上野新平シリーズ(第60話):家庭菜園のお爺ちゃん(10)By源次郎


何日振りだろう、定時で退社して電車を降り駅前の広場に出て来た。

朝、バタバタしていたので出掛けに、今夜の晩御飯のことを準備していなかったので、近くの食堂で済ませようかと考えていたが、時間も早いので取り敢えず帰宅することにした。

駅前広場から真っ直ぐ横断歩道を渡ると片屋根のアーケード商店街があるのだが、新平は、それらを眺めるように反対側の白線だけが引かれた道端を通る。

『あれ、善吉お爺ちゃんだ、こんな時間に何処に行くのだろう』

最近は、郊外の大型ショッピングセンターが出来て、こうした商店街もシャッターを閉めた店もでてきた。

それでも、夕方は買い物する主婦や会社帰りの人で込み合っている。

善吉お爺ちゃんは、自宅側から小走りで人混みをかき分ける様にして、此方に近付いてくる。

声を掛けようとしたが、車の往来も多く、見え隠れしている間に通り過ぎてしまった。

コンビニや、本屋などのウインドウガラス越しに、店内を伺うように立ち止まってつま足立ちになっている。

身体を左右に傾けたり、ピョコピョコとジャンプしながら商品棚の通路を確認しているようだ。

何軒かの商店を覗き込みながら、駅向うに走り去ってしまった。

何となく慌てているようだが、誰かを探すのだったら考えられるのは奥さんだろう。

福島善吉お爺ちゃんの家の前で、奥さんが玄関の鍵を開けていた。

「あら、上野さん。お帰りなさい、今日は早かったのね。」

「ああ、福島さん。只今。珍しく定時で帰って来ました。」

「そうだったの、お忙しいのね。お疲れさま。」

「いやぁ、サバケないからですよ。ご主人が駅前商店街を小走りで駅向うに行かれていましたが。」

「あら、行き違いだったんだわ。買い物に出かけるときまで居たんだけど、鍵掛けて出かけたみたいなの。ドコ行ったのかしら。」

「何となく奥さんを探していらっしゃるようでしたが。」

「まあ、そうでしたか。ちょっと立ち話してたので帰りが遅くなったんだけど、主人ったら気が短いから、きっと迎えに行ったんだわ。」

「あははっ、そうでしたか。ご主人、心配されたのでしょう。」

善吉お爺ちゃんらしい、奥さんの帰りが遅いので探しに行かれたようだ。

シャワー浴びて晩御飯の準備に取り掛かった時、勝手口のドアーをお爺ちゃんがノックして来た。

「お爺ちゃん、暗証番号忘れたんですか。」

先日、玄関と勝手口のドアーを取り替えたさい、電子錠にして、善吉お爺ちゃんには教えていたのだが忘れたらしい。

「ああ、そうだったな。これな、閉店前の時間割引で買って来たんだが、ワンパック6匹入ってたので、お裾分けだ。アゴ(飛び魚)の一夜干しだ。」

「わ、タイミングが良いですね。今から準備しようと思っていたんですが、何にしようかと迷っていたんです。」

「そうか、それは良かった。ついでに手伝おうか。」

「それより、お爺ちゃん。お礼を先に。」

「うん? あ、ああ、新平。久し振りだったな。」

台所の天井照明を点けていなかったので外から見られる心配が無かった。

お爺ちゃんを引き寄せてキスをする。

「ほんと、お爺ちゃんの味を忘れていましたよ。」

「どれ、チンポしゃぶらせてくれ。」

「あ、ああ、お爺ちゃん。そんなに荒々しく、わ、わわ、あ、ああ。」

新平の足元に座り込んで、チンポを引っ張り出し、頬擦りした後、咥えられてしまった。

「なんだ、シャワーすんだのか。チンポの味がしないぞ。」

「お爺ちゃん、嫌らしくなったね。汗臭いのが良かっただなんて。」

「これも、新平の教育でな。迷惑なことじゃ。」

「あらら、私のせいですか。もともと、お爺ちゃんが助平だったからでしょう。あ、ああ、そ、そのくらいに、あ、ああ。」

「なんだ、久し振りだから、序でに抜いてやろうと思ったのに。な、な、抜いちゃおう、いいだろう。」

「あははっ、抜いてもらいたいのは山々ですが、また今度の機会にしましょう、奥さんがお待ちでしょうから。」

「残念だな・・・。」諦めきれない様子のお爺ちゃんを立たせる。

「ところで、駅前を小走りで行かれていましたが。」

「なんだ知ってたのか、声掛けてくれたら良かったのに。婆さんの帰りが遅かったので、どこかで、ぶっ倒れたのじゃないかと思ってな。」

「それで、序でにコレ買って来たんですか。」

「ああ、手ぶらで帰るのもシャクだったからな。一夜干しってのは、その日の内に売ってしまわないと翌日は駄目になるんだ。あっははっ。」

「そこを狙って買えたら経済的に助かりますね。」

「うん、勤め帰りの人をターゲットに時間割引しているようだ。」

「ところで、お爺ちゃん。次の次の日曜日は予定がありますか。」

「そんな半月も先の予定なんて有るわけ無いだろう。何か手伝いすることでもあるのか。」

「手伝い? あっはははっ。そんなことだったら、私が会社に行ってる間にでも頼めるでしょう。」

「うん、そうだな。で、何なんだ。」

「そんなに改まって聞かないで下さいよ。恥ずかしくなるじゃないですか。」

「お、新平。顔を赤くして、あっはははっ。」

「お爺ちゃん、意地悪になったね。」

「からかっただけだ、んで、温泉にでも連れて行ってくれるのか。」

「温泉が良いでしょうね。では、次の次の日曜日を忘れないでね。」

「うん、嬉しいな。最近新平が冷たかったので淋しかったんだ。」

「冷たいって、暫らく残業が続いてただけじゃないですか。」

「判ってる、でも淋しかったんだ。」

「なんですか涙ぐんだりして、お爺ちゃんの事は忘れたりしていません。」

「有難う。それじゃ今日は大人しく帰るからな。」

「あら、魚焼いてくれるんではなかったんですか。」

「いいけど、遅くなったから帰る。」

「あっはははっ、相変わらず我侭なんだから。」

「何とでも言って良いから、日曜日はアテにしてるからな。婆さんは、その日は、たしか遠足だったかで、曾孫のトコに行くようだから。」

「それは良かった。」

帰り際に抱き合って軽くキスをして帰って行った。

その善吉お爺ちゃんの後姿が、先程来た時より弾んでいるように見えた。

夕食を済ませ、朝刊と夕刊を脇に挟んで、缶ビールとサキイカが入った袋を持って居間から寝室に行こうとしていた時、食卓の上に置いていた携帯電話が鳴り出した。

こんな時間に、電話だなんて建設現場からに決まっている。定時で退社してきたので探していたんだろう。

「はい?」

着信番号を確認する前に受信ボタンを押してしまったので名前を告げずに耳に当てた。

「上野さん?」

「あ、飯塚さんですね。えらく賑やかなトコからですね。今頃どうしたんですか、酔っ払っているんでしょう。」

「いや、酔っ払っていない。ちょっと外に出るから。」

「あ、もしもし・・・。」

「すまんすまん、いま外に出て来た。新平、相談があるんだが、悪いがチョット出て来てくれないか。」

「今からですか、もう遅いので明日にして下さいよ。」

「それがな、急ぐんだ。頼むっから相談に乗ってくれ。」

「相談ですか・・・、明日も仕事だし困りましたね。」

「実はな、組長のことなんだ。」

「戸畑さんのことって、今頃なんでしょうか。病気ででも入院されたのでしょうか。」

「入院じゃ無いんだけど、ヘタすると入院ってコトになるかもな。そんで、3人寄って話し合っていたんだが、ここは上野さんに頼んだが良いだろうってことに話が決まったんだ。」

「どうして私なんでしょう。そこに、平助さんや学者さんも、いらっしゃるんですか。」

「ああ、一緒だ。な、頼むっから話し聞いてくれ。」

「困ったな、今から着替えて出かけると遅くなりますが、何処にいるんですか。」

「そうだな、遅くなってしまうな。場所は、先日の居酒屋だ。」

「わ、電車で行かないと駐車場も無いでしょう。」

「だったら、ワシ達がそっちに行っても良いんだけど。」

「ううーん、仕方ないけど、遅い時間にドカドカ訪問されても近所の手前マズイですよ。電話で言い難いことでしょうから、どなたか代表で、お話だけ聞かせてもらえませんか。」

「そうだな、平助と学者は最終電車が速いからワシが代表で行くようにしようか。」

「それだったら、そうして下さい。でも話は手短にお願いしますよ。明日は市外の現場に行くんで早く出掛けたいんです。」

「うん、判ってる、迷惑かけないから。二人に説明して、ここで別れるから。その後、直ぐ行くから待っててくれ。」

戸畑お爺ちゃんには、一昨日電話で話して、金曜日の夕方にでも、居酒屋で会いましょうって言ったばかりだ。

その時は『入院するかも』って雰囲気ではなかったんだが、どうしたことだろうか、ちょっと心配になってくる。

500ミリの缶ビールを2本空けた頃、表にタクシーが止まる音がした。

玄関に出て見ると、タクシーを降りた鉄砲こと飯塚お爺ちゃんが、新平の住まいの外観を眺めている。

「早かったですね、そんな所で眺めていないで入って下さい。」

そう言いながら気になる善吉お爺ちゃんの家を見たが、午後9時を過ぎている時間でもあったので、電灯は、すっかり消されて寝ているようだった。

「贅沢な家に住んでいるんだな。一人住まいだ何て勿体無い。」

飯塚お爺ちゃんは、玄関に入って、靴を脱ぎながら、ちょっとよろけている。

「大丈夫ですか、足元がおぼつか無いようですが、結構飲んでいるんでしょう。取り敢えず、お冷でもどうぞ。」

冷蔵庫で冷やしたペットボトルの水をコップに入れて差し出した。

「お、有難う。内の婆さんより気が付くな。」

一気にコップの水を飲み干して、コップを手渡しで返してきた。

「あ、ああ、突然に、う、うう、あ、ああ。」

飯塚お爺ちゃんは、いきなり新平の手を引っ張って身体を引き寄せ唇を付けて来た。

新平も、突然で吃驚したが、思い直してお爺ちゃんに抱きついて舌を絡ませていく。

「おい、新平。口がチンポ臭いぞ。」

「何言っているんですか、お爺ちゃんこそ、焼き鳥の油がギトギトですよ。私は、ビール飲んでただけですから。あ、このサキイカ食っていました。あっははははっ。懐かしいチンカスの臭いでしたか。この助平爺。」

「ああ、サキイカだったか。吃驚した、たった今まで、包茎の青いチンポでも舐めていたのかと思ったよ。あっはははっ。」

「うーん、もう、すぐそんな話題だから。」

「こんな話題嫌いだったか。」

「そんな事は無いですが、戸畑お爺ちゃんが、どうかしたんですか、その話で来たんでしょう。」

「ああ、そうだったな。新平と逢ったら何もかも忘れてしまう。」

「困りますよ、そんなに早くからボケられたら。それで・・・。」

「そんなに急かせるなよ。シャワーでもどうぞってくらい言ってくれよ。ちょっと酔いを醒ましたいんだ。」

「それは構いませんが、着替えとかは無いんでしょう。私のアンダーシャツで間に合うでしょうか、無駄にムキムキマンだから。あ、浴室は、此方です。早いトコお願いしますよ。」

「無駄にムキムキマンは無いだろう。コレも健康管理の一つなんだぞ。」

「はいはい、判りましたから、バスタオルは、コレを使って下さい。」

「おや、一緒に入って肩でも流しましょうかってのは無いのか。」

「ありません。食事前に浴びましたから、そうそう流していたら油が抜けてしまいますから。一人で浴びて下さい。」

不服そうに浴室に入って行った飯塚お爺ちゃんだった。

寝室に行き、出来るだけ新しいアンダーシャツと褌を出して来る。

「お爺ちゃん、着替えはココに置いていますから、ちょっとシャツは窮屈かもしれませんが我慢して下さい。」

「うん、有難う。すぐだから待っててくれ。」

『困ったな、多分泊まって行くって言い出しそうだ』

福島善吉お爺ちゃんの裏庭からでも見られたら何を言われるか判らない。居間の電灯を消して寝室で待つことにした。

「ああ、さっぱりした。おい、新平。何か飲ませてくれ。」

「飲ませてって、酔いを醒ますためにシャワー浴びたんでしょう。また飲むんですか。」

「そう言わずに、湯上りの一杯って言うだろう。」

「しょうがないな、遅くやって来て要求は遠慮しないんだから。」

「あっはははっ、悪いな、ワシの辞書には『遠慮』ってのが無いんだ。」

「そうでしょう、そうでしょう。判りましたが、ビールで良いでしょうか。肴なんて言い出したら叩き出しますよ。」

「うっひょう、怖いな。」

これだと、今夜は居座り覚悟のようだ。玄関の施錠をして玄関灯も消して、ビールと朝食用にもと、多めに作ってた、胡瓜と若芽の酢の物をタッパーから小鉢に移して運んだ。

これが三人連れだったら、もっと大変なことになっていただろうと胸を撫で下ろす。

先に、寝室に行っていた飯塚お爺ちゃんが、部屋の真ん中で、褌一枚で胡坐かいて座っている。

「お、悪いな。うんうん、この酢の物美味いな、こんなに美味いもの作って食べているのか。」

「お褒めに預かりまして恐縮ですが、美味いかどうか私の好みで作っていますのでね。」

「いっやぁ、これだと、そこいらのスナックで出してくるのより美味い。」

くちゃくちゃと音を立てながら酢の物を食べ、ビールを飲みだした。

「お爺ちゃん。」

「何だ。」

グラスを口に当てたまま、くりくりした眼で新平を見てくる。この顔で見つめられると文句も言えなくなる。

「お代わりはありませんから、さっさと飲んでしまって、戸畑さんの話を聞かせて下さい。」

「そうそう、そうだった。その件で来たんだったんだ。」

「なにトボケているんですか、怒りますよ。明日が早いって言ってたでしょう。仕事の約束は破れないんです。朝6時には家を出ますから、頼みますよ、お爺ちゃん、ホント。」

「まあ、そんなに年寄りを急かせるな。な、新平。酢の物のお代わりは無いのか。もうちょっと食べたいんだが。」

「残念ですが、当店では、付き出しは一品のみになっています。」

「あら、そうでしたか。だったら勘定して一旦外に出て入りなおそうかな。」

「ああ、そうして下さい。お客さんがお帰りになった時点で、本日はカンバンですから。」

「いやなママだな。」

「そうです、ココは、ぼったくりスナックです。それはどうでもいいんですが、戸畑さんの話をお願いしますよ。」

「うんうん、判ってる。だからな…。」

そう言って、コップに残ったビールを顎を上げて飲み干しているお爺ちゃんの後ろに座り込み、足を腰に巻きつけ、両腕を腋の下からまわし、羽交い絞めにする。

「どうだ、お爺ちゃん。早く吐かないと、このまま絞め殺すからね。」

そう怒って言ってみるが、身体を密着して温かい背中を抱き締めているとムラムラしてくるものがある。

「く、苦しい。でも新平にだったら殺されても良い。」

「なに言っているんですか、戸畑お爺ちゃんの話で来たんでしょう。」

新平の股間が、鉄砲のお尻にあたり、チンポがムズムズと勃起してくる。

「うんうん、忘れていない。でもな、新平。く、く、苦しいから緩めてくれ。な、な、わかったから。」

「それじゃ、このままで話し出来るでしょう。何だったんですか。」

羽交い絞めにしていた腕を少し緩めて、それでも、新平は鉄砲の背中に顔を横向きにしてくっ付けていると、ウットリしてくる。

「おい、新平。腰の辺りに何か硬いものが当たっているが危険物ではないだろうな。」

「それは、私の意識外のことで、私には関係有りません。ほっといて下さって結構ですから。」

「お、お、おっと、爺をあまく見たらいかんな。」

飯塚お爺ちゃんが、新平が緩めた両腕を摺り抜けて反撃してきた。

新平を仰向けに引き倒し身体に馬乗りになり、両腕を押さえられてしまう。

「あ、それって反則じゃないですか。あ、あ、あぐ、あぐ、こ、こら。」

腕力では、とうてい叶わないお爺ちゃんの力に身動きが出来ない。

新平の目の前に飯塚お爺ちゃんが唇を尖らせて迫ってくる。顔を左右に振って逃れていたが、新平が弱い耳を舐め始められてしまった。

「あ、ああ、反則だって言ってるでしょう…、あ、ああ、ああ。」

ここまでされたら新平も降参するしかない。諦めて唇を合わせ、舌を絡ませにいく。

「これって強姦じゃないですか。」

「うん、強姦だ、訴えてくれ。」

「あ、ああ、お爺ちゃん。あ、ああ、ちょっと音楽を掛けさせて下さい。」

「BGMなんて要らないだろ。」

「声が外に漏れたら困るでしょう。」

「そうか、仕方ないな。休戦とするか。」

お爺ちゃんが新平の身体を解放してくれた。

音を大きく出来ないので、ちょっと賑やかなCDをセットする。

部屋の中央に布団を敷き、裸で毛布の中に潜り込んだ。飯塚お爺ちゃんは、既に布団の中で新平が来るのを待っていて、すぐに抱きついてくる。

横向きに抱き合って足を絡ませ口を吸い合う。ゴロゴロと布団から転げ出しても抱き合ったままで離れない。

先に飯塚お爺ちゃんが新平の乳首から舐めに入った。そのまま下腹部に下がり茂みの中で既に起きだしている新平のチンポを咥えて尺八を始めてきた。

「あ、ああ、お爺ちゃん。あ、ああ、自分だけって駄目ですよ、反則の連続じゃないですか。私にもしゃぶらせて下さいよ。あ、ああ。」

「反則結構。う、うん、相変わらず、すぐに元気になるんだな。ダラダラとスッケベェな先走り流して、ああ淫猥だ。」

「そんなぁ、どっちが助平ですか、あ、ああ、お爺ちゃん。チンポが遠いから届きません。あ、ああ、もっと近付いて下さい。あ、あああ…。」

「何だ、しゃぶりたいのか。早く言わないと萎んでしまったじゃないか。」

「さいっしょから、まだ勃起してなかったでしょ。あ、ああ。」

「そうだったかなぁ、気持ち良かったんだがな。酔っ払ってんだろ。」

「酔っ払っているのは、お爺ちゃんでしょ。あ、ああ、捕まえた。」

「お、おお、優しくしゃぶってくれよな。う、う、あ、ああ。」

「お爺ちゃん。何ですか、すぐ勃起して来てるんじゃないですか、あ、ああ、あ、ああ。」

「とっくに勃起していたんだが、何時の間に萎んでいたんだろう、あ、ああ、あう、あう。」

お爺ちゃんの金玉から、蟻の門渡りと舐め上げ、菊座に鼻先で突っ突く。

「お、おお、いいなぁー、あ、ああ。」

「あれ、お爺ちゃん。お尻洗わなかったんですか、あ、ああ。」

「洗ったよ、どうしてだ。」

「だって、臭いがするんだよ、あ、ああ。」

「バカ、そんな恥ずかしいこと言うな、あ、ああ。」

「だって、苦いんだもん。」

「新平。お前、そんなの舐めたのか、あう、あう。」

「うん、舐めたよ。お爺ちゃんを好きだからね。」

「バカだな、でもシャワーカラン当てて綺麗に流したんだがな。」

「直腸にお湯を入れたんでしょう。」

「当然入れて流したよ。おう、おう。」

「それが残ってたんだ、それで染み出したんでしょう。」

「んもう、その話は止めてくれ。そんで、あ、ああ、まだ舐めまわしているのか、あ、ああ。」

「だって、ここが気持ち良いんでしょう、あ、ああ。」

「だけどな、あ、ああ、もう止せっていってるだろ、あう、あう。」

枕元に準備していたゼリーを、お爺ちゃんの菊座に塗り、中指を入れていく。

『ズブッ』

中指は簡単に吸い込まれるように入って行った。

『ギュッ、ギュッ』

肛門括約筋が、生き物のように規則正しく絞め付けて、中指を気持ち良くしてくれる。

「相変わらず、助平な菊門ですね。チンポを早く入れてくれって泣いていますよ。」

「新平。」

「はい、何でしょうか。」

「最初会った頃より、随分と助平な言い方するんだな。」

「そうでしょう、これもお爺ちゃんの教育があったからですよ。ったく迷惑な話ですがね。」

「それって、ワシのセイだって言うのか。あ、ああ、そろそろ入れてくれ。」

「ほらね、助平はお爺ちゃんの教育ですからね。」

「ああ、判ったから。早く入れてくれ。」

最初は、飯塚お爺ちゃん仕込みの背後からの攻めに入る。

お爺ちゃんをうつ伏せに寝せ、足を揃えてもらい、その腰付近の外側に膝を置き、背中に被さって双丘の谷間をギンギンに勃起したチンポでなぞるようにして菊座を探す。

「お、お、新平。腕を上げたな、う、う、うう、ちょっと痛いぞ、あ、ああ。うん、うん、そこだ、そこで、あ、ああ、外れたぞ。」

「ね、お爺ちゃん。判っているから黙っててよ。・・・ここだな。」

「あ、ああ、そこだ、いいぞ、お、お、良いぞ、そのまま腰を押し付けて、あ、ああ、うまいな、あ、ああ。」

「ね、静かに出来ないんですか。」

「あ、ああ、だって心配だから、あ、ああ、でも賑やかなのも偶には良いじゃないか、あ、ああ。」

「あっはっはっ、偶にはって、何時ものことですよ、お爺ちゃんの実況中継はね。もう慣れましたけど。」

「そうだったかな、あ、ああ、いいなぁー、上手いもんだ、お、お、おお。」

「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、お爺ちゃん、膝を寄せてワンワンになってよ。」

「うん、判った。待ってろ、よいしょっと。抜くんじゃないぞ。」

「判ってるよ、そのまま身体を反転して見て、出来るっかな。」

「まっかせとけ、でも、ちょっと足が替わらないな。あ、ああ、抜けちゃう、お、おお、大丈夫だったか、よいしょ。あ、ああ、抜けそう。」

「大丈夫だから、身体を・・・そうそう、良いですね、さすが鍛えた身体だけあって柔らかいね。」

「なんだ褒めているのか、あ、ああ。」

「そうですよ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、」

話し合いで何度か体位を変えていく。

「なあ、新平。」

「何ですか。」

「こんな格好は嫌だな、恥ずかし過ぎる、あ、ああ。」

新平が上向きに寝そべって、足元を向かせ、お爺ちゃんをウンコ座りさせたときだった。

騎上位の形だが、お爺ちゃんの背中を見ている後ろ向き騎上位だ。

「どうしてですか、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ・・・。」

「明日っから、トイレに座った時、下からチンポが上がって来そうで怖いな。あ、ああ。」

「あっはっは、そんな事あるわけ無いでしょう。でも期待したりしてね。」

「やっぱり、前を向かせてくれ、あ、ああ。」

「私は楽だから、此の侭が、あ、ああ、そんなに早く動かさないでよ、あ、ああ、い、い、射っちゃう。」

「ちょっと待ってろ、前を…、よいしょっと、あ、ああ、コレで大丈夫だ、あ、ああ、正上位に戻してくれ。あ、ああ、疲れた。」

長い熱戦が終わり、一息付いてからシャワーを浴びる。

「ね、お爺ちゃん。最初から泊まるつもりだったんでしょう。」

「うん、ばれたか。」

お爺ちゃんは、悪戯小僧みたいな目で新平を見てくる。

「とっくにばれていますよ。でも、明日は早いから・・・あらら、既に明日になってしまってる。」

「ま、こんな事も、あって良いんじゃないか。」

「駄目ですよ、農作業しに行くんじゃないんですよ。車運転しないといけないし。」

お爺ちゃんを腕枕にしてやって、寝ることになってしまった。

「おい、鉄砲。」

「わ、吃驚した。なんだ新平、折角寝てたのに。」

「駄目ですよ、戸畑お爺ちゃんの話はどうなったんですか。此の侭寝てしまったら詐欺ですよ。」

「詐欺師呼ばわりは酷いな。眠いから今夜は、このまま寝ようや、年寄りは朝が早いけど、寝るのも早い時間なんだから、な、な。」

「駄目って言ってるでしょう。戸畑さんがどうしたんですか。」

「何でも無い、おやすみ。」

「こらぁー、本気で怒りますよ。目を覚まして下さい。」

身体に掛けていた毛布を剥いで、起き上がり、飯塚お爺ちゃんの尻を蹴飛ばし馬乗りになって首を絞める。

「げっ、痛いなぁ、わかったから、あ、止せ、苦しい。ゴホッ、ゴホッ。」

「さっさと吐いて楽になったが良いですよ。」

「うん、いま話すから・・・。」

飯塚お爺ちゃんの話しは、ちょっと気になる戸畑お爺ちゃんの近況だった。

ここ3日ほど、農園に姿を見せない。

それも電話連絡だけで『体調が悪いから』と言うだけで、そのくせ農協には作物の出荷予約の書類を出しに行ってたり、農機具のリース契約の継続書類を出しに行ってる模様だった。

それで、昼間、平助お爺ちゃんが、戸畑お爺ちゃんの家に様子を見に行ってみたが留守だった。

奥さんには、行き先も判らないと言われ携帯電話で話してみたが『体調が悪いから暫らく農園に行けない』とのことだった。

「それで、どうしたのですか。」

「どうって、それだけだ。」

「それだけでは判らないでしょう。私に頼みたいって言ったのは、どうしろってコトですか。」

「うん、結局、3人とも納得がいかないので、居酒屋に寄って話していたんだがな、組長は、何となくワシ達に会いたくない素振りなんだ。」

「それで、私の出番なんですか。」

「うん、新平だったら会ってくれるんではないかと思ってな。」

「それは構いませんが、気になるのは気になりますね。」

「だろっ、何かしら変なんだ。」

新平に思い当たることと言ったら、先日のお寺でのことしか無いが、それが家庭菜園仲間に会いたくないってのが理解できなかった。

色々考えていたら眼が冴えて眠れなくなっていたが、明け方になって眠ってしまったらしい。

朝5時にセットしていた目覚まし時計に起こされたが、横に寝ていた筈の飯塚お爺ちゃんの姿が無かった。

気を遣って、新聞配達が来る前に帰ったようだ。

朝の5時だと言うのに近所の家から雨戸を空ける音や、車の音が聞こえてくる。どこも朝が早いようだ。

久し振りに早朝の街の音を聞いて元気良く、布団から飛び起きた。

(つづく)

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(本作品は源次郎さんのブログ「お爺ちゃん達のときめき物語」(http://sinpei53.at.webry.info/)に掲載されたものを、源次郎さんのご了解を得て、転載させて頂いたものです。)

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