上野新平シリーズ(第85話):S市のお爺ちゃん達(5)By源次郎


(9)

上野新平(53)は、赴任先の地理を勉強しようとコンビニ弁当買って出かけて来たが、途中で乗せた田平お爺ちゃんに“国定史跡”となった洞窟の話を聞きF神社にお参りし、宮司の住む社務所にお邪魔していた。

新平には叶うはずも無い宮司を抱き締めたいとの思いがあった。しかし、ささやかな希望でもあったことが、宮司の誘いで、思いもしなかった、アナルセックスまでやってしまっていた。

そこに、“喧嘩相手”だと言っていた宮司の幼馴染の田平お爺ちゃんの突然の訪問があり、慌てて宮司が言ってくれた奥の古美術倉庫に隠れようと縁側に危機一髪逃げ出して来ていた。

(ふぅー、危なかった・・・。何が喧嘩相手だ。だったら訪問し、のこのこ上がって来るわけ無いだろう)

糠雑巾(ぬかぞうきん)で手入れしているのだろうか、鏡のように磨かれた板張りの広縁だ。

縁側に出て来たものの、新平は、まだ裸のままだ。慌てて手に掴んで来た服を見て、肝心の褌を持って来ていないのに気付いた。

取りあえず、シャツをこっそり着始めたが、褌を着けないままズボンに足を通す。

古美術倉庫の入り口らしい障子を開け、身を隠そうとしたが、またまた驚いてしまった。

そこは、防災のためだろうか、障子は表向きで飾りのようなものだった。

あとで作ったものと思われるが、障子を開けたところには赤いレンガ造りの壁があり、鉄扉が取り付けられ鍵まで掛けられている。

宮司も慌てていたので逃がしはしてくれたが、倉庫の鍵までは思いつかなかったのだろう。

「何、持って来たんだ。」

「婆さんが、“早く届けてやれ”って煩くってな、ほれ今年のラッキョだ。何時ものように自分で漬けるんだぞ、塩分は控えめにな。」

「ああ、わかっている、そこに置いててくれ。後で洗って漬け込むから。」

「上野君が来ているだろ。どこに行った。」

「ああ、上野君って言うのか。名前も聞いていなかったな。それで、渉はどうして知っているんだ。会った事があるのか。」

「うん、さっきホームセンターからの帰り道でな、家まで送って貰ったんだ。」

「ふぅーん、そうだったのか・・・。」

「優しい男だったろ。」

「そうだったかな、お参りに寄ってくれただけだが・・・、おい、どこに行くんだ。」

「お礼を言うんだ。靴が脱いであったから、こっちに居るんだろ。」

「そこには居ない。藩主が奉納してくれた古美術品を見学して居る。あ、入るんじゃない。」

「どうしたんだ、武雄。なんで焦っている。」

「何でも無い・・・。あ、入るなって言ってるだろ。」

「何か変だぞ、武雄・・・。あれっ、お前、太鼓叩くときは六尺褌だって知っていたが、その下に越中着けてやっているのか。」

「どうしてだ・・・。」

「脱いだ六尺と着替えの洗った越中はわかるが、皺の越中もあるじゃないか。」

「ばかっ、それは昨日のだ・・・。こらっ、そんなの、臭い嗅ぐんじゃない。」

「・・・・・・・・・?」

「うっ・・・、止せ、誰か来たら・・・、どうするんだ。あう、あう・・・。」

(喧嘩している風でも無かったが、寝室に入った気配だった。それにしても急に静かになった・・・)

古美術の倉庫に入れず、縁側で居間の声を聞いていたが、田平お爺ちゃんに新平の越中ふんどしを見つけられたようだ。

(私が脱ぎ捨てていた褌の臭いを、田平お爺ちゃんが嗅いでいるのだろうか・・・)

古美術倉庫前の縁側に座り込み、息を殺して寝室に入ったらしい二人の様子を伺っていたが、話し声が途切れてしまっている。

立ち上がって歩くと縁側の板が軋むようだったので、四つん這いで、こっそり寝室に近付いて行く。

(やはり変だ、確かに寝室に入った気配だったのに・・・)

寝室の障子は、下の方にガラスが填められている。新平は、そっと近付いて中を覗いて見た。

そこには、驚いたことに、田平お爺ちゃんと宮司のお爺ちゃんの二人が立ったまま素っ裸で抱き合ってキスしている姿があった。

(あっ・・・)

新平は、その場で固まってしまった。

しかし、二人のお爺ちゃんが裸で抱き合ってキスしている姿が、どうしてこんなに美しいのだろう。

部屋の中央で抱き合っている二人に障子からの光が当たり美しく輝いて見える。オーラさえ発しているようだ。

鍛えられた筋肉で褐色の肌をした田平お爺ちゃんと、上気した白い肌の宮司の肌との、コントラストも羨ましいくらい輝いている。

あっけに取られた新平だったが、美しい姿に見とれてしまっていた。

見てはいけないものを見てしまった感じもしたが、むしろ、こうした光景を見せてもらったと感謝の気持ちさえある。

新平は、障子を開け二人のお爺ちゃんに近付いて行き、田平お爺ちゃんの背後から、二人一緒に包むように抱き締めた。

「おお、上野君か。さっきは有難う。」

田平お爺ちゃんが宮司からゆっくり離れ、新平の方に向き直り、ニッコリ微笑み、両腕を広げ抱き付き唇を付けに来た。

新平は、何の抵抗も無く自然に、田平お爺ちゃんの唇に吸い付き、舌を絡ませていく。

田平お爺ちゃんは、新平の首に腕を回し、ぶら下がるようにして唇をべろべろ舐めてくる。

舐め回すのは唇だけで無く、鼻、頬、耳たぶ、首と露出しているところ全てを舐めてくる。

田平お爺ちゃんは、喫煙しているのだろう、ちょっとヤニ臭く、また昼御飯のときに食べたと思われる“たくあん”の匂いさえさせている。

それがまた、田平お爺ちゃんのリアルな臭いでも有り、新平の助平心を一層刺激し興奮させる。

新平と田平お爺ちゃんは、片手で抱き合い、互いの股間を弄り“ちんぽ”を掴んで揉み合っていた。

「・・・・・・・・・ん?」

二人が抱き合って、キスしている姿を見ていた宮司が、新平の背後に立ち、腕を腰に回し新平のベルトを外しにくる。

“すっすすっ”と一気に下げられた新平のズボンが足元に落ち、宮司は腰を降ろして新平の足を片方ずつ抜いてしまった。

「おっほほほ・・・。ふんどし着けていなかったんだね、慌てていたからね、あっはははっ。」

悪戯っぽく、また無責任に宮司が、手で口を塞いで照れたように笑っている。

ズボンを脱がされ、下に何も着けていなかったので、勃起した“ちんぽ”が勢いよく飛び跳ね解放され“びくんびくん”と踊っている。

恥ずかしいことに新平の勃起した“ちんぽ”は、田平お爺ちゃんの臍の上付近をガツガツと打ち付けている。

「お、おお、元気な息子だ・・・。」

臍に押し付けられた田平お爺ちゃんが、勃起させた新平の“ちんぽ”を掴んでくる。

新平の“ちんぽ”は、ヌルヌルの先走りで濡れている。それを、田平お爺ちゃんは、亀頭部から竿の根元まで塗り広げ扱き出す。

すかさず宮司が、二人の間に割り込んで来て、新平と田平お爺ちゃんの“ちんぽ”を交互に音を“びちゃびちゃ”たて、美味しそうにしゃぶってくる。

田平お爺ちゃんが、新平の口を吸ったまま腰を降ろし、上向きになって寝転んでいく。

吸い付いたままの口を離さないように、新平は田平お爺ちゃんの腹の上に乗せられた格好になった。

下になっている田平お爺ちゃんに負担を掛けないように自分の両肘で身体を支え、舌を絡ませる。

田平お爺ちゃんが、海老反りに身体を跳ねあげ新平の身体に密着させ、凄い力で引っくり返されてしまった。

下側にされ、胸の上に乗っている田平お爺ちゃんを見上げ、顔を持ち上げて唇に吸い付いていく。

それもつかの間、田平お爺ちゃんは、新平の胸の上から一旦降り、新平の股間に顔を埋め頬擦りし始める。

新平の顔の上に、田平お爺ちゃんの“ちんぽ”と金玉が乗って来る。

先走りで濡れているようで、頬がぬるぬるする。鼻と目は金玉で塞がれ、息苦しく何も見えない。

咥え込む前に、手に取って観察させてもらう。

それは雁デカで、ぱっくり開いた鈴口は、べっとりと先走りが出て、何かを訴えるように睨みつけられているようだった。

“うっ!”

新平は思わず声を出してしまったが、田平お爺ちゃんの尺八は年季が入っている。

宮司がしてくれた尺八も良かったが、この田平お爺ちゃんの尺八も気持ち良かった。

優しく鈴口を舌先で舐めまわしているかと思えば、竿の根元から雁の括れまでを歯茎で噛み切られるのではないかと思われるようにがっぷり咬み、何度も上下させ扱いてくる。

それも強く弱く、優しく激しくと繰り返す。

「あ、ああ、お爺ちゃん。い、いい、あ、ああ・・・。」

ついつい、だらしない喘ぎ声が出てしまう。

田平お爺ちゃんの“ちんぽ”を咥えて舐めていると“べちょべちょ”と卑猥な音が顔の上から聞こえてくる。

目を開けてみると、宮司が、田平お爺ちゃんの双丘に顔を埋め菊座付近を舐めまわしていた。

気持ち良く尺八され、恍惚状態に陥っていた新平だったが、いつまでもこうしたままでは、射ってしまうとも限らない。

次の行動は、田平お爺ちゃんが先に動き出した。それと同時に宮司もそれに同調した。

田平お爺ちゃんが、新平の身体に跨り“ちんぽ”を掴むと腰を落とし、自分の菊座を探り“じわじわ”と肛門の中に吸い込むように入れていった。

「あ、ああ、入っていく・・・、あ、ああ、痛くないですか、あ、ああ・・・。」

田平お爺ちゃんは、口を真一文字にし、痛みを我慢しているようだったが、それもすぐ笑顔に変わった。

「うひっ・・・。く、くく・・・、あえっ、あえっ・・・。」

田平お爺ちゃんの動きを見ていた新平の口が宮司の唇で塞がれた。

(あ、これは、さっきまで田平お爺ちゃんの菊座を舐めていた舌だ・・・。でも宮司が舐めていなかったら自分が舐めにいっただろうから・・・)

唐突に唇を吸いつかれ、ちょっと慌てたが、直ぐに宮司の舌を吸い、また唾液を乗せた舌を捻じ込むようにして入れてやった。

田平お爺ちゃんは、体力もあるのだろう、休む事無く騎上位のまま腰を上下させ、両手で自分の乳首を抓んで喘いでいる。

「あはっ、あはっ、い、いい、あ、ああ・・・。」

スキンヘッドの頭を振りながら喘いでいる田平お爺ちゃんが、食べてしまいたいくらいに可愛い。

新平の腹の上で、田平お爺ちゃんの金玉が、腰を上下させるたびに“ぐしゃぐしゃ”と変形しながら押し付けられている。

それを手で持ち上げてやり、抽送し易く手助けする。

“あれっ?”

新平と唇を付けていた宮司が、顔を離し、心持硬くなった“ちんぽ”を口に突っ込んできた。

それを尺八していると、田平お爺ちゃんの動きが緩慢になっている。

宮司は、“ちんぽ”を新平にしゃぶらせ、田平お爺ちゃんに抱き付き唇を重ねていた。

二人のお爺ちゃんの身体が離れたのを見て、新平は、起き上がり田平お爺ちゃんに抱きつき、そのまま押し倒し正上位に持っていく。

仰向けにされた田平お爺ちゃんが、傍に座っている宮司の股間に手を伸ばし“ちんぽ”を掴んで引き寄せ咥えこんだ。

「お、おお、ワタル・・・、あ、ああ、い、いい・・・。」

宮司の肛門に、節くれだった田平お爺ちゃんの太い指が入れられている。

たった今、新平が精液を注ぎ込んだ宮司の直腸だ。

きっと滑りが良いのだろう。指を二本にして“ぐちゅぐちゅ”音をさせ抽送している。

「あ、ああ、い、いい、うっふん、あっふん・・・。」

宮司は、まだ入れ歯を外したままだったのだろう。言っていることが聞き取り難い。

それを見ながら新平は、田平お爺ちゃんの直腸に、ゆっくり早くとリズムを変えながら抽送していく。

「あ、ああ、頭が・・・。」

宮司が、田平お爺ちゃんの“ちんぽ”をしゃぶりに来たが、新平が抽送している身体に頭を打たれている。

諦めて、顔を上げ、手に唾液を落とし、田平お爺ちゃんの“ちんぽ”を扱きだした。

「あ、ああ、武雄。い、いい、おい、出るぞっ!」

“ちんぽ”を扱かれていた田平お爺ちゃんが、宮司に射精が近付いたのを知らせている。

「お、おお、出、出る、お、おお・・・。」

田平お爺ちゃんの“ちんぽ”が膨らんで“びっ、びびっ、びっ”と白濁したどろどろした精液を噴出し、その後竿を伝って茂みにダラダラ垂れていく。

それと同時に、田平お爺ちゃんの肛門が“ぐ、ぐぐっ”と絞まり、新平の“ちんぽ”にも快感が伝わってくる。

先程の射精から一時間くらいしか経っていなかったが、新平も身体全体を震わせ、田平お爺ちゃんの直腸に射精していった。

宮司が、田平お爺ちゃんの腹の上、茂みのなかに撒き散らした精液を、丁寧に“ちゅるちゅる”と舐め上げてやっている。

思い思いの方向を向き、三人は、その場に寝転んでしまった。

どの位眠っていたのだろうか、田平お爺ちゃんの鼾で起こされた。

宮司が掛けてくれたのだろうか、新平の身体には毛布が掛けられていた。

新平が毛布を剥いで起き上がると、傍には田平お爺ちゃんも毛布を掛けて貰って寝ていたが、宮司の姿が無い。

「上野君だったかな、もう帰るのか。」

靴を履きながら社務所の裏口から出ると、宮司が“花水木”が植えられた庭先の水道でラッキョを洗い、包丁でラッキョのヒゲを切り取っていた。

「はい、お世話になりました。名前を言っていませんでした。S市に最近赴任して来た上野新平です。」

「そうか、帰るのか。気が向いたら又寄ってくれ。」

宮司は、新平とは顔を合わせず“ぽつん”と、寂しそうに言ってくる。

手元には、田平お爺ちゃんが持って来てくれたラッキョのヒゲを切り落とす作業を黙々と続けている。

「はい、有難うございます。是非寄せてもらいます。田平お爺ちゃんは良く寝ていますから宜しく伝えて下さい。お元気で。」

「ああ、上野君もな・・・。有難う。」

宮司は、包丁を置いて立ち上がり、やっと笑顔で新平を見てきた。

近付いて行って宮司を抱き締め唇を合わせにいく。

宮司は慌てて、ラッキョの臭いが付いた濡れた手を気にしながらも、袴に挟んでいた手拭で拭いて抱きついてきた。

「田平お爺ちゃんと喧嘩したら駄目ですよ。」

宮司の側頭部を拳骨で軽く押し付ける。

「あっはははっ、喧嘩も暇つぶしの内だ。なんせ、あいつとは85年もの付き合いだからな。たまには喧嘩もしないとな。」

明るく笑う宮司に再会を約束して軽ワゴンに乗った。

無言のまま進めていたお爺ちゃん二人の“深い絆”を知らされた思いと、まんまと二人の嬉しい計略に填められた感じでもあった。

(10)

“ぶるぶる・・・ぶるぶる・・・、ぶるぶる・・・”

F神社からの帰り道、鼻歌を歌いながら思いがけない宮司と田平お爺ちゃんとの絡みを思い出していたら“ちんぽ”から先走りでぬるぬるしてきていた。

(なんだ、携帯電話か。宮司にも番号教えてくれば良かったかな・・・、それとも、突然訪問して、絡んでもらおうか・・・)

軽ワゴン車を路肩に寄せ停車させる。

(お、善吉お爺ちゃんからだ。今朝思い出したときに電話してやってたらよかったな・・・)

「はいはい、お爺ちゃん。お元気ですか。」

“新平か、朝から何度も電話していたんだぞ。留守番電話にも入れていたが聞いてくれたか”

「あ、ごめん。上着脱いで車から離れていたので気が付かなかったよ。」

“それで今、電話して良いのか”

「うん、車を停めたからゆっくり電話出来るよ。それで何か急ぎの用事でもあったのですか。」

“急ぎの用事が無いと電話出来ないのか”

「お爺ちゃん、そんな事言っていないでしょう。久し振りだってのに、どうしてそんなに怒ってるのですか。」

“ああ、怒ってはいない。元気だったか、あっははっ”

「うん、相変わらず元気ですよ。でも、大好きなお爺ちゃんと逢えないから淋しいです。」

“何が淋しいだ。すぐそう言って年寄りを喜ばせて話を逸らすんだから”

「そんな事は無いですよ。忙しくって電話出来なかっただけです。ごめんなさい。」

“それで、今日はどこで浮気していたんだ”

(どきっ!)

「そんな事していません、仕事で出掛けていました。なんだか何時ものお爺ちゃんじゃないみたい。」

“いつもの福島善吉だ、なにも変わっていない”

「はいはい、分りました、新平が大好きな福島善吉君ですね。あっはははっ、それで・・・?」

“ああ、肝心なこと聞くんだった。今週の週末も忙しいのか”

「今週の土曜日は出勤予定ですが、日曜日は久し振りに休んで、ゆっくりするつもりです。食材の買出しもありますから。」

“そうか、だったらワシが、行っても迷惑じゃないだろうか”

「迷惑だなんて・・・、こちらに来てくれるのですか。嬉しいなぁ。」

“本当に迷惑じゃ無いんだな”

「邪魔になんかしませんよ。でも迎えには行けないですよ。JRで来れますか。」

“当たり前だろ、JRくらいは乗れる。それで金曜日の夕方に行って良いのか”

「ああ、構いませんが、土曜日はココで留守番してもらいますよ。」

“うん、分った。じゃぁ金曜日の夕方行く”

「それで、何処まで迎えに行ったら良いでしょうか。待ち合わせ場所とか・・・。」

“そんな心配は要らない。じゃぁな”

『ツゥー、ツゥー、ツゥー』

(何だまた早々に切ってしまった・・・。ったくぅ、自分の用件だけ済ませたら、いつだってこうなんだから・・・)

久し振りに元気な善吉お爺ちゃんの声が聞かれて嬉しくなり、すぐに“ちんぽ”がムズムズし、勃起してしまった。

(でも、週末に来るって言ってくれたけど、何か有ったのではないだろうか・・・)

二日後の金曜日の夕方、善吉お爺ちゃんを待たせているJR駅前ロータリ横の、地下道出口の芝生が植えられている場所に急いだ。

懐かしい善吉お爺ちゃんの姿が見えてくる。

黒くてでかいリュックを背負い、両手にビニール袋を提げ不安そうに通り過ぎる車を確認するように腰を曲げて運転席をチェックしているようだ。

心配しなくても忘れて行く事は無いのに、落ち着かない風である。

「そこに居る挙動不審の福島善吉君、お待たせしました。長く待ちましたか。」

「・・・・・・・・・・・・・・・?!」

吃驚することも無いだろうに、眼をクリクリさせ“ほっ”とした顔に変わり、新平だと気が付き顔を紅潮させニッコリ笑って助手席に乗り込んで来た。

「ふぅー、置いて行かれたかと思ったぞ。」

リュックやビニール袋の荷物を後部座席に放り投げ、顔の汗を拭きながら潤ませた目で見詰めてくる。

「そんな忘れて帰ることは無いでしょう。長く待っていたんですか。」

「ああ、20分あまりだったかな、それでも数時間、待たされた気持ちだ。」

「あっはっはっはっ、お爺ちゃん。相変わらずせっかちですね。腰を降ろして待ってたら良かったのに、疲れたでしょう。」

「うん、不安でな・・・。」

「それで、どうしたのですか。急に来てくれたりして、嬉しいですが、吃驚するでしょう。それに手荷物が多過ぎるように思いますが、何を詰め込んでいるのですか。」

善吉お爺ちゃんは、新平の左膝に手を乗せ、スリスリしてくる。その手を、そっと掴んでやる。

「ああ、家出してきた。あっはっはっはっ。」

「お爺ちゃん、何ですか。家出して来ただなんて、穏やかじゃ無いですね。」

「うん、二・三日居候するからな。」

「二・三日でなく、ゆっくりして下さい。私は構いませんが、奥さんはどうしたのですか。入院されたとかではないでしょうね。」

「婆さんは、三日も続けて家に大人しくいられないんだ。じっとしておれないらしく、ソワソワしだし、何だかんだと理由付け、数日、孫娘のところに行き曾孫の世話をするんだ。」

「あっはっはっはっ。お爺ちゃん、見捨てられましたですか。だったら私が、これからの老後のお世話をさせてもらいますよ。ご安心下さい。」

「嫌だ、新平に老後の世話になんかなりたくない。」

「どうしてですか・・・。」

「ワシには、老後って言葉が無いんだ。しいて言ったら、いつまでも熟年だ。」

「わ、やせ我慢ですか。誰だって歳は増えていくんですよ。後期高齢者医療保険だったか、表現だけ変えた、長寿医療保険だったかも加入させられたでしょう。」

「うん、納得できなかったが、自動引き落としで、役所に略奪されているみたいだ。年寄りには、住みにくい国になってしまったな。」

「そうですよね・・・。ここです。車を駐車場に置いてきますから、降りて待っていて下さい。」

「うん、何だ、マンションだと思っていたが、木造の長屋じゃないか。」

「長屋かもしれませんが、会社が手配し、費用も掛からないし、住めば天国って言うでしょう。」

「うん? ちょっと意味が違うようだけど・・・。」

玄関前で待っている善吉お爺ちゃんの肩を押し、ドアーを開け玄関に入る。

「うっうぅー、新平、待て・・・、荷物が重いから降ろしてからにしてくれ・・・、うっうぅ・・・。」

ドアーが閉るのを待ちかねたように、善吉お爺ちゃんに抱きつき、唇を押し付けていく。

もぞもぞさせていたお爺ちゃんが、キスしたままでリュックを玄関に落とし、両腕を新平の身体に巻き込んで唇を吸ってくる。

「あ、ああ、新平。久し振りだったな。うぐ、うぐ、あ、ああ・・・。」

「ごめんね、帰りたかったんだけど慣れない仕事でモタモタしていて捗らなかったんです。」

「あ、ああ、良いんだ・・・。こうして逢えたんだから、あ、ああ、新平・・・。」

落ち着きを取り戻した、善吉お爺ちゃんの腰に手を回し、抱え込むようにして居間兼食堂に上がってもらう。

「あうっ、さっそくですか・・・。あ、ああ・・・。」

善吉お爺ちゃんにズボンのファスナーを下げられ“ちんぽ”を掴まれふんどしの横から引っ張り出される。

新平の股間に頬擦りし“ぱくっ”と咥えられ、さっそく尺八される。

「あ、ああ、うふ、うふ・・・。お爺ちゃん、気持ち良い。あ、ああ、慌てないでゆっくりやりましょう。」

「駄目だ、コレを先ず済ませてからでないと落ち着かないんだ。」

黙々としゃぶってくれるお爺ちゃんの頭を擦り、気が済むまで突っ立ったままで任せる。

「あまり広くないんだな。」

ひとしきり新平の“ちんぽ”をしゃぶっていた善吉お爺ちゃんが満足そうな顔をして離れてくれた。

新平の身体から離れる前に唇を吸って来た後、もの珍しそうに、3DKの部屋を探検している。

「夕食は、シャワー浴びてから外食しようと思っていますが、居酒屋が良いでしょうか、それともファミレスが良いですか。」

「駄目だ、夕食はワシが準備する。その為に来たんだから、新平はその辺に大人しく座って待ってていいぞ。」

「そんな、お爺ちゃん。疲れたでしょう、夕食は明日準備してもらいます。今夜は近くの居酒屋に出かけましょう。」

「二時間足らずの電車だ。疲れる程の時間じゃないんだ。ワシの体は、そんなにヤワな身体じゃ無い。年寄り扱いしたら怒るからな。」

「はいはい、分りました。お爺ちゃんは若いです。それでは風呂の準備しますから、洋服脱いで待っていて下さい。」

“ドタドタ、ガタガタ・・・”

「な、なんだ、コノ音は・・・?」

天井を見上げ、音がするのを不思議そうに聞いてくる。

「あっはっはっ、ああ、二階に住んでいる元気な子供達が騒いでいるのでしょう。」

「何だ迷惑な騒音だな。」

「中学生を頭に四人の子供が居る、元気な夫婦の六人世帯の家族です。」

「ほう、いまどき子供四人を育てているのか、感心だな。元気な夫婦って・・・。」

「週に四・五回は、夜中に起こされます。」

「起こされるって、夫婦の絡みが聞こえるのか。」

「もう慣れましたが、休日の前の夜は、明け方までって事があります。それに後押しされるように“せんずり”掻いていますけど。」

「それを聞かされるのか。迷惑だな・・・。でもココと同じ広さだろうに、子供達は・・・。」

「うぅーん、性教育も兼ねているのかも知れませんがね。あ、風呂の湯が溢れている、さあ入って疲れを取って下さい。」

善吉お爺ちゃんにシャワーで掛け湯をしてやる。

お爺ちゃんが浴槽の縁に両手を着け、片足上げ浴槽の縁に乗せた後姿を見ていて新平の心が騒ぎ出した。

お爺ちゃんの金玉の裏側がぶらぶら揺れているのが見える。

新平は堪らずお爺ちゃんの背後に近付き腰を掴み、浴槽に入ろうとするのを止めさせ、双丘に顔を埋めにいく。

鼻で双丘の谷間を広げるようにし、舌先を割り込み易くし菊座を探し舐め回していく。

「お、おいおい、あ、ああ、新平。それはルール違反だろ。あ、ああ・・・。身体洗っていないんだぞ。あ、ああ。」

新平は構わず、菊座から蟻の門渡り、金玉と舐めまわし、片手を股の下から入れ、“ちんぽ”と金玉を一緒に掴み引っ張り降ろす。

そのまま揉んでいると“あう、あう・・・”と天井を仰いでいた善吉お爺ちゃんが振り返って反撃してくる。

既にギンギンに勃起させ、ゆらゆら揺れている新平の“ちんぽ”を口を開けたまま追いかけるように頭を上下左右に振って咥え込んできた。

「あ、ああ、掴まってしまった、あ、あうあう・・・。」

善吉お爺ちゃんに尺八され、居間で最初に咥えられた時と違って、リラックスしてしまっていたためか、あっさりお爺ちゃんの口の中に射精してしまった。

それを、お爺ちゃんは赤ん坊が母親からの乳を飲ませてもらっているように、真剣な顔をし“ごっくん、ごっく”と飲んでいく。

「あ、ああ、しまった。射ってしまった・・・。」

「新平。可哀想に何日も溜めていたのか。晩飯が入らないくらい腹いっぱい飲ませられたぞ。」

「ははははっ、福島君。大袈裟です。お仕置きしますからね。」

お爺ちゃんは、両手を腰に股間を突き出し、新平の目の前に黒ずんだズリ剥けの“ちんぽ”を突き出してきた。

「はいはい、喜んでお仕置きうけます。あっははっ。」

善吉お爺ちゃんの元気な笑い声が浴室に響き渡った。

(つづく)

ーーーーー
お断り:小説の中に登場する人名、地名、企業名はすべてフィクションであり、故意的なものではありません。(源次郎)

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・「上野新平シリーズ(第85話):S市のお爺ちゃん達(5)」:乞う、ご期待。

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