大雪と人生


久々の大雪が降って、二日が経過した。

爺ちゃんの住まいの近くにJR八高線を跨ぐ架線橋がある。
車道を真ん中に、小宮側と、拝島側に歩道がある。
歩道の線路側は、高さが2.5mぐらいの塀が巡らされている。
恐らく落下物防止用であろう。

約300mの区間の登坂道である。
隣接した民家はなく、雪が降っても除雪はされない。

上り始めは両側の歩道とも、お日様のお陰で雪は溶けるが、道がカーブしているので、途中から、小宮側の道は、人が一人通れる、踏み固められた通路以外は積雪が残っている状態になるが、拝島側の歩道はまったく雪が残っていない。

横断歩道はなく、車道側は歩道と車道を隔てる柵があるので、歩道間の移動が困難である。

小宮側の歩道を歩いてきた子供達が、何度も転びそうになっている。
一方拝島側の歩道を歩いてきた子供は、足下に注意を払うことも無く、スムーズに歩を進めている。
ここは、通学路である。

小宮側を歩いている子供達が拝島側の歩道を指さしている。
きっと「あちら側を歩けばよかった。」と言い合っているのであろう。

爺tやんは、山の神から「小宮側の歩道は凍結しているので、転ぶから、拝島側の歩道を歩く」ように、注意を受けた。

太陽は、頭上、両側の歩道に同様に日射し投げかけている。
爺tやんは、知らず知らずの内に、小宮側の歩道のような踏み固められた、つるつる滑る通路しかない人生と、拝島側の歩道のように、太陽が積雪を溶かしてくれる人生を思い浮かべながら、拝島側の歩道を歩いている。

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