上野新平シリーズ(第79話):地方訛りのお爺ちゃん(7)By源次郎


(13)

釜石は立花老人に手荒くされることで、燃え上がっている。

尻を思いっきり叩かれ、釜石の目が潤みをおびてきていたが、それでも善がり声を上げ身体を震わせている。

立花老人は四つん這いになっている釜石の“ちんぽ”を尻の下から頭を入れ、がっぷり齧り(かぶり)付き亀頭部から根元へズルッと音を立てて飲み込んでいく。

最初は、とてもではないが咥えることが出来ないと思っていた釜石のデカイ“ちんぽ”だが、要領を覚えると、息苦しさはあったが喉奥まで吸い込むことが出来た。

金玉を掴み下へ大きく引っ張ると勃起した“ちんぽ”の薄い皮がさらに伸び、ズリ剥けの状態でさらに大きくなっていく。

またそれを戻すと包茎の様になり、口を尖らせたガキのように睨み付けてくるようだ。

ジュルジュルと音をたてながら、亀頭部を舐めては口から出し入れし、舌を使って激しく扱いていく。

「あ、ああ、お父ちゃん、うっまいなぁー、あ、ああ、何て良い気持ちなんだ。」

釜石は、晩飯前に居酒屋で飲んでいる時から立花老人の事を“お父ちゃん”と呼んできていた。

「カッちゃん、気持ち良いですか。」

立花老人もまた、釜石の希望で糟屋と紛らわしかったが“カッちゃん”と呼ばされていた。

「あ、ああ、死にそうだ。すっごく良いなぁ・・・、あ、ああ。」

“ちんぽ”の根元を指で輪っかを作り締めつけ、下へグイグイと扱きながら金玉を揉み揉みし、菊座にも指を突き刺していく。

指を二本にし、そのまま釜石の菊門の中へ押し込み、ぐりぐり捏ね回して括約筋を弛緩させていく。

「あ、ああ、あうっ、つつ、つっー・・・。」

立花老人はは釜石の勃起してそそり起つ“ちんぽ”を口から出し、身体を上向きにさせ、釜石の臍に舌をのばし、唇と舌とでへその中を舐め、そのまま脇腹から乳首へとゆっくり焦らしながら移動していく。

乳首から首筋、鼻、頬へと移り耳の下を軽く噛んだ。

「あっああぁー。ふんふん・・・。」

ぞくぞくっと背筋に怪しげな快感を感じ釜石は身体を震わせる。

乳首をペロペロ舐めながら、立花老人が軽く乳首を噛むと釜石は泣き出し、背中を仰け反らせて善がりだす。

チュパチュパと音をたて乳首を吸い、舌先で大豆くらいになったのをコロンコロンと転がしてはまた軽く噛んでやる。

「あ、ああ、お父ちゃん。あう、あう・・・。俺、どうにかなってしまいそうだ。あ、ああ。」

「カッちゃん、どうにかって、どんなにですか。」

「うん、あ、ああ、お父ちゃん。凄い、凄い、凄過ぎだ、こんなの初めてだよ。あ、ああ。」

狂ったように喘ぐ釜石の声を聞いて、立花老人の興奮度も最高潮に達してくる。

こんな“デカちん”って、菊門に入るのだろうか。

感じとして、この男はウケのようだが、糟屋の“ちんぽ”とは、全く異質の物に思えてくる。

何となくだったが“入れられて見たい”と考えるようにまでなってくる。

(これだったら無茶苦茶痛そうだ、その前に菊座が裂けるかも・・・)

掌の中で優しく扱いていた釜石の“ちんぽ”を荒々しく扱くと釜石の息も荒々しくなり、何かを呟いている。

“呟く”と言うより、何かに取り付かれたように魘され(うなされ)ていると言った方が近い。

「あ、ああ、お父ちゃん。良い気持ちだ、あ、ああ。」

呟きながら釜石は、立花老人を悩まし気な顔をあげ涙さえ浮かべ見詰めてくる。

「カッちゃん、わたし疲れた。一休みしましょう。」

立花老人は、釜石の横に仰向けで寝転び、一休みすることにした。

荒い息遣いの釜石の呼吸が落ち着いた頃を見計らって、立花老人は、逆向きになり、釜石の顔の上に股間を持っていく。

立花老人の“ちんぽ”からも、ダラダラと先走りが垂れ下がり釜石の鼻先を濡らしている。

「おい、カッちゃん。いつの間に射ったんですか。」

立花老人が、釜石の“デカちん”を舐めようとして気付いたが、そこには既に精液がベットリ付いていた。

「ああ、乳首咬まれていた時だったかも・・・。」

「だったかもって、カッちゃん、出たのを気付かなかったのですか。あっはっはっ。」

「うん、ずっと気持ちよかったから・・・。」

「それにしては、また少し硬くなっているようです。」

「ああ、俺って、その気になるとエンドレスなんだ。」

「そのエンド何とかって、何ですか。」

「何回でも射くんだ。」

「そうか、変っていますね。って、羨ましいですよ。カッちゃんは幾つですか。」

「オレ40だ。」

「驚いたな、もっと老けているって感じでしたが。」

「おいおい、そんな・・・。」

シックスナインで、舐め合いながらの会話だった。

「うっ! 何かしましたか。」

生暖かくぬめっとした感触が菊座周辺にしてくる。

「お父ちゃんのケツ舐めたんだ。」

「おお、そう・・・、あ、ああ、そこにラブオイルを塗って指を入れて捏ね回して下さい。」

「うん、わかった。お父ちゃん、ココ感じるのか。」

「誰だって感じるでしょう。良い気持ちですよ。あ、ああ、うっふぅーん。」

最初は、人差し指だけだったが、指を二本、三本と増やして来た様だ。

「お父ちゃん、大丈夫か、気持ち良いか。痛く無いのかなぁ。」

「うん、そこだ。そこを擦って下さい、あ、ああ。」

「そんなにココが気持ち良いのか。」

「ああ、黙って・・・、あ、ああ。」

「お父ちゃん、これだと指が四本でも入るようだ。増やして良いか。」

「あ、ああ、そうしてくれても・・・、あう、あう・・・。」

「これだと俺のも入りそうだぞ。」

「うん、もう暫らくゆっくり緩めてやってから入れて見て下さい。」

「え、良いのか? 俺、この道で十年余りになるが、一度も入れさせてもらったこと無いんだ。」

釜石の声が興奮して上擦っている。

「こんな立派な“ちんぽ”を入れたこと無いのですか。勿体ないなぁ。」

「そんなこと、これまで言われたこと無いんだ。ちょっとだけでも入れてみたいなぁ。」

「もう暫らく待ってからですよ、あ、ああ。」

「お父ちゃん、俺、バツ2なんだ。」

「それがどうしたのですか、自慢にもならないでしょうに。」

「そうじゃ無い、二人とも逃げられたんだ。」

「苛めるとか、叩いたりとかしたのでしょう。」

「いいや、折角結婚してくれたんだ。そんなことしていない。」

「でも逃げられたんでしょう。」

「うん、最初のは、初夜の晩に雁を入れただけで、寝巻きの浴衣を掴んで、裸で表に飛び出し逃げていった。」

「痛かったのでしょう、可哀想に。」

「うん、パンツも付けずに出て行った。」

「あっはっはっ、相当痛かったんですね。こんな“デカちん”だから・・・。」

「二人目は、三日目に逃げて行った。」

「ほう、我慢強かったんですね。」

「初夜は、涙ボロボロ流していた。明け方まで五回くらい射ったんだ。」

「やり過ぎだったんでしょう。」

「うん、二日目は六回射った。」

「そりゃ、いくらなんでも可哀想ですよ。」

「三日目は、変ったことしたくなって、四回目だったかバックから攻めたんだ。」

「ふうーん、それが嫌だったのでしょうか。」

「そうじゃ無くって、雁が入った途端、あいつは四つん這いで、ズルズル前に這って行き、枕もとのタンスまで逃げて、そのまま一段ずつ引き出しの取っ手を掴んで、這い上がり立ち上がってしまった。」

「わぁ、リアルですね。それでどうしました。」

「立ち上がって、太腿で“ちんぽ”を締め付けて来るので抽送出来なくなった。あ、ああ、お父ちゃん、しゃぶるの巧いなぁ。」

「それで、カッちゃんは諦めましたか。」

「いいや、嫁の片足を持ち上げ深く突っ込んだ。」

「そりゃぁ大変だ。」

「勢いも付いていたので、一気に奥まで入って行った。それと同時に、あいつは『ギャァー』と言って失神してしまった。」

「失神もするでしょうね。それで・・・。」

「静かになったので、布団に寝せてやった。俺も疲れていたこともあり諦めて眠ってしまったんだ。」

「三日も連続では、疲れて当然でしょう。」

「目が醒めたら、隣に寝せていたはずの嫁の姿がないんだ。朝飯の仕度でもやっているんだと気にも留めずに、又寝てしまった。」

「あはははっ、目が醒めたら居なかったのでしょう。あ、ああ、そろそろ私のに入れてみますか。」

「そうなんだ、その日の夕方、仲人が来て嫁が持参してきた家財を全て持ち去った。」

「前戯とかが下手だったんでしょう。」

「そんなの普通しないだろ。外人はネチッコクやるらしいが。あ、お父ちゃん、さっき入れて良いって言ったようだな。」

「あははっ、聞こえなかったら良いんですが。」

「駄目だよ、折角お父ちゃんが、その気になってくれているんだから。でも我慢出来なかったら言ってくれ、無理はしないから。」

立花老人は、不安ながらも両手を布団に揃えて置き、額を押し付け、尻を持ち上げ、釜石が入れて来るのを待った。

心なしか、立花老人の身体が、期待と不安が入り混じり震えていた。

“入れてみるか”って行った事を後悔もしていたが、怖いもの見たさにも似た期待もあった。

「うっ、いたた、いた、痛い・・・、ぐっわぁー。」

立花老人の尻に赤く焼けた鉄の棒が乱暴に突き刺してきた感じを受けた。

「痛いのか、お父ちゃん、我慢できるか・・・。」

心配そうに言っている釜石だが、そのまま引き抜こうとはしない。

「・・・・・・・・・、つ、つつっー。」

「痛かったら止めるからな、お父ちゃん、大丈夫か。」

「・・・・・・・・・、だ、だから・・・・・・・・・、つ、つつっー。」

直腸を拡げるだけ拡げ、そこにあった空気を圧縮させ大腸を遡って来ている。

腹の中の臓器が押し上げられ、口から『どっ』と、飛び出してくるようだ。

歯を食い縛り、脂汗を流して痛みが和らぐのを待つ。

「痛く無いか・・・。」

気を遣っているのはわかるが、言葉とは裏腹に釜石の焼けたぶっとい鉄の棒は容赦なくジワジワと立花老人の中に侵入してくる。

「くぅー、カッちゃん。全部入ったのか。」

「ああ、根元まで入ったよ。お父ちゃん頑張ったんだな、あ、ああ、お父ちゃんのケツの中が燃えているように熱いぞ。」

「ちょっと、そのままで待っててくれ。大分痛みが和らいだから・・・、ま、待てっていってるだろ。あ、ああ。」

「うん、判った。俺も最初に入れられた時は泣き出したんだ。」

釜石が頃合を見て抽送しようと試み“ちんぽ”を引いたり押し込んだりしているようだが、立花の尻が上下するだけで直腸の中では動いていないようだ。

釜石は立花の腰を両手で挟むように掴み、抽送に合わせて尻を固定させている。

それも数回の抽送で、釜石の動きが止まった。

(やはり駄目だったと諦めたのだろう・・・、可哀想・・・)

立花がそう考えていると、直腸が膨らんだ感じを受けた後、射精された感覚があった。

「お、カッちゃん。射ったのか。」

「・・・・・・・・・、くっくぅー。」

一声出し、釜石が立花の背中に崩れ落ちてきた。

「ちょ、ちょっと・・・、カッちゃん、重いから・・・。」

立花は堪らず、身体を横に振って釜石を布団に振り落とした。

釜石はトロンとした目つきで天井を眺め、荒い息遣いで寝っ転んでいる。

立花が体を起こし、釜石の身体を抱き寄せてやると、涙目でニッコリ笑い唇を付けにきた。

「お父ちゃん、痛かったろ。有難う。」

「そんなに痛いってことも無かったよ。苦しかったけど、気持ち良く射ったのですか。」

「ああ、射った。初めてだったので、あれって思う間もなく出てしまってた。あっはっはっ。二人の嫁に逃げられ、町に住めなくなって逃げるようにしてコノ街に来たんだが、こんな気持ち良いことは初めてだった。」

「それは良かった、良かった・・・。」

「なぁ、お父ちゃん。暫らくココに居てくれるか。」

「え、ココに居てくれるかって・・・。あ、それは無理ですよ、待ち合わせているんだから。」

「それまでで良いから居てくれ。な、な。」

「そうだね、昼間は出かけるけど夜には帰って来ます。でも・・・。」

「でもって、何だよ。」

「あ、良いんです。」

立花は、暫らく滞在しても良いが、“ウケ”は、ご免だと言いたかったがニッコリ笑って承諾した。

「そうか、有難う。朝は二時に出かけるけど、帰宅してから朝飯になるが・・・、八時ころだ。」

「ああ、構いません。遠くに出掛ける時は朝飯抜きになっても良いです。」

「遠くって、どこに出掛けるんだ。」

「判りません、この近隣の様子を見て歩きたいのです。なにか昔のことを思い出すのでは・・・、子供の頃のこととかね。」

「そうか、言いたく無いこともあるだろうな。それでも良いから、この街に居る間は帰って来てくれ。」

「うん、そうします。暫らくやっかいになります。」

一緒に風呂に入り、身体を流し合ってから、釜石は立花の菊門に軟膏を塗りこんでくれた。

(14)

「あ、お爺ちゃん。元気ですか。」

『何だ、新平か。どうした、用事でもあったのか。』

「何言っているんですか、たまには電話くらいって言ったのは、お爺ちゃんですよ。」

上野新平(53)は週半ばの水曜日、赴任先のS出張所の机から、昼休みお利用して善吉お爺ちゃんに電話を掛けてみた。

「ああ、そうだったな。元気にしているのか。」

「はい、私は変りありません。お爺ちゃんは元気で居るんでしょうね。」

「うん、元気で居る。それじゃまたな。」

「え、またなって・・・。」

『ツゥー、ツゥー、ツゥー・・・』

(あ、何だよ、切ってしまった・・・)

『プルプルゥ、プルプルゥ、プルプルゥ・・・』

「はい、ワシだ。新平、何か忘れていたのか。」

善吉お爺ちゃんは、着信した信号を確認しながら発信者の名前を知ることが出来るようになったようだ。

「忘れていた? あっはっはっ、忘れ物では無いですがお爺ちゃんが愛想無く切ってしまったので掛けなおしました。」

『何だ、特別用事は無いんだろ。勿体無いから切ったんだ。』」

「そんな事お爺ちゃんは心配しなくって良いんですよ。近くに誰か居るんですか。」

『いいや、一人で留守番だ。グランドゴルフで汗掻いたからシャワー浴びて、新聞拡げていた。』

「奥さんは、お出掛けですか。」

『えっと、今日はパッチワークの教室だとか言っていたな。昼飯の準備が食卓にしてあるので、どうせ夕方まで帰って来ないだろ。喫茶店で喋っている頃だ。』

「あっはっはっ、相変わらずお元気なんですね。」

『そうなんだ、電池でも切れたら大人しくなるんじゃろうが。出掛けるのが生き甲斐みたいな生物だ。』

「元気で良いじゃないですか。寝込まれでもしたら大変ですよ。」

『それもそうだが、あいつが寝込むなんて想像できないからな、あっはっはっ。』

豪快に笑っている善吉お爺ちゃんだが、いざ奥さんが寝込んだりしたら慌てふたむくのが目に見えるようだ。

「お爺ちゃん、立花さんの具合はどうですか、変わりないのでしょうか。」

『ああ、タっちゃんのことか・・・。』

「え、タっちゃんって、何時からそんな呼び方しているんですか。」

新平は、記憶喪失と思われる立花老人を心療内科に、週二回通院してもらっていたが、その都度善吉お爺ちゃんに付き添って行くよう頼んでいた。

それでも、善吉お爺ちゃんが立花老人のことを“タっちゃん”と親しく呼んでいると知って少なからず嫉妬のようなものを感じた。

『何時からって・・・、臼杵の爺さんが呼んでいたのでな。どうしてだ。』

「あははっ、ちょっとヤキモチやいてしまいました。」

『やきもち? あっはっはっ、新平、心配するな、あっはっはっ。』

大笑いする善吉お爺ちゃんの声を聞いて、ちょっと安心したが内心は心穏やかではなかった。

新平は先週、帰省した際の夜に、立花さんと絡んだことが思い出されて股間がムズムズしてくる。

「でも少し心配だな。」

『おい、新平。ワシもドンカンだが、タっちゃんが、そんなことするようだったら、臼杵の爺さんとも有るってことか。』

「あ、それは無いでしょうね。臼杵さんには、そんな感じは受けませんからね。」

そう言いながらも、新平は数ヶ月前に臼杵お爺ちゃんと楽しく絡んでいた頃を思い出してしまった。

『だろっ、臼杵の爺さんは変わり者で老人会にも入ってくれないが、男には興味なさそうだぞ。惣菜買いに来るオバちゃん達にモテているようだからな。』

「そうですよね、私の考え過ぎだったようです。」

『新平。淋しいんだろ、そんなこと言い出すんだから。』

「はい、善吉お爺ちゃんと数日逢っていないから愚息が泣いています。」

『あらら、嬉しいこと言って、この年寄りをときめかせてくれるんだから、悪い子だな。』

「週末には帰省するつもりですが、しっかり体力つけていないと、お爺ちゃんから怒られそうです。」

『またまた、そんなこと言って、老いぼれたワシの心を掻きむしるんだから・・・。新平、きっと今週末は帰省するんだぞ。』

「はいはい、約束します。でも立花さんが帰って来て泊まるでしょうから邪魔になりますね。」

『そうだな、あっはっはっ。タっちゃんには日曜日に帰るからって言っておいたらいいだろう。』

「でもね、バレた時、言い訳するのが苦手ですから。」

『そうだよな、新平はウソがつけないからな。』

「そんなことは無いですよ。私と善吉お爺ちゃんとの関係だったら、何事も無いって事くらい立派に演技しますよ。」

『あっはっはっ、出来ない約束はしない方が良いと思うがな。』

「そうですか、駄目でしょうか。それで、話し掛けていた心療内科での治療は進んでいるのですか。」

『そうだったな、時々“神社の境内で遊んでいる子供”とか“川で泳いでいる子供”の姿が思い浮かぶそうだが、それが自分だかどうか判らないらしいのだ。』

「あらぁ、そうですか。それってきっと立花さんの子供の頃ではないでしょうか。景色とかは出て来ないのでしょうね。」

『うん、無理なようだ。前回、病院の帰り道だったか、“自分は今のままでも幸せだから”なんて言い出したんだが、古さとに家族が待っているかもしれないんだぞと言ってやった。ちょっと涙ぐんでいたけどな。』

「そんな話を聞くと可哀想になって来ますね。」

『だから困っているんだ。病院代は自分で働いた分から払えるようになったけどな。』

「あら、そうでしたか、私のカードは使っていないのですか。」

『ああ、臼杵の爺さんが働いた分を時給で払ってくれるから、新平に迷惑掛けたくないって言ってたぞ。』

「でも、保険証が無いんだから大変でしょうに。」

『なに、働いても小遣い使うことも無いから大丈夫だろう。』

「そうでしたか、でも困るようでしたら、遠慮しないでカード使うように言って下さいね。」

『うんうん。そう伝えておく。』

上野新平からの電話を切って、福島善吉は脂汗で濡れた顔を拭き溜息をついた。

(あの子はカンが良いとは思っていたが、タっちゃんとの関係を疑っていたのだ)

善吉は、電話では強く否定して笑い飛ばしていたが終始心穏やかではなかった。

(そのうち、新平には本当のことを喋る機会があるだろう、それまでは・・・)

福島善吉も、人を騙したり、ウソがつけない性格だ、それは自分でも判っている。

(喋る時が来たら、隠さず言ってやろう、それが新平に対する愛情だ)

福島善吉は先日、支社に用事が有り、その帰りに立ち寄ってくれて久し振りに新平の“ちんぽ”をしゃぶらせてもらった。

その夜は高揚した気持ちを押さえることが出来ず、モンモンとしたまま朝を迎えていた。

「くっそぉー、どうだっ!」

『ぶっ、ぶりっ、ぶりぶりっ・・・。』

(うっふふ、車の騒音で、誰も気付かない)

福島善吉は、グランドゴルフの帰り道、歩きながら、思いっきり屁をふっていた。

(ありゃ、濡れたんじゃ無いだろうな、ちょっとリキ味過ぎたかなぁ。ま、帰宅してシャワー浴びるんだし・・・)

スッキリした気分でゴルフ道具のバックを担ぎ直して歩いていた。

臼杵惣菜屋の前を通り掛り『本日は休業します』との張り紙を見て、気になって裏口から入って行った。

何度か来ていて勝手が判っていたので、外から声を掛けても聞こえないのだからとアルミサッシのドアーを手前に引いて入って行く。

身体を入れた時、異様な荒い息遣いと、クチャクチャという音が聞こえてきた。

(何だろう・・・)

そう思い、息を殺し足は自然に忍び足になって声がする方に進んでいた。

「あっ、ご免、ご免・・・。声を掛けた心算だったが・・・。」

そこには、素っ裸になって畳み一枚敷かれた休憩所で“せんずり”掻いている立花の姿があった。

突然の訪問者に立花は、その場で固まってしまい声も出せずに目を瞑っている。

「なぁに遠慮は要らない。続けたら良い、なんならワシが手伝ってやる。」

善吉お爺ちゃんは、黙って入ってしまった後ろめたさもあり立花の“せんずり”を手伝いたくなっていた。

「ふ、福島さん。済みません、昨夜からモヤモヤしていて我慢出来ず、はしたない所を見せてしまいました。」

見られてしまったのだから、ここで言い訳しても通らない。

“せんずり”掻いていたことを隠そうとせず、畳の上にゆっくり立ち上がって“ふんどし”を着け始めている。

「ちょっと待って下さい、今お茶を入れます。」

福島お爺ちゃんは立花の足元から顔を見上げ、立花が手にしている“ふんどし”をモギ取り、両手を掴んで身体を引き下げ座らせてしまった。

「ふ、福島さん・・・。」

畳の上に『ドスン』と音を立てて尻餅を衝かされ、何をされるのかと目をパチクリさせている。

「あ、あう、あ、あう・・・。」

福島は無言で、立花の身体を引き寄せ両腕を背中に回し抱き込んで顔を近づけ唇を付けてくる。

「う、うう、福島さん・・・。」

驚いた立花が逃れようと身体を捻ってみたが、腕を背中に回してガッチリ掴まれて動きが取れない。

立花も、福島の行為がのみ込めてきた。

「福島さん。いいんですか・・・。」

なおも無言の福島が身体を離し、立花の声が聞こえないのか、着ている服を脱ぎ始めた。

「どうだ、これで恥ずかしく無いだろう。」

福島は素っ裸になって立花の前に仁王立ちになり、自分の“ちんぽ”と金玉を掴みモミモミしながらニッコリ笑いかけてくる。

「福島さん、嬉しい・・・。」

立花は、萎んだままの福島の“ちんぽ”に飛び掛りむしゃぶりついていった。

「おいおい、慌てなくても良いんだから裏口のドアーに鍵を掛ける方が先だろう。あっはっはっ。」

立花は、オシメを外してもらった赤ん坊が開放感で踊りまわるように素っ裸のまま、小躍りしながら裏口のドアーに鍵を掛けにいく。

その後姿を見て、福島は、立花の発達した筋肉に見とれてしまう。

「タっちゃん、良い身体しているんだね。それに美味しそうな“ちんぽ”だね。」

戻ってきた立花を抱き寄せ唇を付け、舌を捻じ込ませ、ズルズルと吸っていく。

立花も、最初はぎこちない動作だったが、福島の巧みなぬめぬめした舌の動きで動揺していた気持ちも落ち着いていった。

畳の上で、互いの足を交差させて抱き合い唇を吸い合っていたが、いつしか二人の手は相手の“ちんぽ”を握り扱いていた。

突然の福島の訪問で驚き、すっかり萎んでいた立花の“ちんぽ”だったが、何事も無かったかのように再びギンギンに勃起させている。

「お、おお、元気な“ちんぽ”だ。あっはっはっ。」

福島は、立花の太腿から降り、立花の股間に顔を埋めていき、茂みの中の“ちんぽ”に頬ずりして喜んでいる。

「あ、ああ、福島さん・・・、駄目です。そんな事、福島さんはやったら駄目です。あ、ああ・・・、どうしよう。」

立花は福島の頭を両手で挟み自分の“ちんぽ”から口を離させようとしたが、ガップリ咥え込まれてしまっていた。

「何が駄目なんだ・・・、こんな美味しい“ちんぽ”を見せ付けていて、舐めさせないなんて犯罪だ・・・。」

立花は、申し訳ないと思いながらも気持ち良さにウットリしてしゃぶってもらっていた。

「おい、臼杵の爺さんは何処に行っているんだ。」

急に思い出したように、福島が顔を上げて聞いてくる。

「ああ、親方は、あ、ああ、朝から親戚の葬儀で出かけています。」

「そうか、それではゆっくりやれるな。あ、ああ、止せ、ワシのは、いいんだ、あ、ああ。」

話を聞いているうちに立花から“ちんぽ”を咥えられてしまっていた。

「そうでも無いですよ、こんなに先走り流していますよ、だんだん元気が出て来ています。」

「あ、あう、あう、うん、気持ち良くなって来た。」

いつしか、シックスナインでしゃぶり合っていた。

「あ、あ、ああ・・・。」

「どうしたのですか・・・。」

福島が、膝を抱え両足を上げ、上向きに寝転んでしまった。

「うん、これだけ元気だったら入るだろう。思いっきりその“ちんぽ”をぶち込んでくれ。」

「福島さん、良いんですか。」

「良いも悪いも無いだろう。こんな元気な“ちんぽ”を見せられたんだ、入れたこと無いのか。」

「は、はい・・・。でも・・・。」

立花は、この福島善吉の『暫らく見てやろう』との言葉のお陰で、上野新平にも世話になり、臼杵惣菜屋で働かせてもらっている。

いわば神様みたいに思っていた人だ。それが、今は素っ裸で入れてくれと言っている。

躊躇していた立花だったが、おもむろに福島が持ち上げた尻に顔を近づけていった。

福島は、目を瞑って立花の行動を待っていた。

(初めてでは無さそうだから、先ずは、指で肛門を弛緩させてくれるだろう・・・)

そう期待していたが、いきなり“ベチョ”っとした生温い感じがし、驚いて股間に目をやった。

「あ、た、タっちゃん。そこは舐めたらいかん。あ、ああ、止めてくれ、汚いから、あ、ああ。」

福島は、慌ててしまった。いきなり立花が菊門をベチョベチョと舐めてきている。

「な、な、タっちゃん。止めてくれ、汚いから。あ、ああ、恥ずかしい・・・。」

抱えていた膝の裏の手を解き、立花を蹴飛ばしても舐めるのを止めさせようとしたが無駄だった。

福島の両足は、立花にしっかり捕まえられ逃れられないように固定されている。

「福島さん、汚いとは思いません。良い臭いです。あ、ああ、これが福島さんの臭いなんだ。」

立花は、福島の肛門を舐めながら、汗と肛門の独特の臭いを嗅ぎ、ニコニコと満足そうに何度も大きく息を吸い込んでいる。

「そんな恥ずかしいこと言わないでくれ、な、な、もう良いだろう、あ、ああ・・・。」

福島の願いも聞かず、立花の動きはエスカレートして、肛門に舌先を入れてくる。

「あ、ああ、タっちゃん。そんな汚い口とは、もうキスしてやらないから、あ、ああ、でも気持ち良い。」

「そうですか、福島さんが喜んでくれて私も嬉しいです。福島さんのだったら、小便でもウンコでも口に入れられます。神様みたいな人ですから。」

「いい加減にしなさい、そんな恥ずかしい事を・・・。」

言葉では怒っているが、心の中では違った感情が湧いてくる。

その違った感情が、SMまがいの行為であることに気付き、それを吹っ切るように頭を振って打ち消す。

(そんな馬鹿なことを・・・)

ねちっこく舐めまわしていた立花の舌から解放され、やっと指で菊門をなぞるように愛撫してくる。

(ふぅー、どうなるかと思った・・・)

福島は、落ち着きを取り戻し、立花が嬉嬉として進める前戯に身を任せていった。

「な、タっちゃん、もうちょっと、ゆっくりで良いから優しく出来ないかな。」

荒々しく正上位で攻めて来る立花の動きに、我慢していた福島だったが、がむしゃらな抽送に少なからず痛みさえ感じ始めていた。

「あ、福島さん、済みません。痛かったのでしょう。ついつい夢中になってしまっていました。」

申し訳無さそうに、抽送する間隔を遅くし、手の甲で、噴出した顔の汗を拭き、口が渇くのか唇を舐めている。

「ああ、良いんだがな。あっさりと、タっちゃんが射ってしまうと残念だからね。」

「ああ、済みません。親方からも時々同じコトを言われるのです。」

立花は、余計なことを喋ってしまったことさえ気付いていないようだ。

「わっはっはっは、吃驚した。タっちゃんは正直なんだな、そうかそうか、臼杵の親父にも言われるのか。」

福島善吉は、何時だったか臼杵の親父とこの立花の関係を疑ったことがあった。

しかし、そんなに簡単に男同士の行為が出来る筈がないのだからと忘れかけていた。

今日こうして、立花に告白された形で本人が言い出したのだから『やっぱりそうか』と感慨無量で立花に身を任せていた。

「タっちゃん、我慢しなくて良いんだ。射きたいのだろ、ワシの中にたっぷり出して良いんだぞ。」

立花の竿が、福島の直腸の中で、亀頭をビクンビクンと悶えさせている。

こんな狭い、余裕の無い空間で、立花の亀頭が蠢き(うごめき)、むず痒い直腸の壁を舐めているようだ。

「あ、ああ、タっちゃん。あ、ああ、最高だ。射きなさい、ワシの前立腺にタップリぶっ掛けなさい。」

福島も、何時しか自分の半勃起した“ちんぽ”を握り締め、立花に後れまいと懸命に扱く。

「あう、あう、あ、ああ、い、い、射きます。あう、あう、あ、ああ。」

立花が、福島の身体の上に崩れ落ちて来た。それを優しく受け止め、背中に腕を回して擦ってやる。

「福島さん、すみません。射かせて貰いました・・・。こんなことしてしまって・・・。」

福島善吉は、立花に唇を合わせ舌を絡ませに行く。

その時、今まで思いも掛けなかった上野新平の顔と、汗だくで福島の舌を吸出し嘗め回している立花の顔がダブって見えてきた。

『新平、ごめんな・・・。行きがかり上の単なる浮気だ・・・』

福島は、大きく溜息を付き、立花が尺八で射かせてくれようとしているのに感謝した。

「あ、タっちゃん、で、でる。でるぞ・・・、口を離しなさい・・・、あ、ああ、出る。」

立花は、福島の精液を残らず飲み込み、射精した後も体中を舐めまわし、身体を震わせ、涙さえ流して喜んでいた。

(つづく)

ーーーーーーーーーー
お断り:小説の中に登場する人名、地名、企業名はすべてフィクションであり、故意的なものではありません。(源次郎)

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