あ、あぁー・・・い、いい。」
30分余りも突かれっぱなしで新平はヨタヨタだったが、それに引き換え、とく爺のタフな腰使いには参ってしまった。
途中で上向きになって受ける。

「徳爺、先に逝かせて・・・、あ、あふ、あふ・・・。」
「駄目じゃぁ、一緒に逝くんだ。あ、アア、気持ちええなぁ・・・。」
新平は堪らず自分でシゴイて、溜まりに溜まったマグマ汁を徳爺の顔まで噴出させた。
「お、おお、絞まる絞まる、う、うわっ・・・オレも・・・いぐっ、いぐっ、んが、んが、あぐぅー・・・。」
新平の痺れた直腸に徳爺の愛汁の温もりがいっぱいになっていく。
「ああ、こんなの初めての経験じゃった・・・。今夜は泊まってええか。」
「え、ええ、構いませんが・・・参ったなぁ、まだ出来るんですか。」
「頑張る。」
汗だくの顔を新平の胸に押し付け荒い息遣いで、まだ身体を痙攣させている。
明日は出勤だが・・・。

おわり

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(本作品は、旧「老いのときめき」に掲載されたものを、庵主さん、源次郎さん及び、新「老いのときめき」オーナーのご了解を得て、転載させて頂いたものです。)

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上野新平シリーズ(第39話):整理係のお爺ちゃん への1件のフィードバック

  1. 名護屋 より:

    有難うございました
    新平シリーズが大好きです
    現役当時は建築関係でしたから新平の行動、言う事が良く理解できるのです
    唯残念なのは爺がもう77歳に成ったから役立たずで頭の中だけのセックスが悲しいです
    此れからも新平シリーズ楽しみにしています
    よろしくお願いいたします。

                                    名護屋

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