上野新平シリーズ(第50話):大工のお爺ちゃん(完):By源次郎


ほれ、7・3のお湯割りだ」
朝倉お爺ちゃんが、焼酎パックを傾けて、お湯割を作ってくれる。
「あれ、これって濃いんじゃないですか。」
「どうしてだ、希望の7・3の筈だぞ。」
「ちょっと温(ぬる)かったので、焼酎が多かったのかなと思ったんですが。」
「ばか、ポットの湯が冷めていたんだ。」
「はははっ、なるほど。判りました。」

「おい、新平。少しは眠らないと明日が大変だぞ。」
「大丈夫です、まだ話しの続きを聞かないと眠れません。」
「しょうがないな、こんな話ししたって面白くもないのにな。」
「いいえ、面白いです。はやく、その後の話を始めて下さい。」
「うん、判った。布団に入ろう。」
そう言って、朝倉お爺ちゃんは、コップの焼酎を一気に飲み干して、さっさと新平の布団に横になった。
「お爺ちゃん、ごめん、ションベンしてから。ちょっと待っていてね。」
新平が、洋便器の蓋を上げて放尿を始めたところに、後からお爺ちゃんが、ニヤニヤしながら入って来た。
「つれションしよう、ちょっと空けてくれ。」
「何だ待てなかったんですか。」
『じょぼじょぼ…、ぶ、ぶ、ぶ、ぶぶぅー』
「わ、こんな狭いトコでくっさいなぁ。」
「良いじゃないか、ワシのは、くちなしの花の匂いなんだ。お、新平は若いだけあって勢いがいいな。」
素っ裸のオトコが二人並んで洋便器にめがけて放尿する姿なんて、人には見せられない格好だった。
「おいおい、そんなにプルンプルン大きくふるな。あ、顔に飛んできた。汚いな。口にも飛び込んだようだぞ。」
「だっから、狭いところで連れションなんてするからですよ。済んだら綺麗にしてあげますからね。」
「ん? 何だ…。」

最後の一滴を腰を突き出してチンポをプルンプルンと振り出したお爺ちゃんの腰を抑えて、まだ先が濡れているチンポを捕まえて口に咥えてやる。
「こら、汚いから止めろ、まだションベンが付いているんだぞ。あ、ああ、そんな変態なこと…。」
「変態は、お互い様です。ああ、しょっぱいチンポだ。」
「だから止めろって言ったろ。あ、ああ、舐めてしまった。」
「はい、綺麗になりました。ご褒美にキスしましょうね。」
「う、うう、新平の口って、ションベン臭いな。」
「自分のションベンでしょう。」
「ううーん、でもマズイ。あっはははっ。」
布団に入ったが、掛け布団を跳ね除けて、朝倉お爺ちゃんが、新平のチンポを尺八しだした。

「あ、ああ、お爺ちゃん。そこまでで、おあづけです。あ、ああ。」
「つまらん。」
「明日の朝のお楽しみだったでしょう。」
「うん、夜が明けたら腰が立たないように吸い込むからな。」
「私も、お爺ちゃんの金玉の中が空っぽに成るくらい吸って吸って吸いまくりますから。」
「おお、怖いな。あっはははっ。」
「それから、どうなったんですか。」
朝倉お爺ちゃんは、遠くを眺めるような目で、新平を横向きで抱きつき溜息をついた。

ーーー§

親方に待望の男の子が生まれた翌日、仕事を休みにして、奥さんが入院している病院に連れて行くと言われ、手持ち無沙汰の朝倉少年に、親方達の寝室で待たされていた。

変わり映えしない庭だが、小さい池に「獅子脅し」があり、その音と、動きが珍しかった。
背後に親方が襖を閉めて近付く気配がしたが、気付かないふりして「獅子脅し」を眺めていた。
ラジオのスイッチが入れられ、賑やかな音楽が流れ出した。
たった今、気がついた振りして、後ろを見た。目の前には、親方の身体があって、太い首が目に入った。
一緒に庭を眺めるってことも無いだろうと、親方の腋の下に首を竦めて身体を交わそうとしたが、力強い腕で捕まれてしまう。
『わ、打たれるんだろうか』一瞬身体を硬直してしまった。
次の瞬間、朝倉少年の顔を両手で挟まれ、親方の顔が近づいて来る。
「あ、ああ、すみません。」
取り敢えず先に謝ろうと観念して身を任せた。
『ここでは金槌は飛んで来ないだろうし、平手か拳骨くらいだろう』
しかし、その拳骨は待っても飛んで来ない、それどころか『ぬるっ』とした物が、唇に押し付けられたのだ。
それまで、キスしたことが無いので、最初は気が付かなかったが、唇を舌で舐め回され、口の中に『ぬめぬめ』っとした生ぬるい舌が入って来たとき初めて気が付いた。

『親方は気が狂ったのだろうか』
口中をタバコのヤニ臭い舌で『べろべろ』舐め回されながら、朝倉少年は、どうなったのか状況がつかめず、されるがままだ。
口を開けられて『とろとろ』と注がれる唾液を懸命に飲み込むしかなかった。
「初めてだったか。」
親方が、やっと口を離して聞いてきた。
『こっくり』
と頷いて親方の顔を見ると、あの鬼のような顔がくしゃくしゃに笑った顔で、ちょっと照れていたのか頬が引きつっているようにも見える。
「こんなこと嫌か。」
朝倉少年は、慌てて顔を横に振って親方の身体に抱きついてしまった。

「そうか、そうか。もう実家に帰ろうなんて考えるんじゃないぞ。」
朝倉少年は、親方の分厚い胸に顔を埋めて、初めて聞く親方の優しい言葉を、うっとりと聞いていた。
それが、数日前に聞いた親父が目を潤ませて言ってた言葉とダブラせ、親方の胸が親父の胸に思えた。
何故か、涙が出て来てしゃくり上げながら、顔を上げて親方の顔を見上げた。

相変わらず、親方の顔は優しい眼差しで微笑ん見下ろしている。
自然に、目を瞑って唇を突き出すようにして上を向いていた。

何故そうしたのか判らなかったが、全くの無意識の流れだった。
親方が、朝倉少年の背骨が折れるくらい抱きしめて唇を重ねてくる。
ぬめぬめした蛇が唇を這っているようで気持ち悪かったが、その舌が唇を割って侵入して来た時は身体が痺れたようで脳内が溶け出しているような感じがした。

「あ、ああ、親方…。」
親方の手が、朝倉少年の股間をズボンの上からムンズと掴みもぞもぞと揉んでくる。
朝倉少年のチンポは小さいながらもガチンガチンに勃起していた。
「おい、服を脱げ。」
怒ったように親方が身体を離して、先に自分の服を脱ぎ始めている。
『あ、また昨晩のようにチンポを咥えられて精液を飲まれるのでは』
そんな恥ずかしい事をまたされるんだろうか、と思うと、直ぐに
『逃げ出さなければ』
そう思って、出口の障子に目をやって隙を伺おうとしたが、その時、親方が、褌まで脱ぎ捨てた、逞しい裸が目に入った。
昨夜は、一緒に風呂に入ったが、恥ずかしくって良く見ていなかった親方
の股間が、半勃起させた黒光りしたチンポをブラブラさせている。
それは、見る見るうちに2倍も3倍にも太くなっていき、頭を持ち上げ臍についてしまった。

「おい、何しているんだ。早く脱がんかい。」
親方に一喝されて、仕方なく上着を脱いだ。

強い語気だったが、何となく優しい響きでもあった。
「どれ、恥ずかしいのか。」

親方が、ガチャガチャと朝倉少年のズボンのベルトを緩め、パンツごと引き下げてしまった。
『ふわっ』
と身体が浮いた感じがした時、横抱きにされ足の膝裏に片手を入れて軽々と抱え上げられ布団に投げ出されるように寝かされていた。
『あっ』
と言う間もなく、股間に親方の顔が近付き、半分皮が被ったチンポを咥えられ、初めて味合う尺八をされていた。
それが何と気持ちの良い事か、シコシコ自分でせんずり掻いていた時とは全く違った物だった。
唇で挟んで被っていた皮を優しく剥いて、一番敏感な先っぽを唾液をタップリ垂らし、ベロベロ舐め、唇を窄めて根元まで絞るように這わせていく。
『こんな気持ちの良い事が、この世にあったんだ』
ズキズキしだした腿の内側、金玉の裏側へと痺れた感覚が登っていって、チンポの根元からモコモコと精液が抜け出そうとして、一瞬の出番を待っている。

「お、親方。駄目です、で、で、でる、あ、ああ、でたぁー。」
親方は、昨夜と同じように、朝倉少年の精液を飲み込み、余韻を楽しむように敏感なチンポの先っぽを嘗め回している。
「あ、あうん、あ、や、やめて、あ、ああ。」
眩暈(めまい)がして、目の前が真っ暗になって見えなくなってしまった。
放心状態で天井板の並びを眺めていたが、親方の攻めはまだ続いていた。
朝倉少年の金玉の裏から蟻の門(と)渡りと嘗め回し、とうとう想像にもしなかった肛門にまで舌が這い回りだした。

「あ、ああ、親方、そこは、違います。あ、ああ、汚いですから、あ、ああ、あのぉ、あ、あう、親方。」
聞こえない筈は無いのだが、親方は、黙々と無言で、尻穴を嘗め回し、舌を窄めて入れようとさえしているのだ。
『べとっ』
なんだか、ひんやりして、気持ち悪い。
何だろうか、尻穴にクリームみたいなものを塗られた感じがした。次に、指だろうか、穴を塞ぐように押し付けられていく。
その指は、容赦無く押し付けられ、肛門括約筋を押し広げて侵入したようだ。

『可笑しなことするんだな、クソが出ないようにふたでもしたのだろうか』
ズブズブと、指が入り込み、何だか排便したくなってきた。
「親方、クソしたくなりました。ちょっと…、あ、ああ。」
差し込まれた指を引き抜いてくれるかと思ったが、ちょっと抜いた指が、そ
のまま押し込まれてしまう。
何度か抽送されていた穴が、気持ち良くなった訳ではないが
『じゅちゃじゅちゃ』
と出る音が卑猥で、痛くも無かったので、そのままさせていた。
『うっほ』
又してもチンポを咥えられた。射精したばかりなのに、すぐに勃起し出した。

「わ、わぁー。」
朝倉少年の顔の上に、親方の股間が被さってきた。勃起して剥け切った
チンポが目の前でギョロギョロ睨みつけているようだ。
顔を横にしてかろうじて交わしたが、すぐに追っかけて鼻の頭にくっ付い
てくる。
『だらぁ-』
と透明な先走りが糸を引いたように顔に付く。
何度か顔を振って逃れようとするが、そのたびに透明の液体が顔に、ベトベト垂れてくる。
「おい、逃げるな。ちゃんと咥えんかい。」
親方の図太い声に怯えてしまった。

それでも、優しい語調だ。

こんなモン、口に入れたりして良いのだろうか。

大人は、皆こんなことするんだろうか。
自分は子供だからジンマシンが出来たり、腹痛起こしたり、熱が出たりしないのだろうか。
逃げ出したくても、親方の身体が圧し掛かっていて身体が動かせない。

泣き出したくなった。
戸惑っていると、上から親方のチンポが唇に押し付けられ、そのまま割り込んで入ってしまった。
それでも、歯を食い縛って抵抗していたが、息苦しくなって口を開けてしまった。
一旦、口に入ると、塩っぱい味がしたくらいで、臭みも無くスルスルと舌の上を滑って喉チンコまで達した。

嗚咽したいのを我慢していると涙が出てくる。
「歯を立てるんじゃないぞ。」
又しても親方の声が飛んでくる。
口一杯で息が出来ない。

それでも親方がしているように、舌でペロペロさせてみる。
「お、おお、うまい、うまい。その調子だ。」
怖い親方に褒められて、両手を添えて懸命に舐め回して、時々、唇を窄めて竿の先から根元まで往復させる。
「うん、うん、上手くなったな。」
そう言いながらも、親方は、尺八と尻の穴に入れた指の抽送を休めなかった。

親方の身体が朝倉少年の顔から、横にずれた時、身体を起こして、親方のチンポを上から咥えられた。

自分の気持ち良さも忘れて顔を上下させて尺八してやれた。
「わ、わわ、親方、あ、ああ、でる、でるぅー。」
朝倉少年が二回目の射精をしてしまった。
「お、おお、しまる、しまる。」
親方は、精液を飲み込んでしまい、尻の穴に入れた指が絞め付けているのを喜んでいる。
「おい、手でシゴイてくれ。」
親方に言われて、廻りきれない竿に、たっぷり唾を垂らして両手で扱いてやった。
「う、う、うん、うん、もっと早く扱いてくれ。あ、嗚呼、そうだ、あ、ああ、お、おお、いいぞ。」
親方は、腰を弓なりに反らせて喘ぎ出した。
『びっ、びっ、びっ、びしっ』
あっと言う間に、親方の竿の先が一段と大きく膨らんで、射精してしまった。

顔を背ける間もなく、真っ赤な尿道口が広がってポッカリ開いたかと思って眺めていたところに飛び出して来てしまったのだ。
顔はともかく、口の中にも入ったようで、自分が何時も嗅いでいる匂いより濃くて青臭い。
「あっはははっ、顔に飛んだか、どれ拭いてやっから。」
親方は、近くに有った脱ぎ捨てていた褌を取り上げ顔を拭いてくれた。
何故か、その褌を『汚い』とは思わなかった。何となく、汚い物も何もかも親方と共有しているようで嬉しくなって大声で笑ってしまった。
「可愛い奴じゃな。」
親方が、抱きついて口を重ねてきた時、自分から舌を親方の口に捻じ込んで甘くさえ感じる唾液を吸っていた。

「どうだ、気持ち良かったか。」
「う、うん。」
唇を重ねたまま返事をした。
こうした行為が、奥さんが可愛いオトコの赤ん坊を連れて退院してきてからも続いた。
それは、新築工事の現場だったり、作業場だったりで、仕事と一緒に男色の道を覚えていった。

何度目だったか、その行為はエスカレートして、親方がタチで、アナルセックスまで発展していった。
朝倉少年も結婚して子供も生まれ、親方とも別れて独立していたが、二人の関係は続けられていた。
親方のタチは、還暦過ぎても衰えることなく、古希を迎える頃まで変わらなかった。
朝倉が40歳になった頃、親方の挿入が、まま成らなくなって、初めて攻守交替し、その後も親方が逝く90歳まで関係が切れなかった。

ーー§

「ふぅー。」
朝倉お爺ちゃんが一気に喋り終えて、大きく息をしている。
「お爺ちゃん、いい話だったね。有難う。」
新平が、朝倉お爺ちゃんの上になって唇を重ねていく。絡ませた舌を抜いて、お爺ちゃんの涙を舐めてやった。
「おい、新平。外が明るくなったようだぞ。」
「ほんとだ、お爺ちゃん。一眠りしましょう。」
「うん、そうだな。色々思い出して目が冴えてしまったが、ちょっと寝たほうがええだろうな。おやすみ。」
「はい、おやすみなさい。」
それぞれの布団に戻らず、新平の布団に抱き合ったまま眠ってしまった。
『あれ、誰だろ、尺ってる』
新平が目を覚まして気付いたのは、朝倉お爺ちゃんが、先に目覚めて新平のチンポをしゃぶっていたときだった。

腰を上下に動かしてみると、お爺ちゃんが入れ歯を外した口で激しく顔を上下して一層激しくチンポを尺八してくる。
「目が醒めたか。」
「そりゃ、醒めますよ。あ、ああ、いいなぁ。」
朝倉お爺ちゃんの足を取って、股間を顔に乗せてやって、下から尺八のお返しを始める。
「あう、あう、い、いい、あはは、あはは、う、うう、いいな。」
まだ、昨夜みたいに硬く勃起していないお爺ちゃんのチンポを手を添えて扱きながら尺八していると、腰を上下にして新平の鼻に冷たい金玉がペタペタ打ち付けられる。

「う、うう、うっほ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、いい、いいぞ、あ、ああ、先に射きそう、はぁ、はぁ、はぁ…。」
「気持ち良くなったら射っていいよ。たっぷり吸い込んでやっから。」
「あ、ああ、射、射く、射く、新平。出るときは、吸わないで、そのまま出させてくれ。」
「うん、わかった。私も、あ、ああ、あらぁ、出て来た。」
朝倉お爺ちゃんのチンポが口一杯に膨らんで、チンポの裏側の海綿体に包まれた尿道をモコモコ脈打って射精が始まった。
『ぶしっ、びっ、びっ、びっ、だらだら…』
新平の口の中が、お爺ちゃんの精液で溢れ出しそうになる。
射精が、終わった頃を見計らって、口の中に含んだ精液を、ゴクゴク飲み
込んでしまってから、萎れかけたチンポを金玉と一緒に口に入れて舌で転がしていく。

「あ、ああ、良かった。新平、うっまいなぁ。あ、ああ、まだ痺れているようだ。」
お爺ちゃんが、一休みしていた、新平のチンポの尺八を再開し始める。
「あ、あああ、お爺ちゃん。いきそう…、あ、お、おお。」
「そんなに早く射ったら駄目だ。」
「だ、だって、う、うう、はあはあ、はあ、ね、ね、射っていい?」
「しょうがないな、ちょっと休むか。」
「駄目だよ、もう、もう、そこまで、お、おお、あ、ああ。」
『びしっ、び、び、び、びゅっ!』
「あ、ああ、うっわぁ。い、いい、いいよ、お爺ちゃん。」
すっかり新平の精を飲み干し満足そうな顔のお爺ちゃんを引き寄せてキスをする。

「あ、ああ、新平の美味かった。満足した。」
「そう、有難う。また来たいね。」
「うん、きっとだぞ、約束だからな。」
朝倉お爺ちゃんに見つめられて再び唇を重ねた。その後、風呂に入って、朝食を済ませて帰路に着いた。

「お爺ちゃん、あまり寝ていないでしょう。ちょっと寝たらどうですか。運転は大丈夫ですから。」
「うん、有難う。でもな、帰りってのは、何となく淋しいもんだな。」
「はっはははっ、また、すぐ逢えるんですから。淋しくないでしょう。」
「そうだな、また逢えるんだからな、きっとだぞ。」
「神埼さん達は、帰ったんですか。食事のときに会えませんでしたが。」
「うん、今日も仕事だと言ってたから、朝、早めに帰ったんだろう。」
「そうですか、忙しいんですね。」
「うん、仕事も遊びも手を抜かないからな。良いヤツなんだ。」
朝倉お爺ちゃんと、昨日待ち合わせた駅まで送って、固く再会を約束して別れて来た。
初めての4P経験でもあったが、楽しいデートだった。自宅で暫らく横になっていたが、思い出すと興奮してくる。

「新平、帰ってたのか。」
ウトウトしていたら、隣の善吉お爺ちゃんが裏の勝手口から声を掛けて来た。
「はあーい、ちょっと待って下さい。いま開けますから。」
布団から跳ね起きて、台所横のドアーの鍵を開けてやる。
「お爺ちゃん、只今。ちょっとウトウトしていました。」
「なんだ、そうだったか。邪魔してしまったな。」
「いいえ、そろそろ買い物にでも出かけないと今夜の野菜が無いんです。たまには、焼き魚でも食ってみたいし。」
「そうか、疲れているんだろ。今夜は、ウチで作ったのを差し入れしてやるから、ゆっくりして寝てていいぞ。」
「でも、何時も何時も、お世話掛けてて申し訳ありませんから。」
「そんな遠慮は、要らん。二人分も、三人分作るのも、たいして変わらないか
ら。」
「奥さんが、大変ですから。」
「ああ、そうだ。今日は娘のトコ行ってるから、どうせ遅くなるだろう。ここで二人分作ってやる。一緒に食べよう。そうだ、そうしよう。」
「あら、奥さんは、お出掛けでしたか。」
「うん、二日と続けて家に居ることが無いんだ。若い頃は、あんな出ベソじゃなかったんだが。」
「お爺ちゃんが家に居てくれるから出来るんですよ。それじゃ、ゆっくりしましょう。先にシャワーでも浴びますか。」
「炊事すると、どうせ汗かくんだから、シャワーは後でええ。それよりDVD見せてくれ。」
「あっらぁ、お元気なことで、あはははっ。」
「DVD見るのが元気なのか。」
「それは、どうだか。お爺ちゃん次第ですよ。」
取り敢えず、寝室に入る前に、お爺ちゃんを引き寄せてキスをした。
「う、うう、久し振りだな。」
「そうでしたか、三日くらい前だったようでしたが。」
「あれは、チュッとしただけだったろう。」
「ううーん、忘れた。」
「おい、これが電源だったか。」
「そうです、まだ覚えていないんですか。」

「うるさい、ディスクは、どれだ。そうだ今日は先月見ようっていってて見つけきらなかった4Pのがええな。」
「え、4P見るんですか。」
「どうかしたか。慌てたりして。」
「そんな訳無いですが、唐突だったから。はははっ。」
新平が動揺したのは確かだが、何でタイミング良く、この善吉お爺ちゃんが話題にしたのか不気味にさえ感じる。

「あ、あった、あった。これでいいでしょう。役者がちょっと若いのが難点ですが、4Pってなると、あまり無いんですよ。」
「わかった、わかった。講釈はいいから、早く再生しろ。」
そう言いながら、お爺ちゃんは既に服を脱いで裸になっている。
「お爺ちゃん、ちょっと気が早いんじゃない。」
「うん、最近淋しかったからな。」
「最近って、私が留守したのは夕べだけですよ。」
「それでも淋しかったんだ。」
「甘えん坊なんだから。困ったお爺ちゃんだ。」
新平も裸になって、お爺ちゃんがテレビの前で座っている背後から抱きついて再生ボタンを押してやる。
「お、もう始まっている。なんだ外人か。」
「どうしても洋モノが多いんだよ。その内探しておくから、取り敢えず今日は、これ見ててよ。」
「うん、でも、一人でせんずり掻いているだけだぞ。」
「黙って見ててよ、その内、客が増えて4Pに発展するから。」
「早送りしてくれ。」
「ったく、気が早いんだから。えっと、あ、コレを押したら早送りするから自分で気にいったトコで再生に切り替えてね。ちょっと眠たいから。」
「疲れているのか。」
「ううーん、久し振り会ったので飲みすぎたようなんです。」
「それで元気してたのか友達は。」
そうだった、出かける時、お爺ちゃんに挨拶されて、同級生に会いに行くって言ってたんだった。
「うん、元気だったが、子供3人が大学と高校で大変だと言ってたよ。」
年賀状に書いてあった同級生の走り書きを思い出して言い訳に使ってしまった。

「そうだろうな、一番金が掛かる頃だろうからな。」
「うん…。」
申し訳なかったが、生返事で眠ってしまった。
『あれ、何時頃だろ』
起き上がって、部屋の中を見回したが,テレビの電源も切られて、善吉お爺ちゃんの姿が無い。
『どうしたんだろ』

居間にも台所にも居なかった。トイレに入り、シャワー浴びていたとき、勝手口からお爺ちゃんの声が聞こえた。
「新平、起きたか。疲れていたようだったので起こさなかった。」
浴室の入り口から顔を覗かせて来た。
「どうしたんですか、一緒にシャワー浴びましょう。」
「うん、ちょっと待ってくれ。」
脱衣場で服を脱ぎ捨てて、浴室に入って、新平に抱きついて来る。
唇を重ねて、キスする。
「ああ、ああ、いいなぁ。」
すぐに、しゃがみ込んで新平のチンポをしゃぶってくる。
「あ、ああ、相変わらず…、気持ちいい。あ、ああ、何してたんですか。」
「うん、瓦屋が来るのを忘れていたんだ。それで慌てて家に戻っていた。」
「う、うう、それで瓦屋は来てくれたんですか。」
「ああ、2階の屋根瓦を4、5枚取り替えてくれただけだ。」
「それだけですか。」
「うん、ワシが修理出来たんだが、婆さんが、危ないから駄目だって聞かないんだ。」
「あ、あう、あう、そうでしょう。当然ですよ。お、おお、いいです、お爺ちゃん、あ、ああ、射きそう。それで済んだんですか、あ、ああ。」
「なんだ、もう射くのか。屋根は済んだから、ゆっくりな。」

「うん、あ、ああ、お爺ちゃん、お爺ちゃん、う、うう、ううーん、出るよ、でるぅー。あ、ああ。」
立ったままで、お爺ちゃんの頭を捕まえて腰を前後させて射ってしまった。
「お、おお、出た、出た。新平の美味いなぁ。」
「ああ、有難う。交代しようよ。」
「ワシは今日は、ええんだ。」
「駄目ですよ、しゃぶるだけでも。」

善吉お爺ちゃんの腰を捕まえて、乳首を舐めまわし、ピクピクさせる身体を容赦なく攻めていく。
「お、おお、お、おお、いい、いい、いいなぁ。」
「お爺ちゃん、チンポが元気でないね。」
「う、うう、うん、さっき、新平が寝ているときDVD見ながら、せんずり掻いたたんだ。」
「どうして、起こしてくれなかったの。」
「うん、鼾かいて気持ち良く寝てたから遠慮したんだ。」
「そんなこと遠慮しなくっていいのに。」
「ああ、でもな…。」
立ち上がって、唇を塞ぐ。
晩ご飯の準備も忘れて長い長いディープキスが始まる。
「新平。ああ、好きだ。」
「うん、同じだよ、お爺ちゃん。」
「新平が隣に来てくれたから幸せだな。」
「うん、幸せです。でも監視されているようで…。」
「何か言ったか。」
「いいや、何でもないよ。」
これからも、幸せな、二人の関係が、誰にも邪魔されないよう・何時までも続きますよう、庭に咲いたラベンダーが見つめています。

(完)

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(本作品は、旧「老いのときめき」に掲載されたものを、庵主さん、源次郎さん及び、新「老いのときめき」オーナーのご了解を得て、転載させて頂いたものです。)

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