上野新平シリーズ(第107話):コンビニに来るお爺ちゃん(7)By源次郎


(13)

「良ちゃん、最近良いことでもあったのかな。」

割烹“ひさまつ”に来ているカウンターの客が、芦屋良太(あしやりょうた・50)のキビキビと働く姿を見て冷やかし半分だろうが真面目な顔をして聞いている。

カウンター奥の厨房で、ヒラメを捌いている日田朝蔵(ひだあさぞう・65)もニヤニヤしながら聞いていた。

持病の狭心症と腰痛を持ち、それでも店を閉めることも出来ず、ズルズルと薬で騙しながら続けていた主人の志免権田(しめごんた・70)を入院させ、手術を済ませた二日後の夕方だった。

志免権田を入院はさせたが、割烹をそのまま休業させてしまうと、長年の御ひいき客に逃げられてしまう。

志免も、それが一番心配だったようでもある。そこで、取りあえず退院してリハビリが済むまでの間、日田朝蔵と見習いの芦屋良太、それに仲居のウメ子の三人で、留守を守って客離れを少しでも抑えようと、店を閉めることなくボチボチではあったが続けていた。

ここのところ不景気でもあり、大きな宴会も無く、カウンター客と四・五人組みの座席が一晩に数組埋まるくらいだ。

夕方から降り出した雨も上がっていたが、客足が今ひとつ少ない夜だ。志免が入院して一週間になる。三人の呼吸もやっとかみ合い客を待たせることも無く順調に営業を続けている。

カウンターの照明をひとつだけ残し、玄関も店内も電灯を消し仲居のウメ子を帰らせた後、最後の客たちに出していた食器を洗い終え、朝蔵は良太に後から上がってくるように目配せして、二階の板長の部屋に入って行った。

階段を上がり、手前の六畳の部屋を通り抜け、奥の八畳の和室の障子を開ける。

板長が居ない部屋は、夕方、仲居に掃除をさせていたので、ひんやりとした空気がして、床の間に置かれた極楽鳥花の鉢から甘い匂いが溢れ、香りが充満している。

朝蔵が先に部屋に入り、話し合っていた訳ではなかったが、押入れから毛布を一枚取り出し、中央に広げ、着ていた和服の帯を解き、素っ裸で両手を広げて良太が服を脱いで飛び掛って来るのを期待して待った。

後から部屋に入って来た良太は、一瞬立ち止まって、朝蔵の裸と股間に怪しく黒く光る“ちんぽ”に目をやり、朝蔵の魂胆の全てが判ったのか、慌てて自分も素っ裸になっていった。

仕事が終わり、朝蔵は何時も、あっさり帰宅させてくれていたが、良太は夕方出勤した時から、何となくだったが、こうした予感のようなものがあり、落ち着かない気持ちでいた。

「あ、ああ、お父ちゃん・・・。」

二歩、三歩とゆっくり歩み寄ってくる良太を、朝蔵は腕を取り“がつん”と引き寄せ唇を付けに行った。

朝蔵の胸に抱かれ唇を合わせながら、良太は公園で抱かれた時と同じように身体を震わせていた。

毛布の上で抱き合ったまま腰を落とし、横向きになって互いの唇を吸いあう。

朝蔵の腹に、良太の元気な濡れた固いものが当たってくる。

朝蔵が先に良太の股間に顔を持っていき、黒い茂みの中央で聳え立つ竿を舐め上げていく。

目の前から朝蔵の顔が消え、股間の茂みの周囲を舐められ、“あっ”と言う間もなくビクビク揺らしていた“ちんぽ”をパクっと咥えられてしまった。

それと同時に、朝蔵の逞しく黒く光り、先走りの糸を引いて勃起した“ちんぽ”が顔の上から垂れ下がり、目の前に現れ睨みつけられているようだった。

もちろん、男の“ちんぽ”など舐めたこともなく、まして咥えたことも無かった良太は、生唾を飲み込んでしばらく朝蔵の汗とアンモニアが混じった饐(す)えた臭いに眩暈がしそうになっていた。

パックリ縦に割れた鈴口からダラダラと透明の蜜液がほとばしり出ている。それが朝蔵の腰を動かすたびに顔中にベトベト垂れてくる。

臭いも味もしないようだが、粘度が強く、時間が経つとガバガバと顔の皮膚が突っ張ってくる。

(ああ、男の匂いだ・・・・・・、憧れていた大人の“ちんぽ”の匂いだ・・・)

(でも、こんなものを舐めたり咥えたりして、下痢したりしないのだろうか・・・。しかし、自分は現に気持ちよく舐められているし、またこの間は、公園の便所で気持ちよく射精した精液も飲まれたのだ・・・。あ、ああ、気持ち良い。お父ちゃんの物も舐めてやって気持ちよくさせてあげたい・・・)

悩んだ挙句、良太は睨みつけてくる朝蔵の亀頭を“す、すぅー”と舌先で舐め、鈴口にも舌先で突っついてみた。

生温かく、柔らかいようで硬いようで、今まで舌で感じたことがない感触の棒状だ。コンニャクゼリーを舌の上で転がしている感じでもある。

「あ、ああ、良太。無理しなくって良いんだぞ、こんなこと初めてなんだろ。あ、ああ、それにしても・・・、あ、ああ、気持ち良い。」

朝蔵が気持ち良さに、良太が雁先を口に咥えたと同時に、腰を押し付けてきて、竿が良太の咽奥まで突き刺さっていった。

良太は、嗚咽しながらも息苦しく、もがきながら、それでも朝蔵の竿から逃れようとせず、しっかり咥えたままで舌を竿に巻きつけていく。

「お、おお、良太。うまいぞ、あ、ああ、気持良い。あ、ああ。」

朝蔵は大袈裟に喜んでみせ、良太の興奮を助長してやった。

朝蔵は良太の“ちんぽ”を口から出し入れしては眺め、亀頭部を愛おしそうに舐め回しては、鈴口を突っつき、また唇を窄め口に飲み込んでいく。

唾液をたっぷり付けた掌で、優しく扱いてやっているうちに朝蔵も堪らない気持ちになっていく。

良太も、ぎこちない舌使いながらも、朝蔵がやってくれるのを真似て“ちんぽ”をシックスナインになってしゃぶってくる。

「あ、ああ、お父ちゃん。元気が良いんですね。あ、ああ、負けそうです。うぐうぐ、うぎゃぁ、あう、あう・・・。」

年寄りの草臥れた股間の臭いを嗅いで、しゃぶってくれ、こうも良太が感じてくれているのを見て朝蔵も益々興奮を高めていった。

「お父ちゃん、あ、ああ、・・・・・・有難う。今夜はこの辺で終わりにしませんか。」

急に良太が朝蔵の身体からスルスルと抜け出し、立ち上がって眺め下ろしてくる。

「良太、どうしたんだ。もうすこしで極楽に行けるんだぞ。」

「うん、判っているよ。限界まで来ているからね。でも親方の病状が頭をよぎってね。」

「嫌だなぁ、今そんなこと考えているのか。あいつのことは、医者に任せているから大丈夫だ。あれはあれ、これはこれって気持ちを切り替えないと、俺たちまでくよくよ悩んだりしていたら身体がもたないんだぞ。それとも俺とでは気持ちよくなれないのか。」

「そんなこと無いですよ。お父ちゃんが愛してくれるのは、とっても嬉しいんだよ。でも・・・。」

「でもじゃないだろう、ほら。父さんのここも、おまえを欲しがってるんだよ。」

朝蔵はそれでも恥ずかしそうにしながら、上向きになって両足を上げ、尻を良太に向け、両手で尻タブを押し広げ、ピンク色をした菊座を見せてやる。

吃驚した顔の良太を見上げ、良太の足元に這いずって行き腰を捕まえ、そそり起つ“ちんぽ”と金玉に頬ずりをした。

「お父ちゃん。お父ちゃんは、これを入れてくれと言っているのですか。そんなことは無理ですよ。」

「うん、そうだ、無理なことは無い。ちょっと解すと簡単に入るから、な、なな、いいだろう。さっきから、ここが疼いているんだ。良太の固い“ちんぽ”が欲しいってな。」

「でも無理ですよ。肛門が裂けて出血でもしたら大変でしょう。」

「バカ、そんな事は誰だってやっているんだ。怖がることは無いんだ。」

「でも大丈夫かな?」

「そんなに心配ならやってみて、途中で止めたらいいんじゃないか。良太、頼むから、な、なな、今夜は俺の言うことを聞いてくれ。」

朝蔵に懇願され、良太は指示されるままアナルを解してやり、正上位で“ちんぽ”を、ひくつく菊門に挿入していった。

悶え善がる朝蔵の声を聞きながら、良太は汗を噴出させ、懸命に抽送していたが、気持ちは割烹“ひさまつ”の主人の顔を思い浮かべていた。

良太はこうした男同士の絡みは、子供のころから知っていた事だったし、また、そうした相手が居たらやってみたいとの願望があった。

チャンスは何度かあったのだが、良太には最後の一歩を踏み出す勇気が無く、この歳まで未経験で過ごしてきた。

それは、派遣先の上司であったり、電車の中であったり、映画館であったり、学生時代の下宿であったりだったが、相手の気持ちを確認できないまま片思いで終わっていた。

水着の女性の写真を見せられても、動揺するような“ときめき”がなかった。それとは逆に、赤銅色に焼けた漁師が六尺ふんどし一本で小船の櫓(ろ)を漕いでいる写真などを見ると身体が震えるくらい興奮した。

自分の性癖が、周りの者達とちょっと違う気はしていたが、それは表立って意思表示出来なかったのだ。

三十歳半ばで少々慌てだし、今まで結婚しなかったのも出会いが少なかったし、特別強い願望もなかった。

二年ほど勤めた会社の、派遣先の上司の娘さんを紹介され、普通に交際し、なんとなく周りが段取りしてくれた結婚式に出席した。

気がついたら結婚していたといった具合で、誰でもがやっている夫婦生活も人並みな事をしていたら、娘が生まれていた。

それでも、良太自身は、年上の男性に対しての憧れみたいな気持ちを常に抱き、心の中で、こっそり“ときめき”を楽しんでいた。

機会があれば、お爺ちゃんと“まったり”した時間を過ごして見たいとも思っていた。それが、どんな形であるのか漠然としたもので自分自身が何を求めているのかは判っていなかった。

そうした後悔の念にも似た思いは、今も続いていた。

三年前、割烹“ひさまつ”の前を通りかかり、薄くなった白髪の老人が店の前の庭を手入れしていたのを見て一目惚れしてしまった。

何度か行ったり来たりしながら、その老人の所作を観察していた。

早くに父親を亡くしたことも影響していたのだろうか、このくらいの老人を見ると胸騒ぎにも似た“ときめき”を覚えていた。

四回目だったか五回目だったか、見て見ぬ素振りで、どこかの建物でも探しているように歩いていた時、その老人と瞬間目が合った気がして顔を赤らめてしまった。

しかし、その老人は、気が付かなかった様子で、竹箒(たけぼうき)とバケツを持って店の中に消えていった。

(ああ、挨拶くらいすればよかったのに・・・)

老人が入って閉められた扉を残念そうに、しばらく佇んで見ていた。

その時、閉められた扉に“急募・仲居さん募集”の張り紙が目に入った。

(仲居さん? 対象は女性だろうなぁ・・・)

張り紙を眺めていて“当たって砕けろ”って諺があるくらいだから、断られても元々だ。

一言、二言でも、今の老人と会話が出来るだけでも儲かりものだ。

良太は、大学を出て就職戦線に負け、それ以来、派遣社員として数年ずつの職業を転々としてきていた。これも腕に技術が無いためだと諦めていたが、機会があればいつでも転職したいと思っていた。

教師をしている妻の収入もあったからか、甘えに似た考えもあったのかもしれない。結婚して以来、妻の収入だけでも生活が出来ていたし、妻の収入を上回ったことも無かった。

(調理士・・・、好きな職業だ。出来るかもしれない・・・)

漠然とした考えであったが、意を決して玄関を開けた。

笑顔で迎えてくれた割烹“ひさまつ”の主人に、改めて惚れ直してしまった。翌日から、その老人の傍で皿洗いから始められ、毎日が嬉しくて勤務が終わる時間がもっと長かったりしてくれないかと思うくらい楽しく過ごしてきた。

勤め始めて一週間くらい経った時、仕事の段取りも少しずつ覚え、いつもより早めに出勤して行った。

出勤した時は、すでに玄関前の庭の掃除も、店内の掃除も終わっていたため、カウンター椅子にぼんやり座り込んで、主人が降りてくるのを待っていた。

それでも気持ちは、二階で作業用の和服に着替えていると思われる、主人の襦袢姿や、愛用していると聞いたことがあった“越中ふんどし”姿を思い浮かべていた時だった。

(何か、様子がおかしい・・・、誰か客が来ているのだろうか・・・)

良太は、二階に上がる階段の下に行き、上を眺め、聞くともなしに聞こえてくる微かな喘ぎ声を聞いてしまった。

しかし、それは来客との会話ではなく、主人が“せんずり”掻いて気分が高揚し荒い息で喘いでいる声だと想像出来た。

(確か70歳近い)年齢だと聞いていたが、あの歳で“せんずり”掻けるのだろうか。普段聞く話だと“還暦過ぎたら全く駄目になった”といった話しを、あちこちで聞いている。

その後、良太は、割烹“ひさまつ”の主人が、週に二回ほど仕事を始める前に“せんずり”掻いている事を知った。

“いつかは、手伝ってやりたい”

そうした思いでいたが、なかなか言い出せない。良太が、こっそり覗いて“せんずり”掻いているのを知っていたと判ったら“首”にさせられるかもしれないと思ったからだ。

良太は、そうした気持が積み重なっていき、昔の自分は、こんな変態人間では無かったはずだと反省もしたが、主人を思い慕う気持ちは、日に日に増していった。

割烹“ひさまつ”の主人、志免権田が“せんずり”掻いた日は、奥で仕込みの準備をしている主人の目を盗んで、こっそり二階に上がり、寝室のゴミ籠を覗き込み、濡れたティッシュを探し、拾い上げネバネバした精液が付いたのを拡げ、大きく息を吸い込んで生臭い臭いを鼻に押し当てて嗅いでいた。

その内、臭いを嗅ぐだけでは、自分の勃起した“ちんぽ”のおさまりがつかず、主人の精液が付いたティッシュを片手で鼻に付け、もう片方の手で“せんずり”掻き、自分の精液もそのティッシュに射精するようになっていった。

良太の行為は、それだけでは収まらなくなっていった。段々とエスカレートしていくのは判っていたが、自分の意思とは反対に本能みたいなものに支配されているようにも思えてきた。

二階の主人だけが使用しているトイレの掃除は、仲居のおばさんが週に一回やっているのを知った。良太は、それを知ってから、おばさんが掃除する前の便所に忍び込むようになった。

そこには、小便器と大便器の部屋があったが、良太は、小便器の部屋に忍び込み、主人が一週間使用した小便器の臭いを嗅ぐようになっていた。

水洗トイレだから、たいした汚れは付着していなかったが、それでも僅かに小便の臭いが残っていたし、また、ここで主人が“ちんぽ”を摘んで放尿している姿を思い浮かべて興奮して行った。

何度目だったか、小便器の前に足を投げ出して座り込み、小便器に顎を乗せ、陶器の淵に残るアンモニアの臭いを嗅ぎながら目を瞑り、主人がつまみ出している“ずり剥けのちんぽ”を思い描きながら、そこでギンギンに勃起させた自分の“ちんぽ”を扱いていて射精したこともあった。

また、二階の主人が使っている洗濯機には、二、三日分の下着のシャツや越中ふんどしが投げ込まれていて、何日分かをまとめて洗濯しているのも知った。

洗濯機を覗き込み、たまには温もりが残った越中ふんどしが入っていることもあった。

そんな時は、小躍りしたい気持ちを抑え、越中ふんどしを取り出し、顔に被せて臭いを嗅いだり、堪らなくなって“ちんぽ”が当たっていたと思われるところを、自分のギンギンに勃起させた亀頭に被せシコシコ扱いて射精して丸め、何食わぬ顔で、それを洗濯機に入れたことも有った。

(14)

「おい、良太。大丈夫か。」

朝蔵は、良太が直腸に“ちんぽ”を抽送しながら、荒い息遣いで顎を天井に向け気持ち良さそうにしてはいるものの、時々どこか遠い思い出に浸っているように思えた。

「えっ、お父ちゃん、何か言いましたか。痛くないですか・・・、あ、ああ、はふぅー、あふぅー。」

「うん、俺は気持ち良いんだが、良太はどうなんだ。」

「うん、とっても気持ちが良いよ。こんなこと初めてだから、いつまでも射きたくないんです。でもね、あ、ああ、い、いい、射きそうです、あ、ああ。」

「そうか、それは良かった。黙り込んでしまったから心配になっていたんだ。」

「あ、ああ、お父ちゃん、ごめんなさい。こんなことが出来るってことは知っていましたが、はぁはぁ、どうしたら僕と同じ事を考えている人を見つけ出せるのか、その方法が判らなくて。だから現実に、お父ちゃんに誘われて、少しとまどっていたんです。」

良太は、無我夢中で抽送を続けていたが、朝蔵の顔が、時々苦痛な顔をしているのに気がついた。

(何でも無いような事を言ってくれているが、やはり痛いのではないだろうか、それとも苦しいのではないだろうか。)

其れに対し、自分は“ひさまつ”の主人の顔を思い浮かべて良い気持ちになっているのを反省した。

(お父ちゃんは、ボクを好きなんだ。それに答えてやら無いと罰があたる。誰が好きでもない男に痛い目にあって、こうしたことをやってくれるだろうか・・・)

良太は、朝蔵と顔を合わせ、すまないと言う気持ちの思いを込めてニッコリ微笑んでやる。

朝蔵も、苦しい痛い、だけではなかったし数日一緒に仕事をしていて、良太が堪らなく好きになっていた。

良太は、“ちんぽ”は挿入したまま身体を倒し、朝蔵の身体を抱き顔を近づけていって、唇を優しく吸った。

「ああ、良太。お父ちゃんは幸せ者だな。お前のような可愛い男に抱かれて、こうして可愛がられるなんて嬉しいな。あ、ああ。」

「お父ちゃん、大丈夫ですか。痛くないですか。」

「ううんっ。ぜんぜん痛く無いよ、身体が痺れるように気持ちが良いんだ、あ、ああ。お父ちゃんは、おまえに犯されていると思うと最高に幸せを感じるんだ。

だからお父ちゃんの身体は、良太が好きなようにして良いんだ、あ、ああ。気持ち良い・・・。」

良太は、吸っていた朝蔵の唇から顎の下へと舌先を滑らせ、首筋を洗うように舐めまわしていく。

「りょ、良太、あ、ああ、そんな・・・、あ、ああ。」

顔を上げ、悶える朝蔵の顔を見て、胸の赤い突起二個を指で摘んで周囲を揉み始める。

「ど、どうしたんだ・・・、あ、ああ、良太。そ、そこは・・・、あ、ああ、死ぬっ、あふあふ、あ、ああ。」

黙々と無言で、良太は乳首を歯で甘く噛んだり嘗め回していく。

「お父ちゃんは、こんなところも感じるのですか。」

「あ、ああ、俺の身体は全身性感帯なんだ・・・、だ、だから、うっふぅーん、あ、ああ。」

朝蔵が身もだえしながら喘ぐ声に良太の竿が、ますます固くなっていった。

朝蔵は、息を荒げ、身体を硬直させ大きく仰け反らせて善がっている。

朝蔵の両足を高く持ち上げ、踵を自分の胸にあてて突っ張らせ、再び“パコパコ”と抽送をしていった。

お父ちゃんの“ちんぽ”に手をやると、先程まで萎んでいたのが、ムクムクと大きくなってきている。

ずる剥けの亀頭部から、嫌らしいくらいの先走りが溢れだしているのを見て、良太は堪らなくなった。

朝蔵が感じてくれていると思うと良太も益々興奮する。

良太は掌に唾液をたっぷりと付け、朝蔵の“ちんぽ”を握りしめ、ゆっくりと扱き始めていく。

信楽焼きのたぬきのような大きな金玉を揉みほぐしながら竿の根元で握りしめ、亀頭部を掌の中でくるくる回転させ鈴口を愛撫するように弄び、そのまま“ちんぽ”を扱いていく。

「あ、ああ・・・・・・、気持ちいいっ・・・・・・。良太、あ、あ、ああ。」

良太の腰の動きが速くなるにつれ、朝蔵の喘ぎも増していく。

「あ、ああ、もっと、もっと、もっと、あ、ああ、もっと、もっと、もっと突いて、突いてくれ、あ、ああ。」

良太の太くて硬い“ちんぽ”が、アナルから出入りするたびに、ぐしゃぐちゃと嫌らしい音をたて、朝蔵も興奮を高めていく。

「あ、ああ、良太、もっともっと速く突いてくれ・・・、あ、ああ、い、いい、良い感じだあ、ああ、良太っ。」

「お父ちゃん、気持ち良いですか。」

「あ、ああ、身体全身が溶けていきそうだ、あ、ああ、このまま射きそうだ・・・、あ、ああ。」

「そんなに良い気持ですか。お父ちゃん、先に射ってください。」

良太は、朝蔵の“ちんぽ”を扱くスピードを、トップギヤに切り替え、自分の“ちんぽ”の抽送も速めていった。

朝蔵は、良太の激しい腰の動きに合わせ、自分から尻を突き上げ、アナルの感覚が無くなるほどの快感を感じていた。

「あ、ああ、良太。このままだと俺、先に射っちゃう、あ、ああ。」

「うっふふふ、お父ちゃん、射っていいんだよ。先に射って、素敵な顔を見せてください。」

「良太、お前はどうなんだ、あ、ああ、一緒に射こう・・・、あ、ああ、もう駄目だ、あ、ああ、出る出る、射っちゃうぅ・・・。」

朝蔵の“ちんぽ”を扱く良太の手が再び動き始めると朝蔵の眉間に深い皺が刻み込まれ恥ずかし気もなく顔を歪め、喘ぎ声をだしてくる。

「あ、ああ、うっふぅーん、良太・・・、あうあう、あんあぁーん、来た、来た来た、あ、ああ、射く、射っくぅ・・・。」

朝蔵の身体が小刻みに震え、一段と“ちんぽ”がふくらみ“びびっ、びっ”と二連発で白濁の精液が飛び出し、良太の頭にねっとりと落ちてきた。

「うをぉ、う、うう、あ、ああ、んぐわぁー、んぐぐ・・・。」

野獣の雄たけびかとも思える声とともに、パックリ開けた真っ赤な鈴口から“どくどく、どくっ”と精液が噴出し、良太の手の甲を伝って茂みにダラダラと流れ落ちていく。

「お父ちゃん、いっぱい出ているんだね、うっわぁ、まだ沸きでてくる・・・。あ、ああ、お父ちゃん、私も、あ、ああ、射きそう、あ、ああ、射く射くっ・・・。」

朝蔵が“ずん、ずん”と締め付けて来る菊門が、良太の“ちんぽ”に怪しい刺激が伝わり、一気に絶頂に達してしまった。

「お父ちゃん、あ、ああ、本当に射っちゃいます。あ、ああーん。」

「お、おお、良太も来たか。うんうん、思いっきり出しちゃえ。」

天井を仰ぎ、身体を震わせ、弓なりに反らせる良太の善がり顔を下からニコニコして見上げ、朝蔵はまたしても悩まし気な顔をした。

朝蔵の敏感な菊座を、良太が射精するたびに尿道を膨らませて強い刺激が伝わってくる。また、それと同時に、元気よく直腸の奥壁に音が聞こえるくらいに精液を打ちつけて来る。

息を荒げた二人は、しっかり抱き合い唇を付け、舌を絡ませ互いの唾液を飲んだり飲ませたりして、愛の営みの感激に浸っていく。

しばらくして浴室に入り、お互いの身体にシャワーの湯を掛け、シャンプーを泡立て軽く流し合う。

「お、良太の“ちんぽ”がまたまた復活して大きくなって来たぞ。」

朝蔵が手に泡立てたシャンプーで、良太の股間を撫で摩り“ちんぽ”を扱くようにしていると、良太が嬉しそうに言ってくる。

「あ、ああ、駄目ですよ。やっとお休みしようとしているのに・・・、あ、ああ、お父ちゃん、起こしたら駄目でしょう。」

腰を引いて逃げる良太の尻に手を回し、シャワーの湯でシャンプーを流し“ぱくっ”と咥えて来る。

「お、お父ちゃん。あ、ああ、駄目だって・・・、う、うう、ふっわぁー気持良い。」

朝蔵の手馴れた尺八に、いくらも時間を空けないうちに二度目の射精を朝蔵の咽奥に打ち付けていた。

「あ、ああ、お父ちゃんに殺されてしまいそう。」

「わっははははっ、そうだ良太を殺して食べてしまおうかな。」

「そんな冗談はなしですよ。二度も続けて射精したのは中学の頃以来ですよ。あ、あぁー、疲れました。」

ぐったりして、浴室の洗い場に座り込んだ良太を立たせ、唇を合わせにくる。

良太は、その朝蔵の顔を両手で挟み顔を傾け舌を差し入れていく。

満足気にニッコリ笑って良太から離れ、脱衣場の棚からバスタオルを持って来て、良太の身体を拭いてやり、それでも時々“ちんぽ”を弄り遊んでいる。

一階に下り、玄関を出た時は、とっくに午前零時を過ぎた時間だった。

上野新平(53)は、この時間から勤務についていたが、携帯電話が着信バイブを振るわせたので、レジを頼んでバックヤードに戻り電話を取り出した。

(そうだ、別府老人に電話しないといけなかったんだ・・・)

電車の中で、一度着信があったが、留守番電話に転送されていたのを聞いて、早速電話しようと思っていたが忘れてしまっていた。

翌日、上野新平は、その日も深夜勤務シフトになっていたが、別府老人が、自宅に夕食の準備をしているからと招待を受け、マンションの裏手の通りから集合玄関に入っていった。

自動ドアの解除ををしてもらうためにインターホンのボタンを選択している時、出口側の自動ドアが開いて、和服姿の老人が出て来る気配がした。

テレビモニター付きのインターホンで会話を済ませたころ、出て行こうとしている和服姿の老人が新平の横を通り過ぎ、マンションから外に出るドアを押している後姿だけを目で追っていた。

着流しの紬だろうか、上品な濃い茶色の着物で、紺地に小さい白の縞模様が入っている色帯を貝の口にゆったり締めて、セッタの音をバタバタ立てて急ぎ足で暗くなり始めているマンション前の広場に消えていった。

(小粋なお爺ちゃんだな、手にしていた巾着の中身はタバコと財布だろう。このマンションの住人だろうが、スナックにでも飲みに行くのだろうか・・・。でも、どこかで以前にも見かけたような老人だったが)

短めの白いものが混じる髪を刈り上げ、項(うなじ)が艶かしい。

「あっ・・・。」

新平は、エレベーターに乗って扉を閉めてから、先程の老人を思い出した。

数日前、勤務するコンビニ近くの地下鉄で電車を降り、コンコースを歩いていて、発車し始めた電車に乗っていた老人の強い視線を感じた。その老人だったようだ。

ちょっと目が合ったようだったが、その時も、どこかで見たことがあるような気がしていた。

おそらく、コンビニに来たことがある客だったのかもしれないと、深く考えなかった。

あんなお爺ちゃんと“まったり抱き合って”時間を過ごせたら楽しいだろうな。

今から別府老人と逢おうとしている時に、ちょっと不謹慎な想像だと苦笑してエレベーターを降り、廊下を歩きながら、別府お爺ちゃんの部屋番号を確かめていた。

(つづく)

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お断り:小説の中に登場する人名、地名、企業名はすべてフィクションであり、故意的なものではありません。(源次郎)

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