上野新平シリーズ(第87話):S市のお爺ちゃん達(7)By源次郎


(13)

上野新平(53)は、S市の港から渡海船(とかいせん)に乗り、遠ざかる乗船した港を眺めていた。

わざわざ出張所長代理が出向くことも無かったが、挨拶も兼ね、ゆっくり静かな島で骨休みも出来ると思い買って出た。

二泊三日の出張だったが、あまり愉快なものでは無いだろう、最初から退屈するのを覚悟して乗り込んだが、忙中閑ありも良いだろうと考えていた。

S市の桟橋を離れて一時間も経つのに人間が住んでいそうな島が見えて来ない。

わざとらしく作られたような可愛い島や、松の木が数本植わっている綺麗な島を、かいくぐるように蛇行しながら航海していく。

乗客の中に気になるカップルがいる。一人は若い男で三十歳前後だろう。

濃紺のスーツに地味なネクタイを絞め、頭髪も綺麗に手入れされている。

その若い男の連れの親父が気になっていたのだが、この熊のような男がかいがいしく若い男の世話をしている。

六十歳後半だろうか、白い物が多い短髪で、窮屈そうに着慣れないワイシャツを着ている。

締め付けている一番上の首のところのボタンを外し、むかし流行ったベーズリ柄のちょっと派手目のネクタイが気になるらしく、何度も手で緩めている。

汗っかきらしく、盛んにハンカチで顔を拭いている仕草が“可愛い”とさえ思える。

捲くりあげた袖口の腕には密生したゴワゴワの体毛が覗いている。

これだと、体中が熊みたいな毛で覆われていそうだ。

こんな熊みたいな男に“犯されてみたい”と、いつになく新平は、このおとこの虜になっていた。

自販機で買って来た紙コップに入れた熱いコーヒーを両手に持ち、腰を屈めて持って来てやったり、通り過ぎる島を何やら物知りそうに指を指して、若い男に説明してやっている。

若い男は、ちょっと迷惑そうに他所を見たり、腕組みして目を瞑って話しかける熊親父の話を無視しているようにもみえる。

この“二人の関係”は何だろう、と想像して退屈な時間を紛らわせていた。

『ボッ、ボッボォー・・・』

警笛を鳴らし、漁船が新平が乗っているフェリーと擦れ違った。

“ヒユッ、ヒユッ・・・”

“ポン、ポン、ポン・・・、ヒッ、ヒユッ・・・”

最初に立ち寄る港が近いようだ。新平が乗っているフェリーは、幾つもの島の港を経由し、日用雑貨を降ろしたり島で取れた海産物を積み込んで行く。

港に寄るたびに、最低でも十分は荷物の積み降ろしで停泊する。

朝八時に出航して、新平が下船する港に着いたのは正午近くだった。

三百人ほどが住んでいる小さな島だ。

揺れる小さなフェリーから解放され下船し、桟橋を歩いている時、一緒に乗っていた気になる二人連れの男達も新平の後ろから桟橋を歩いて来ているのが分った。

食堂も無い島だと聞いていたので、弁当買って乗り込んでいたが、重油臭いフェリーの上では食べたくなかったので港から宿泊予定の民宿に向かう。

たいした荷物でも無いが、着替えの服や普段読む機会が無く、買って来てそのまま本箱に入れていた単行本数冊を入れたバッグを民宿に預ける。

序でに、通された部屋で、お茶を持って来てもらい食事を済ませ、打ち合わせの学校に向かう。

小中学併設の学校で、児童、生徒総数で十人余りだと聞いていた。

第一日目が、老朽化した木造校舎の横に鉄骨二階建ての校舎を建設するための打ち合わせ、二日目は、その学校に設置されていなかった汚水浄化槽の新設計画に伴う漁業組合への説明の予定だ。

市町村合併で、貧乏な島だったところに、吸収され合併した市からの予算が回って来たのだろう。

こうしたコトは島の人には有り難い事だろうが、住民税、健康保険料、国民年金の納付金が増えてしまったとの不平不満も聞こえる。

学校敷地を一回りし、指定時間の十分前に、案内された校長室に入って行ったが、驚いたことに、フェリーで気になっていた二人連れの男達も新平より先に来て会議用テーブルに座り、お茶を飲んでいた。

名刺交換をし、簡単な挨拶を済ませたところに、校長が顔の汗を拭きながら入って来た。

“わざわざ遠いところを・・・”と恐縮した低姿勢な言葉を掛けながらも、その言葉とは反対に、こうした校長にありがちな傲慢な態度も見せる。

そうした校長のおちょぼ口が可愛く、くりくりした真っ黒い眼で見詰めながら質問されるとドギマギする。

時々立ち上がって机から資料を出してきたり、筆記具を取りに行ったりして、チョロチョロ動き回る校長の股間に目がいってしまう。

このズボンの下には、どんな“ちんぽ”を隠しているんだろうか。

垣間見せる威厳のある顔をしている、こんな校長も喘ぎながら“せんずり”掻くのだろうか。

一緒にフェリーに乗っていたのは、若い男が建築設計事務所で、熊男は校舎建築を請け負った工務店の親父だった。

その熊のような男の体臭が時々鼻をくすぐる。

また、コノ体臭が何となくオトコを意識するのは何故なんだろう。

三時間余りの打ち合わせだった。校長が熊男をチラチラ盗み見しているようだったのが、なんとなく気になっていた。

打ち合わせは形式的なもので、新平は建築に付随した電気工事、給排水、防災設備の概略説明と設備内容の確認だけで済ませ、熊男達より先に学校を出た。

早めに民宿に戻り、風呂を済ませ晩ご飯まで海岸線を散歩することにした。

桟橋があった港から離れた方向に歩きだす。

海岸沿いに狭い道路があり、その下に護岸用のテトラポットが打ち寄せる波を鎮めている。

道路から数メートル土手を登った雑草に囲まれたところに、傾斜した平たい岩場があり、寝っ転ろがって、夕方の重そうな雲を眺めていた。

“コツコツ、コツコツ・・・”

急ぎ足で、下の道路を海岸に降りる方向に歩いている革靴の足音がした。

身体を半分起こし、足元を見ると、雑草の間から、先程まで打ち合わせていた校長が、スーツ姿のまま通り過ぎて行くのが見えた。

両手を下げ、小学生が行進するような緊張した姿勢に、思わず噴き出しそうになる。

右足と右手を一緒に前に出すような歩き方では無かったが、手の先を真っ直ぐ下げた、ぎこちないロボットのような歩き方だ。

(こんな時間に、校長が海岸に出掛けるなんて、何の用事があるのだろう・・・)

ちょっと不思議でもあったので、首を挙げ、腕を頭の下に置いて校長の後姿を眺めていた。

挙動不審そのものだ。時々周囲を気にするように振り返りながら降りていった。

(・・・・・・ん? ・・・・・・!)

校長が新平の足元を通り過ぎて数分も経たない内に、先程まで一緒に校長室で打ち合わせていた、熊男の姿が見えた。

爪楊枝で歯をせせりながら“しゅわしゅわ”と口を鳴らし、前屈みになった猫背で通り過ぎていった。

校長の後を追っているのは確かなようだ。校長が工事の打ち合わせで伝達事項でも忘れたのだろうか。

そんな筈は無いだろう。だったら学校に呼ぶなり、宿泊先にでも電話すれば済むことだ。

わざわざ、人目の少ない海岸に降りて来て、打ち合わせる必要は無い。

(何か変だ・・・、まさか・・・?)

新平の心臓が、何かを期待し、騒ぎ出した。

(尋常ではない・・・! まして喧嘩でも無いだろうし・・・、怪しい・・・)

躊躇すること無く、新平は校長と熊男の姿が消えて行った方向に歩き出していた。

二十メートルほど道路を下って行くと、コンクリートで舗装された広場があったが、長い間使われていないようで、あちこち穴が開き、剥がれそこに雑草が生え、覗かせている。

破れた網を広げて修理したり、鰯かイカの干し場にでも使っていたのだろう。

その先には傾いた、これも長い間使われていないと思われる作業場らしい木造の小屋があった。

道は、その広場までで行き止まりになっていて、先には道は無い。

(消えた・・・?)

確かに目の前を歩いて行った二人の姿が見当たらない。

小屋の中に消えたのは疑いの無い事実だ。

新平は、当然足音を忍ばせて小屋に近付いて行った。

『ザワザワ、ザワザワ・・・』

二人が入って行ったと思われる小屋の中から、何か物を動かしているようだったが、すぐに静かになった。

「厳蔵さん、逢いに来てくれて有難う。吃驚しました。うっ、うっ・・・。」

「まさか十年あまりも転勤が無く、こんな島に残っていたとは思わなかったぞ。」

「ええ、何度も転勤願いを教育委員会に出しているのですがね。でも、あ、ああ、嬉しい・・・。」

「なんせ十年振りだから、ゆっくり可愛がってやるからな。」

「はい、ゴンちゃんのやりたいように苛めてください。あ、ああ、何だか身体が熱く燃えてくるようで、夢のようです。あ、ああ・・・。」

「そんな挨拶は、どうでも良いことだ。ジュン! もたもたしないで、さっさと脱いでしまえ。」

「は、はい。いま脱ぎます・・・。あ、ああ、なんだか恥ずかしい。」

「なにカマトトぶっているんだ。早く脱いで、俺の胸に飛び込んで来い。ゆっくり可愛がってやるから。“ちんぽ”しゃぶるのは、そのあとだ・・・。」

潮風の音で、はっきり聞き取れないが、そうした内容がところどころかき消されながら聞き取れる。

もっと近付いて聞いて見たい。出来ることなら、どこからか覗くことが出来ないだろうか。

新平は、身体を低くし、四つん這いで小屋の裏手に回っる。

荒れ果てた小屋の裏は背丈ほどの雑草が生い茂り、枯れ枝などが散らばっている。

慌てて踏みしめると音がするだろう、どうしたものかと、じわじわと近付き板壁に辿り着く。

新平は、小屋を一周し、腰を屈めたまま海岸線側に出て来た。

恐る恐る立ち上がり、壁板の合わせの隙間があった。充分中が覗けるようだ。

“うんぐ、うんぐ・・・”

校長の声が聞こえる。ここで声は聞かれそうだが、やはり中の様子を見てみたい。

すっかり“出歯亀(でばがめ)”になった新平は、立ちあがらなくても中が覗かれる穴を発見した。

膝の高さだったので、四つん這いのままで楽に見学できそうだ。

“ドキドキ”する胸を撫で下ろし呼吸を整え、やおら中の様子に目をやった。

(あれ・・・、二人はどこに・・・)

目を凝らし、薄暗く広い小屋の中の様子を眺め回す。

小屋の入り口から奥まった所にある、大きな機械か何かに掛けられたブルーシートの横に、立ったままの二人が素っ裸で抱き合ってキスしているのが見えた。

工務店の親父は、フェリーの中で想像した通りの熊男だった。全身が黒い毛むくじゃらで覆われている。

それに対し校長は、対照的に女みたいな色白で、興奮しているからだろうか、艶々したピンク色をしている。

互いに顔を斜めに傾け、相手の唇を貪り(むさぼり)あい、卑猥に“じゅるじゅる”と、唾液を吸い有っている音が聞こえる。

二人は、片手で相手を引き付け、校長のもう一方の手は、既に勃起した熊男の“ちんぽ”と金玉を揉み扱いている。

熊男は、抱き合ったまま、校長の尻を優しく撫で回しながらも、時々“バシッ、バシッ”と、平手でひっぱ叩いている。

校長が、熊男の首から乳首と舐めたり吸ったりしながら段々と下へ下がっていく。

熊男は、その場で軽く脚を開き突っ立ったまま、両手をぶら下げ拳固を握り締め、顎を上向きに喘ぎ始める。

校長の唇が、威きり立つ熊男の“ちんぽ”を舐めたり吸ったり、また眺めたりし、嬉しそうに微笑み、時々上目使いで顔を見上げている。

「お、おお、ジュン、尺八が巧くなったな。十年の間、誰のをしゃぶらせてもらっていたんだ。」

ジュンと呼ばれた校長は、恨めしそうに見上げ、泣き出しそうな顔で反論している。

「いやよ、そんなこと言わないで・・・。あれから誰とも絡んでいないよ。第一、こんな島では相手もいないし、バレでもしたら失業するでしょう。」

「まぁ、それもそうだな・・・。可哀想に、ずっと“せんずり”掻いて慰めていただけだったか。」

「そうよ、ゴンが工事が済んで島を出たのが十年前でしょう。淋しかったんだから。」

「電話でもしてくれたら良かったんだ。」

「用事も無いのに出来ないでしょう。でも一度だけ電話したことが・・・。」

「それで、電話には誰が出た。あ、ああ・・・。」

「多分、奥さんだったかも・・・。それで何も話ししないで切ってしまったけど。」

「そうか、何時だったか、何度か無言電話が掛かってくるって怖がっていたが・・・、あれはジュンだったのか。」

「そんな、何度も掛けていません。失礼なっ。」

「わっはっはははっ、すまんすまん、あ、ああ、ご無沙汰した分の穴埋めするから怒るな。」

「そう、文字通りの“穴埋め”してもらわないとね。」

「わっはっはっ、シャレを言ったつもりでは無かったんだが・・・。もう良いだろ、ジュン。」

熊男の言葉が終わらないうちに、校長は嬉しそうに上向きで寝転び微笑み掛けている。

「うふふふ・・・。どれ、蜘蛛の巣を先に取り除かないと駄目だろうな・・・。」

校長が口から話した熊男の“ちんぽ”が見える。

ぱっくり割れた鈴口は、雁が大きく張り出し、テカテカにひかり輝き、太くて長い竿は、手を添えていなくても天井向いてビクンビクンさせている。

“ごっくん・・・”

新平は、熊男の“ちんぽ”と、ぶら下がった金玉を見せられ思わず唾を飲み込んだ。

(14)

校長は、熊男に手荒くされることで、気持ちが高揚し、思いもかけなかった久し振りの再会で興奮している。

“バシッ!”

お尻を思いっきり叩かれて、脅えながらも何かを期待し、校長の目が潤みをおびている。

熊男は校長の陰茎を手で掴むと、亀頭部から“じゅぼっ、じゅるぅー”と口に飲み込んだ。

金玉を掴み下へ大きく引くと勃起した陰茎の薄い皮がさらに伸び、校長のちんぽは口の中でずる剥けの状態でさらに大きくなっていった。

“ちゅばっ、ちゅばっ”と音をたてながら、亀頭部を舐めては口から出し入れし、舌を使って激しく扱いた。

「あ、ああ、何て・・・、あ、ああ、良い気持ち良い・・・、あ、ああ・・・。」

「良いか、良いのか、この助平校長。」

「うん、死にそうに良い・・・。あ、ああ・・・。」

陰茎を“がっちり”根元で握り、締めつけたまま下へ“”ぐ、ぐぐぅーっ”と引きながら金玉を揉み、肛門にも指を伸ばした。

たっぷり唾を付け、二本の指を使い、そのまま校長の肛門の中へ押し込み、弄り回していく。

「あ、ああ、あん、あんあ、ああ・・・。っつぅー。」

熊男は校長の勃起し、そそり起つ“ちんぽ”を口から出し、身体をずらすと校長の臍に舌をのばし、唇と舌とで臍の中を舐め、そのまま脇腹から胸へと移す。

胸から首筋、脇毛へと移り耳の下を軽く噛んだ。

「あ、ああ、あうぅーん、どうにかなりそう、あ、ああ・・・。い、いい・・・。」

“ぞくぞく”っと背筋に快感を感じ校長は身体を反らせ震わせ悶えた。

乳首を“べちょ、べちょっ”と、舐めながら、熊男が軽く乳首を噛むと校長はまたしても背中を仰け反らせて善がり悶える。

“チュル、チュル”と音を立て乳首を吸い、舌先で“ころころ”転がし、また軽く乳首を噛む。

「あ、ああ、あん、あん・・・。あ、ああ、ゴンちゃん。私はどうにかなってしまいそうです。」

手の中で優しく扱いていた“ちんぽ”を荒々しく扱くと校長の息も益々激しくなっていった。

校長は熊男を悩まし気な顔で見つめながら熊男の“ちんぽ”をしっかりと捕らえ扱きはじめる。

眉間に皺をよせる校長の顔はとてもセクシーな高貴な顔になっていた。

これが誰からも尊敬される教職にある中学校の校長なのだと思うと、新平も堪らなく興奮してくる。

「おい、校長。待たせたな、お望みの“ちんぽ”をそろそろ入れてやるからな。」

熊男がニヤニヤ笑いながら、校長の股間に座り込み、両足を高く上げさせている。

(長い前戯だったな・・・、)

新平は、自分の褌を濡らしている先走りを気にしながら空を仰いだ。

(一緒に絡みたい・・・)

叶わぬことだが、新平は体形や顔に似合わない優しい熊男が、校長に対する愛撫を見せられ、好きになっていった。

「どうだ・・・、痛かったら教えるんだぞ。ええか・・・。」

「う、うう、うぐぅー。」

新平のところからは、熊男の尻しか見えない。立膝をして、自分の“ちんぽ”を無骨な手で握り数回扱きながら校長の尻ににじり寄っていく。

その腰が“じわじわ”と校長の腰に押し付けられ、熊男の“ぶっといちんぽ”が挿入されていくのを逞しく想像する。

小屋の中に、二人の荒い息遣いと喘ぎ声が、潮風に消されながらも、新平には、手に取るように卑猥な姿態が想像された。

“ぱこぱこ・・・、ぱんぱん・・・、じゅかじゅか・・・”

ゆっくり、また激しく打ち付ける熊男の腰の動きに合わせ、淫乱なくぐもった声が小屋の中から響きわたってくる。

それと同時に、顔は見えないが、素っ裸で大きな尻を振り、男から尻穴に“ちんぽ”を突っ込まれながら、また自分で“ちんぽ”を扱き、善がり声を出しているこの高貴な教育者の立場を忘れた校長の、今にも泣きそうな顔をしているのが想像でき、堪らなく可愛いと感じる。

(この二人を犯してみたい・・・)

新平は、本気でそう願った。いま入り込んで行って脅したら犯すことも出来そうだ。

しかし、お互いが納得し、出来れば愛し合い、楽しく絡みたい。

新平は、股間に手を持っていき、ズボンの上から自分の勃起した“ちんぽ”を励ますようにだったか、我慢するようにだったか、愛おしくさすっていた。

ここで一緒に“せんずり”掻いてみたいとも思ったが、民宿に戻ってからでもと、自粛した。

「うおっ・・・、う、うう、うおっ・・・。」

熊男が文字通りの野獣の雄叫びにも似た、けたたましい善がり声を上げている。

「ゴンちゃん、射くのですか・・・。早いよ・・・。」

校長は、善がり悶えながらも、身体をくねらせ、熊男が絶頂に近付いたのを知って不満を言っている。

「う、うう、俺も数日溜まっていたからな・・・、あ、ああ、おい、射く、射く、出るぞ・・・、あ、ああ・・・。」

小屋の中の二人が静かになった。

「ジュン、良かったぞ・・・。うん、うん、良かった。」

熊男は満足したのか、顔をくしゃくしゃにして笑いながら校長を抱き締めキスしているようだ。

「うぐ、うぐ、ったくぅ・・・、早いんだから・・・、うぐ、うぐ・・・。」

期待していたような満足が出来なかったのか、校長は熊男に抱きついたまま腰をくねらせ、少々不満げな様子。

「ジュンは、気持ち良くなかったのか。」

「ううん? 大丈夫、気持ちよかったよ、でも射精出来なかった。」

「そうか、久し振りでタイミングが悪かったな。昔は一緒に射ってたのにな。どれ扱いてやるから・・・。」

「今夜は、コレで満足ですよ。」

「そうか、明日は、この先の島で打ち合わせだ、そこで一泊して明後日ここに泊まるから、その時に連絡するからな。」

「あら、それまで私は“お預け”ですか。」

「うん、民宿に戻るのが遅くなると、連れの若いのが変に勘ぐったりするからな。今日はこれで帰らせてもらう。ジュン好きだよ。」

「まあ、取ってつけた様なご挨拶ね。連れの若いのって“お仲間さん”でしょう。」

「バカ・・・、違う、違う。仕事をくれる設計事務所の大事なお客さんだ。手出しなんか出来ない。」

「ふぅーん、分りました。だったら明後日きっと連絡してね。」

「うん、分ってるって・・・。」

熊男は、会話しながら服を着ていたらしく、約束のキスを交わして先に小屋を出て行ってしまった。

(時間差をつけて帰るつもりなんだな・・・)

そう思って、新平が取り残された校長の様子を見ようと中を覗いた。

(お、おお・・・。ごっくん・・・)

洋服を着ていると思った校長が、土間のブルーシートの上に尻を落とし股を拡げ、顎を上むきに口を半開きにし、手に唾を吐き“ちんぽ”を扱いている。

熊男に可愛がられた校長の“ちんぽ”は、まだ勃起したままで“テカテカ”光らせ、細くて白い手で扱かれ、亀頭が見え隠れしている。

(あ、いま手伝ってやらないとチャンスを逃す・・・)

新平は、躊躇する事無く、熊男が出て行った入り口から中に入っていった。

潮風で、新平が小屋に入って近付いているのに気が付いていないらしく“あ、ああ、い、いい・・・”と、荒い息遣いで懸命に“ちんぽ”を扱く手を休めない。

新平は、校長の傍に行き、片膝付いて腰を落とし、首の後ろに腕を回すと、顔に覆い被さり唇を付けに行った。

「う、うぐっ・・・。忘れ物でも・・・?」

校長は、熊男が戻って来たと思ったらしく、目を瞑ったまま、暫らくは新平が絡ませていく舌を吸っていた。

“何か違う・・・”と感づいたらしく、新平の身体を跳ね除け四つん這いで、尻を向け横に逃げていった。

新平が追いかけ、素っ裸の校長の身体を捕まえに行く。

「あ、あなたは・・・。」

尻を掴まれた校長が、振り返って新平を見て、助けを求めるような顔をし驚いている。

「み、見ていたのですか・・・。」

熊男との事を見られてしまったと観念したように溜息交じりで聞いてくる。

それに対し新平は口にはしなかったが、顔を横に振って“何も知らない”と否定した。

ちょっと安心した顔つきをした校長を抱き寄せ、唇を近づけていった。

新平の顔をしみじみと見ていた校長が、唇を尖らせ、待っているのに気付き、身体を起こし抱きついて唇を付けてきた。

校長の股間に手を伸ばし、萎みかけた“ちんぽ”を掴んで扱いてやる。

「あ、ああ、上野さん・・・? でしたね・・・。」

名前を確認しに来た校長から唇を離し、目を合わせニッコリ笑って頷く。

校長は、新平に腕を巻きつけ抱きつきに来る。

それに答えるように、一層校長の身体を抱き込み、舌を絡ませていった。

新平は、洋服を脱ぐのももどかしく、一気に素っ裸になり、校長に抱きつき首から乳首と舐めていく。

「あう、あう、あ、ああ、上野・・・さん、あ、ああ、い、良い、良いわぁ・・・。」

校長は、新平の腕の中に抱かれ“ぶるぶる”身体を震わせ、荒い息で善がり出し、片手で新平の股間をまさぐり“ちんぽ”を掴んで扱いてくる。

ちょっと萎み出していた新平の“ちんぽ”が、ギンギンに硬くなり始める。

校長は、新平の股間に顔を埋め、茂みに頬擦りしたあと“ぱくっ”と“ちんぽ”を咥え尺八してくる。

手を伸ばし校長の腰を引き寄せ、双丘を撫で回し、谷間に沿って指を金玉の付け根にと撫でていく。

途中“じっとり”と、濡れた菊座が触った。

その周囲を撫で回し、蕾の中央に指を押し付けると、難なく中指が吸い込まれていった。

校長の直腸の中は、まだ熊男の精液が残っていた。指を引き抜き嗅いでみると青臭い独特の臭いがする。

双丘を広げ菊座を眺めると“ぬめぬめ”濡れひかり、なやめかしく“ヒクヒク”させている。

校長の口から“ちんぽ”を引き抜き、そのまま四つん這いにさせ尻を抱え上げ、腰を押し付けていく。

新平の“ちんぽ”は、簡単に吸い込まれるように校長の肛門に“ぬるぬる”っと、侵入して行った。

「あふっ、あふっ、あう、あう・・・。」

しゃぶっていた“ちんぽ”を取り上げられ、あっけに取られていた校長だったが、新平の早業に遅れまいと尻を振り答えてくれる。

殆ど無言のまま、ここまで進めてしまった新平だったが、ゆっくり抽送させながら喋り出す。

「校長先生、すみません。さっきのことは、初めっから全部見ていました。」

「あ、ああ、やっぱり・・・、そうでしたか。あ、ああ、恥ずかしい。」

“恥ずかしい・・・”と言ってはいるが、気分は既に、いまケツを犯されていることに満足し、嬉しそうにも聞こえる。

小屋の入り口の扉が“ばたん、ばたん”と潮風に打たれ開いたり閉ったりしている。

「あ、ああ、上野さん。そこそこ、そこをもっと衝いて頂戴。あ、ああ、い、いい、上野さん。あ、ああ・・・。」

悶え狂う校長の姿が可愛く、もっともっと抽送していてやりたかったが、新平にも絶頂が近付いていた。

「あう、あう、あ、ああ、射く、射く・・・、あ、ああ。」

ぎりぎりまで我慢した新平だったが、寸止め出来るような器用なことが出来ない。

校長の絶頂を待たずに射ってしまった。

長い間、校長と熊男の行為を見せられ、溜まりに溜まった、大量の男汁が校長の直腸に噴出していった。

「あ、ああ、私も・・・、あ、ああ、射きそう・・・。」

新平が手を伸ばし、校長の“ちんぽ”を扱いていると、喘いでいた校長の菊門が、新平の“ちんぽ”を抜く前に、千切れそうに締め付けてきた。

「あ、ああ、い、いい、あ、ああ・・・。」

新平が、校長の亀頭部を撫で回すと“ひぃひぃ”と泣きだした。

「や、やめて・・・、そんな敏感になっているところを、あん、あん・・・。」

校長は、それまで四つん這いでいたが、自分が射精して濡らしたブルーシートに崩れるように這いつきばい、肩で息をしている。

新平が添い寝するように横に寝転び、校長の頭から背中を擦ってやる。

「あ、ああ、上野さん。有難う。もう大丈夫です。」

校長は顔を持ち上げ、ニッコリ笑って新平に圧し掛かり唇を吸いに来る。

しばらく、校長と新平は抱き合ったまま舌を絡ませ、唾液を送ったり吸ったりしていた。

遠くで港を出港する船が汽笛を鳴らしているのが聞こえてくる。

それを機会に二人は離れ、洋服を着る。

「上野さん、明日かえるんですか。」

心残りでもあるのか、校長が後ろ向きでネクタイを締めながら聞いてくる。

「いいえ、多分、漁業組合の総会に顔を出さないといけないようですから帰るのは明後日になります。」

「まあ、それは残念ね。工事中も時々来て頂戴。」

「はい、退屈な船旅ですが、校長に会えると思えば楽しくなります。毎日でも来たいですね。」

「上野さん・・・、嬉しい・・・。」

洋服を着終わった校長が、新平に飛び掛るように抱きついて来た。

新平が民宿に戻ったのは、それから三十分も経ってからだった。

(つづく)

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お断り: 小説の中に登場する人名、地名、企業名はすべてフィクションであり、故意的なものではありません。(源次郎)
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