上野新平シリーズ(第82話):S市のお爺ちゃん達(2)By源次郎


(3)

「お爺ちゃん、風呂に入りましょうか。」

島瀬(しまのせ)出張所長の父親宅で夕御飯の準備をしてやり、食後に改めて晩酌をさせていた。

どうしても、この美味しそうなお爺ちゃんの身体を触りたかった。

昼間、マッサージしてやりながら眠り込んだのをチャンスと助平心で悪戯した新平だった。

次のチャンスは、唐突に降って湧いた感じだった。

目を覚ました所長の父親にキッスされてしまったのだ。

長い長い、ディープキッスが始まったのだが、即、金玉揉んだり“ちんぽ”をしゃぶったりは出来なかった。

それで、晩ご飯のときに約束していた“一緒に入浴”することを、それとなく催促する。

島瀬老人は、新平が“風呂に一緒に入ろう”と言ったことで、少なからず自分が何かを期待して喋ったことを思い出していた。

島瀬老人から、ゆっくり身体を離し、放心状態のままソファーに座っている目の前で服を脱ぎ始めていく。

脱いだ上着やズボンをソファーの肘掛に掻け、半勃起した“ちんぽ”を包んでいるモッコリ膨らませた越中褌姿で、お爺ちゃんの目の前に立つ。

「どうしましたか、シャツを脱がせてあげますから。」

新平が、島瀬お爺ちゃんのクレープのシャツを裾から捲り上げ、両手を挙げてもらって脱がせてやる。

そのシャツを丸めて匂いを嗅ぐ。

「うぅーん、お爺ちゃんの美味しそうな臭いだ。塩辛くって美味しい。」

新平が、丸めたシャツを嗅いだ後、口に咥えてしゃぶっている。

「そんな、汚い爺の汗なんか、嗅がないで下さい。」

島瀬老人は、ソファーに座ったまま新平を見上げ、恥ずかしそうにして微笑んで見ている。

「あっ・・・。」

思わず新平が声を上げてしまった。

目の前の新平の褌の前垂れを持ち上げ、片方の手で包むように“ちんぽ”を触ってきた。

「おうおう、元気な“ちんちん”ですね。」

島瀬老人は嬉しそうに、包んだ掌を広げ、人差し指と中指の間に挟んだ新平の“ちんぽ”に沿わせて擦ってくる。

「はははっ、お爺ちゃん。そんな大胆なことを・・・。あ、ああ。お爺ちゃんは、そんな事したら駄目です。ヘンになりそう。」

新平はそう言いながらも腰を振って逃げようなどとは考えない。

むしろ、指がしっかり挟んで擦り易いように、ふんどしを緩め、腰を突き出していく。

「うふふ・・・、段々硬く太くなっていく。お、おお・・・。」

島瀬老人は、幼児が欲しかったオモチャを買ってもらい得意げに、また自慢そうに、自分が気に入るように眺めたり擦ったりしている姿と似ている。

「ね、ねね、お爺ちゃん。それは後回しにして、早く風呂に入りましょう。このままだと身体が冷えて風邪を引きますよ。」

褌一枚の島瀬老人は、新平に催促され仕方なく、顔を見上げて、ニッコリ微笑んで立ち上がった。

「おっと、危ないですね。」

まだ酔いがさめていないのか、それとも立ち眩みでも起こしたのか、よろけている島瀬お爺ちゃんの腰を掴み、そのまま抱き込むようにして脱衣場に連れて行く。

「あはははっ、もう大丈夫ですよ。有難う、先に湯加減を見ますからね。」

島瀬老人は、ふんどしの紐を解くと、手にしていたクレープのシャツとステテコを一緒に洗濯機に投げ込み、ちょっと恥ずかしいのか白い物が見える茂みの中の“ちんぽ”を片手で隠すようにして風呂場に入って行った。

洗濯機の中に脱ぎ捨てられたお爺ちゃんの“ふんどし”が気になる。

洗濯機の中を覗くと数日分のシャツや褌が入れてある。これは、お嫁さんが時々帰って来て洗ってくれているのだろうか。

(おお、お爺ちゃんの温もりが残っている“ふんどし”だ、嗅いで見たい・・・、口に咥えてみたい・・・)

しかし、先に風呂場に入ったお爺ちゃんが、足でも滑らせて倒れられたら大変だと、“ふんどし”を脱ぎ捨てると、風呂場に入って行く。

(ああ、なんと言う光景だ。素っ裸のお爺ちゃんの色気さえ漂う、綺麗なお尻を拝めるなんて・・・)

島瀬お爺ちゃんの、足を心持開いて、腰を曲げ、手桶で浴槽の湯をかき回している後姿が見えた。

その開いた足の付け根には、白い産毛が生えた大きい金玉の裏側がブラブラ揺れ、新平を誘惑している。

そう思ったのは新平だけで、島瀬老人は、水道のカランを開いて水を出し、掻き混ぜながら懸命に湯温を下げている。

“ちょっと沸かし過ぎたな”と呟いている。

新平には、誰にも言えない男同士愛し合う性癖のスイッチが入ってしまった。

何故か忍び足で島瀬老人の背後に近付き、足元に座り込む。

座り込んだ新平は、両手の親指で、目の前の島瀬老人の双丘を押し開き顔を埋めに行く。

それと同時に、そこに現れた可愛い菊座に舌を延ばし“べろんべろん”と舐め始める。

「あ、ああ、何? あえ、あえ・・・。」

不意に尻を掴まれ肛門に“ぬめぬめ”した感じを受け、島瀬老人は何をされているのか判らず声を出し、それでも悶え始める。

(これも夢だろうか、先程の夢で見ていた快感だ。でも確かに一度目は覚めたはずだったが・・・)

「あ、ああ、う、上野さん。何をしてくれているのですか。あ、ああ・・・。」

屈めていた腰を伸ばそうとしたが、腰骨を掴まれているため曲げたままで動かせない。

こんなことは初めての島瀬老人だったが、次第に自分が何をされているのか分って来た。

(まさか・・・、と思うが、他に考えられない。夢であって欲しい・・・、でも覚めないで・・・)

「う、上野さん。止めてください、まだ洗ってもいないし・・・、あ、ああ、でも洗っても、そこは汚いですから、あ、ああ、上野さん。」

新平もしつっこい。菊座から蟻の門渡りと舐め、再び菊座に“じゅるじゅる”言わせ、無言で舐めていく。

唾液でヌルヌルになった菊座の中央に中指を押し付けるようにすると、“ずるずる”っと吸い込まれるように入っていった。

島瀬老人が、腰を伸ばして立ち上がらないのを幸いに、新平は、島瀬老人の股の下から手を伸ばし、ゴワゴワした茂みの感触を楽しみ“ちんぽ”と金玉の根元を一緒に掴み引き下げていく。

目の前に現れた、金玉の裏側を舐めまわし、“ちんぽ”を扱き、肛門に差し入れた指をゆっくり出し入れした。

扱いていた島瀬老人の“ちんぽ”に芯が出来た感じがし“ころころ”とした重量感さえ出て来たようだ。

「あ、ああ、気持ち良い、あ、ああ、上野さん。もうその辺で、あ、ああ、止めて下さい。」

島瀬老人は、身もだえしながらも口では恥ずかしいのか“止めてくれ”と言ってくる。

気持ちとは裏腹なことを言ってしまったが、このまま快感を味わっていていいのだろうか。

島瀬老人は“一度醒めはしたが、これも夢なんだ”と自分に言い聞かせ、喘いでいる。

(ん? ああ、これだけで止めてしまうのだろうか・・・)

菊座と金玉を舐め“ちんぽ”を扱いていた上野新平が背後に立ち上がった。

新平には、まだ理性がある。ノンケの島瀬老人には、これ以上のことは出来ない。

「お爺ちゃん、掛け湯をしてあげますから、手桶を貸してください。」

新平が、島瀬老人の手から手桶を受け取って、湯を掬い“ざざざぁー”と肩から流してくれる。

「ああ、気持ち良い。今度は私が掛けてあげます。」

島瀬老人から掛け湯をしてもらい、手桶を床に置いたのを見て、新平が島瀬老人の背後から抱きつき抱え上げてしまった。

「あらら、私の身体が宙に浮いてしまいました。あはははっ。」

島瀬老人は、赤ん坊が“うんち”させられる格好のまま新平に抱きかかえられ浴槽に浸けられた。

背中に硬いものが押し当てられているのは分っていたが、それが新平の勃起した“ちんぽ”だとは気が付いていなかった。

ただただ、抱っこされて風呂に入れてもらうこと事態、記憶に無いことでもあり、嬉しさが込み上げていた。

「マンションの風呂は狭いでしょう。子供達とも小さい頃一緒に入れてやったくらいですよ。」

相変わらず抱っこされ、はしゃいだような島瀬老人の声だけが浴室で響いている。

新平は、島瀬老人の項(うなじ)から耳たぶと舐めまわし、膝下を抱え込んでいた腕を緩め下腹部から胸へと滑らせていく。

「あ、ああ、上野さん。そ、そこは、あ、ああ。」

島瀬老人の乳首に手が触れた瞬間“びくん、びくん”と身体を硬直させもがき出した。

「お爺ちゃんは乳首が感じるのですね。」

「あ、ああ、そんなコトは意識したことは有りませんでしたが、あ、ああ、どうしてなんでしょう。あ、ああ。女みたいで恥ずかしい。」

「恥ずかしいことはありません。男性だって個人差はあるでしょうが、体中に気持ちが良くなるところがあるんですよ。」

「そ、そうですか。あ、ああ、どうにかなってしまいます。あ、ああ。」

「まだまだ、大好きなお爺ちゃんを喜ばせてあげたいですね。そろそろ背中を流してあげましょう。」

酔っている年寄りを長湯させてはいけないと、新平が先に湯から立ち上がり洗い場で待った。

島瀬老人は、催促されて湯から立ち上がったが、尻餅を付くように“どぼん”と浴槽の中に座り込んでしまった。

「う、上野さん。それはどうしたのですか。」

「あはははっ、驚かせてしまいましたか。お爺ちゃんが好きになったと言っていたでしょう。抱っこしていたら自然にこうなってしまいました。」

新平は、ギンギンに勃起させた“ちんぽ”を隠そうともせず、島瀬老人の目の前でビクンビクンさせながら曝した。

「そんな、上野さん。爺の身体を抱っこして勃起させるだなんて・・・。」

目をクリクリさせ、島瀬老人は手を伸ばし、新平の異常なまでに勃起させた“ちんぽ”を掴んでくる。

「ふふふ・・・、凄く硬くなりましたね。」

浴槽の中に立ち上がり、嬉しそうに新平の“ちんぽ”を扱いてきた。

「あ、お爺ちゃん。ちょっと待って下さい。そのまま続けられると射ってしまいます。」

「おっほほほっ、面白い。射くって・・・、あっはははっ、是非元気に射精するところを見せてください。」

「それは、後でゆっくり見せてあげますから、取り敢えずここに座って下さい。」

大胆に“勃起”とか“射精するところを・・・”なんて言って来る島瀬老人に嬉しくなる。

島瀬老人を小さな椅子に深く座らせ、尻たぶを椅子からはみ出させる。

首から肩、背中とシャンプーを付けたタオルで丁寧に擦っていく。

尻タブをタオルで擦り、タオルを床に置き、両手にシャンプーを塗り泡立て、双丘の谷間に指を滑らせて行く。

「うっひ・・・。」

島瀬お爺ちゃんが、悲鳴を上げ、腰をくねらせている。

それは、新平の指が谷間を上下させ、菊座の周囲を擦り肛門を捉え、中指を侵入させた時だった。

島瀬老人の背中に快感にも似た“ぞくぞく”っとした物を感じた時でもあった。

(なんだろう、先程も感じたのだが、この得も言われぬ快感のような刺激のような感覚は・・・。女の快感なんて知る由も無く、まして男が射精する時の、あの気だるいような快感ともちがう)

「上野さん、何かしましたか。」

「いいえ、お尻を洗っています。シャンプー流しますから、あまり長く浸かっていないで身体が温もったら揚がって下さいね。」

島瀬老人を先に上がらせ、新平も簡単に身体を洗い脱衣場に来たが、そこには、既に島瀬老人の姿は無かった。

バスタオルを腰に巻いてリビングに行くと、同じ格好でバスタオルを巻いただけの島瀬老人が焼酎と湯を入れたポット、それに缶ビールを手にしてテーブルに座るところだった。

「上野さん、湯上りにビールは如何がですか。」

「あ、お爺ちゃん、今夜は飲まないって言っていたでしょう。出張所に車を持って帰らないといけないんですよ。」

そう言いながら時計を見ると、まだ午後九時を少し回った時間だった。

「うぅーん、我慢していましたが、湯上りのビールの誘惑には弱いですね。」

「はははっ、そうでしょう。コレを飲んで暫らく休んだら良いのではないですか。そうだ、今夜は泊まっていって下さいよ。」

「それだけは無理です。ビールだけ戴きます。でも、お爺ちゃん、身体がまだ濡れていますが、良く拭いたのですか。」

「はははっ、焼酎が逃げ出さないかと気になって拭いていませんでした。」

「あらあら、こんなに床を濡らして、お爺ちゃん、ここに立ってそのバスタオルを貸して下さい。」

「ほっほほほ、上野さんが拭いてくれるのですか。」

「自分で拭けないお爺ちゃんを、ほっとけないでしょう。風邪でも引かれたらたいへんですからね。」

缶ビールを一口飲んで、島瀬老人のバスタオルを取り上げ裸にしてしまう。

「あらら、また恥ずかしい格好にさせられました。」

お湯割りの焼酎を入れたグラスを持ったまま、床に膝を着いて座っている新平の正面に“ちんぽ”と金玉をぶらぶらさせ嬉しそうに立ってくる。

(ありゃ、少しは羞恥心が無くなってきたのかな・・・)

短髪で白髪頭にバスタオルをすっぽりかぶせ、ゴシゴシ拭いていく。

背中から、両足を拭いて、新平の方を向かせる。

「はい、顎を上げてください。」

首から、両腕を拭き取り、胸、腹と丁寧に拭き上げていく。

最後に、股間を拭いてやろうと、楽しみを最後に取っておいた。

ちょっと白い物が混じるゴワゴワした陰毛だ、その中に隠れた萎んだ“ちんぽ”を持ち上げ、扱くように拭いていく。

島瀬老人の顔を見上げたが、何かに耐えようと口を結び天井を向けている。

一番最後に金玉を拭いていて、“ちんぽ”が心なしか膨らんでいるようだった。

「お爺ちゃん、“ちんぽ”も金玉も綺麗に拭きました。パジャマを着て下さい。あ、その前に歯を磨きましょうか。」

“うんうん”と頷いた島瀬老人が、グラスに残った焼酎を飲み干したのを見て腰にバスタオルを巻き付けてやる。

そうした新平に時々される、ちょっと悪戯っぽい動きにもニコニコして見てくる。

バスタオルを腰に巻きつけたままの姿で洗面所に行き一緒に歯磨きする。

リビングに戻り、腰を降ろそうとしている島瀬老人の尻を“パチン”と叩き、パジャマを出して着るように催促する。

不服そうにしながらも、島瀬老人は“うん、わかった”と言って、腰に巻いていたバスタオルを取り去り新平の頭に被せてリビングを出て行った。

(4)

頭に被せられたバスタオルを取り、玄関近くが寝室らしく、素っ裸で廊下を歩いている島瀬老人の後姿を見て改めて溜息がでる。

身長は、新平より低いが、スリムな足の長さは、むしろ新平より長いのではないだろうか。

その上のむっちりした尻の筋肉は歳相応だが、黒人のような上向いた、格好良い形をしている。

背筋がピンと伸び、剣道ででも鍛えられたと思われる背中に見える。

ソファーに座って残りのビールを飲みながら、凛々しい島瀬老人の後姿を見ていた新平だったが、背凭れを飛び越え、島瀬老人が入った部屋に急いだ。

開いていた、島瀬老人の寝室に入り、部屋の匂いが気になる。

ナフタリンみたいな強い刺激では無いが、一瞬首を傾げる。

6畳の和室の窓際に重厚そうな文机(ふみづくえ)があり、その上の右側に文箱がある。

(あ、これは墨汁の匂いだったのだ。だとすると習字の先生だろうか)

文机の左下に、朱色で添削した何枚もの習字用紙を見て“お習字塾の先生だ”と想像出来た。

「お爺ちゃんは、習字の先生ですか。」

クロークから浴衣を出し、袖を通しながら、島瀬老人が“こっくり”頷いてニッコリ笑ってきた。

島瀬老人が、帯を扱いて身体に巻こうとしているのを見ていて、その下に褌をつけず“ぶらぶら”させた“金玉”が見える。

「はははっ、お爺ちゃん、下着のふんどしを忘れていますよ。」

「ああ、寝るときは褌は付けません。朝起きてから新しいのを付けるんです。」

新平は、島瀬老人の言葉が終わらない内に近付いて行って抱き締めていた。

島瀬老人が身体を震わせているのが伝わってくる。

新平が、唇を重ねようとしていると、島瀬老人も花の蕾のような赤い唇を尖らせ待っていた。

またしても、舌を絡ませながら長いディープキッスがはじまる。

(ああ、この人は、どうしてこんな爺の唇を吸ってくれるのだろう。嫌ではないのだろうか、まだ夢かもしれない・・・)

島瀬老人から唇を離し、顔を合わせると、潤んだ目でニッコリ笑って見てくる。

それを見て、新平は再び唇を吸いに行く。

手を島瀬老人の股間に持っていき、肌蹴たままの浴衣の中に手を入れ、“ちんぽ”と金玉を掴み揉んでいく。

「あ、ああ、上野さん。こんな年寄りの“ちんぽ”なんか揉んで見たところで役立たずですから・・・。あ、ああ、それでも気持ち良いです。あ、ああ。」

島瀬老人の手も、新平のバスタオルを剥ぎ取り“ちんぽ”を掴んでくる。

「ほっほほほ・・・、もうこんなに硬くして・・・。」

島瀬老人は、上向きに勃起した新平の“ちんぽ”を掴み扱いてくる。

新平のいきり勃った熱いくらいの“ちんぽ”を握り締め、そこに“どっくん、どっくん”と脈打つのを何か違った生き物のように感じていた。

こうした男同士の性交にも似た遊戯を若い頃から聞いて知ってはいたが、まさかこんな事を自分が体験出来るとは思いもしなかった。

まして、切っ掛けを作ったのは、何十年も忘れていた、自分が仕掛けたキッスからだ。

よもや、自分から相手が男性と分っていながら抱きつき唇を付けにいくなんて考えられないことだ。

上野さんは、それに対して嫌がる様子も無く優しく抱き締めてくれた。

目が醒めたとき、目の前に近付いている顔が上野さんだと知っていて、首に腕を回し顔を引き寄せ唇を奪いにいったのは確かだ。

それにしても、その後の上野さんの行動には驚かされっぱなしだ。

“好きだ”と言ってくれたのは嬉しかったが、尻穴を舐められた時は怖い気もした。

それを無理に拒否することも無く、むしろ快感に酔いしれ萎びた自分の“ちんぽ”が、むずむずして硬くなりだしたのも知っていた。

ああ、何と言う事をしてしまったのだろう。上野さんは過去に、こうした経験があるのだろうか。

「上野さん・・・。」

「はい・・・?」

「いいえ、何でもありません。」

新平は、口篭った島瀬老人のほっぺたに“ちゅっ”と唇をつけにいく。

「お爺ちゃん、ごめんなさい。こんな事は嫌だったのでしょう。もう止めましょうね、お布団敷きますから寝て下さい。」

「いいえ、嫌いではありません。それよりこんな爺の唇を吸って、上野さんの方こそ嫌ではないですか。」

新平が、ニッコリ笑い、顔を横に振った後、押入れから敷き布団を出し、シーツを広げ皺を伸ばしてくれているのを見ていた島瀬老人は、背後から飛び掛るようにして背中に抱きついていった。

「あれあれ、お爺ちゃん。もう遊びは済みましたから、忘れましょう。ゆっくり休んで下さい。」

「嫌です、上野さん、もっとココに居て下さい。そうじゃ無いと淋しくなります。」

島瀬老人は、立ち上がろうとしている新平を、さらに強く抱き締め顔を背中に付けて来る。

「上野さん、お願いですから、もうしばらくこの爺の話し相手をして下さい。」

「はいはい、分りました。私もアルコールが抜けていませんから、もうしばらくココにいます。」

「上野さん、有難う・・・、うぅぅぅ・・・。」

「おやおや、お爺ちゃん、泣かないで下さい。マッサージしてあげますからココに寝て下さい。」

島瀬老人の方に向き直り、抱き上げて布団に寝せ枕と薄い掛け布団を出してくる。

上向きに島瀬老人を寝せ、掛け布団を掛けてやり、足の裏の指圧から始めて行く。

「あ、ああ、上野さん。マッサージが上手なんですね、このままだと眠ってしまいそうですよ。」

「はいはい、有難う御座います。気持ちよくなったら、そのまま眠ってください。」

「嫌ですよ、私が眠ったら、こんな爺なんかほっといて帰ってしまうのでしょう。淋し過ぎです。」

「大丈夫ですよ、帰るときは挨拶して帰りますから。」

「やはり泊まってくれないのですか。こんな爺の我がままには付き合えないでしょうね。」

「そんなことはありませんよ。お爺ちゃん、何度も好きだって言ったでしょう。」

「好きだなんて、どうせ口先だけでしょう。」

(あらら、このお爺ちゃん・・・、ちょっと絡んできた。酔ったら癖が悪くなるのかな)

新平は、マッサージの手を休め、お爺ちゃんの顔に近付き唇を付けに行く。

「お爺ちゃん、安心して良いです。私が好きだと言ったのは嘘ではありません。」

「・・・・・・・・・?」

島瀬老人は、目を瞑ったままニッコリ笑って、新平の唇を吸い返してくる。

「お爺ちゃん、背中から腰をマッサージしますから苦しくない体制でうつ伏せに寝てください。」

寝返りした島瀬老人の背骨の左右を肩から腰までを指圧していき、肩から腰へと揉んでいく。

よほど気持ち良かったのか、島瀬老人は、スースーと寝息をかき寝入ったようだ。

新平は、こっそり寝室を出て、着て来た洋服をリビングに取りに行く。

応接セットのテーブルに乗っていた焼酎ビンとグラスを片付け、照明を消し、島瀬老人の部屋に戻って来た。

島瀬老人は、まだ気が付いていないようで、寝返りうって上向きになり相変わらずスースーと寝息が聞こえる。

そっと寝顔を見て頬に唇を付けようとし、島瀬老人の顔を見て胸が熱くなった。

(あ、“帰った”と気が付いたのだろうか)

島瀬老人の目から涙が耳の方に流れていた。

(何も知らない、ノンケのお爺ちゃんだ、これ以上は進められない。今夜のコトは単なる成りいきでの悪戯と思ってくれるだろう。)

新平は、褌を付け、リビングから取って来た洋服を手に、島瀬老人に心の中で“ごめんなさい”と謝った。

「やはり帰るんですか。今日は楽しかった。上野さん、有難う。」

新平がシャツを着ようとして頭を入れた時、島瀬老人が横向きになり背を向けながら言ってきた。

新平は、シャツに頭を入れたまま動けなかった。

島瀬老人の呟きに、新平は声がだせなかった。返事が出来なかったのだ。

シャツから頭を抜き、島瀬老人が頭まで掛け布団を引き上げ、その布団が震えているのを見た。

それを見た新平は、手にしていたシャツを足元に投げ捨て、島瀬老人の掛け布団に身体を滑り込ませていき、背中から抱き締めていた。

吃驚した島瀬老人は、無言で新平の方に向き直り、胸に顔を埋めてくる。

新平が、白髪の島瀬老人の頭を優しく撫でていると、老人は顔を上げ唇をむさぶるように吸い付いてきた。

「お爺ちゃん、ごめんね。気持ち良く眠られたようだったので、黙って帰ろうとしていました。」

「・・・・・・・・・・・・、うぅーうぅー。」

島瀬老人は、新平の胸に顔を押し付け、声を出して泣き出してしまった。

新平は、頭や背中を擦り“ごめんね”と言って、島瀬老人が泣き止むのを待った。

「・・・・・・・・・・・・、うぅっ?」

島瀬老人が、掛け布団を跳ね除け起き上がり、正座した格好で、新平のふんどしの横から“ちんぽ”を引っ張り出し咥えてきた。

「お、お爺ちゃん。そんな・・・、そんなことしたら駄目です。」

「・・・・・・・・・・・・・・・。」

島瀬老人は、新平の雁先を咥えたが、次はどうしたら良いのか判らず、じっとしたままでいる。

「ね、ねね、お爺ちゃん。あ、ああ・・・。」

島瀬老人は、新平の“ちんぽ”を喉奥まで吸い込むようにして咥え、暫らくして顔を上下してきた。

思わぬ島瀬老人の行動に、戸惑った新平だったが、ここまでされたら、むらむらとしてきた性癖を押さえられなくなってしまう。

島瀬老人が疲れたのか、“ちんぽ”を咥えたまま顔を上下させるのを止めてしまった。

申し訳ない気がしたが、新平は、自分の腰を上下させ島瀬老人の口の中で快感を味合う。

「うぐっ・・・、おげぇ、おげぇ・・・。」

島瀬老人が、涙声で嘔吐しそうな声を出し、新平の“ちんぽ”から口を離してしまった。

「お爺ちゃん、ごめんなさい。のどチンコを衝いてしまったようですね。大丈夫ですか。」

起き上がって、島瀬老人の背中を擦ってやる。

落ち着きを取り戻した島瀬老人が、はにかんだような目つきで新平に抱きついてきた。

「お爺ちゃん、初めてだったんでしょう。もうこんなこと止しましょうね。」

それを聞いた島瀬老人は、顔を横に振って悲しそうな目で見つめてくる。

「上野さん、私に射精するところを見せてやるって言ってくれましたよね。あれは嘘だったのですか。」

「あっはははっ、お爺ちゃんは、まだそんなこと憶えていたのですか。冗談のつもりだと思っていましたが。」

島瀬老人は、再び新平の股間に顔を埋め“ちんぽ”を咥え、先程より上手に舐めてきた。

新平は“ちんぽ”を咥えさせたまま、島瀬老人の身体を引き寄せ、身体の上に乗せ、股間を顔の上に持って来た。

うまい具合に、シックスナインの格好になり、島瀬老人の“ちんぽ”と金玉を舐めてやる。

「あ、ああ、上野さん、私のはいいですから、あ、ああ・・・・・・・・・。」

逃げようとして腰をくねらせる島瀬老人を、更に強く引き付け舐めまわす。

目の前の島瀬老人の綺麗な尻を撫で回し、双丘の谷間を舌先で舐めていく。

「あ、ああ、気持ち・・・、あ、ああ。」

新平に菊座周辺を舐め回され、上下させていた顔を新平の股間に頬擦りしてくる。

島瀬老人の飴色の菊座に中指を押し当て“ぐぐっ”と入れる。

「あ、ああ、またそんなことを、あ、ああ。」

島瀬老人は、夢で見たことと、浴室でされた、あの快感を思い出し身もだえし、善がり声をあげてくる。

新平は、身体を反転させ島瀬老人を上向きにし、股の中に身体を入れ、唾液を指にたっぷり付け抽送する。

「あ、ああ、そこは・・・、あ、ああ、気持ちいい、あ、ああ、上野さん、あ、ああ、死にそうです。」

指一本が馴染んで来たところで、指を二本に増やして入れ、かき回してみる。

「あ、ああ、い、痛い、痛いです・・・、でも何故か気持ち良いです、あ、ああ。」

島瀬老人の肛門括約筋が“ぐ、ぐぐ、ぐ”っと指を締め付けてくる。

滑りが悪くなったところで指を引き抜き、舌先にたっぷり唾液を乗せ“ぐちゅぐちゅ”と舐める。

「う、う、上野さん・・・。い、入れてください。」

「はい、入れていますよ。」

両太腿の後ろ部分を持ち上げ、菊門が良く見えるようにし、舐め回してから指を突っ込んでかき回していく。

「上野さん、ち、ち・・・、ちんぽを・・・入れてください。あ、ああ、お願い・・・。」

「え、お爺ちゃん。いま何と言いましたか。」

「年寄りに恥をかかせないで下さい。もう・・・、いえません。あ、ああ。」

新平は耳を疑ったが、確かにこの島瀬老人は“ちんぽを・・・”って言ったようだ。

(うぅーん、どうしたものか・・・、この島瀬老人はノンケの筈だ。しかし“ちんぽを入れてくれ”と聞こえたのだが)

新平は、島瀬老人の菊座に指を出し入れしながら悩んでしまった。

(このお爺ちゃんは、本気だろうか・・・)

(つづく)

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