上野新平シリーズ(第64話):家庭菜園のお爺ちゃん(14・最終章)By源次郎


(1)

「お父ちゃん、全快おめでとう。」

「うん、新平。有難う、大変世話掛けてしまったな。感謝しているよ。」

「感謝だなんて、水臭いですよ。でもホント良かった。」

「いやいや、感謝しても足りないくらいだ。お陰でこうして娑婆での生活が出来るんだから。」

「結局、病名は、はっきりしたのですか。」

「最終的には、一過性の貧血だったんだがね。その原因を調べるのが大変だったんだ。お陰でどこか出血していないかってんで、胃や大腸の内視鏡までさせられたんだ。」

「ああ、大腸内視鏡は恥ずかしいですよね。担当医は、どんな医者だったんですか。」

「それがな、よせって言うのに、例の中学の同級生がやったんだ。」

「あっはっはっ、最悪の恥辱だったですね。」

「そうなんだ、それでな、カメラを挿入しながら色々話しかけてくるんだ、綺麗な肛門だね、なんて言ったりするんだ。」

「ふうーん、なんだか興味がありそうな言いかたですね。内心嬉しかったでしょう。」

「バカ、何を言うか。終わったら汗だくだったよ。」

「あっはっはっ、まな板の鯉状態でしょうからね。」

「うん、どうしょうも無い状態だからな。隠すとこも無いんだから。」

新平の車は、三週間前に走った道を、戸畑お父ちゃんを乗せて快適に走行している。

「今日も天気が良かったな。」

「そうです、お父ちゃんの日頃の行いが良いからです。」

「あはははっ、この間も同じこと話しながら走ったんだったな。」

「そうです、この辺りで、お父ちゃんが私のチンポを握って来てくれたんでしたね。」

「そうだったかな、忘れた。」

「あ、顔を赤くして、思い出したんでしょう。」

「うん、まだウブだったからな。」

「ここら辺からは憶えていないでしょう。あ、ああ、お父ちゃん。」

大胆にも、戸畑お父ちゃんが身体を寄せて新平の股間に手を出してきた。

「これが、早く見たかったんだよな。」

「でも、既に病院で確認済みでしょう。」

「ああ、小便させてもらって、チンポも拭かないで、しゃぶってくれただろう、あの時は嬉しかったな。心細くってどうした物かと不安だったが、あれで安心できたんだ。」

「そうでしたか、でも身体を硬くしていたようでしたので、悪かったかなと思いながら、しゃぶってしまいました。」

「うん、あれは最初吃驚したが、嬉しかったんだ。それで、二回目だったか、小便したくなかったが、又しゃぶってくれるのではって起こしたりしたんだ。」

「あらら、だったら、一晩でもしゃぶっててやったのに残念でしたね。」

「うん、そんで転院してから、ワシに新平のチンポをしゃぶらせて暮れただろ、あの時は、本気で抜いてやりたかったんだ。」

「でも、病気がまだハッキリしていなかったから遠慮したんですよ。」

「あはははっ、病室で悪いことしたもんだよな。」

「お父ちゃんが、そんなに正直に言ってくれて嬉しいです。」

「正直も何もホントのことだからな、あっはっはっ。」

「わ、チャック下げるんですか。隣のトラックから覗かれますよ。」

「何してるんだろって思うだろうな。温泉までどのくらいだ。」

「約半分走って来ました。あ、ああ、痛い、チャックに挟んだようです。」

「すまんすまん、大きくなってるから出し難いんだ。」

「ああ、引っ張り出さずに中で握ってて下さい。」

「早く見たいから…。」

「お父ちゃん、待てないってガキみたいなこと言ったら駄目ですよ。」

「それがな、待てないんだ。温泉は逃げないから今日は途中断念して、どこかで休むとこ探してくれ。」

「お父ちゃん、物分りが良くなって、頼もしくなりましたね。裏を返せば助平ってコトですが。」

「ああ、ガキでも、助平でも良い。新平と二人っきりの秘密だから恥ずかしく無いんだ。な、なな、何処かで休もう。」

「それは嬉しいですね。あ、この辺りで救急車待っていたんでしたよ。」

「ああ、あの時のこと思い出したくない。でもな、休日だからとか、病院に連れて行くとか、所々聞いていたような気がするんだ。なんとなく会話だけは聞こえていたようなんだな。」

「そうでしたか、悪いこと言わなくって良かったですね。あっはっはっ。」

「うん、微かに記憶だけはあったんだろう。」

「えっと、あの左の山手に何か見えていますね。どこから入るんでしょう。」

「おお、色んな瓦屋根の可愛い家が数軒見えてたな。看板とかが立っているだろうから、もう少し先まで走ってみよう。」

「はい、判りました。それで、そろそろお昼ですが、どうしましょうか。」

「何か、出前してくれるんじゃないのかな、店も少ないとこだし。」

「そうですね。取り敢えず入って見ましょう。あ、ここからのようです。」

「おお、立派に舗装までした道だ。」

念願の戸畑お父ちゃんとモーテルに入れる。そう思っただけで新平の心臓が早鐘を打つ。

玄関のドアーを開けて、お父ちゃんの肩を押して先に入れ、後から入った新平が靴を揃えて向きを変える。

戸畑お父ちゃんは、今日の記念日のためだろうか、新しいスニーカーを履いてきていた。

そんな心遣いが、古臭いって思う人も居るかもしれないが、お年寄りにありがちな、ちょっとした気遣いに嬉しくなる。

掌に埃が付いたわけでも無いが、何となく心がときめきノック代わりに『パンパン』手を叩いき、部屋に入るドアーを開ける。

窓には厚手のカーテンが引いてあり、薄暗い部屋だ。先に入った筈のお父ちゃんの姿が無い。

一瞬、どうしたのかとドアーを閉めていたら、ドア陰に隠れていたお父ちゃんが新平の背中に飛び掛ってきた。

「う、隠れていたんですか、あ、ああ。」

お父ちゃんに両腕を回して抱きつかれ唇を押し付けられる。

新平も、お父ちゃんの背中に両腕を回し、しっかりと受け止め、お父ちゃんの唇を吸いに行く。

舌を絡ませながら、お父ちゃんのズボンのベルトを緩め、ジッパーを開け、そのまま足元にズボンを引き下げる。

下半身が褌だけになったお父ちゃんのチンポをモミモミして、既に先走りで濡れた褌の横から勃起したチンポを摘まみ出し、ヌルヌルの先走りを雁に塗りつけ捏ね回す。

遅れて、新平のズボンも足元に落とされる。足踏みしてズボンから両足を引き抜き、互いの下半身は褌一枚で抱き合う。

お父ちゃんも、同じように新平のチンポを掴み扱き始める。

暫らくは無言のまま、ディープキッスしたままでチンポを扱きあっていたが、新平が先に、お父ちゃんの足元に座り込んでチンポを口に咥えに行く。

「あ、ああ、新平。あ、ああ。」

呻き出した戸畑お父ちゃんの腰に肩を付け、そのまま持ち上げてベットに連れて行く。

急に持ち上げられたお父ちゃんが、足をバタバタさせていたが、諦めて顔を押し付け新平の背中付近から双丘へと舐めてくる。

ベットにお父ちゃんを寝せ上着を剥ぎ取っていく。前開きのジャージだったが、腕を抜くのにはちょっと厄介だった。

どうにか、お父ちゃんを素っ裸にして掛け布団を掛け、新平も上着を脱ぎ捨てて、お父ちゃんの洋服と一緒に近くのソファーに放り投げる。

掛け布団を剥ぎ取り、飛び込むように、次は何をされるのかと不安そうな顔をしたお父ちゃんの上に乗り抱き締めに行く。

唇を合わせにいくと、安心したように新平の背中に腕を巻きつけ抱き締めてくる。

「ああ、お父ちゃん、やっと肌を合わせることができましたね。」

「うんうん、待ち遠しかったもんな。」

お父ちゃんの汗ばんだ額から目尻、頬から鼻の頭と舐めていき、唇を合わせる頃は、お父ちゃんの息も上がっていた。

「あ、ああ、新平。あ、ああ。」

耳から首、腋の下から乳首と舐めていき、臍の穴に舌先を入れて舐めまわす。

金玉を片方づつ口に含んで舌で転がし、口から入れたり出したりして中の玉の動きを観察する。

「あ、ああ、た、玉は…、あ、ああ。」

「痛いですか。」

口に両方の玉を一緒に咥えていたが、痛がっているのかと、玉を口から出し舌先で舐めながら聞いてみる。

「あ、いや、痛いって訳じゃ無いけど、あ、ああ。」

天井向いて勃起しているチンポを、一気に咥える。

「わ、あ、ああ、ふふーん、あ、ああ。」

雁の周囲から、竿の根元へと喉の奥まで吸い込んで舌を巻きつけていく。

「うっほぉー、あ、ああ、い、いい、あ、ああ、そんなことを、あ、ああ。」

そこまでで、お父ちゃんは息絶え絶えになって新平の頭を押え付けてくる。

お父ちゃんの両腿を割って座り込み、両足を片手で持ち上げてもう片方の手で双丘を押し開き顔を埋めていく。

金玉の裏側から蟻の門渡りと舐め下がり、探し当てた菊座に舌が届いたとき、お父ちゃんが悲鳴を上げた。

「し、新平。そ、そこは待ってくれ、あ、ああ、おい、待ってくれって、あ、ああ、な、なな、シャワーを浴びてから、な、なな。」

構わず、菊座の周囲を舐めまわし、菊門に舌先を入れていく。

「わ、そ、そんな、おい、汚いから、あ、ああ。」

腰を振って逃げようとするお父ちゃんの足を腹の方に押し付け、海老状にして動きを止め、唾液をたっぷり落とし『ジュカジュカ』音を立てて吸い付いていく。

「あ、ああ、うっふーん、あ、ああ。」

恥ずかしさに、拒否していたが諦めて、新平がなすままに大人しくなった。

ちょっと臭いが付いた舌と唇をシーツで拭いて、唇を付けに行く。

「恥ずかしいことするから、血栓が出来そうだったぞ。」

「それは大変だ。少し暖めて血栓予防しましょう。」

お父ちゃんを抱き起こし風呂に誘う。

「ちょっとトイレに入りますから、湯を入れてて下さい。」

トイレから出て来た新平が見たものは、まるで空き巣が部屋を覗いているようなお父ちゃんの姿だった。

腰を曲げ、浴室のドアーの取っ手を握ったまま、首だけを浴室に入れて覗いている。

「どうしたんですか。」

「うん? 凄い浴室だ。洗い場も広いし、綺麗な大理石みたいなタイルだ。マットレスまで立てかけて置いてあるんだ、ソープランドみたいだぞ。誰かやって来てサービスするんじゃないかと思ってな。」

「あっはっはっ、誰も来ませんよ、サービスは私がしますけど、お父ちゃんもソープに行ったことがあったんですね。真面目に奥さんだけを愛する方だと思っていました。」

「ばか、これでもオトコだ。昔はトルコ風呂って言ってた頃だったが行き出すと週に2・3回も行ってたもんだ。」

「そうだったのですか、平助お爺ちゃんと余り変らないんじゃないですか。」

「ああ、何度か平助とも顔を合わせたことがあったな。鉄砲もだ。」

懐かしそうに若い頃ソープランドに通ったことを思い出している。

抱き合ったまま唇を吸い合い、シャワーを掛けあい、片手はお互いのチンポを握ってモミモミしあう。

浴槽の湯があふれ出したところで、唇は合わせたままカニ歩きして浴槽に身体を沈めていく。

「お父ちゃん、ソープゴッコでもして遊びましょうか、泡踊りとか。」

「ああ、泡踊りは良かったなぁ。それに、助平椅子に座らせられて、金玉を下からモミモミしてくれたり、ケツの穴に指を入れて綺麗にしてくれるのが溜まらなく好きだった。」

「お父ちゃん、ケツなんて言葉使うんですか。」

「うん、ケツって使うだろ、そんでな、最近だが和尚は、ケツボボしたいとか言ってるぞ。」

「わ、住職はケツボボしたかったんでしょうね。」

「だろうな、でもワシは全くの素人だから、最初は意味が判らなかったんだが、その後、説明聞いたが、ちょっと出来なかったな、痛そうだし。」

「ああ、最初は痛いでしょうが、住職は経験が有るんでしょうね。」

「だと思うんだ。だから、新平に習わないとな。どの位の痛みなのか知りたいしな。」

「そんなもの知らなくっても、愛し合っていれば、なんとも無いんじゃないでしょうか。」

「そうだろうか、でも、あれが入るなんて考えられないからな。新平に厳蔵が入れられて唸っていた時は驚いたなぁ。」

「ま、その話は置いてて、取り敢えず、その先程の泡踊りをしてあげましょう。でも、突起物が邪魔かもしれないですね。」

暫らく抱き合ったままで、湯に浸かっていたが、新平が浴室に入る前に直腸に入れてきた座薬が効いてきたようだ。

「お父ちゃん、ご免、ちょっとトイレに・・・。」

慌てて浴室から飛び出していった新平の後姿を見て、戸畑お父ちゃんは心配になって来た。

「ああ、すっきりした。お漏らししたら大変なことですからね。」

「なんだ、新平。腹具合でも悪いのじゃないのか。」

「あっはっはっ、お父ちゃん、心配ありません。お腹のお掃除してただけですから。」

納得しない顔でお父ちゃんが見てくるが、それを無視して洗い場にマットを敷いて泡踊りの準備をする。

「お父ちゃん、ココに腹這いで寝てください。」

「おお、面白そうだ、お願いしようか。」

心得たお父ちゃんが腹這いになった背中に、たっぷりのボディーシャンプーを塗りつけ泡立てていく、その後、新平が腹這いになって背中に乗る。

「ああ、気持ちいいなぁ、でも、その突起物がオンナがしてくれたときより興奮するようだ。あ、ああ、気持ちいいなぁー。」

すっかり気に入った泡踊りをしていく。時々お父ちゃんの双丘の割れ目にチンポが滑り込んでいく。

その時は、素股の要領で、太腿の間で抽送する。

「あ、ああ、新平。あ、ああ、感じる。あ、ああ。でもな、腹這いだと勃起したチンポの置き場が無いんだよな。」

「お父ちゃん、上向きもサービスします。」

「お、そうか。うんうん。」

嬉しそうに、身体を滑らせながら上向きに回転して両腕を伸ばして新平を抱きこみ、お父ちゃんもクネクネと身体を捩ってくれた。

向き合ってマットに座り込み腰を寄せていき、お父ちゃんのチンポと新平のチンポを合わせて握る。

「おいおい、チンポどうし合わせたって、あ、ああ、気持ち良いなぁ。」

合わせたチンポを泡立てたシャンプーを塗りつけ、一緒に扱いていく。

「お、おお、新平のチンポの血管がゴツゴツしてて、あ、ああ、こんなこと、あ、ああ。」

突然、お父ちゃんが身体を離して逃げるように浴槽に飛び込んだ。

「どうしましたか。」

「駄目だ、あれ以上扱かれたら射ってしまう。」

「あっはっはっは、そうでしたか。気持ち良かったんですね。」

「うん、あのままだと、爆発してしまうとこだった。ああ、吃驚した。」

新平は、戸畑お父ちゃんを浴室から先に出てもらって、マットや洗い場をシャワーで流し、助平椅子などを片付けた後、浴槽の栓を抜いて部屋に行く。

お父ちゃんは、掛け布団を顔まで隠れるように引き上げて天井向いて待っていてくれた。

掛け布団の横を捲り、横から身体を滑り込ませるようにして入り、お父ちゃんを横抱きにして唇を吸いにいく。

お父ちゃんは、当然だが素っ裸で寝て待っていてくれた。

「ああ、新平。」

「お父ちゃん、やっと念願のお父ちゃんの肌を感じられるようです。」

「ああ、ちょっと恥ずかしいような、嬉しいような、複雑な気持ちだな。」

そう言いながらも、片手は新平のチンポを掴んでくる。

「わ、さっきから勃ちっぱなしだな。」

「はい、お父ちゃんのは一休みですか。」

「うん、今日は、終了したみたいだな。」

「そんなコトは有りませんよ、まだまだ元気に硬くなりだしましたよ。」

「うん、何時に無く、じわじわと元気を取り戻してきているようだ。」

掛け布団を放り出して、お父ちゃんの上に乗り、首から乳首へと舐めていく。

「あ、ああ、新平。そ、そこは…。」

乳首に新平の唇が触れると同時に腰を持ち上げて逃げようとしてくるお父ちゃんを構わず顔を押し付けて舌先での攻撃を始める。

「わ、わ、そ、そんな、あ、ああ、おい、あ、ああ、死にそうだ。」

両方の乳首を交互に舐めまわし、右の乳首を舐めるときは片手でもう一方を指と掌で転がすように揉んで行く。

「わ、わ、そんなとこが、あ、ああ、感じるなんて、あ、ああ、オンナみたいに、あ、ああ、感じるなんて、あ、ああ、恥ずかしい、あ、ああ。」

異様とも思えるくらいに感じ捲くるお父ちゃんに、新平もいやがうえにも興奮
が増して、夢中で嘗め回して行く。

「凄いね、お父ちゃん。そんなに感じるんですか。」

「ああ、和尚が嘗め回してくれた時は、そんなに気持ちよく感じなかったんだが、今日は、あ、ああ、どうしたことだろうね、あ、ああ。恥ずかしい。」

「その、調子でリラックスして任せてください。もっと気持ちよくなりますからね。」

「いやいや、充分だ、これ以上は狂い死にそうだから、あ、ああ、新平。」

『ビックン、ビックン』と身体を痙攣させながら喘いでいるお父ちゃんが堪らなく好きになっていく。

「な、新平。ワシにもチンポしゃぶらせてくれ。」

すっかり、しゃぶってもらうのを忘れていた新平だったが、お父ちゃんに言われて、我に返ったように顔を上げて、シックスナインに持っていく。

「う、うう、新平のチンポ美味いな。先走りがダラダラ出てて助平なチンポだ、あ、ああ、うんうん。」

気分を出して、しゃぶってもらいながら、お父ちゃんも、嫌らしく『ジュルジュル』音を立てながら感想を忘れず言ってくる。

「あ、ああ、お父ちゃん、あ、ああ、もう駄目みたい・・・、あ、ああ。」

新平が先に根をあげる。

お父ちゃんのチンポが益々いきり立って来るのを懸命に咥えて舐めていたが、上手いお父ちゃんの尺八に参ってしまう。

長い舌で、竿を巻きつけるようにして舐めまわし、雁の括れに歯でアマ咬みして、ずるずると根元までを咬み咬みしていく。

「あん、あん、あ、ああ、お父ちゃん、ちょっと、ちょっと待って。」

新平が堪らずチンポを引き抜くようにして離れて起き上がった。

獲物に逃げられたハゲタカが、キョトンとした顔で目をクルクルさせて首を傾げているように、布団に正座して新平を見つめている。

「どうしたんだ新平。」

「お父ちゃん、それ以上やられたら私が射ってしまいます。」

「ああ、射っていいから、たっぷり出しなさい。」

「駄目ですよ、もっとゆっくり楽しみたいんだから。」

そう言って、枕元に準備していたポセットから油性のゼリーが入ったチューブを、お父ちゃんに渡す。

「何だコレ。」

「お父ちゃん、私の菊座にコレを塗りつけて肛門に指を入れてグルグルさせてください。先ずは、括約筋を柔らかくさせて下さい。」

まだ理解していないお父ちゃんが、起き上がって新平が持ち上げた尻を撫で回した後、中指にゼリーを出して、菊座周囲に塗りつけていく。

「あ、ああ、上手いなぁ。そのまま窪んだところに指を当ててグッと押し付けてください。あ、ああ、その調子で指を深く入れてみて、あ、ああ。」

「痛く無いのか。」

「大丈夫ですから、人差し指を沿わせて2本入れてください。」

「2本だって言っても無理だろ、あ、入った、新平、指が2本入ってしまったぞ、大丈夫なんか。痛くないか。」

「ああ、そのまま、あ、ああ、グリグリさせて、あ、ああ。指の根元まで入れて、そうそう、あ、ああ、グリグリさせて、あ、ああ。」

戸畑お父ちゃんが、新平の直腸にチンポを挿入させるまで、さほど時間は掛からなかった。

新平は、上向きで腰の下に枕を射れ、両膝を抱え込み、お父ちゃんを迎える。

「な、新平。ココで良いのか。」

「はい、ちょっと窪んだ感じがするでしょう。そうそう、そこに押し付けるようにして、あ、ああ、うまいな、あ、ああ、入ってくる。」

口を真一文字に閉じて、竿の頭を、ぐりぐり押し付け、じわじわと侵入を始めた。

「あ、ああ、新平。大丈夫か、抜こうか。」

「駄目です、ぐっと腰を入れて、そうそう、あ、ああ、入ったようですね。」

「うん、雁が入ってしまった。」

「そうそう、ずっと押し付けて、あ、ああ、い、痛い。」

「すまんすまん、痛かったか、止めとこうか。」

「駄目ですって、私の顔を見てて下さい、眉を寄せたら痛がっているんですから、ちょっと抜いて方向を、あ、ああ、そうそう、そのまま入れて下さい。」

「お、おお、新平。全部根元まで入ってしまった。大丈夫か。」

「うん、痛く無かったよ。お父ちゃん、上手いもんだね、あ、ああ。」

ちょっと気が早いとも思ったが、お父ちゃんが抽送を始めてしまった。

「お、おお、なんだ、あ、ああ、わぁー、あ、ああ、気持ち、ああ、良い。新平、あ、あお、あお、ああ、痛く無いか。」

「大丈夫です、ぼちぼちで良いですから、出し入れして下さい。あ、ああ。」

「ふん、ふん、あ、ああ、ふん、ふん、あ、ああ、何だこれは、あ、ああ、オンナのまんことは全然違う、あ、ああ、新平。い、いい、あ、ああ。」

お父ちゃんの善がり声が、興奮と快楽の荒い息使いで、何を言っているのか判らない。

汗が、新平の顔にビチビチとんでくる。

「はぁ、はぁ、はぁ、ふん、ふん、あ、ああ、いい、いい、あ、あう、あう、ふん、ふん。」

「お父ちゃん気持ち良さそうですね。」

「あ、ああ、新平。あ、ああ、射きそうだ、あ、ああ、どうしたら、あ、ああ、な、な、射く、射く、あ、ああ。」

「お父ちゃん、思いっきり私の中に爆発させて下さい。」

「ふ、ふ、ふ、あ、ああ、い、い、あ、ああ、でるぅー。」

お父ちゃんは、半開きの口から涎を流し、泳いでいる目を天井に向け荒い息遣いで最後の精液を搾り出しているようだ。

暫らくして、我に戻ったお父ちゃんが、新平の身体の上に被さって来た。

ぐったりと新平の腹の上に崩れるように倒れこんだお父ちゃんの頭を撫でながら優しく抱き締めてやる。

荒い息が、落ち着いた頃、お父ちゃんが、狂ったように起き上がり、新平の股間に顔を埋め『んがんが、うががうがが』と言葉にならない喋りで、初体験のアナルセックスの感想を言いながら、尺八して来た。

「新平。有難う。」その言葉だけがはっきり聞き取れた。

お父ちゃんを腹の上に乗せたまま、口付けして頭を撫でてやる。

あの、佐々木ちゃんの結婚披露宴で会ってから、随分たったが、こうして合体できる日を望みながらも、色々あったことが懐かしくさえ思える。

「お父ちゃん。」

「うん、新平。」

互いに抱き締め合う腕にも愛情込めて力が入る。

涙に潤んだような目で新平を見つめてくるお父ちゃんが、今まで以上に堪らなく好きになった。

(2)

「新平さん。雨が上がって良かったわね。」

新平の車の後部座席に座っている善吉お爺ちゃんの奥さんがニコニコ笑って声を掛けてきた。

助手席に乗っている善吉お爺ちゃんも、楽しそうに鼻歌を口ずさんでいる。

ピクニックを兼ね、福島お爺ちゃん夫妻を誘って、戸畑お爺ちゃん達の家庭菜園に出かけて来た。

菜園には、流産の危機を脱した佐々木ちゃん夫婦、戸畑お爺ちゃん夫婦、平助夫妻、学者夫妻も来ていた。

鉄砲お爺ちゃんの奥さんは、体調を悪くしていて留守番だそうで、孫兄弟二人を連れて来ていた。

これは、戸畑お爺ちゃんとの初デートの帰りに、新平の提案で、こうした家族での顔合わせをしようと言ってたのが実現出来た。

新平達が、農園に到着したときは、他の家族は既に畑に出て、白菜の収穫作業をやっていて、まるで、お祭り騒ぎだ。

作業服に着替えて、それぞれに自己紹介を兼ねて挨拶してまわる。

「佐々木ちゃん、すっかり主婦らしくなって、それにしても先日は大変だったね。もうすっかり大丈夫なの。」

「あらぁ、上野主任ったら、私が老けたって言いたいんでしょう。赤ちゃんは丈夫に育っているようです。先日からは祖父がお世話になりました。有難う御座いました。」

「ああ、大変なことにならなくって良かったよね。」

戸畑お爺ちゃんが、新平に近付いて握手を求めてきた。

それを握り返すと、顔を赤くしながらも新平の掌に薬指を曲げてコチョコチョさせてきた。

「住職は、お元気ですか。」

「あ、あれからまだ会っていないんだ。その内、和尚を泣かしてみようと思っているんだがな。」

戸畑お爺ちゃんは、鉄砲が近付いて来るのを気にして、小声で言って別れて行った。

「なにコソコソ話してんだ。」

鉄砲が意味ありげな笑顔で新平の傍にやってきた。

「ああ、退院された後、どうですかって聞いていました。」

「そうか、ドライブ中だったらしいな。」

「はい、会社の同僚の農園に案内されて三人で出掛けている時でした。」

「そうらしいな、それはそうと、また飲みに行こうな。」

「はい、何時でも誘ってください。」

「うん、頼んだぞ。」

新平が、右側に視線を感じて振り向くと、学者お爺ちゃんが、新平に手を挙げて挨拶していた。

新平が鉄砲と話をしているのを嫉妬しているのかとも思ったが、そうでもないようだ。

「きゃぁ、ミミズがいる。助けてぇ。」

「いっやぁーん、ここにもデカイのが動いているの。」

中学生くらいだろうか鉄砲の孫兄弟さんが、収穫作業を忘れて、ミミズの姿を見て逃げ回っている。

それを、ニコニコ笑いながら、腰を伸ばすようにして起き上がり、戸畑の奥さんが、近付いて行って指で摘まんで遠くに放り投げてやっている。

昼食は、全員が休憩所に入りきれないので、屋外で輪になって弁当を広げることになった。

奥さん達が思い思いに作った弁当を出し合って、色々の批評をしながらの楽しい昼食だった。

午後からは、鉄砲の孫兄弟と佐々木ちゃん夫妻は、近くを流れる川遊びに降りていった。

善吉お爺ちゃんは、戸畑お爺ちゃんに付きっ切りで、種蒔きから収穫までの工程や、肥料のやり方を聞いている。

そこに、学者と平助も横から口を出し、収穫作業が捗らない。

その日に計画されていた白菜の収穫が終わったのは、西日が落ちる頃まで掛かってしまった。

全員が、川岸まで降りて、手足や顔を洗ったあと、休憩所に集合し、土産の撮り立て白菜などを車に積み込んで再会を約束して散会した。

菜園を出て、峠に差し掛かったとき、同乗している善吉お爺ちゃんが、大きく欠伸をした後、話しかけてきた。

手には、ドコで取って来たのか、猫ジャラシを数本握って顔に当てて目を細めている。

「なあ、新平。今日は有難う。疲れたけど久し振りに、たっぷり酸素を吸い込んだようで、頭がスッキリした感じだ。」

「そうね、私も日に焼けて疲れたけど、今夜はぐっすり眠れそうだわ。」

「あっはっはっ、お二人とも大丈夫かと思えるくらいにハッスルされていましたから、ゆっくり休んでいてください。家に到着したら玄関前に白菜と一緒に放り投げておきますから。」

「あっはっはっはっ、優しく放り投げててくれな、ワシって生身の壊れ物なんだから。」

「お陰で楽しかったわ。時々出かけてお手伝いさせてもらいたいわね。」

「時々だから良いんだ。あの連中の奥さん達も、年に一・二度しか手伝ってくれないそうだ。」

「そうなの、でも主婦って色々忙しいのよ。」

「あれ、色々って、曾孫のお守りがメインだろ。」

「そんなこと無いわよ、自治会も出ないといけないし、婦人会だって忙しいのよ。それにボランティアだってあるんですから。」

「まあ、趣味でやってるようなモノだろ、身体壊さない程度で頑張れ。」

新平は、善吉お爺ちゃん夫婦の会話を聞きながら、自分の老後にこうした会話が出来る人と暮らせるだろうかと羨ましくも又、不安にもなってくる。

善吉お爺ちゃんの奥さんが軽い寝息を立てている。相当疲れたようだ。

新平は、ルームミラーで確認して、そっとお爺ちゃんの膝に手を乗せる。

「うふふ。」嬉しそうに、新平の手の上に自分の掌を被せて擦ってくる。

その瞬間新平のチンポが反応して勃起してしまった。

慌てて善吉お爺ちゃんの膝から手を離し、左手でチンポの向きを上向きにして納まりを治す。

それに気付いたお爺ちゃんが、手に持っていた猫じゃらしを新平の股間をサワサワと擦りつけてきた。

顔を見合わせて、ウインクすると、善吉お爺ちゃんもウインクを返してくる。

後部座席の奥さんは相変わらず軽い寝息を立てて眠っている。

ピクニックを兼ねた家庭菜園の手伝いも楽しく無事済んだ。

それにしても、元気な家庭菜園のお爺ちゃん達との出逢いは、それ以上に楽しいものだった。

これからも、お付き合いして行けるだろうが、あの元気を分けてもらいたいと、しみじみ思った。

戸畑お爺ちゃん、平助お爺ちゃん、学者お爺ちゃん、鉄砲お爺ちゃん、これからどんな生活を送っていくのだろう。

それぞれ元気で長生きしてもらって、いつまでも楽しくお付き合いしたいものだ、切実にそう願った。

♪ 出逢いがあれば、わかれもあるさ。判っているけど、わびしい気持ち。
たまにあうのも、心のなかじゃ、毎夜添い寝で、いてみたい。

お爺ちゃん、今日も明日もあさっても、元気でいてね、いついつまでも。
肌を合わせて、その温もりを、私にください、腕の中

(完)

*****************************************************************************

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上野新平シリーズ(第64話):家庭菜園のお爺ちゃん(14・最終章)By源次郎 への1件のフィードバック

  1. 匿名 より:

    久しぶりに源次郎さんの小説を読む事が出来て感激しています。一時はブログもやっておられたのに、いつの間にか入る事も出来無くなってしまい、大好きな小説が読めなかったのですが、こうして保存しておいて頂けたのでこころゆくまで読む事が出来ます。本当にあるがとうこざいます。

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