爺ちゃんの世界


その人にとっての世界は狭くなったり、広くなったりする。

世界には、五官で体験した世界、他人の経験を通しての世界、想像の世界も含まれる。
従って、交際相手の増減、質の変化が世界の広さ、豊かさに影響する。
メディアも同様である。

TVとの付き合いを止めたとたん、お仕着せで提供されていた世界が消失するが、空いた時間に新たな何かが忍び込んできて、世界が大きく変化する。

現在、人間の叡知で認知している世界は、過去から 次第、次第に広がってきた。
今後も広がるだろう。

子供の世界は大人に比べて狭い。
しかし豊かだ。
狭い世界ながら、未開の地がどこそこに残っている。
子供は好奇心を持って、五官をつかって、大人が投げ与える断片的な、独断的なヒントを使って、恐怖心を抱きながら、自分の世界の未開の地を開拓する。

爺ちゃんがサラリーマンの身分を離れて、丸六年となる。 その間、爺ちゃんの世界は大きく変化した。 狭くなったのではなく、大きく広がった。
しかも未開の土地を大きく取り込んだ。

単に、おぼろげな空間が広がった所が多いが、新世界の中には濃密な地図が描ける空間も一部ある。

かつて、細密な地図が描けた多くのエリアがぼやけだし、僅かに基幹道路が残っている所や、持っている地図が実態に合わなくなったエリアも増えている。

まずはお婆ちゃんとの精神的な交流が濃密となった。
お婆ちゃん側からはどうなっているのか分からないが、爺ちゃんの側からそう思える。
お婆ちゃんに支えられることが多くなった一方、お婆ちゃんを支える状況が多くなってきたからだ。
かつてはパートナーとして共通の世界を開拓してきたが、相互依存が強くなったのであろう。 少なくとも、支え合う期間をより長くしようとの意識が生まれている。

ここ数年、男友達と織りなす繊細でめくるめく世界が大きく広がった。

心の綾が織りなす、微妙な起伏や、男同志で、包み、包まれる世界を子供のように、恐る恐る開拓した。
人と人との関係は軋轢を生み出す。
微妙な感情のやりとりが微妙に、地図に変化を与える。
その変化がお婆ちゃんと描いた地図をより明瞭にしたり、書き換えたりする。
多少のリスクがある故に、心が弾む。

時々、我が儘で自分本位の男が、いきなり、爺ちゃんの世界に土足で踏み込んできて、自由気ままに闊歩して、爺ちゃんの世界をかき乱して、退散するするが、それも一興と思えるようになった。
少し、精神的に距離を置いて眺められるようになった。

一面、子供のように、ここは何処、これは何と、好奇心の赴くままに、自由に自分の世界を散歩している。 多分、こんな爺ちゃんは、第三者にとって、不誠実な、失礼な男で、自分本位で我が儘な男なのだろう。

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爺ちゃんの世界 への4件のフィードバック

  1. 匿名 より:

    お早う御座います。
    読ませて頂きました、たんたんと書かれているようですが、凄く勉強に成りました。
    何故か、ichiの世界に土足で踏み込んで来て、自由気ままに闊歩して、ichiの世界をかき乱して退散すると・・・私自身の行っている事だと感じて意気消沈してしまった。  
    辛いですね!落ち込みましたね。

    • 管理人 より:

      他人の世界に土足で踏み込むからには、その結果、相手にどのような影響を与えたのか、相手の世界をどのように変えたのかを自覚し、相手から怒りをぶつけられたり、そのような接点を持ったことを相手が嘆き、悔やまないような配慮をしつつ、退散するべき(関係を断つべき)と思っています。
      このブログにコメントを書き込んで下さる方で、私が指摘したような行動をしたかたは思い浮かびませんが、基本的にお仲間は、残りの時間が少ない事を理由に、我が儘で自分勝手な方が多いように感じます(笑)

  2. 匿名 より:

    同じ様に逆に私はいま行動が狭くなっちゃって(寂)&(笑)
    でも、現実の中で楽しく、愉快に過ごす事を心がけています。(^^)v

    • 管理人 より:

      匿名さん

      コメント有り難うございます。
      現実は受け止め方で変化します。愉快に過ごせるならば良いではありませんか。

      Ichiは世界が広げすぎて、生活が充実した一方、多くのしたいこと、するべきとがこなせないことが悩みの種になっています。

      特に、無給で進めている仕事が、意識の空回りに終わってしまっていて、自分自身の期待に添えていません。

      結果として、友人に不義理をしたり、友人の気持を害したりしていると滅入っています(笑)。

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