上野新平シリーズ(第63話):家庭菜園のお爺ちゃん(13)By源次郎


(1)

救急車が到着して、戸畑お父ちゃんの瞳孔や呼吸数、脈拍、血圧を検査して、携帯用の酸素マスクを、口と鼻に被せている。

「開いている病院までは、十数キロあります。そこに搬送しますけど、いいでしょうか。」

新平の返事を聞く前に、救急隊員が手早くシートを倒し、戸畑お父ちゃんを持参したベルトでシートに固定し始めている。

「あのぉ、この車で搬送ですか、大丈夫なんですか。救急車に移さないんですか。病気はなんですか。」

不安もあって、一気に訳の判らないと思われるようなことを聞いてしまっている。

「はい、軽い脳梗塞に似た症状です。私達は診察も診断も出来ませんから病名は医者から聞いて下さい。それに、出来るだけ動かさない方が良いでしょうから、後ろから付いて来て下さい。隊員を一人付き添わせます、誘導します。」

何が何だか判らないまま、車をユーターンさせて言われるとおりに、救急車の後を追い掛けた。

赤信号だった交差点も、徐行しながら通過していく。

何時の間にか、新平の車の後ろにパトカーが付いてきている。救急車とパトカーの間に挟まれ、警報音が煩いくらいだ。

「おい、新平。えらく騒がしいが何か有ったのか。」

騒がしい音に目が醒めたのだろうか、気が付いた戸畑お爺ちゃんが、起き上がろうとしながら聞いてきた。

「ああ、暫らくそのままでいてください。」

慌てた救急隊員が後部座席から、気が付いた戸畑お父ちゃんの身体に手を置いて語りかけている。

「ああ、気が付いてくれましたか。ちょっと気を失われたようでしたから救急病院に向かっています。お父ちゃん、気分はいかがですか。」

「何だ、ちょっと寝ていただけだろう。起こしてくれ、そんで、後ろの人は誰なんだ。」

「あっはっはっ、ああ、安心した。吃驚しましたよ。後ろの人は救急隊の方です。付いてきてもらっています。」

「何だ、大袈裟だな。ワシだったら大丈夫だ。」

「はいはい、大丈夫は判りましたが、安心の為、折角ですから一度病院で診てもらいましょう。」

「それで、温泉はどうなるんだ。」

「お父ちゃん、温泉は次で良いでしょう。今日は取り止めて病院に連れて行きますから、大人しくしてて下さい。」

「喋りも大丈夫なようですね。」

救急隊員が、新平と戸畑お爺ちゃんとの会話を聞いて、前を誘導してくれている救急車とハンディー無線で連絡をとっているようだ。

「どうして、パトカーが来るんですか。」

新平が付き添いの救急隊員に聞いてみた。

「ああ、一応、事件、事故に関係無く救急出動したときは、警察に連絡するようになっています。」

救急隊員は、当然でしょうという感じで答えてくる。

出発して20分くらいで、大きい公立病院の救急患者入り口に到着した。

戸畑お父ちゃんは、病院が外まで迎えに出て待っていたストレッチャーに乗せられ『MRI室』に運ばれて行くようだ。

不安そうに新平を見つめてくる戸畑お父ちゃんに『心配しなくていいから』とのメッセージをこめて、ニッコリ見送り、ストレッチャーが入って行った『MRI室』の前の椅子に座って待つことにした。

救急隊員に呼ばれて、待合室で、戸畑お父ちゃんの住所氏名年齢を聞かれたが、詳しく正確なことを知らなかった新平だ。

急いで後部座席に置いてあったリュックを持って降りて来ていたので、中を探して運転免許証を取り出し、しどろもどろながら、何とか答えた。

そこまでは、何とか出来たが、『ご関係は、行き先は、持病の病名は』と聞かれるのには満足な答えが出来なかった。

その後、警察が尋問を始めてきた。救急隊員に答えていた内容で、簡単に済ませられたが、尋問を終わった後で、警察官が無線で県警本部に連絡しているのが感じ悪い。

「はい、そうです。被疑者に話しを聞きましたが、事件、事故には関係ないようです。一応診察が済むまで待機します。」

この『被疑者と言う表現と、事件事故には関係無いようです』が気になって来る。

警察官としての職務上だろうが、一応、事件か事故を疑われていたようで良い気持ちがしない。

待合ロビーの隅で、救急隊員四人と警察官二人が、職務上顔見知りなんだろう、談笑するように何か引継ぎ事項を話している。

救急隊員の一人が、ちょっと離れて、ゴルフの素振りを始めている。

これが、もっと深刻な事態だったら、腹立つことだろうが、軽い脳梗塞らしいので安心して彼らの行動を見ていられる。

救急隊員が新平に「お大事に、後は宜しく」と言って近付いて来た。

つなぎの制服を着た引き締まった体形に見とれてしまう。

自称『制服フェチ』の新平にとって、たまらなくキリッとした姿勢に思わず、生唾を飲み込んでしまった。

引き締まった身体にピッタリ着込んだ制服で、股間の左側のモッコリも大いに気になる。

我に戻った新平は、慌ててお礼を言って帰ってもらった。

それと同時に警察官もパトカーの方に歩いて行っている。車の中で待機するのだろう。

急に静かになった待合ロビーで、ボンヤリと、天井の照明や壁に貼られている病気予防のポスターを眺めながら、今日の自分のコトを考えていた。

これは、何時か来る『フケ専』の宿命だろう、気が付かないことも無かったが、ひょっとすると、こうした事態と常に背中合わせでいるのかもしれない。

その時は、慌てずにどれだけ対応出来るだろうか、今まで、そうしたことが無かっただけに、こうして病院の待合ロビーにいる自分が、どれだけの責任持った対応が出来るのだろうと考えさせられた。

その日は、帰宅したいと、ダダを捏ねる戸畑お父ちゃんを宥めて取り敢えず一泊入院することにする。

病院では、一週間ほど様子を診て、場合によっては、脳に出来た血栓を取り出さなければならないらしい。

幸いに、血栓が出来ている所にバイパスが出来ていてそれが機能してくれているらしいとの説明だった。

「な、大したことなかっただろう、大体大袈裟なんだ。」

間もなくストレッチャーに乗せられて病室に入って来た戸畑お父ちゃんだったが、不服そうな顔で新平を見て来る。

数人の消毒液臭いをさせた看護師たちの動きを見ていると、事態は容易くない模様にも思えてくる。

夕方になって、喉が渇いたからと言われ、看護師の許可を貰って自販機のお茶をかって居る所に、戸畑お父ちゃんの奥さんが顔色変えて到着した。

病室に入る前に、自販機の前の新平に気付いて礼を言ってくる。

しかし、奥さんが言うのには、また違った心配事が起こっていた。

出来ちゃった結婚した孫の佐々木ちゃんが、お爺ちゃんのコトを聞いて、3ヵ月後の出産予定だったのが、流産の危険があって入院したそうだ。

それも、家を出てこちらに来る途中で佐々木ちゃんのご主人から連絡があったらしく、奥さんも、どうしてよいかわからず動揺している。

機会を見て、戸畑お父ちゃんに気付かれないように、奥さんを廊下に呼んで今夜のことを話し合う。

翌日は、日曜日でもあったので、戸畑お父ちゃんは新平が責任持って看病するからと言って、奥さんには佐々木ちゃんが入院している病院に行って貰うことにした。

「何だ、あいつは、ワシが倒れたって言うのに、新平に押し付けて、さっさと帰ってしまった。冷たい奴だ。」

「そんなコトは有りませんよ。冷たいだなんて言ったら駄目ですよ。お父ちゃんの病状が軽いから主治医に聞いて安心されたんです。それに、こんなところで無理されたら大変でしょう。今夜は私が見ていますからって帰ってもらったんです。」

「そうだろ、大したこと無いんだから、第一大袈裟すぎるんだよ、この病院の医者はな。」

「お父ちゃん、大袈裟じゃ無いんです。大事を取って言っているんです。さあ、ゆっくり休んで下さい。」

頭を発泡スチロール製の窪みの付いた枕で固定され、点滴の針を刺されて身動きが出来ないお父ちゃんが可哀想だったが、夜中に小便を三回させてやった。

三回目の小便のとき、尿瓶を外してお父ちゃんのチンポの先を拭いてやる前に、たまらず尿道の先が濡れているのを承知で口に含んで舌先で綺麗にしてやれた。

気付いたお父ちゃんは、目を瞑ったまま「うふふ」と笑って、股間に顔を埋めている新平の頭をポンポンと優しく叩いて「有難う、世話掛けるな。」と言ってくれた。

新平にとっては、たまらなく至福の時だった。

尿瓶を、トイレに持って行き、小便器に流しながら見ていると勿体無いような気持ちさえ湧いてくる。

溜まらず、個室に入って、病室にいる時から勃起していたチンポを引っ張り出し、戸畑お父ちゃんの顔を思い浮かべてシゴキ、タップリの精液を壁に撃ち放った。

病院にいる間、数回尿瓶で小便をとってやったが、その度にベット周囲のカーテンを引いて、ションベンで濡れたチンポをしゃぶることが出来た。

戸畑お父ちゃんも、嬉しそうに腰を持ち上げたりしてくれた。

お父ちゃんの手術が済んで元気になったら、思いっきり抱き締めて愛を確かめようと誓う。

戸畑お父ちゃんが入院した病院には、翌日の日曜日の夜まで泊まって看病し、そのまま月曜日には病院から出勤する。

火曜日の午後、電話が有って、戸畑お父ちゃんの近くの大学病院に転院したとのコトだったので、退社後に見舞ってみることにする。

「やあ、新平さん。大変世話掛けてしまったな。もう大丈夫だそうだ。」

顔色もつやつやと良くなって、ニコニコ笑ったお父ちゃんが、ベットに起き上がって迎えてくれる。

「良かったですね、でも、あの病院が良く転院を許可してくれたんですね。」

「いやあ、ここの病院から電話して説得してもらったんだ。それで、ここの救急車を出してもらって転院した。」

「こちらは、お知り合いのお医者さんがいらっしゃったんですか。贅沢な個室なんかに入れてもらってよかったですね。」

「ああ、同級生なんだ、長年付き合ってる嘱託の医者だがな、まだ現役で頑張っているんだ。」

「それは好都合でしたね。それで今日は奥さんは見えられたんですか。」

「それが、婦人会だとか言って、ココに来てすぐ帰ったんだ。やっぱり冷たいオンナだ。」

「何、わからないこと言っているんですか、心配ないから帰られたんでしょう。奥さんも、何だかんだとお忙しいんですよ。」

お父ちゃんには、佐々木ちゃんが流産の危険があって入院したことを、まだ伝えていないようだ。

「玄関で平助に会わなかったか。」

「え、箱崎さんにですか、気が付きませんでしたが、ココがバレてしまって、お見えになっていたんですか。」

「うん、農機具のリース契約が明日になっていたので、仕方なかったが呼んだんだ。控えをセカンドバックに入れていたので取りに来てもらった。」

「吃驚されていたでしょう。」

「ああ、携帯電話にも、家の固定電話にも誰も出ないので心配していたんだそうだ。」

「それで、先日のドライブの件も話されたのですか。」

「うん、簡単にな。三人でドライブ中だったって言った。」

「平助さんは納得されましたか。」

「ううーん、大変だったねって言ってたけど、別に変に勘ぐったりはしていないようだったな。」

「それは良かったですね。あっはっはっ、悪いこと出来ませんね。」

「別に、悪いことでは無いんだけどな。」

「でも、隠していたいことでしたから。」

「あっはっはっ、全くそうだもんな。新平さんには、世話掛けてしまってすまなかった。」

「そんな事有りませんから気にされないで下さい。」

「血栓だけどな、手術しなくても良いらしいんだ。」

「それは良かったですね。薬で消えるんですか。」

「うん、ココに来て再検査してもらったんだけど、大丈夫らしい。一応一週間ほど様子見るらしいが、一過性の貧血かもって言ってた。退屈な時間だ。」

「ああ、向うでも、軽い脳血栓だから、消える可能性もあるようなこと言っていましたが、最悪の場合を説明されていました。でも貧血ってのが本当だったかもしれませんね。」

「それで、婆さんも帰ってしまったんだな。今日も、バタバタして帰ってしまった。退院したら離婚してやろうかと…。」

「お父ちゃん、馬鹿なこと言ったら駄目ですよ。全く病人って何言い出すかわからないですから。」

「まあな、今離婚されたら困るのはワシだから、あっはっはっ。」

「お父ちゃん。ベットに腰掛けて良いですか。」

「ああ、ここに座ってくれ。」

足を投げ出して座っている戸畑お爺ちゃんの横に座り、肩を組むようにして両腕を回して抱き締める。

「ああ、新平。」

左手は点滴の注射で固定されているが、自由になる右手で新平の背中に手をまわし身体を預けるようにして抱き締めてくる。

顔を見合わせていると、お父ちゃんが目を瞑って唇を締めている。

それを見て、新平が顔を近づけて行き唇を合わせに行く。

「う、うう、新平。待っていたんだ。」

居酒屋で遠慮しながら口付けして以来の本格的なキスは初めてだ。

遠慮しながらも口を抉じ開けるようにして舌を入れていくと、あっさり向かい入れて舌を絡ませてくれた。

「ああ、お父ちゃん。」

戸畑お爺ちゃんが、新平の股間に手を伸ばし、ズボンの上から勃起し始めたチンポを弄ってくる。

チャックを下げて、取り出して握ってもらおうとするが、既に勃起させていたこともあり褌に引っ掛かり、なかなか出て来てくれない。

ベットから離れて立ち上がり、チンポを引っ張り出し、やっと、お父ちゃんに握らせる。

「おお、やっぱデカイな。これが新平のチンポなんだ。艶々してて美味そうだな。」

お父ちゃんは、身体をずらして近付き、右手だけで、もどかしそうに、ぎこちなく扱き始めてきた。

「あ、ああ、お父ちゃん。早くしてもらいたかった。あ、ああ、気持ち良いです。あ、ああ。」

「凄い凄い、先走りが出て、あ、ああ、良いなぁ。な、新平。ココに乗ってくれないか。」

口に咥えたいのだろう、新平の顔を懇願するような目で見上げている。

靴を脱いでベットに上がってみたが、身体が安定しない。

一般のベットより硬いマットだが、足を踏ん張って立ち上がってもヨロヨロして不安定だ。

それでも、お父ちゃんの頭に掴まって身体を固定させ、顔の前にチンポを突き出した。

お父ちゃんが、ピクンビクンと上下するチンポを、嬉しそうに右手で掴んで口に咥え尺八をしてくれる。

「んぐ、んぐ、新平。あ、ああ、美味しい。」

暫らくそうしてしゃぶってもらっていたが、満足そうなお父ちゃんの顔を離してポケットから取り出したハンカチで口の周りの涎を拭き、ついでに自分のチンポも拭いてズボンに仕舞う。

「お父ちゃん、残念だけど今日はこれまでで、退院してからゆっくり愛し合いましょう。」

「うん、判った、でも飲みたかったな。」

「駄目ですよ、看護師さんでも入って来たら、即退院ですからね。」

「あっはっはっ、そうなったら看護師も驚くだろうな。」

「驚くだけではすみませんよ。」

ベットから降りて、交代して、お父ちゃんのチンポを引っ張り出して嘗め回してやる。

最初は、フニャフニャだったチンポがしっかり硬く勃起してくる。エラがはった染み一つ無い綺麗な松茸だ。

「ああ、新平。あ、ああ、このまま射きたい、あ、ああ。」

「お父ちゃん、溜まっているんでしょう。このまま射ってもらっても良いんですが、血栓が気になりますから、すっかり治してからにしましょうね。」

「ああ、判った。残念だけど、新平の言うこと聞いておく。」

「あらら、素直ですね。ご褒美に、もう一度キッスしましょう。」

なかなか帰らせてくれないお父ちゃんだったが、看護師が点滴の残量確認をしに来たところで帰らせてもらうことにした。

「新平、また来てくれな。」

「ええ、毎日でも来れたら参ります。でも、今週は竣工する工事が2件持っていますので約束出来ませんが、大人しく養生していて下さいね。」

看護師の手前、お別れのキスが出来なかったが、しっかり握手して分かれて来た。

(2)

エレベーターで一階に降りて待合ロビーを歩いていたら、ポツンと椅子に座っている平助お爺ちゃんの姿があった。

そっと背後から近付いて、驚かしてやろうと思ったが、キョロキョロしている平助お爺ちゃんに見つかってしまった。

「あれ、とっくに帰られたと聞いていましたが、どなたかを待ってらっしゃったのですか。」

「どなたかじゃ無いよ。上野さんを待っていたんだ。」

「え、私が来たのをご存知だったんですか。」

「そう、しっかりご存知でしたよ。あっはっはっ、それにしても長かったな、待ちくたびれて帰ろうかと思ってたトコだ。」

時間が遅かったこともあり、表玄関が閉っていたので廊下を歩いて、夜間出入り口の方にまわる。

「何かご用だったんでしょうか。」

「わ、冷たいな、駐車場に向かっていたんだが、上野さんがタクシーで降りて入っていったんで待っててやったんだ。」

「それは有難う御座います。病室に戻って来られたら良かったのに。」

「お邪魔だろうから。」

「そんなコトはありませんよ。えっ、箱崎さん、何か誤解されていませんか。お爺ちゃん、何考えているんですか。」

「でも、組長とドライブだったんだろ。」

「あっはっはっはっ、私の会社の同僚と三人でしたよ。第一、戸畑さんは、平助さんとしたようなことは、そんな趣味は無いでしょう。」

「ま、そうだけど、上野さんに誘惑されたってこともあるし。」

「お爺ちゃん、怒りますよ。」

「ああ、すまん、変なこと考えてヤキモチやいてたようだ。」

「そうですよ、戸畑さんは、そんな趣味は絶対有りませんから。」

「そうだよな、だったら、とっくに私が食べているだろうからな、あっはっはっは。参ったな、変なこと勘ぐって損したよ。」

「それより、私を地下鉄まで送ってくれるんじゃなかったのですか。」

「そうだよ、向うに車止めているから乗ってください。」

「すみませんね、長いことお待たせして。」

「いいえ、待つのは私が勝手に待たせてもらっていたんですから。ところで、上野さん、晩飯はまだでしょう。良かったら付き合って貰えませんか、今夜も一人で食事なんです。」

「奥さんは、また息子さんのトコですか。相変わらず鍵っ子なんですね。」

「そうなんです、すっかり嫁と意気投合して暇さえあれば、私を無視して入りびたりなんです。」

「それは可哀想ですね、私も一人で晩飯ですから付き合いましょう。でも、外食の予算は有りませんから、お願いしますよ。」

「ええ、金で済むことでしたら。」

「わ、大きく出ましたね。だったらウナギでも戴きましょうか。良いでしょうか。」

「ウナギ、良いですね。私も久し振りですから。栄養つけましょう。」

割烹「うなぎ屋」と、店の名前からして専門店だと判る店の暖簾をくぐった。

大して込み合っているようでは無かったが、「うな重」が運ばれるまでに、一杯だけと言って飲みだした生ジョッキが、二杯目が空になる頃、やっと運ばれてきた。

「時間が掛かりすぎじゃないですか。」

新平が小声で平助お爺ちゃんに問いかけてみると、ニコニコしながら答えてくれた。

「きっと、ウナギだけでは儲からないんだろう。あっはっはっ。」

「成る程そんなものでしょうか、だとしたら詐欺に近いですよ。」

「そう怒るな、黙って酒も飲まずにお茶だけで付き合っているんだから。」

「ああ、そうでしたね。どこか宿泊駐車場に入れて電車で帰ったらどうですか。折角、久し振りであったんですから。」

「そうだけどな、これから付き合って貰いたいトコもあるし。」

「え、食事が済んだら地下鉄まで送ってくれるだけじゃなかったのですか。」

「ああ、その約束だったが、もう少し付き合ってくれ。栄養もつけたことだし、な、いいだろう。」

「ははぁーん、最初からの企みでしたね。そうか、私もちょっと期待していましたが、まんまと乗せられたって訳ですね。」

「ほほう、ちょっとだけでも期待してくれていたのか嬉しいな。だったら早く食って出かけよう。」

「あらぁ、現金なお爺ちゃんだ。頼もしいのか、助平なのか、あはははっ。」

繁華街近くの数箇所のホテルは、駐車場が満車で入れなかったため、とうとう郊外のモーテルまで来てしまった。

「平助お爺ちゃん、風呂に湯を入れてきます。ちょっと待ってて下さい。」

部屋に入って、上着だけ脱いで風呂場に入ったが、お爺ちゃんが素っ裸で後から入って来る。

「あらぁ、気が早いですね。まだですよ。」

「なに、風呂に入らなくっても、シャワーだけで良いだろう。上野さんも早く脱いで一緒に浴びよう。」

新平も早速、脱衣場に服を脱ぎ捨てて入っていく。

「ああ、待ってたよ。久し振りだね。」

風呂場に入るなり、平助お爺ちゃんが濡れた身体で抱きついてくる。

「わ、そんなに慌てなくっても・・・、う、うう、ああ。」

素っ裸で抱き合ってキスしていると、新平のチンポが直ぐ反応して勃起し始め、平助お爺ちゃんの臍をグイグイ押し付けている。

それを、即座に掴まれ足元に座り込んだお爺ちゃんに咥えられ尺八される。

「あ、ああ、お爺ちゃん、ちょっと流しますから・・・、あ、ああ。」

シャワーを取って、平助お爺ちゃんの背中に湯を掛けてやりながら落ち着くのを待ってやる。

チンポから口を離すのを待って、立ち上がらせて唇を付けにいく。

「あ、ああ、上野さん。い、いい、あ、ああ。」

抱き合って舌を絡ませながら、お爺ちゃんの背中と新平の身体にも交互に湯を掛けていく。

「ね、ベットに行きましょう。」

新平から身体を離し、手を引いて脱衣場に行き、バスローブを着せてやる。

「わ、凄いな。お爺ちゃん、天井いっぱいに鏡が張ってあるよ。」

「そんなこと、どうでも良いんだ。早くベットに・・・。」

バスローブを脱ぎ捨てて素っ裸の平助お爺ちゃんが上向きになって手招きしている。

「お爺ちゃん、なんだか今日は焦っているようですね。身体を拭いていますからちょっと待って下さい。」

「どうせ、汗でまた濡れるだろ。」

「それもそうですが、濡れたままでは具合が悪いですから。」

「ああ、待てないんだ。」

ベットから起き上がって、新平の身体に抱きつき、そのままベットに押し倒されてしまった。

「わ、わわ、まるで強姦じゃないですか。あ、ああ。」

上向きに押し倒された新平の顔の上に跨った平助お爺ちゃんのチンポが押し付けて来る。

平助お爺ちゃんの金玉が鼻に被さり呼吸が出来ない。新平のチンポは既に平助お爺ちゃんに咥えられている。

お爺ちゃんの腰を掴んで横に倒し、まだ勃起していないチンポを咥えてやる。

横向きでシックスナインを続けていたが、どうしたことか平助お爺ちゃんのチンポが硬くならない。

「お爺ちゃん、どうしたの。」

「ああ、今朝せんずりかいたので、お休みしているんだろ。新平さんに会うと判ってたら、我慢するんだったんだがな。残念だ。でもな、そのうち元気になるから心配しなくて良いんだ。」

言われて見れば、心なしか、少し硬くなってきているようだ。

お爺ちゃんは、新平のチンポに予め準備してきていたゼリーを、べっとり塗り始めている。

「あ、ああ、お爺ちゃん、気持ち良い、あまりシゴクと射っちゃいます、あ、ああ。」

それを聞いて、お爺ちゃんは、やおら新平の上に跨って、自分の菊座を探りあて、腰を落としていく。

「あ、ああ、入ってくる、う、うう、新平のチンポが、あ、ああ、突き刺さる、あ、ああ、おうおう、いいなぁ。」

竿の根元まで入れて、新平の腹の上で一休みしているようだ。

「お爺ちゃん、大丈夫ですか。痛く無いですか、あ、ああ、お爺ちゃんのケツって温かい、あ、ああ。」

肛門括約筋がギュウギュウ締め付けてくる。一旦腰を上げて雁が抜け出る前に腰をジワジワ落としてくる。

「あ、ああ、お爺ちゃん。あ、ああ、ゆっくりでね。」

「うん、あ、ああ、いいなぁ、あう、あう、気持ちいい、あ、ああ。」

腰を上下させながら、虚ろになった目で天井に映った絡んだ姿を見て、益々興奮しているようだ。

平助お爺ちゃんの騎上位での性戯が上手いのは、先日の絡みで知ってはいたが、なかなか年季が入っていると感心する。

新平が両手を差し出すと、了解したとの顔で、ニッコリ笑って身体を倒して抱きついてきた。

『はぁはぁ』と荒い息遣いで、新平の顔に唾を飛ばしてくる。それは涎かもしれない。

新平が、お爺ちゃんの身体を両腕で抱き、ゴロンと一緒に転がって平助お爺ちゃんの上に乗る。

正上位になって攻めていくが、なかなか射く気配が無い。気持ちは最高に良いのだが、あのジワジワと太腿から上がってきて金玉が引き締まる間隔が起きない。

チンポを挿入したままで、お爺ちゃんをベットの横に引き摺り、自分は床に立って足を踏ん張って、一気に宙送を早めていく。

「あ、ああ、お爺ちゃん。い、い、射く、射く、あ、ああ。」

「うんうん、ワシも気持ちよくなった、中にいっぱい打ち込んでくれ、あ、ああ、お、おお、出た、出た、新平の子種が植え付けられてる。あ、ああ。」

「う、ううーん、お爺ちゃん、あ、ああ、ふぅー、良かったよ。あ、ああ。」

嬉しそうに、ニコニコ笑っている平助お爺ちゃんが、唇を舐めながら口を尖らせて見つめている。

チンポはそのまま挿入したままで、お爺ちゃんに倒れ込んで抱き締めに行く。

「新平、気持ち良かったか、うんうん、それは良かった。ワシも気持ち良く気がいったよ。あ、ああ、嬉しいなぁ。新平、有難うな。」

一緒に風呂に入り、抱き合って唇を合わせる。

「あ、ああ、新平、い、いい、ああ、チンポが、あ、ああ。」

平助お爺ちゃんの股間に手を持っていくと、先程まで萎んでいたチンポが硬くなっている。

「あらぁ、今になって元気快復ですか。おめでとう御座います。どれ、しゃぶらせて下さい。」

平助お爺ちゃんを浴槽の中で立ち上がらせて尺八を開始する。

「うんうん、あ、ああ、新平、あ、ああ、うっまいなぁ、あ、ああ。」

新平の頭を両手で掴み腰を前後させ、新平の喉奥に爆発させた。

「ふ、ふ、あ、ああ、気持ち良かった、久し振りに一日二回の気持ち良い射精だったな。」

「お爺ちゃん、元気で良かったですね。さすが農作業で身体を作っているからでしょうね。」

「ああ、そうかもな、明日っからサボらないよう、もっと真面目に働かないといけないな。あっはっはっ。」

かけ流していたお湯が溢れ出す浴槽で、平助お爺ちゃんの幸せそうな笑い声が響きわたる。

(つづく)

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